冬の芭石鉄道へ Part9 竹の香り

投稿前に準特急先輩の『電車は4両がええ』を読ませていただいておりましたが、私の小学生時代は、校庭から、阪急と国鉄の両方が見え、阪急京都線は、まだ2両編成が走っていました。一方の東海道線は、SL全盛期で、汽笛と共に、白い煙をはいて走っている列車を、いつも見ていたのを思い出しました。
当時は、我が町も人口1万人強の田舎町で、田畑が殆どでしたので、何処からでも、こんな光景を見る事ができました。    

第5日目 2010年1月2日
① 犍為天波大酒店8:40-(チャーター車)→9:10石渓站9:27-(第2次)→10:22菜子埧站

② 菜子埧站-(徒歩)→蜜蜂岩駅
③ 蜜蜂岩站18:03-(観光列車)→18:35石渓站  
道を歩き、未舗装の凸凹道に出ると、殺風景な集落が続いていました。胡小姐は、その中に建つ2階建ての民家に入っていきました。いったい、どうするのでしょうか?

見れば、雑貨店です。胡小姐は、何やら交渉をしています。そして、『丁度、お昼ご飯の準備をしているそうです。家族の人と一緒に食べてもいいですか?』と、聞いてきます。原住民の方の食事をいただけるとは、感激です。勿論、OKを出しました。

外で、一服していると、バイクに乗ったお姉さんが、『マントー=蒸しパン、ラオメン=パン』と、大きな声で走ってきました。バイクには、箱が取り付けてあります。”老面”と書いてありますが、麺類ではありません。中華風パンの1種です。農家からは、親子連れが出てきて、買っています。ここでは、屋台はありませんが、行商があるのですね。

雑貨店の厨房を見ますと、相棒は興味ぶかく調理を覗いています。

春節用の貴重な食材を追加しての料理の数々でした。相棒は、沖縄料理と食材も、味も似ていると、美味しいと、喜んで食べていました。

ご飯には、サツマイモが入っていました。楽山と同様の木桶に入れた米を中華なべに入れて、蒸しあげますが、日本と違って、粘り気のないパサパサ感のご飯です。  
  

聞けば、以前にSL撮影をしていたドイツ人が、何か食べさせて欲しいと来て以来、2度目の外国人との食事だと言っていました。

満腹感があると、落ち着くものです。リックサックに予備のCFカードを入れておいた事を思い出しました。1GBですが、午後からの撮影には、充分です。カメラが生き返りました。

丁重にお礼を言って、撮影地に戻りましたが、今回の旅で、1番印象深い食事でした。

胡小姐が言う時間になっても、中々列車は来ません。昨日、運行表を写したことを思い出しましたが、宿に置いたパソコンの中にあります。悔やみましたが、どうしようもありません。
後で確かめたら、列車は、終点で直ぐに折り返して、石渓站に戻ったようでした。一日何本も撮れません。貴重な撮影チャンスを失いました。

待ち過ぎたために、次の定期列車は、同じ場所でしか撮りようが、ありませんでした。


14:46、定期の第3次が、朝乗車した同じ編成でやってきました。

撮影後、菜子埧站に停車した列車は、中々、発車しません。何処からか乗客が集まり、列車に向かって、ゆっくりと歩いています。ダイヤは関係ありません。急がすふうでもなく、乗客を待っての発車です。ここでは、ゆっくりとした時の流れを、体感できます。

蜜蜂岩站へ向けて、歩きました。途中、蜜蜂岩站に留置してあった、貨車に積まれた、同じ竹が、線路脇に集められていました。15:18、ここで、昨日乗車した観光列車との写真を撮りました。
この竹の1束、5元=70円で引き取られるそうです。用途は、経済発展進む都市のビル建築の足場として、使用されます。

№10(テンダー車)+№9(機関車)+13+12+9+15+16(客車)+2両(観光客車)
ご覧のとおり、こちら側に乗降口はありません。車体番号も同じくありません。

15:30、第5トンネルに到着。ここで、撮りたかったのですが、列車は、既に通過済みです。次の列車は、18時過ぎで、暗くて、また待っていては、帰れません。仕方なく、短いトンネルを抜けて、帰りの定期列車を待ちました。
15:58、警笛とドラフト音が、山間にこだまして、第3次が返って来ました。ただ、編成は、往路と同じではなく、後部に2両の観光客車を連結した7両編成でした。


16:20竹の香りがする線路際を歩き、スイッチバックの蜜蜂岩站に到着。18:00に出発するであろう観光列車を待ちました。

蜜蜂岩站に留置してあった客車と貨車です。竹を満載した貨車があるという事は、貨物か混合列車が運行されると思いますが、ダイヤは、その都度の不定期らしいです。聞いても、定期列車が、早遅延が、日常的です。確かの事は、分りません。ここでは、沿線にある竹と同じく、列車の通過する時の、風を待つしかないのでしょう。

蜜蜂岩站駅舎には、2009年版ですが、10月1日からの国慶節(建国記念日)休みと5月1日のメーデーを挟んでの労働節休みの時刻表が、貼ったままになっていました。ほぼ、今日の運行と同じです。観光列車は、不定期です。これが、走る時が、効率よく撮影できます。

これらの休暇期間は、春節休みと同様に、約2~3週間前に、毎年、政府から発表されます。この期間中は、行政機関や銀行の業務は、停止します。会社関係も休みますが、都合で出社を命じると、3倍の給与を支給しなければならない法律があります。


民宿の連絡先です。誰か中国語の堪能な方を通じて、予約をされたら良いと、思います。

時間が充分ありましたので、胡小姐の通訳で、構内の民宿のオーナーと、話をして、部屋を見せてもらいました。3室(5人用と、3人用2室)あります。列車本数が、通常4往復だけです。犍為に宿泊すると、移動もこの列車になりますので、朝晩を走る列車を撮るには、ここに宿泊するのが、1番です。菜の花シーズンは、満室になると言っていましたので、挑戦される方は、ご予約を早目がよさそうです。

17:52、珍しく定刻どおり観光列車がやってきました。ビデオを撮っていたので、写真がありませんが、№10(機関車)+№14(テンダー車)+6+2+4+8(観光列車)の4両編成でした。

胡小姐の言うとおり、最後部車両へと行きますが。乗務員は、ここは満席だから前の車両に行けと、攻撃的に命じます。切符は、最後部車両ですが、乗務員はガンとして受け入れません。仕方なく、指示に従いました。

18:03、夕闇が迫る中、上下左右に車体を振りながら、来た道を下りていきます。
18:35、定刻5分遅れの、石渓站到着でした。

今日は、『トホホ』で泣かされた日でした。夕食は、あっさりと、野菜料理を求めました。
明日は、撮影最終日です。石渓站から成都まで、約4時間は必要です。夕刻前には、石渓站に、戻っていないと、いけません。帰りの列車は、明日ダイヤ確認後、決める事にして、早寝しました

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