江ノ電のあとは、初めての豊橋鉄道市内線(東田本線)へ 前編

江ノ電撮影、そして懇親会の後、私は豊橋へと向かいました。路面電車は大好きで海外に行くと必ずトラムの走る街を訪れています。そんな私ですがまだ訪問していない国内の路面電車が2路線あります。1つは鹿児島市電、もう1つが豊橋鉄道市内線です。いつかは訪問しようと思いつつ機会がないままでした。今回はこの機会に訪れようと決めました。

① 藤沢19:14⇒19:51小田原20:06(こだま683号)⇒21:40豊橋

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【 豊橋鉄道市内線(東田本線) 】
開業は1925年(大正14年)7月14日、駅前~札木十字路間 (0.8 ㌔)と神明~柳生橋(1.1 ㌔) のわずかな区間のスタートでした。少しづつ延伸が行われて、赤岩口までは1960年(昭和35年)6月1日、運動公園へは 1982年(昭和57年)7月31日に開業なっています。2路線の合計は5.4㌔と日本の路面電車にあっては岡山電気軌道(4.7㌔)、東京急行電鉄世田谷線(5.0㌔)に次いで、3番目に短い軌道線です。

10月30日 日曜日 その1
8:00 宿泊した東横インに荷物を預けてカメラ2台だけをもって出かけました。今日は日曜日ですので通勤・通学ラッシュはありませんのでゆっくりしての出発でした。
豊橋鉄道市内線については殆ど予備知識なしで向かいました。江ノ電撮影の折りにDRFC‐OBの参加メンバーからは「日本で1番の急カーブがあるよと、聞かされたぐらいでした。

dsc_3231150▲ 8:18 豊橋駅と一体化した駅前停留所です。橋上駅になっていますので歩道橋を渡たれば路面電車の停留所に下りられます。エレベータ・上りエスカレータも設置されていますので便利な造りです。昨夜は遅かったので見ることもなくホテルに向かいました。

dsc_3232151dsc_3359198▲ 券売所はありますが無人のICカードチャージ機、自動きっぷ販売機の各1台が接地されていました。
迷わず1日フリー切符(400円)を購入です。1回券は全線均一の150円ですので3回以上乗れば安くになります。dsc_3238154

▲ 豊橋は観光都市とは今まで聞いたことがなかったのですが、路面電車沿いの観光地が記載されています。あんまり役に立ちそうでない観光マップです。

dsc_3241155dsc_3241_1▲ 各電停に設置されていた時刻表・路線図等の案内板です。赤岩口ゆきと運動公園ゆきが交互の運行されています。見えにくいですが8:04発、16:18発と17:39は競輪場ゆきになっています。井原までの運転間隔はラッシュ時で5~6分ヘッド、昼間でも7分ヘッドで運行されていますのでまあまあ、待たずに乗れる路面電車です。

dsc_3236152▲ 8:22 ホームに下りますと丁度、この路線には1両しかない100%低床式3車体の連節式トラム、愛称「ほっトラム」T1000形が入線してきました。先頭車運転席横に座席がありましたので、ここに座って終点の赤岩口までロケハン乗車をすることにしました。

▲ 「ほっトラム」はアルナ車両で開発された「リトルダンサー」のタイプUaで今までに乗った富山地鉄サントラム、阪堺電軌堺トラムと同タイプです。2008年に製造されて、12月9日より営業運転に入りました。
シーメンスやアルストム製のような独立車輪式台車ではなく、従来型の軸付き車輪式台車が使われています。そのため、保守管理がやりやすく使用部品もすべて日本製ですので、問題が起きてもすぐの対応ができるのが「ウリ」です。

豊橋鉄道のゲージ幅は1,067㎜で、全長16,200㎜、車幅は2,400㎜の車両です。欧州なら1+2のクロスシートが一般的ですが、セミクロスシート仕様で立ち席客には余裕の車内です。短時間の乗車で座席に座らなくとも大丈夫とお考えの方もおられますが、都市交通は高齢者が利用されます。揺れはなくせませんので極力座っての乗車がありがたいところです。欧州であれほどトラム乗車が定着している理由の1つとして「待たずに乗れる+そして座れる」ことがあります。トラム車両開発者の方々は、成功例をしっかりと視察しているのでしょうか?。私的には全席クロスシートが良いと思っていますので、この車両仕様は好ましくありません。

dsc_1002_100▲ 8:27 次発の電車が待機するのを待って発車しました。

乗車しておられるのは私を入れても5名です。日曜日ですからこんなものなのでしょうね。

ホームは 1車両しか停車できませんので、次発は手前で空くのを待っています。発車するとすれ違います。

dsc_1003_100dsc_1346149▲ 左折して駅前大通りに入ります。ヒートアイランド現象の緩和や都市景観の向上のために併用軌道ですが片側のみ140mに芝生が植えられています。
いずれ反対側も工事が行われる予定で費用は約8,900万円(複線)だとか、全線をするなら5.4㌔ですので、単純計算なら約34億円もかかります。一気にはとても無理な金額ですので一歩ずつですね。

dsc_3464225dsc_3444221▲ センターポールが続く最初の停留所は「駅前大通」です。車椅子用にスロープ付きで屋根も壁も付いています。見た電停はほぼ完了していました。雨の日にはありがたい設置ですね。

dsc_3386204▲ 2番目の電停は「新川」です。電停は残念ながら車椅子用スロープの設置はありません。

dsc_1008100▲ 8:32 新川の交差点を左折してこれも広い259号線の中央を走ると3番目の電停、「札木」に到着です。
車内から下りる客と電停に乗る客がいない時は減速・停車もせずに通過するのが他の路面電車と違っているところです。乗っていてもストレスを感じる事なく快走していきます。欧州と同じですね。
少し行くと東海道(R1)と交わる西八町交差点です。右折してR1号線を走ります。

dsc_1329146▲ 札木を発車して西八町交差点へ向買います。道路併用軌道ですが軌道車線へ割り込んで入る車はありません。こんな風にマナーが出来ていれば全国各都市で路面電車が邪魔ものと言われ廃止に追い込まれることはなかったでしょうね。

dsc_3397209▲ 市役所前からの逆方向からの電車ですが交差点をぐるりと直角に曲がっていきます。

dsc_3407212▲ 走行しているのが東海道(1号線)です。向こうに見える電停が「市役所前」です。

dsc_3413213 dsc_3420214▲ 次の「市役所前」電停を出て駅前に向かうトラムを豊橋市公会堂をバックに撮りました。
豊橋市公会堂は、1931年(昭和6年)8月に姿勢施工25周年を記念して建築されました。
アメリカのテキサス州に発つサン・アントニオ市公会堂と類似したロマネスク様式で正面両側のドーム頂上までの高さは、16mもあります。市内の鉄筋コンクリート造りの近代的建築物の発祥ともいわれているそうです。
豊橋鉄道撮影ポイントの1つですが走行する自動車が多く、入れずに撮るにはかなりの忍耐が必要です。

dsc_3380203▲ 東海道(国道1号線)にある4番目の電停、「市役所前」電停です。後方に見えるのは豊橋警察署です。

後編は、次に続きます。

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