正月は やっぱり“住吉詣で”

本日、行って来ました。思えば、乙訓の老人さんからの“正月の教え”を引き継ぎ、阪堺線住吉大社前の初詣を撮り始めてから、10年が経過しました。行かなかった年もあるものの、やっぱり正月は、“すみよっさん”へ足が向きます。電車はつぎつぎやって来ても、どれも超満員、正月三が日限定とはいえ、日本の路面電車では最大の輸送量でしょう。老いも若きも、男も女も、金持ちもそうで無い人間も、なんの区別もなく、平等にひとつの電車に乗ります。“鉄道って、エエもんや”としみじみ思う正月でした。
天王寺駅前~我孫子道は4分間隔の大増発、住吉大社前の臨時電停には、間断なく電車がやって来る。

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今年も新聞ネタで失礼します(井原鉄道・広島電鉄)

元旦の郵便受けにはずっしりと重い多ページの新聞が届き、新年を迎えたことを実感することができます。そんな元旦の中国新聞に掲載された鉄道ネタを2件ご紹介し、山陽路からの第1報とさせて頂きます。まずは井原鉄道から。

平成31年1月1日 中国新聞朝刊

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タクアンも賞味期限が・・・ (続々)

最後に呉線のタクアンをまとめてみました。

平成23年12月10日 三原・須波間 沼田川橋梁

タクアンに変色する前の「新広島色」と呼ばれた3扉新製の105系です。青帯は広島県木の「モミジ」を、赤は山口県木の「アカマツ」を意味しているそうですが、かなり無理がありますね。

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 クローバー会写真展まで 一ヵ月足らず!

第8回クローバー会写真展の開催まで、あと一ヵ月足らずとなりました。
 クローバー会 第8回写真展「鉄路輝く」
 2019年1月23日(水)~29日(火) 
 京都・祇園「ぎゃらりぃ西利」(京阪祇園四条駅下車東へ5分)
会員の皆さんからからは、続々と写真が寄せられています。早い人は、まだ暑いうちから応募があったほか、いまも滑り込みの応募が続いています。ご協力いただいた皆さんには、改めて御礼申し上げます。皆さんの熱心さに押されて、のんびり構えていた担当者もやっと本格的に動き出しました。明日には、第一回のプリントが出来上がる予定で、どんな写真が出来上ってくるかワクワクしています。
写真展の告知も計画的に進めています。本欄でも鉄鈍爺さんから、鉄道雑誌社のWEB版告知を案内してもらっています。21日発売の主要鉄道雑誌にも、すべて写真入りで案内が掲載されていますので、ご確認ください。会員の皆さんには、お願いごとや、期間中のイベントなどのご案内を追って差し上げますので、よろしくお願いします。期間中は無休、出入り自由、冷やかし歓迎、そして入場無料。また祇園でお会いしましょう。 鉄道雑誌の案内
皆さんから送られてきたデータやネガなど、中央は特製はがき。なかには歴史の感じられる、酢酸臭プンプンのネガもあって、担当者は酔いしれています。

 

タクアンも賞味期限が・・・ (続)

山陽本線のタクアンに続いて、福塩線のタクアンもご紹介します。以前にデジ青に登場した写真も含まれていますがご勘弁を。

平成28年5月19日 福山駅8番ホームにて

三原城と同様に、山陽鉄道が福山城内に線路を敷設し、駅を作ったため駅とお城が隣接しています。福山城は昭和20年8月8日の福山大空襲で建物の大半は焼失し、写真中央の月見櫓、少し低い鏡櫓、右の天守閣とも戦後再建されたものです。線路上の鉄骨屋根の陰に隠れているのが戦災を免れた伏見櫓で、伏見桃山城から移築された櫓です。一方の現在の三原城趾は石垣だけしか残っていないため、新幹線や山陽本線の車窓からは全く見えません。

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J train 72号 2019冬 ロングインタビュー「JR貨物に訊く」

ホームカミングデーのパーティーで同席になったJR貨物のS君からこの本のことを聞いた。2011年の東日本大震災の時も新潟から郡山までの迂回貨物列車を走らせた経験を持つ彼に、また再度の重責が課せられたのだ。
本年夏の山陽本線不通災害により山陰本線を迂回する臨時貨物便を走らせた事に関してインタビューを受けて、その応答が巻頭8ページに亘って掲載されている。
単にスジを引いて走らせれば良いのではないことはこれを見ている誰でもが知っているが、その実務を理解するためにも一読してほしい。折しも来年度予算に、災害時のために高速道路を三車線にするための予算を組み込むとかの報道があったが、二車線が被害に遭っても三車線なら助かる確率よりも山陽線が不通になって山陰線を迂回するとか、東海道線が不通になって貨物輸送を中央線に回す確率の方がよっぽど高いはず。このようなことなら東海沖地震がおきたときにはまたS君が引っ張り出されることになる。

1650円(税別)で販売されているのでお買い求め願いたい。
また、東日本大震災の時の記録は、2016年12月29日にテレビ朝日より「希望のレール~被災地へ燃料を~」というタイトルで放送されて彼もインタビューに答えている。

 秋の北陸 定番の撮影地 早回り旅 ① 

少し前になりますが、早足で北陸地方を回ってきましたので、その時の様子をレポートします。
私もずいぶん鉄道写真を撮ってきましたが、“もうエエ”と思いながらも、好きな鉄道写真から足を洗うことはできません。ただ私も年齢を重ね、長年の撮影スタイルも変えざるを得なくなりました。以前の“重い機材”を持って“駅から何キロも”歩いて、“最後まで粘る”撮影スタイルは、体力・気力ともに衰えつつある今は、実行することが難しくなりました。これからのスタイルは、「軽いカメラでサクッと撮って、すぐ戻る」です。進歩著しいミラーレスも買って、自分なりに一眼との比較も重ねました。この“軽短”スタイルで、多少、撮影結果に不満が残ろうとも、それを許容する気持ちを持つようになりました。長い間の憧れだった「白レンズに大型三脚」は、ついに手に入れることなく終わりそうです。
話は横道にそれましたが、こんな考えで、北陸の定番の撮影地ばかりを回って来ました。それと、もうひとつ、利用した「北陸乗り放題きっぷ」は、二人以上が条件のため、家人同行の理由がいちばん大きな理由でもあるのですが…。

夕陽の万葉線庄川鉄橋を渡る。何度も通ったところだが、季節、時刻によって、さまざまな表情を見せる。

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鉄道、つれづれ草ー一畑電鉄編ー

これは研究発表ではなく、老人の思い出話としてお聞き下さい。なお、写真は老人が撮りためた一畑電鉄の写真ですが、思い出の時期とは一致しませんのでご承知下さい。

乙訓の老人の人生最初の『鉄道』の思い出は一畑電鉄だったようです。
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 京都から紅葉レポート ③

ライトアップされた二ノ瀬駅

八瀬比叡山口で写したあと、宝ヶ池で乗り換えて、鞍馬線に向かいます。9月4日の台風21号による強風で、京都周辺の山は、倒木で甚大な被害を受けました。叡電も、沿線の倒木や架線柱の倒壊で長期の不通を強いられ、最後の貴船口~鞍馬が10月27日に開通したばかりでした。復旧後は初めての乗車で、窓から見ると、おびただしい倒木が山の斜面に残されたままで、被害の大きさ、完全復旧の長期化が見てとれます。終点、鞍馬駅にも、「復旧までの道のり」と題した地図が掲げられていました。すぐ折り返して、二ノ瀬駅へ向かいます。
市原~二ノ瀬の紅葉のトンネルは余りにも有名だが、二ノ瀬駅にも出町柳方ホームに紅葉があって、最盛期には日没とともにライトアップされ、ムードを盛り上げる。

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 京都から紅葉レポート ②

叡電 八瀬比叡山口へ

先週は、紅葉を求めて叡電沿線へ向かいました。まず恒例の八瀬比叡山口へ。ここでは、四季折々に定点撮影して、自然の変化を追っています。久しぶりに秋の八瀬比叡山口に来て、まず驚いたのは人の多さでした。同じ叡電でも、紅葉のトンネルのある鞍馬線に比べて、人出は控え目でしたが、行ってみると駅前は、人、人で埋め尽くされ、駅ホームもロープを張って、乗降分離を計っています。

八瀬比叡山口に紅葉はそれほど多くはないが、逆にグリーンとの対比が見事だ。最近、イベントスペースができた2番ホームから発車する出町柳行きを見る。

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 京都から紅葉レポート ①

阪急嵐山で直通臨時を撮る

ちょっと投稿をサボっている間にも、季節はどんどん進んで、紅葉真っ盛りの季節となりました。京都も異常なほどの紅葉人気で、観光公害として社会問題化さえもしています。そんな超混雑を掻き分けて、近郊で写した紅葉レポートをお届けします。

本日が今年の最終運転となる阪急嵐山線の直通臨時電車、午後遅めに嵐山駅南端の踏切に着いて、定点撮影を始めた。日中は、線内各停も含めて、ほぼ10分ヘッドの大運転で、線内各停は愛称板を付けたまま往復する。構内左右にある桜の木も赤く色づいて、この季節に相応しいシーンが展開された。

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奈良線桃山駅界隈の新旧対比

DRFC現役時代 私は伏見区に住んでいました。故澤村氏も同じ町内だったので、休日には散歩がてら、2人でよく奈良線や京阪を撮りに行ったものです。あれからもう半世紀。この度開催されたDRFC設立60周年記念行事に参加すべく上洛した際に、思い出多い奈良線桃山駅界隈を歩いてみることにしました。

京都駅から奈良線で桃山に向かうことにしました。ところがどんなトラブルがあったのか、京都発13:03奈良行き「みやこ路快速」2617Mが運転取り止めとなっていて、それに乗れなかった乗客が次の普通635Mに乗ろうと10番ホームへ押しかけたため、狭い10番ホームはあふれんばかりの人人人。そこへ奈良から636Mが延着。降りる人は降りられず、狭いホームは大混乱でした。何とか635Mに乗り込んだものの、ラッシュアワーさながらの寿司詰め状態で、身動きがとれないまま鴨川を渡り、東福寺を過ぎ、稲荷着。稲荷でかなりの乗客が降りてくれて、スキマができました。チラッと見えた稲荷大社の参道は人の波で驚きました。かつては初詣のときぐらいしか目にしなかったような光景が、ただの土曜日の光景になっていました。観光立国を目指すのであれば、観光客による恩恵とそこに暮らす住民生活への悪影響をどのようにバランスをとるのかは、大きな課題であると感じました。

平成30年11月10日 奈良から満員の636Mが延着。

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残るは芸備線のみ

7月の豪雨災害から4ケ月が経過し、中国地方のJR不通区間は予定より少しずつ繰り上げて 順次開通してきました。残るは3線区ですが、呉線、福塩北線、芸備線北部は年内に全通予定と報じられました。あとは鉄橋が流された芸備線狩留家・三次間が来年秋頃となりました。

平成30年11月10日 中国新聞朝刊

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こちらは88周年

近鉄の田原本線、生駒ケーブルは100周年を迎えたとのことですが、南海の高野山ケーブルは88周年で、また今月25日には54年にわたり活躍した3代目車両が引退します。

いろいろとさよならイベントもやっているようですが、私の横着のため現地レポートはなく、数年前に乗車した際の写真をご覧いただきます。データのありかが不明でたまたまプリントしてたもののスキャンですが、、、

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