2021年春 桜前線追っかけ旅 Part3 嵐電を撮る

京都にも桜前線がやってきました。3月26日、DRFC-OB会では緊急事態宣言解除後最初のイベントとして嵐電の桜の撮影と沿線の社寺の拝観をするツアーが開催されましたので行ってまいりました。このご報告をさせていただきます。
長良川鉄道はまだ満開に至っていないようなのでこの次とさせていただきます。
集合は四条大宮駅に13:00、参加者は7名と少なめですが3蜜回避にはちょうど良いかなとの会長さんからのご挨拶でした。肝心の天候は一面の青空です。
13:04発の嵐山行に乗車しました。帷子ノ辻で北野線に乗り換えて、宇多野を目指します。宇多野~清滝の桜のトンネルが第一撮影地です。

▲ 2008年4月13日の撮影です。狙いは桜吹雪でしたが、強風が吹いて吹雪になっている時には電車が来ません。この日は半日粘りましたが気に入るカットは撮れませんでした。この撮影場所は帷子ノ辻寄りの勝手踏切のような場所で正面から撮影できましたがこの後安全性に問題があったのか閉鎖廃止されました。
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提携先のカラー電車によせて(嵐電)

準特急先輩から嵐電の江ノ電色のご要望がありましたので 報告させていただきます。
モボ631形631号がこれにあたり専用のヘッドマークが付けられています。
提携5周年記念の2014年10月14日からはヘッドマークのデザインが変わり側面に江ノ電のキャラクターが追加されたようです。江ノ電も嵐電号の色が9月16日より京紫色に変更されているようです。近いうちに写さなければと思っています。

↓ 2013年5月11日 太秦広隆寺ー帷子ノ辻間にて
嵐電631 20130511

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梅雨の晴れ間は 近場で撮る 〈3〉

嵐電で夕景を

ようやく梅雨らしい天気になったが、“晴れ間”シリーズ、まだ続けよう。

夏至を中心にした、この時期、太陽はもっとも北寄りの軌道を通る。太陽の角度を生かして、ほかの季節では得られない写真も撮ってみたいと思う。

少し前、京都の鉄道写真家の重鎮、Kさんと神戸で話をする機会があった。“ワシは、いつも太陽の角度が最適になる季節・時間帯を選んで撮影に行った”と力説されていた。最近のデジカメでは、逆光も苦にならないが、フィルムカメラの時代では、順光で光がキレイに回り込む状態を探したものだ。

この思いを持って、最近よく通っているのが、嵐電(京福電鉄嵐山線)だ。ほぼ、京都の東西を結ぶ嵐電は、通常は南側から陽が射すが、この時期の朝夕に限っては、北側から陽が射し込み、区間によっては、日没直前のギラリや、北側の車体側面の輝きを狙うことがてきる。

おまけに、10分ヘッドで運転しているから、限られた時間帯の微妙な光線下で何度も撮ることができる。

ただ、1990年以降に更新製造された正面二枚窓、額縁スタイルのモボ611系・モボ2001形や、レトロ調電車のモボ21形はどうも好きになれない。しかも、“京紫”の一色化が進行している。やはり、嵐電のオリジナルスタイルの面影をとどめる、モボ101・301形が、ここでは好ましい。しかし、嵐電総数28両のうち、当該車は7両だけで、これらの形式にこだわると遭遇チャンスは意外と巡ってこない。130505_106syこの時期の好適例は、車折神社駅だ。真横に車折神社があり、いい雰囲気の駅だ。線路はほぼ東西だから、この時期のみ、写真のように、南側にある嵐山方面行きホームが斜光線に包まれ、ホームで待つ乗客たちを優しく照らし出す。130522_172sysy車折神社駅から見て、背後の愛宕山の右に陽が沈むのも、この時期だけ。日没後の駅、わずかに空の明るさが残るトワイライトタイム。このような状態は、よく晴れた日の日没の20分後から30分後の約10分間に限定される。それだけに、本数の多い線区でないと、なかなか出会わない。130505_068sy有栖川駅、すぐ東側に神社があり、大木が茂っている。嵐電の線路は、それを切り裂くようにして、北西方面に伸びている。北西方面、ということは、この時期のみ、夕陽ギラリの狙える場所となる。西側の踏切のすき間から、真正面に向かってくる“パト電”の105号を待った。

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