2.大津市内線
市内線は大正10年に京都-大津間の線路付け替えが完成し、新しく作られた大津駅と石山線を結ぶ目的で計画され、大正11年5月25日に三井寺-大津間で特許が認められた。この時の申請書は見当たらず、当時毎年発行されていた今の営業報告にあたる軌道表の大正11年版に、計画線特許として申請距離のみが記載されていた。このためルートははっきりしないが、当初の申請距離は1.046哩(1683m)で国道を使う併用軌道部分が0.15哩(241m)県道を使う併用軌道0.858哩(1381m)、新設軌道0.038哩(61m)となっている。
↑ 図4:市内線(大橋堀線ともいわれる)のルート
当初旧東海道から西近江路を通る路線だったが特許変更後、大橋堀停留場を結ぶ赤実線のルートとなった。 続きを読む


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