乙訓ご老人投稿#77497「東海道の電車を楽しむ―その3―」中、最初から15枚目、最後から6枚目のクハ5に関し、誠に失礼ながらこれは須磨老人の縄張り?車輌である。すなわち戦災車ではない。

静岡鉄道クハ5 1954年8月12日鷹匠町 吉川文夫撮影
何はともあれ、妻面下部の斜めになった部分をしっかとご記憶ありたい。で、次の写真を。 続きを読む
東海道の電車を楽しむ-その3-
本稿その2に登場した伊豆箱根鉄道及び伊豆急行の本社は三島市内で、その昔の国境(相模、駿河)箱根峠を共有しているので連結させた。観光地としての伊豆半島の存在は大きく、老人お気に入りの景色は箱根峠を登り降りするケーブルカーで、晴れた日は相模湾が一望の下に広がりとても眺望が良い。箱根峠を下り平地に出ると三島に至る。ここは駿河東地区の中心で、徳川時代の伊豆半島は「伊豆」として独立していたが現在は静岡県に併合された。三島から沼津に駿豆電気鉄道と称する路面電車が1906(明治39)年に開通したが、1963(昭和38)年に廃線となった。当線は伊豆地方の電気鉄道事業の先駆者で、以前、須磨の大人がデジ青で紹介したと思う。沼津駅の仮泊が良いと言ってくれたのも彼で、待合室で電気機関車の入れ替え作業を子守唄にしてぐっすり寝込んだ。三島は11番目、沼津は12番目の宿場となる。
実験ホームドア見物
可部線延伸区間 来月試運転開始
たった1.6Kmの延伸ではありますが、一旦廃止した線区の一部を復活させるということで話題の可部線ですが、工事は順調に進んでいるようで12月23日から試運転を始めるということです。
ひとつ解せないのは「運賃の見通し」とはどういうことなのかです。1.6Kmであれば 地方交通線の3Km未満は140円と決まっているのに、なぜ「見通し」という言い方をするのでしょう。特別運賃でも考えていたのでしょうか? あるいは取材記者の認識不足による言い回しなのでしょうか。もうひとつ気がかりなのは まだ開業日が発表されていないことです。「来春」という表現のままです。築地のようなことはないでしょうが、もうそろそろ開業日を公表しても良いのではと思います。春のダイヤ改正のタイミングでもあるのでしょうが いつ発表されるのでしょうか。いずれにせよ試運転が始まれば、取材に出かけてレポートしたいと思っています。
優勝パレードと花電車
またカープか、また広電かと言わずにご覧下さい。11月5日はカープのセ・リーグ優勝記念パレードと優勝報告会が行われるということで、是非その賑わいの中の広電を撮ろうと早起きして広島へ出かけました。優勝パレードのスタートは10:30ですが、余裕をみて三原を7:00台のJRに乗り込みました。休日の早朝とあってなんとか座れましたが、どう見てもパレードを見に行くとしか見えない乗客も多く乗っています。115系4連は西条、八本松あたりで通路もぎっしりの平日並みの乗車率。海田市では積み残しが出るほどの混みようです。この日は土曜日ですから、普段なら休日ダイヤとなって、朝の通学・通勤時間帯の列車は間引かれるのですが JRは混雑を見越してあえて平日ダイヤで運行するとともに、増結もしていましたが それを上回る人出のようです。
さて 優勝パレードは平和大通りを西から東に進むのですが、どこで広電を撮るかで悩みました。結局 あえて最も人が集まりそうな鯉城通りの白神社(しらかみしゃ)前交差点で撮ることにしました。そのためにJR新白島駅でアストラムラインに乗り換えて、白神社交差点に近い本通駅まで行くことにしました。しかしこれは失敗でした。JRや広電が混雑を見越して平日ダイヤで運行しているのに、広島新交通は読みが浅く休日ダイヤだったのです。ドアが閉まらないほどの超満員で乗れないのです。1本はやむなく見送りましたが、遠慮していてはいつまでたっても乗れないと思い、次の列車に無理やり乗り込みました。こんな寿司詰めのアストラムは初めての経験でした。多分定員以上に乗っていたと思いますが、加速は悪くなく 余力のある走り振りで変なところで感心したアストラムラインでした。
本通駅終点で地上に出て平和大通り方面へ人波に流されるように歩きました。予告通り袋町電停は混雑を避けるため「電停封鎖」されていました。
優勝パレード前日の広電
2016年セ・リーグ優勝パレード前日夕方の広島駅周辺の広電です。
翌11月5日は町中が赤色に染まるにぎやかな一日になると思われますが前日はいつもの広電でした。

↑ 広島駅を発車する宮島口行き5010号 グリーンムーバーです。16時06分発で宮島口に17時16分到着予定です。5000形は5001~5011号が荒手車庫所属で2系統(宮島線から市内線への直通)で使用され、5012号は千田車庫所属で主に1系統(広島駅~広島港)に使われています。5007号は荒手車庫でお休み中のようです。
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微笑みの国、タイ王国鉄道の旅2016年 Part27 最後にウォンウェンヤイ駅で撮る、帰国
第16日目 8月17日 その3
インドネシア、タイ、ミャンマーと3カ国を回った旅も最終訪問地マハーチャイ線のウォンウェンヤイ駅へと参りました。タイ王国鉄道の駅でも気に入っている駅の1つです。前回は3回も訪問していますので変わりはないか見る程度です。
⑤ バンワー16:05(BTS)⇒16:15ウォンウェンヤイ
[googlemap lat=”13.724369336449033″ lng=”100.49116283655167″ align=”right” width=”250px” height=”200px” zoom=”18″ type=”G_NORMAL_MAP”]ウォンウェンヤイ駅[/googlemap]▲ 今回も神谷さんたちと参りましたメークロンですが鉄道で参りますと、市内からの路線は途中、運河で切れてマハーチャイ線とメークロン線に分かれています。この間の接続は運河を渡る鉄道連絡ボートが運航しているのが面白いところです。
ウォンウェンヤイ駅へ行くにはBTSシーロム線のウォンウェンヤイ駅で降りて約15分ばかし歩いて向かいます。
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明日からクローバーです!
こんばんは。
同志社大学鉄道同好会の渉外担当です。
11月5日と6日の二日間、同志社大学京田辺校地の学園祭である『クローバー祭』が行われます。
そして、その企画の一環として当会も展示を行います。
今出川校地の同志社EVEほど大規模ではありませんが、京田辺の学生にとって一年間の集大成ですのでぜひお越しください。
詳細は以下の通りとなります。
『れっしゃだいしゅうごう』
知真館1号館114教室
5日;15:00~18:00
6日;09:00~17:00
よろしくお願いいたします。
同志社大学鉄道同好会
渉外担当
江ノ電のあとは 100系求めて伊豆急へ
江ノ電撮影会、夜の懇親会のあとの行動は、直帰もあれば、横須賀、藤沢、豊橋で宿泊して次の目的地へ向かうなど、各人さまざまでした。私は平塚の定宿に泊まり、翌日は一人で伊豆急へ向かいました。伊豆急に乗るのは、実は生まれて初めて、目的はこの日のイベント列車「レトロ電車ぶらり旅」で運転された、開業時から走っている100系103号でした。天気はあまり良くないものの、同業者もほとんど見当たらず。ゆっくり楽しむことができました。
▲いかにも“電車!”と言った、端正な顔つきの伊豆急100系、一日中追いかけて大満足だった
微笑みの国、タイ王国鉄道の旅2016年 Part26 バンコクの交通網 MTR・BTS・ARL・
第16日目 8月17日 その2
タイも3年ぶりの訪問でした。バンコク市内では視察したパープルラインの他にBTS(スカイトレイン)シーロム線の延伸されたバンワーまでの乗車と、メイクローン線の起点駅「ウォンウェンヤイ」、その他未乗車路線へと向かうことにしました。
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読者の方々へ、山陽電鉄100型
今から5年も前のデジタル青信号#12139(2011.3.9)の記事を、直近にもご覧頂いている読者の方々がいらっしゃいます。姫路市飾磨区にお住まいだった方、神戸市長田区の小・中学校ご出身の方、今は神奈川県川崎市にご在住の方、などなど。筆者とは年齢が相当違いますが、山陽電車を利用したり、懐かしく思っていらっしゃるファンです。筆者も元は神戸市の小中高出身者で山陽電車を毎日見たり、あるいは通学に利用した一人ですから、上記の方々とは共通項が沢山あります。
その記事へのコメントが2016年の最近にも届き、古い画像があればとのご要望も寄せられていました。相当古い車両写真あるいは最近の車両は専門誌に沢山掲載されていますので割愛しますが、紹介が比較的少なく、筆者が撮影できた山陽電鉄100型を、ほんのわずかですが紹介します。
▲106+1006 1960.8.21 須磨浦公園付近
106:1928年4月藤永田造船所製造、この撮影の数ヵ月後(1960年)廃車。1923年創業の神姫電鉄の51型63、宇治川電気電鉄部に継承された後、1933年山陽電鉄に。1949年の改番で106となる。次に紹介の1006と併結運用されたが、2輌の間は非貫通でした。側面には路面停留所が存在した当時に設けられた一段ステップが両端の乗降口に残っていました。塗装は濃褐色一色です。
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どこでもドア
視覚障害者のみならず歩きスマホも一因となってプラットフォームでの接触事故や転落事故が頻発し、ホームドアの普及の遅れが社会問題化しつつあります。ホームドアの国内メーカーはいくつかあるのですが、実は私が会社員生活の最後を送ったMHI-TES(三菱重工交通機器エンジニアリング)という会社でもホームドアを設計製作しています。そういうご縁だからご紹介するわけではないのですが、このたび「マルチドア対応ホームドア」愛称「どこでもドア」の実証実験についての記事が同社の社内報に載っていましたので ご紹介します。
その実証実験が先週から京急三浦海岸駅で始まっていて 約1年間試用されるそうです。近くなら見に行くところなのですがそうもゆかず、関東の皆様でもし同地に行かれるようなことがあれば、是非レポートをお願いできればと思い投稿しました。三浦海岸駅を通る京急車両については全く知識がないのですが、どうも列車種別によってドア数が異なるようですね。詳しくは同社ホームページに動画がありますのでそれをご覧下さい。http://www.mhi-tes.co.jp/products/pfd/index.html
微笑みの国、タイ王国鉄道の旅2016年 Part25 タイ国鉄バンコク市内線(SRT)を撮る①
第16日目 8月17日 その1
今日は今回の旅の最終日です。帰国のフライトは23時ですので撮影には目一杯の時間があります。前回訪問した時はタイ国鉄(SRT)の市内線を撮りました。宿泊しているホテルも前回と同じですので、勝手知ったすぐ下を走るSRTを撮ることにしました。
▲ 9:51 ホテル前の路線に走ってきた保線用のモーターカー。写真では隠れているがもう一人乗っておられます。定員4人乗りによくぞ乗ったりの合計12人の作業員です。前回訪問時にはウドンタニの本線上でも走っているのを見ました。乗り心地はよくはないでしょうが一度乗ってみたい車両です。
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クローバー会撮影会で 江ノ電をめぐる
クローバー会のイベント、江ノ電撮影会が10月29日(土)、多くの会員が参加して、にぎやかに行われました。写真展を来年5月に控え、その盛り上げの一環の行事として企画し、開催地を、多くの会員が在住する首都圏で行って、首都圏の在住者も参加しやすくしました。関西からも日帰りが可能な時間帯
に設定し、関西圏、首都圏の両会員の親睦を深めるのも目的でした。 その趣旨も理解してもらい、当日、集合場所の鎌倉駅に集合したのは、14人、そのあと途中での合流も含めて17人という盛会となりました。
宴会の楽しみは置いておき、主題はあくまで撮影会、取り急ぎ、写真で1日を振り返ってみました。▲江ノ電と言えばこのシーン、江の島を望んで鎌倉高校前を行く
富士フイルム30000人の写真展鉄道部門京都鉄博で開催中
先に募集しました富士フイルム30000人の写真展の「鉄道のある風景」部門が京都鉄道博物館で開催中です。大宮、名古屋と開催され京都が最後の展示となります。京都会場には総本家青信号特派員様はじめ、ぶんしゅう様、wakuhiro様、kawanaka様、どですかでん様など、当会会員の方も出品され、中でも総本家青信号特派員様の作品は数ある応募作品の中から20名に贈られる「心に響いた20選」に選ばれています。すでに一昨日から始まっており、会期も次の日曜までと短いのですが、ぜひ足をお運びください。

今日のカープ電車
札幌でまさかの3連敗。そしてホームに戻っての崖っぷちの6戦目。なんとかリベンジを期待しつつ 貨51号を撮るべく広島へ向かいました。貨51号の追いかけは 前回小雨のため途中で運休となって空振り。今回3度目の正直です。まずは午前中の広島駅前から。
はにかみの国、ミャンマーの旅 2016年 Part24 運休なったヤンゴン臨港線視察、広電に会う
釧路・根室の簡易軌道企画展と講演会


#76929で事務局からご紹介があった釧路市立博物館創立80周年記念企画の一環だが、何分釧路であり、まさかお越しになる方もおられまいが、折角なので一応この欄をお借りし、内容を記しておく。なお入場無料で申し込みも不要とある。
この企画展は明日10月29日から始まり、関連行事も実施されるが、11月26日(土)の午後に、小生が「植民軌道/簡易軌道」と題して、一席お喋りをさせて頂くことになっている。地域遺産をどう生かすかの、名取紀之ネコ社編集局長のスピーチもある。
で、小生は目下90分の受け持ちをどうやって凌ぐか。先月傘寿に達した老い先短い老人は、60年近く前の記憶を必死に絞りだすなど、目下大いに苦労中なのである。
近鉄サ2600号
湯口さん講演会の関連記事ご紹介


「最近北海道を旅してきました。その際、特急乗車時にたまたま手にした車内誌中に、11月に釧路で予定されている湯口先輩の講演会に関連した記事を見つけましたのでご紹介させて頂きます。記事には湯口先輩のお名前のみでクローバー会の名はありませんが、会員活動の紹介という観点からお目にかけるものです。
記事は釧路市立博物館の80周年活動の紹介です。白川さんという学芸員?の担当活動を紹介した部分で、上記講演会に触れられています(上部二重赤線囲み部分)。また記事中には簡易軌道跡探訪などのユニークな活動紹介(赤縦線部分)もあり、さらにおそらく鶴居村営軌道のものと思われる根室本線乗り越し橋台や懐かしい浜中町営軌道気動車の写真もあります。







