JR横浜線淵野辺駅南口から徒歩5分くらいにある鹿沼児童交通公園にも北海道五稜郭にいたD52が保存されている。大きな公園に比較的きれいな状態でD52235が保存されているが、これが少しややここしい。D52235のナンバープレートをつけているが他機ではないかとも言われている。詳細はよくわからないが、ロッドの刻印を見る限りD52235であるという報告とキャブが標準型であること、先輪がスポーク車輪であること、ドーム前デッキの手すりがないこと、煙室扉のフックの形状等々からD52138の可能性が高いという報告が錯綜している。電車でも例えばパンタグラフ等を廃車した車両から流用する話は聞いたことがあるし、台車などもたらい回しの例はよくある。蒸気機関車は先に廃車された同型機などから部品等を流用することが多かったのでなかろうかと推察する。手元にあるイカロス出版の保存車リスト2012を見ると、大井川鉄道のC11312とC12208は部品取り用とある。蒸機が廃車されるまでいろいろな経緯があったとは思うが、保存にあたって主要な本体部分がつけていたナンバーで保存されているものと思うのでこのD52についてはよくわからない。従って今回はD52235とD52138の現役時代を併載する。235号機については今回も総本家青信号特派員さんの作品を使用させていただいのでここに御礼申し上げる。
2013.6.8 相模原市鹿沼児童交通公園に保存のD52235
D52235のキャブ(機関車運転室)は標準型で密閉式ではない↓
児童用の説明板であるがやや補足すると新製後新鶴見、1952.9稲沢、1953.11吹田、1956.11姫路一、1960.10五稜郭、1973.5廃車となる↓












































