癒しの島 台湾鉄道2024年厳冬の旅 Part2 高雄トラム全線開通区間に乗る・撮る

第2日目 1月24日

① 嘉義 8:10(新自強 371)⇒9:14 新左営
今日は高雄で今年1月1日に全線開業しました高雄LRT(軽軌)の乗車と撮影に参ります。2月25日まではIC利用に限り、無料だそうです。

2015年10月16日 、 籬仔内(C1)~凱旋中華(C4) 2.2キロで体験乗車のみのプレ開業(運賃は無料)以来少しずつ延伸されて、8年と1ケ月半ぶりに予定された全線 22.1キロが繋がり環状線となりました。

7:45 ホテルで朝食を済ませて台鐵嘉義駅へと参り新左営への切符購入です。嘉義駅駅舎は正面が改装されてスッキリとした姿で迎えてくれました。

▲ 7:55 並ぶことなく自動券売機で無事きっぷ購入です。
ホームで待つ乗客の姿ですがご覧のようにダウンを着込んだ方が結構おられます。
乗車した日立製の新型車両3000形の車内温度は昨日同様に上がらず寒さに震えながらの乗車となりました。日本の鉄道のサービスで最も苦情が多いのが車内温度とお聞きします。台湾ではこんな苦情は出てこないのでしょうか。
▲ 9:14 新左営に到着、MRTに乗り換え、LRTと交差する凹子底で下車します。
路線図のピンク色が今回開業した区間です。

② 左営9:20 (高雄MRT)⇒ 9:26 凹子底

▲ 10:34 今回延伸なった区間は愛河之心(C24)~凱旋公園(C32)です。途上へ上がりトラムが走る交差点に参りますと新線区間からの列車が発車してきました。交差点中央の黄緑色の蛍光色のヤッケを着ているのは交通安全整備員です。新線区間のすべての各交差点には2~4名の配置されていました。今まで延伸するたびに見てきましたがこんな光景は初めて見ました。トラムに慣れない車の運転手たちへの注意と指導のためと思いました。
▲ 昨年までは折り返しだった愛河之心(C32)の電停は西行き方面専用になりました。
ホームでは設置されていますセンサー式改札機を何やら分解して改造されています。
乗車運賃が均一から距離制に変動します。そのためICカードを使用しての乗車方法が今までの駅または車内での1回タッチ式から乗り降りする度の2回タッチ式への変更となりましたので機器の改造が必要なようです。
▲ 新線区間の新駅電停に設置された駅名板、環状線ですのでどうやら右回りが順行で、左回りが逆行と名付けられたようです。新線区間は道路幅が狭いため、対面式ホームではなく交差点を挟んでの千鳥式ホームになっています。
とにかく乗ってロケハンをしてみることにしました。

③ 愛河之心 9:40(高雄トラム) ⇒ 10:02  凱旋公園                                 

 

▲ 車内は座席は埋まって立ち席客も出るほど満員で途中駅でも乗車客は増え続けました。無料乗車期間の影響もあるでしょうが盛況でした。

▲  凱旋公園(C32)は、前回 8/31参りました時は車止めが設置されていましたが撤去されて新線区間へスルーできるようになっていました。徒歩で新線区間を行くことにしました。

 

▲ 10:10 全車両とも青のタッピング広告の順行トラムが聖功医院(C31)に入線です。外観から車両番号を読み取るのは不可能です。
ご覧の通り交差点中央には警備員が出て車やバイクの交通指導を行っています。

▲ 10:13 聖功医院を発車して愛河之心へ向かう逆行列車です。ここでも交通指導員の姿が目立ちます。

▲ 10:27 聖功医院(C31)⇒

▲ 10:30 聖功医院(C31)⇒科工館(C30)順行のトラム
▲ 10:40 聖功医院(C31)に到着した順行トラム、降りられた乗客がセンサー式改札機にICカードをタッチしておられます。新しい乗車方法が利用者に浸透してきているようです。

▲ 10:50 科工館(C30)を発車した逆行のトラム

▲ 10:53 樹徳家商(C29)⇒科工館(C30)順行トラム

▲ 11:01 科工館(C30)⇒ 樹徳家商(C29)逆行トラム
この辺りから順・逆行路線の間には高い樹木が茂っていました。路線建設の際に植林されたものなのか、建設時に植林されたのかは分かりませんが見事に南国の強い夏の日差しを遮る役目を果たしてはいます。

 

▲ 11:08 樹徳家商(C29)を発車していく順行トラム。
▲ 11:22 高雄高工(C28)⇒樹徳家商(C29)順行トラム

▲ 11:38 高雄高工で発車待ちの逆行トラム

▲ 11:40 反対側の順行トラムは発車です。
▲ 11:51 鼎山街(C27)⇒高雄高工(C28) 順行トラム
▲ 11:56 鼎山街に到着する逆行のトラム

▲ 12:05 電停前にフランス系のスーパー家楽福(カルフール)がありました。中国天津で駐在の折もよく買い物に行きました大型店舗です。foodコーナーもあるはずと入ってみました。1階に数店のfoodコーナーがあり、その中に回転寿司屋がありましたので台湾の寿司はどんなものだろうと興味が沸いて席に座りました。ご覧の通り昼時とあって隙間なく皿に置かれた寿司が回っていました。種類も多くお味はまずまず「おあいそ」は330NWD(1,627円)でした。
▲ 12:37 鼎山街に停車中の順行のトラム
▲ 12:41 鼎山街(C27)⇒湾仔内(C26)逆行のトラム

▲ 12:45 正面上の方向幕は Clockwise(時計回り)で変わらずの湾仔内発車直前のトラム

今日の天候は快晴で日差しもあって温度は18℃と今朝までと違います。広間は望んでいた過ごしやすい天候が続きました。

▲ 12:59 湾仔内を発車した逆行トラム、車両は開業時に導入されたスペインCAF社製造のUrbos 3(ウルボス3)。下の紫色トラムは第2時延伸時に増車されたフランスアルストム社製造のCitadis X-05シリーズです。いずれもスーパーキャパシタ搭載の架線レス車両です。
▲ 湾仔内(C26) ⇒新上国小(C25)逆行トラム

 

▲ 13:27 新上国小(C25) ⇒ 愛河之心(C24)順行トラム

 凹子底 13:47(高雄MRT)⇒ 13:52 左営

▲ 13:58 R154に牽引された兵器輸送列車が左営に入線してきました。始めてみた時は驚きましたが今は1日写真を撮っていれば必ず見られます。勿論時刻表にはない列車ですが恒例の列車と思えるようになってきました。

⑤ 左営 14:43(自強134次)⇒ 15:53 嘉義

今夜は旧友との宴がありますので余裕を持って嘉義へと戻ります。
夕刻が近づくと又寒い車内での移動です。なんとかならないものかとブツブツ言いながら嘉義を目指しました。

▲ 19:10 連れて行っていただいたのは、多分嘉義後站にある「正老林羊肉炉吃到飽」という羊肉鍋料理店だったと思います。
嘉義は牛肉と羊肉の発祥の地であり、台南に劣らない牛肉料理に加え、県や市内各地に点在する羊肉スープ、羊肉釜などの羊肉料理もとても魅力的だそうです。ストローが置いてあって羊の骨の骨髄を飲み込むのが名物料理の一つと試してみました。寒い夜でしたので随分と温まりました。  Part 3  へ続く

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