台湾鉄道全線乗車の旅 Part15 烏来トロッコ列車

台風8号直撃で、史上最悪の被害の出た台湾ですが、屏東・南廻線において、橋梁・道床が流されたりで、復旧には、3~6ケ月が必要とのコメントが出ています。暑さが過ぎる11月頃に、再訪台したいと、思っておりますが、行程は考慮しなければならないようです。8月中の土日は、集集線にCK124が、運行していますので、また、即決で出ようかなと、思ったりしています。

内灣線の乗車も終わり、平日朝夕のみ、無料の2本のDCが、走行している林口線を除いては、一応、台湾鉄道全線乗車の旅は、完了しました。今日の昼からは、おまけの烏來温泉で走っている、台車鐡道の乗車です。

5月31日(第11日目)

⑥ 新竹13:09-(自強號)→14:20台北   180元
⑦ 台北駅-(MTR)→新店
⑧ 新店駅前 -(バス)→烏來
⑨ 烏來-(連絡バス)→新店駅前
⑩新店駅前 -(MTR)→台北駅



台北~新竹間が開通した1893年に、開業した新竹駅です。当時の運行列車本数は、6本で、利用客は、1日約400人だったそうです。国家二級古蹟に指定されいる、バロック建築の美しい駅舎で、中央に時計台がそびえています。戦災を受けましたが、修復されました。現存する古い駅舎としては、台中駅と並び、是非とも、ご覧いただきたい駅舎です。



連絡バスが、新竹駅到着後、自強號の切符を買うため有人窓口に行きましたが、満席との返事です。仕方ありません。約1時間の乗車時間ですので、立っても我慢できると、購入しました。今回の旅で、初めての、無座(立席)切符と、なりました。
乗車する車両は、最後部にしました。多分、切符は、先頭車から売っているので、空席があるかもとの予測です。

案の定、最後部2座席は、空席でした。無座切符でも、空いていれば座って良いのが、ルールですので、座っていると、また若い女性が、横に座ってきました。それからは、またどこから来た?とかの、質問攻めです。彼女は、台北市内で、働いているが、4連休だったので、田舎に帰っていたと、郷里の話等をしてくれます。いろいろと、聞いていると、直ぐに台北に着きました。

今回の旅で、最後の台鐡乗車でしたが、毎回隣人から、気さくに話しかけられました。本当に楽しい旅を、味あえました。ありがとうございました。

台北駅からは、MTRに乗換えて、終点の新店駅で下車し、バスターミナルで、烏來温泉行きのバスを待ちました。約40分程で、烏來温泉バスターミナル着、ここからは、自動車乗入禁止になっています。

ウーライは台湾の原住民、泰雅(タイヤル)族が住む町で、烏來という地名も、タイヤル語で「温泉」という意味からきています。昔から、温泉で有名な所だったのです。ちなみに、台湾の原住民は、9民族あるそうです。


温泉旅館街は、両側屋台がずらりと並びます。内灣とよく似た屋台もありますが、ここでしかない屋台もあります。日本の祭り屋台の定番メニューとは違って、朝昼夕と、外食の多い台湾人の食生活です。舌がこえているので、豪華です。トウモロコシでも3種類が並びます。焼き鳥も、一羽分です。特に、肉汁したたるソーセージは、各店が味を争っています。竹筒で蒸したもち米は、花蓮屋台より太めです。


豚マン屋さんも、一品勝負で、目当ての客が並んでいます。近くの川で取った、川海老と、小魚は、烏來温泉屋台の特産品でした。ビールと一緒に食べると、最高でした。他にもいろいろと、紹介できないくらい多くのメニューがあります。




屋台街を抜けると、端があり、その正面が、烏來トロッコ鐡道の乗車駅です。階段を上がると、可愛いガソリン車を先頭に3両編成の観光台車が、走っていました。路盤は、バラスも敷かれた、立派なもので、1963年に昔の台車鐡路跡を再整備して、あらためて敷設されています。


駅では、乗車客が並んで待っています。運賃は、観光路線だけあって、ちょっと高い片道50元(145円)です。


待合所の柱には、台車鐡道歴史の説明看板がありました。かつては、新店市までの路線が、最初開通したと、表示されています。下界への主な交通手段だとも記載されていますので、行きは、よいよい、帰りは、登り坂を押して、大変つらかったでしょうね。


先頭車に乗車してみました。糖廠の田野列車(トロッコ)と違って、結構なスピードで走ります。カーブもスピードを落とすことなく、ジェットコースターのようでもあります。終点の瀑布站前では、トンネルに入って、ぐるりと一周して、方向転換して、乗客を降ろします。ここから、観光客は、烏來の目玉、高さ80mの台湾最大級の滝、「烏來瀑布」の見学です。

帰りは、また先頭車に乗車して、写真を撮りまくりました。




2.5kmを、約10分の高速ミニ列車の乗車でした。もう1回乗りたかったのですが、17:00で終列車です。後は、川べりの無料の公共野天風呂に行く事にしました。台湾も温泉ブームですが、若い人はいなく、常連老人の溜まり場です。たくさんの浴槽もあり、サウナもありで、川で泳いでいる人もいて、皆さん結構楽しんでいました。

泰雅族の民族料理、温泉、そして台車鐡路と、盛りたくさんに楽しめる烏來です。皆様も、台湾に行かれたら、是非、訪れてください。

烏來からの帰りは、夕闇が迫っていました。バス車中では、ぐっすりと寝入り、台北市内到着後は、訪台最後の夜を、深夜まで楽しみました。

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