朝5時過ぎに起床、1階のパン屋が開店するのを待って朝飯&昼飯の仕入れです。
6:09 今日は私が運転席に座っての出発です。メーターを見ますとトリップメーターは、522.4キロの表示です。一昨日の空港からの走行距離は約90キロですから、昨日は約432キロと結構走りましたね。運転は全てN田さん、ご苦労様でした。今日はお任せ下さいと気持ちは入っていたのですが、慣れない左ハンドル仕様車です。方向指示器は間違う、走行車線は逆に入るといった恐怖が散々でリリーフ失敗、途中から再度N田さんにバトンタッチとなりました。
▲ 7:24 撮影地① 今日は昨日とは違って北西へと進路をとります。ブドウ畑が多かった昨日とは違って、一面の麦畑が広がっていました。
▲ 8:49 撮影地② ICEが走行して行く電化高架線と立体交差するBurstadtに着きました。この辺りは、麦畑の中を各路線がループを描きながら接続していきます。
▲ 11:07 撮影地③ フランクフルトからの幹線。2~5分間隔で普通列車、IC、貨物列車と頻繁に通過していきます。この国では鉄道は物流の大動脈として活躍しているのが分かります。
▲ 11:25 コーヒーを飲みたくなったので途中で見かけたパン屋さんに寄ってもらいました。ドイツではパン屋さんがレストランやカフェを併設しておられることが多いようです。
▲ ここからは南下して一路ハイデルベルク(Heidelberg)を目指します。ヴァインハイム(Weinheim)手前からトラムの専用軌道が並走します。市内は道路併用軌道を走り、郊外は90km/hもの高速で専用軌道を走行します。低床式5連節車のネットワークが、マンハイム(Mannheim)を含んだ広い範囲を結んでいます。
途中、旧市街地を通る区間は道が狭くなっていますが、複線から単線になっていました。
マンハイムのトラム路線図は、こちらへ、マンハイムの交通全般は、こちらへ
ハイデルベルグのトラム路線図は、こちらへ、ハイデルベルグの交通全般は、こちらへ
この路線にはまだ乗車してはいませんが、都市を結ぶトラムのネットワークがあるとは驚きでした。
日本の多くの都市では路面電車網が張り巡らされた時代がありましたが、ことごとくモータリーゼーションが進んだ影響下で、どんどんスピードダウンして利用者が遠のきました。しかしドイツや欧州の国々では環境に良い交通機関としての認識が高まり、トラム車両の低床化、高速化等の利用客の視点に立った近代化が図られて益々発展しています。
交通機関の維持発展には欠くことのできない採算性と言う大問題がありますが、どのようにして乗り切ってきたのか文献やネット記事を見ていきますと、1つの要約した記事に会いました。
「ドイツの場合、公共交通機関は運賃で採算をとることを考えていません。むしろ、社会的な必要のためにバスや電車を走らせているので、効率的かどうかは投入したコストに対してどれだけ活用されているか=乗客が乗っているのか、が重要な基準です。従って、稼ぐことよりも「乗ってもらう」ことを重視している。」とのネット記事がありました。
確かにその通りですね。日本の場合はとにかく採算性を求めるあまりに本来の都市交通機関としての役割と意義を失ってしまっているのではと思わざるを得ません。
▲ 12:53 折角、中世の美しい街並みの中を走りましたので、カール・テオドール橋の袂で休憩しました。天気は朝からすぐれませんが、綺麗な景色は感動します。街並みを入れてのカットを撮りたいのですが、この区間はトンネルになっているそうです。
▲ 15:07 撮影地⑨ ネッター川に沿った古城街道を行きます。どこが良いのか車を停めては俯瞰場所を探します。小さな横断歩道橋を見つけてきてみました。川も古城も入って中々のポイントですが、せいぜい7、8人程度の所要人数しか撮影アングルが取れません。本番では殺到するでしょうね。
▲ 17:10 撮影地⑩ 蒸気機関車だけでなく往年の名機も走行します。
交流電気機関車103-233号機は「ライン・ゴールド」TEEを牽引した時代の塗装にされて快走してきました。
▲ 18:26 撮影地⑪ そろそろ明日からの走行準備で機関区に蒸気機関車が集まってきているだろうと来てみました。扇形機関区内は門で施錠されて近づくことができませんが、給炭の為に機回しが行われていました。大型蒸機を一足早くに近くで見る事ができました。
ここで初めて日本から来られた別グループともお会いしました。鉄研三田会も来られると連絡が来ていました。どこで皆さんとお会いできるのでしょうか、これも楽しみです。
今日は20カ所余りをロケハンしました。完璧とは言えませんが、おおよその感触は得られました。後は当日の天候と、どの程度の鉄ちゃんが参加されるかです。
21:25 今日は朝食が絶賛だったレストランに参りました。
最初に出してもらったのは生ビールですが、この泡が絶品! 絹のようにクリーミーなのです。従って飲みきるまで泡がなくなりません。だから美味しいのです。
ビールの味はこの泡の良さで決まると言っても過言ではありません。
そして出てきた料理はやはり期待通り、見る目は間違っていませんでした。
朝昼と、ろくなものを食べていませんので、夕食は大事です。いいお店が見つかりました。
いよいよ明日から本番です。3往復しますのでDukeさんと私はこのお祭りはどんな雰囲気なんだろうと、蒸気機関車牽引の列車にノースタットから終着駅まで乗車して皆さんと味会ってみる事から始める事にしました。 Part6へ続く