2014年 ドイツ、メルヘン鉄道の旅 Part9 ドイツ蒸機祭〝ダンプスペクタクル2014″  Dampfspektakel 第2日目 その2 追っかけとバイエルン鉄道博物館

2323_1▲ 手ごたえ 線路を跨ぐ歩道橋で撮影していましたら何処からか現れたご家族、みんなでコンデジを取り出しての鉄ちゃんです。1番年下のお嬢ちゃんは最初は難しそうな顔つきでしたが、撮った後はカットが上手くいったようで、手ごたえある表情をされていました。


第5日目 5月29日 その2

12:19 ハイデルベルクからは一昨日のロケハンしたネッカー川沿いの古城街道を行きます。お目当ての歩道橋にはやはり鉄ちゃんが張り付いていましたが少人数なので何とか出来るだろうと向かいました。
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▲ 12:36 まずは古城をバックに縦の構図で425系近郊電車を入れました。

25▲ 12:54 本命のご到着、01-202号機の牽引です。往年の実力発揮か驚くほどの高速で走り去りました。

撮影後は一旦ネッカー川沿いに戻りネッカーゲミュント(Neckargemund)のT字路から分岐している路線沿いに南下します。ここからはロケハンをやっていない路線です。
[googlemap lat=”49.27548″ lng=”8.835016999999993″ align=”left” width=”300px” height=”170px” zoom=”14″ type=”G_NORMAL_MAP”]49.27548,8.835017[/googlemap]
13:50 山間を走ること約20分、約17キロでホフェンハイム(Hoffenheim)駅に到着。撮影場所は途中の麦畑の丘陵を選びました。
Google座標;49.275480、8.835017

26▲ 14:05 駅に近く煙は期待できませんが、なだらかな丘の麦畑のロケーションは私好みです。まずは425系近郊電車です。
26_126_2▲ 14:24 丘を越えて52-7596号機牽引の列車がやってきました。

01[googlemap lat=”48.489757″ lng=”10.499025999999958″ align=”left” width=”300px” height=”150px” zoom=”14″ type=”G_NORMAL_MAP”]48.489757,10.499026[/googlemap]
▲ 16:46 ここからはどういう予定になっていたのか、東へ向かって車を走らせます。何と約2時間20分、約200キロを走り抜いた所は1,500万年前に隕石が落下してできたクレーターに建設されたネルトリンゲン(Nördlingen)という城壁都市でした。
この移動は半端じゃありません。そして直行したのは、ここのバイエルン鉄道博物館( Bayerisches Eisenbahnmuseum )す。
バイエルン鉄道博物館の公式HPはこちらです。
Google座標 48.489757、10.499026

40▲ 皆さんのお目当ては、この1918年J.A.マッファイ製№4536蒸気機関車です。
何と4気筒で1918~1920年にかけて20両が製造されました。ラインゴールドも牽引した名機です。
この日は動態保存最後の日でレイが掛けられていました。皆さんは転車台に乗っかるのを撮りたいとお待ちになります。

41▲ 転車台を中心になった扇形機関区には、蒸気機関車だけでなく多彩な車両がありました。

パノラマ_01

4446424350▲ ラインゴールドを牽引した103形交流電気機関車は、特急牽引機として初めて200km/hの営業運転を達成しました。

49▲ 1940年から製造された貨物用のR94型(Co’Co’)電気機関車。出力3,000kw、最高速度90km/h。

45▲ 旧型客車もズラリと留置されています。

47▲ その中でも気に入ったのが、車体長13.92mもあるのに2軸の客車です。欧州では客室内の静穏性維持の為に中央通路式の客車が普及するのが遅れました。製造年が分かりませんが、かなり古くて貴重な車両なんでしょうね。内装は立派そうです。乗り心地はどうだったのか、機会があれば乗ってみたい客車です。

52▲ 高速貨物用として設計されたミカド形(1D1)Class41型蒸気機関車。DRでは1937~1941年に366両が製造されました。動輪径1,600㎜、出力1,900PS、最高速度90km/h、火格子面積3.89㎡、ボイラ圧力20bar。点検整備が終わったようです。

51▲ こちらも貨物用として1926~1949年にかけて1989両が製造されたClass44型(1E)です。
動輪径1,400㎜、出力1,910PS(石炭)、最高速度80km/h、火格子面積4.55㎡、ボイラ圧力16bar。黒光りしていますが、ロッドが外されて点検整備中でした。

48▲ こちらは急行旅客用のClass22型(1D1)です。1958~1962年にかけて85両が製造されています。動輪径1,750㎜、出力1,620PS、最高速度110km/h、火格子面積4.23㎡、ボイラ圧力16bar。ロッドやらいろいろと外されています。大修理中ですね。
他にも役割を終えた大型小型と色々なタイプの蒸気機関車が留置されていました。殆どが専属するボランティアによって修理修復が進められているそうです。

まだ修復に手を付けられず放置状態の車両を含めると100両以上はありそうでとても展示されている全車両の紹介はできませんが、興味のある鉄ちゃんには1日いても飽きないでしょうね。見学していましたら井門さんたちも来られました。

54▲ 17:36 №4536蒸気機関車がターンテーブルに乗るのはまだまだとなりましたので、城壁都市ネルトリンゲンを見に行く事にしました。

パノラマ_02▲ 城壁都市には市壁に5つの門があります。こちらがその1つの西のバルディンガー門 です。右のような塔は、市壁に11塔あります。

57▲ 中国で見慣れている城壁とは厚みもさほどなく低いものです。市壁の中もそれほど幅はなく人が通れるぐらいで、馬車や牛車が重い物を持って通れるほどではありません。

55▲ 入りますと中心部に向かって街並みが続いています。さすがこの時間になりますと観光客は殆どおられません。普段は静かな町です。

5653▲ 15世紀に建てられた町の中心広場にきました。面した教会には89.9mの塔がそびえ立っています。
来られたことのあるDukeさんから上まで上がるには大変だけど眺めは最高だよ、登ってみたらとのお薦めがありましたので向かいましたが、既に営業は終了時間になっていました。
階段を上るには30分以上はかかりそうな塔です。

ここでも井門さんにまたお会いしました。今晩はこちらにお泊りだとかで、早く美味しいビールを飲みに行かなくちゃと楽しみにしておられました。

61▲ 18:20 再び鉄道博物館に戻ってターンテーブルに乗るのを待ちます。4気筒の走行音とはどういった音になるのか、元気な時にあって聞いてみたかったですね。

60_1▲ 18:40 ドレインを噴き出しての息遣いを見せながらターンテーブルを回り始めました。これが最後のショーでした。

02▲ 19:00 ボチボチ、ホテルへの帰路につく時間です。帰り道は、じいさん4人ですがロマンティック街道を走ります。Google地図上には宿泊ホテルまで約225キロ、所要時間は2時間11分と出ていますが、田舎道もあって平均速度100km/hはとても無理です。せいぜい3時間がやっとでした。
ドイツの高速道路アウトバーンは制限速度無制限ですが、工事している区間も多くその度に制限速度(50~100km/h)が表示されます。田舎道は日本では考えられない100km/h制限の表示ですが、車幅がなくカーブもあります。対向車も走ってきますのでとてもそんな高速での常時走行は不可能です。集落に近づくとまず70km/hの表示がでて、だんだん近づく度に50km/hとなり街中では30km/hに変わります。
郊外は自己判断によって、安全可能なスピードで走っても良いよ。しかし人が通る所はいつでも停まれるように最低速で走れよとハッキリとしています。日本もこうなれば良いのですが・・。運転を交代しながら戻りました。

今日はたっぷりと鉄ちゃんをやりましたが、明日も過酷になりそうです。戻り後はすぐの就寝で明日に備えました。  Part10へ続く

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