東南アジア(インドネシア、タイ、ミャンマー)に続いては欧州(フィンランド、スイス、ウクライナ、オーストリア)の旅です。今回もW田さんから行く予定をしていたが職場の都合でダメになった。手配もしているので代わりに行ってもらえないかとお誘いを受けました。全然問題ありません。1年間渡航は我慢していたのでまとめて行くかと、ツアー前後にも訪問地をプラスして出かけることにしました。
【 ゴッタルゴ峠までのルート 】
ツアー本隊と合流するのはスイスのゴッタルゴ峠です。JALのマイレージが貯まっています。JALには成田経由にはなりますがドイツのフランクフルトへの直行便がありますので、到着後はICEに乗り換えて陸路で向かおうと、JAL公式HPからマイレージチケットを申し込みますが満席でありません。
こんな時はJGCデスクに電話をしてインターネットでは提示されないコースでのルートを相談するのが1番です。同じワンワールドグループでの搭乗が可能ですので、ルーマニアに行った時に利用したカタール航空も良かったので問い合わせましたが、なぜか選択不可で結局、トルコへ行った時に搭乗したフィンエアー(フィンランド航空)でのヘルシンキ経由のルートしかありませんでした。そしてトランジットは普通24時間内ですが空席はなく、2日後(41時間後)ではどうかとの返答です。通常ならスティオーバーで課金されるところですが航空会社の都合とあっては要りません。ヘルシンキに滞在でき、前回中途半端だったトラムの撮影が可能です。復路は当日の2時間45分でトランジットとこれもGoodです。これはありがたいと、即決OKしました。
ヘルシンキから先は乗り換えてスイスのチュウリッヒまで参ります。ここでも2泊して鉄道でゴッタルゴ峠に向かうことにしました。
第1日目 9月18日
① 長岡京7:33(快速)⇒8:04大阪/梅田8:10(地下鉄)⇒8:18なんば
② 難波8:30(ラピートß)⇒9:07 難波8:40(急行)⇒9:27
③ 関空10:45(AY078)⇒14:55ヘルシンキ
当初は難波からは特急ラピートßで関空へ行くつもりでしたが、なんと満席です。今まで関空へ行くにはこのルートが最も早くJRと比べて安かったのでいつも利用していましたが、満席だったのは初めてです。連休なので利用客が多いのかと急行で行きましたが、着いた関空は今まで見たことがないほど混み合っています。
チェックインはJGCですぐでしたが、出国審査を受けるのに何重もの長蛇の列で1時間以上を要する異常さです。今までは並んでも10数分でした。出国審査場を出た時はすでに10:42と、フライト時間まで3分しかありません。ウイングシャトルを降りると案内のお嬢さんから急いでくださいと誘導されました。それでもラウンジに寄って、ビール一杯と日本酒を一飲みました。
座席はほぼ満席で今回はアップグレードのサービスはありませんでした。この便は欧州各地へのトランジット便でもあります。ヘルシンキでも殆どといっていいぐらいに乗客の多くが乗換えゲートに行かれました。
▲ 13:01 昼食です。餡かけ飯ですが美味しくいただけました。搭乗中の水分補給は不可欠です。「熊」がトレードマークのカルフビールを飲み続けました。
▲ 関空を出発した飛行機はシベリアを横断してゆきますが、雲が多く終着地まで大地を見ることはできませんでした。
▲ 19:00(日本時間) 到着2時間前に提供された夕食です。昼と同じく1品ものでチラシ寿司でした。
▲ 13:48(現地時間) 日本との時差は7時間ですがサマータイムのこの時期は6時間となります。搭乗時間は10時間10分、到着時間が近づいたフィンランド上空に入ると高度を下げます。厚い雲間を下りるとようやく大地が見えてきました。天気は曇り、前回と同様にはっきりしない天候です。
▲ 14:55 定刻にヘルシンキ空港に到着です。真っ先に購入するのはSIMカードです。案内所でお聞きしますとKIOSKで売っているとの事で行きました。ipadを見せて、「データ通信だけに使用します。3日間有効なSIMカードを欲しい。」と申し出ると、お姉さんが出してくださったカードです。値段は5.9ユーロ(約700円弱)と格安です。これでどこでもインターネットが出来ます。やっぱり海外は安いなあと関心しますが、セットのやり方が分かりません。再び案内所に戻って開通設定を助けていただきました。
15:50、ipadにSIMカードが挿入、開通しましたので予約してあるフォレノム ホステル ヴァンター エアポートへと向かいます。空港近くにあるホテルですが重たい荷物を持っての徒歩での移動は辛いものがあります。案内所で聞くと「駐車場を巡回する無料バスが運行している。15分ヘッドで来ますので21番バス停でお待ちください。」です。
しばらく待つと、しっかりとした大型の低床式バスが来ました。運転手にホテル名を告げると着いたら知らせると心強い返事が返ってきました。
▲ 16:06 乗車してわずか5分で着いたフォレノム ホステル ヴァンター エアポートです。チェックイン時間は16:00からと遅めですが2泊で109€(約12,000円)と市内のホテルとは段違いに安かったのでここを予約しました。
【 トホホ、第1弾 ホテルに入れない 】
正面が玄関だと思い進みましたがドアは閉まっていて違うようです。左側に回って玄関を探しますがありません。丁度駐車場から来られた方がおられましたので聞いてみると案内してくださいましたが、やはり正面玄関がそうです。何やらテンキーの付いた表示板に番号を入力して正面ドアを開けられました。今からチェックインを開始されるのか? 従業員の方なのか?と思っていると、玄関ロビーに入ってから廊下へと続くドアを開けて去って行かれました。お客さんだったようです。入った玄関ロビーにはフロントなどありません。え~どうして?、この事態、状況を理解できず・・パニックです。
しばらくポカ~ンとして状況把握に努めましたが、どうしてよいかが分かりません。廊下に面した部屋から出てこられたおばさんにipadに「フロントはどこなのか、どうしたらチェックインできるのか?」と打ち込んでGoogle翻訳して聞いてみました。すると「ここにはフロントはない。部屋に入るのには番号が必要です。あんたは入室できる番号をもらっていないのか?」と返事されました。プリントしておいたバウチャーを見ますと確かにフロントはないと注意書きが記載されています。気が付きませんでした。しかし、入室番号など書いてありません。よく見ると、番号は別のメールで連絡するとありますが、そんなメールは届いていません。参りました。これでは部屋にはいれません。予約をしたBooking.comに状況を書いて、今とっても困っているとメールを出すのがせい一杯の”もがき”でした。
このままここにいても進展はありません。今日泊まるホテルを確保しなければいけないので空港の案内所に戻る事にしました。
▲ 18:00 空港の案内所で確保してもらったAirport Hotel Bonusです。空港のバス停まで専用車が送迎してくれます。狭い部屋ですがトイレ・洗面所・シャワーもあって普通のホテルです。しかし宿泊料は85€(9,925円)と、約1.5倍でした。ネットと料金差はありませんが、部屋があってホッとしました。なかったら空港ロビーで”ふて寝”するしかなかったでしょうね。今回は勉強代と諦めるしかありません。
前回は空港駅に行くのにバスに乗っていくしかありませんでしたが、その後に空港直下に駅が出来ました。買い出し、夕食も兼ねて行ってみることにしました。そして直前にPCを見ますとフォレノム ホステル ヴァンター エアポートの管理者から英文で部屋のキー番号が届きました。今更遅い!です。既に今日の宿泊はチェックインしていますので必要ありませんが明日は泊まろうかと見に行く事にしました。
▲ 18:47 玄関も部屋も同じキー番号で開きました。ベットの上にシーツが置いてあってすべて宿泊客がセッティングしなければなりません。トイレ・シャワーは部屋にはなく別室で共同です。今のホテルの2/3ですが、これじゃ高くに感じました。
▲ 19:40 再び空港に戻り鉄道駅がどこかを聞くと、ターミナル1とターミナル2との間に地下深くへ下りるエスカレータが設置されていました。昨年2015年9月に来た時はバスで移動して地下に下りてから岩肌むき出しの長い通路を歩きましたが今回は短い普通の通路でした。しかし便利になりました。ヘルシンキ中央駅とは環状線でつながっていて空港駅からは上下どちらの列車に乗っても約30分で街の玄関口に行けます。
あまりお腹も減っていないので軽食をとった後ビールを買い込んでホテルへ向かう専用バスを待ちました。北の日暮れは遅く20時を回ってようやく宵闇がやってきました。 Part2へ続く