ぶんしゅう殿に続いて湯口殿から北欧のトラムが紹介されました。実は私が奥様のお供で中央アジアのキルギスに鉄分の無い旅をした際に、中継地となった隣国カザフスタンのアルマトイという都市で数枚のトラムを写していたことを思い出しました。しかしこの車両の情報が全く無いので、海外トラムにお詳しい諸先生方にご教授願いたく 悪乗り投稿した次第です。
カザフスタンは旧ソ連邦に属し、南部の都市アルマトイ(アルマトウ)には 最盛期10路線のトラムがあったようですが、今は2路線になっているそうです。一方2011年には地下鉄が開業しています。またアルマトイは2022年の冬季オリンピックに名乗りをあげ 北京と最終選考地となっている都市です。
電車は片運転台で 終点はループ線になっているものと思われます。密着自連のような連結器、大きな集電装置、見慣れない台車などもっと観察できればよかったのですが、通りすがりの撮影で また運転間隔も長かったので 以上がすべてです。是非解説をお願い致します。
最近惚けが始まり、好きな電車でも型式が言えない時もあり、アワワの繰り返しとなる事も多い。何故かこの車両写真を見たとき、こいつはチェコノ「タトラカー」ではないかと瞬間に判った。
ソ連がアジア大陸の大部分を傘下に収めていたとき、シベリアと一部の地域を除いた都市の路面電車の大方は「タトラ号」であった。ソ連崩壊と共に姿を消していったが、現在も健在なのは何処だろうか。たかおかさん、おしえてくれませんか!
この電車の台車にはブレーキシューが見えないから、ディスクブレーキなのか、それともホイルベース間にあってレールに接するようなものを、レール踏面に押し付ける、例えばカーボンランダムブレーキのようなものなのか。電車屋さんのご教示を待つ。
たかおかです。
青と黄色の車両は旧東独のライプチヒの車両でして、タトラカーのT4D型という形式です。この青と黄色はライプチヒの塗色をそのまま使うという広電ちっくな対応をしていたわけです。
黄色だけの車両はどうもドレスデンのお古のような気がしますが、裏付けがとれません。
他にベルリンの2車体連接車もあったようです。
台車は内側軸受けで、PCCのライセンスと言われるものです。電制を常用し、最後はレールブレーキで止まるのでしょうか。顔だけしかみないヘボ電車マニアなのでよくわかっていません。
ここの電車も2015年10月に廃止となったよし。合掌。
高岡様
詳しい解説ありがとうございました。私にとりましては海外の路面電車というのは空白の分野ですので、形式や旧所属がサッと出てくることに感嘆しております。もう訪れることもないアルマトイではありますが、市内をバスで通過した際にレールがちょん切れた交差点のポイントなどをよく見かけましたので 路線が縮小されているなとは思っていましたが すでに廃止されたとなると淋しい気分にはなります。
たかおかさん、すっかり甘えてしまい申し訳ありません。鹿島、吉川の両御大とドイツ一週旅行が出来た時、タトラが残っていたのは僅かで、一番多かったのはドレスデンであったと思います。それも系統限定だったのようでした。3連はなくなり2連オンリーだったように思います。一世を風靡したタトラカー、今でも走っている町はあるのでしょうか。オロナイン軟膏3ケではなく10ヶぐらい進呈したいですね。日本で該当する電車あるかな?
有難う御座いました。またピンチヒッター役お願いします。
西村雅幸様
すごい写真と共に羨ましく思いました。この電車は好きな車両のひとつでした。理由は車体が丸っこいからです。電車は角張った車両より丸みのある車両が好きです。日本の路面電車のこともろくに知らないのにタトラT3かT4かよくわかりませんが過去にモスクワ、プラハ、ピルゼン、ライプツッヒ、ドレスデン、シュビレーン、ゴ-サ、平壌などでタトラと思われる丸い車両を見ました。旧ソ連の指導の元で旧共産圏の国があったと思いますが、これらの国の地下鉄ではCCCPと刻印されたソ連製の車両を見ましたがこと路面電車に関しては圧倒的にタトラであったようです。タトラ社の技術が素晴らしかったのか、ソ連を含め他の共産国で製造能力がなかったのか、その他の理由があったのか、あまりソ連製の路面電車を見ませんでした。因みに旅客機は軍事産業の発達した国でないと製造できないようなことを聞いたことがあり、旧共産圏ではソ連製が中心でした。中国もアメリカと国交を結ぶ頃まではソ連製の飛行機が中心でした。
準特急様
丸みのある車両がお好きとは存じませんでした。広電本社前にはドルトムントからやってきた連接車が保存されていますので 広島にお越しの節は丸っこい車体に是非会ってやってください。そういえば最近投入されている1000型はじめ連接車は作るのは難しいのに丸っこいのが多いですね。