JR九州ハロー!自由時間ネットパスの旅 Part 10 熊本電鉄に乗る

第6日目  5月31日 その2

今日は今回の九州での旅の最終日になります。もう帰りのフェリー乗り場に向かうだけですが十分な時間がありますのでまだ訪問していない熊本電鉄へ行ってみたいと思いましたので始発駅の上熊本に向かうことにしました。

③ 熊本 11:45⇒11:48 上熊本

 

 


▲ 11:48 上熊本に到着しました。
熊本電鉄への乗換時間はわずか2分後です。ダッシュしましたがホームに着いた時には電車は走り出していました。

30分後に出る次の北熊本行きを待って向かいました。【熊本電鉄】
1911年(明治44年)10月1日に 池田(現;上熊本)~ 千反畑(現;藤崎宮前)が蒸気軌道で開業開始しました。1913年(大正2年)3月15日には 高江~ 隈府(後の菊池)が蒸気軌道で開通、全通しました。1923年(大正12年)8月1日には 全線電化されています。
近年並行する国道387号を通るバスやマイカーに押され収入減、1986年(昭和61年)に御代志 ~ 菊池が廃止されてしまいました。ただ現在鉄道の見直しが提案されて廃線なった区間のLRTでの復活、また熊本市電との乗り継ぎのスムーズ化を目指して熊本市を交えての検討に入っています。

④ 上熊本 13:20(熊本電鉄)⇒13:29 北熊本

▲ 13:20 くまもんのラッピングを施した01形(元東京メトロ01系)に乗車して北熊本へと向かいます。2両編成ですが乗客はわずかでした。
▲ 13:29 車庫がある北熊本に到着、御代志行きの本線へ乗り換えますがしばらく車庫見学です。
▲ 車庫横の側線には、2016年2月14日に営業運転終了した『青ガエル』5101Aが留置されていました。運転手にお聞きしますと時々は走っていますよとのご返答でした。主に車庫構内での牽引がお仕事だそうです。営業最後の日については以前の総本家さんがレポートされていますのでこちらをご覧ください。
▲ モハ71も車籍はないが工場内のの入換用として使用されているようですが錆が目立ち始めています。
▲ 12:32 乗継もできたのですが、もう少し車庫を見ておきたいと1本遅らせました。元東京都交通局6000形の6211A+6218Aが発車していきました。5編成10両が導入されましたが、老朽化のため置き換えが進んでいるようで現在は2編成4両の在籍です。
▲ もう1編成の6111A+6118Aです。

▲ 2面3線の構内から見た北熊本駅です。左側の駅舎内にはグッズショップ「くまでんショップ北熊本店」がオープンしていました。

こちらは駅正面側です。ショップの入口はこちらが表玄関ですね。

 ▲ 北熊本からは3方向へと列車がほぼ同時刻に発車しますので乗換は極めてスムーズにできます。

13:00 上熊本からの次の列車が到着しました。

▲ 13:00 03形 は、元東京メトロ03系。2018年より3編成の導入があり、運用についています。

▲ 13:01 交換列車も03形です。

⑤ 北熊本 13:01⇒13:21 御代志 

▲ 御代志まではひたすら10%強の登り勾配を上がって行きます。
13:16 黒石で先ほど見送った6211A+6218A編成と交換です。

▲ 13:21 終点の御代志に着きました。合志市の御代志地区土地区画整理事業に伴い200m移動、新築された駅舎とホームですが将来の菊池温泉への復活延伸に備え増線スペースが確保されています。駅前はバスが発着するロータリー広場となって広いですが閑散としていました。

⑥ 御代志 13:41⇒14:07 藤崎宮前

▲ 13:41 駅前に見る所もないので折り返しの電車に乗りました。北熊本には降りずそのまま終着駅の藤崎宮前まで向かいます。

▲ 14:05 黒髪町~藤崎宮前で有名なのは併用軌道です。詳しくは以前にINUBUSEさんが投稿されておられますのでこちらをご覧ください。

▲ 14:07 終点の藤崎宮前に到着。頭端式ホーム2面1線を持つ地上駅で、乗車ホームと降車ホームに分けられています。延伸ルートが確定しますとこの駅が接続乗り換え駅となるのか途中駅となるのか大いに興味があります。

近い熊本市電の駅までは約1㌔強、徒歩で10分少しほどですが疲れていたので産交バスを選びました。

⑦ 藤崎宮前 14:17(産交バス)⇒14:20 水道町

 

▲ バスてまでは少々ありましたがバスは直ぐに来ました。
2バス停先に熊本市電水道町の停留所がありました。
この間を結ぶ市電、または熊本電鉄のの延伸が計画されていますので完成すれば電鉄沿線沿いの住民には随分と便利になります。

1960年(昭和35年)、東洋工機製の1350形が白川を渡ってやってきました。6両が在籍しています。

▲ 14:24 熊本城方面から1992年(平成4年)からアルナ工機で製造された9200形 が軌道敷緑化された「市電緑のじゅうたん」を通ってきました。5両が在籍します。

▲ 14:29 1988年(昭和63年)、市制100年を記念しての国際交流電車として製造された8800形3両の内1両はレトロ調電車101号とされました。製造はいずれもアルナ工機です。▲ 14:30 2009年(平成21年)に営業運転を開始した2車体2台車方式・100%低床構造の超低床電車0800形が来ました。新潟トランシスで3編成が製造され、0803AB編成は熊本市電開業90周年記念の導入で水戸岡鋭治が車両デザインを行い「COCORO」(こころ)と愛称されています。

 

▲ 14:37 平成28年熊本地震によって大きな被害を受け修復が進む熊本城をバックに1200形1205号市電が走ります。東洋工機で1958年(昭和35年)一挙に10両が製造されました。1978年(昭和53年)からは全車に冷房設備の設置も行われ、日本で初めての冷房付き路面電車となっています。▲ 14:421985年(昭和60年)と翌年にアルナ工機で製造され投入された8500形8504号と、堺市の広瀬車輌が1951年(昭和26年)に製造した全国唯一の貴重な現存車です。

▲ 14:48 熊本を代表とする老舗、鶴屋百貨店をバックに1090形1096号が来ました。1955年(昭和30年)から東洋工機で製造された車両で7両が在籍しています。

⑧ 通町筋 14:54(熊本市電)⇒15:14 熊本駅前

▲ 14:54 続いて綺麗な0800形0802ABが来ました。ちょっと早いですがJR熊本駅に行っても良い時間です。乗ってみることにしました。

▲ 15:14 熊本駅に到着です。0802ABの側面には世界中で人気を博す鉄道アニメ「チャギントン」のキャラクターがラッピングされていました。
ここからは博多まで新幹線に乗っていき、在来線特急に乗り換えて小倉へと参ります。小倉駅ではフェリーに乗船する門司港まで送迎バスが待っているはずです。
  Part 11 へ続く

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