癒しの島 台湾鉄道2023年初冬の旅 Part4 台中MRTに初乗車

第3日目 11月30日
7:10 目覚めました窓の外を見ますと新竹站の留置線が見えます。
電気機関車2両が止め置かれていますが客車列車は発着はしません。どういった運用をしているのでしょうか。

部屋はこんな様子で広くはありませんが窓があるので圧迫感は感じません。

▲ 7:25 1階の食堂で朝食です。安い宿泊料ですのでそれなりでした。

① 新竹 9:38(自強113次)⇒10:39 台中

今日は訪台出来なかった2021年4月25日に正式開業した台湾中部で初めての都市交通システムの台中MRT訪問です。

今回はTR‐PASSパスは割り高となるので使用せずその都度購入としました。

▲ 新竹站には駅弁屋がありますがこの駅だけには寿司駅弁があります。品数も多く新鮮な状態で販売していますのでよく購入しました。

▲ 新車が増備されてきていますので気づかないうちに廃車となってくるPP車編成のE1000型、悪評高かったEMU500型も次第に淘汰されていくようです。

▲ 留置線には内湾線に使用されるDC2両編成が朝と晩には新竹~内湾への直通列車が設定されていますのでこれに運用されるようです。
▲ 9:31 北上する潮州発EMU3000型新自強号が到着、50編成600両が日立製作所で製造されて配置されています。

▲ 9:35 乗車した自強113次はPP編成できました。リクライニングシートの厚みと傾斜角度はEMU3000型をしのぐ快適性の良さです。ほぼ満席でした。

▲ 10:39、定刻に台中着、一旦改札口を出てから悠々カードで再入場、10:50発の潮州行きに乗り換えて台中MRTとの接続駅の大慶へと向かいます。

② 台中  10:50(区間車)⇒10:55 大慶

▲ 2016年10月16日に完成した台中豊原駅~大慶駅(21.7km・10站)の高架化、大慶站に入線した区間車、日本車輌製造のEMU700型電車です。ここで台中MRTに乗り返します。
▲ 2021年4月25日に正式開業した高鉄台中駅(高鐵臺中站)から北屯總站までつながる台中MRT緑線の烏日文心北屯線、台中市初の都市交通システムです。全長16.71km、18駅の路線を無人自動運転で運行されます。車両製造、運用等は、川崎重工業兵庫工場です。第三軌条方式750V、標準軌(軌間1,435mm)の鉄輪式ライトメトロ、車両は2両連結で合わせて22.34m、最高運転速度は75km/h、車両ドアは1車両片側5扉車です。

▲ 今後の将来図です。台鉄山線、海線とも接続しますので便利になります。台中站からの路線が早く開業して欲しいものです。

 ▲ 自動きっぷ販売機です。台鉄同様に日本語対応も出来るようです。
③ 大慶 11:19(台中MRT)⇒11:27 高鐵台中站

▲ 早速乗車してみました。車幅は2,980㎜と広くほぼ満席です。無人運行ですが車内には愛想の良い可愛らしいアテンダントさんが同乗していて停車の度にホームへ降りて乗降客の安全確認をしておられました。写真を撮らせていただきたいとお願いを申し上げると「良いですよ」と、お返事いただきました。

▲ 高鐵台中站で下りた際もにっこり笑顔のピースサインをいただきました。同じ無人運行の台北MRT環状線にはアテンダントさんは乗っていなかったので利用客が慣れるまでの対応のように思えましたが、いつまでも同乗いただきたいものですね。

▲ 新幹線と接続する高鐵台中站コンコースです。台中に住まわれる方には便利になりました。上は新幹線コンコースから台中MRTへ乗り換える出入口です。良く分かるデザインです。

④ 高鉄台中站 11:52⇒12:27 北屯總站
▲ 高鉄台中站手前の筏子渓に架かる立派なトラス橋、鉄道施設に関しては十二分な建築がされているように見えました。

▲ ほぼカーブが少ない直線区間を走行します。最短可能運転間隔は90秒対応ですのでトラムのように待たずに乗れるのは魅力的です。高架部分には騒音対策なのかシェードが設置されています。
▲ 35分の乗車で北屯總站に到着。申し分ない快適な乗り心地でした。

⑤ 北屯總站  12:40(MRT)⇒ 12:44  松竹 12:50(台鉄) ⇒12:59 台中  

MRTは松竹で降りて接続します台鉄に乗り換えて今日の宿を予約しています台中へ向かいました。

▲ 13:20 台中で宿泊する時はここと、常宿となった駅前のツインスターホテル横の百貨店地下のフードコーナーで遅い昼食です。ワンタンメンを注文しましたが花蓮と比べると今一で完食ならずでした。

▲ 14:20 台中站が高架駅となる以前によく利用しました後站駅舎を見に行ってみましたが塀で囲まれて放置状態でした。こちらの駅舎も出来れば何らかの形で保存してもらいたいですね。

▲ 17:40 今夜の宿のツインスター ホテルにチェックイン後、前回、コロナ騒動前に来た時はまだ工事中でした新しい台中站1階にはフードコーナーがオープンしていましたので見に行ってみました。

▲ ライトアップされた見事に修復されて静態保存された台中站です。以前は何度も利用させていただきました。
▲ ホテルのフロントで美味しい小籠包屋がないかお聞きしましたら「泌園春小籠包」を教えていただきました。10回以上台中には来ていますが初めて聞く店名です。ただこの地図では距離感が分かりません。いつものように町の人に聞きながら向かいました。

▲ 18:11 徒歩20分余り、泌園春小籠包にたどり着きました。混んではいましたが一人と言う事で直ぐに席が用意されました。

▲ 店は、「鼎泰豊(ディンタイフォン)」と比べると客席も少なく店員の客対応も田舎の食堂並みではありますが間違いなく有名な老舗の名店です。


▲ 注文しましたのは、
小籠包(230TWD=1,058日本円)、
蛤のス-プ(200TWD=920日本円)、八宝飯(110TWD=506日本円)、
台湾ビール95TWD=437日本円)
以上の合計635TWDに
サービス料64TWDが加算されて699NWD=3.215日本円でした。

夜市の屋台とは違って有名店価格ですね。

▲ 19:22 台中站に戻ってかつての地上站時代に活躍した車両たちが展示されていますので見に参りました。R111号機、EMU100型、DR2700型が展示されていました。
地上站だった台中站には貨物ヤードがあって広い構内を持っていましたのでこうした展示も可能なのでしょうね。日本でも廃車になった車両をもって多く展示保存して欲しいものです。  Part 5 へ続く

癒しの島 台湾鉄道2023年初冬の旅 Part4 台中MRTに初乗車」への1件のフィードバック

  1. とても面白く拝見しました。
    当方、乗りつぶし系鉄道マニアです。
    動画編集中に、このサイトを発見しました。
    実は当方も同日、台中MRTを初乗車しました。
    当日は北屯総站を12:25に出発し、高鐵台中駅に向かいました。
    ぶんしゅう旅日記さんは北屯総站に12:27に到着されたそうですので、ちょうど北屯総站を出たところですれ違ったことになりますね(笑)。
    台中車站には当日朝、10年ぶりに訪問しましたが、後站には行かずじまい。
    このサイトで後站が現在閉鎖されていると知り、驚きました。
    後站は旧帝国製糖中南線の駅。
    歴史的価値がありますので、残して欲しいものですね。

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