新型超低床連接車1000型(1001、1002)が本日2月15日から営業運転に就きました。3連接と短い車長のため、従来連接車が入線していなかった江波線、白島線に投入され7号、8号、9号系統で運行されます。特に白島線(9号系統)は今まで全列車八丁堀-白島間の折り返し運転だったのが、始終発の回送車だけが使っていた八丁堀の渡り線を使って白島-江波の直通運転が始まり、乗り換えの煩わしさが軽減されます。この2両の運行ダイヤは広電のHPに載っています。気になるのは旧型車の廃車が進むことですが、1000型投入により京都1900型や大阪900型が次第に減ってゆくことでしょう。一方広電のお家騒動で突如社長の交代劇があり、広島駅前ターミナル構想が地下駅化から高架駅化に変更されるようでもあり、また運賃値上げや全線均一運賃化も白紙に戻される気配があったりで、いろいろな面で広電は要ウオッチです。本日の中国新聞朝刊を添付します。
久しぶりの新車、近いうちにお目にかかりたいと思います。しかし今まで活躍した電車が減っていくのもさびしいですね。
そういえば阪堺線にもLRVの新車の記事が2月15日朝日新聞朝刊にありました。愛称名は「堺トラム」です。カラー写真を見ると広電と同じく3車体連接です。車体の色は記事によると古墳をイメージした緑と堺といえば千利休で、利休がひろめた茶道の「わび」を表現した白茶のツートンカラーとあります。全体に堺らしさをイメージしたものとあります。費用は国と堺市が負担し、3年間で3編成製造とあります。この3車体2台車連接LRVは富山地鉄で「サントラム」豊橋鉄道「リトルダンサー」と同じ構造で、どちらもアルナ車体の製造です。たぶん広電、阪堺電車も同じではないかと思います。はじめて富山でこの3車体2台車LRVを見たときは車体が宙に浮いているのでびっくりしました。古い車両が減るのもさびしいですが、このように新車を導入することを聞くと公共交通機関としての路面電車の意義が見直されるのではないでしょうか。バリアフリーの低床式バスよりはLRVの方が乗降にも乗っていても具合がいいと思います。
先ほどのコメントでLRVと書いて、後でLRT?ではと思ったのですが記事を見るとLRVとなっていました。調べるとLRVはLight rail vehicle で車両を、そしてLRTはLight rail transit で交通を意味するもので間違いではありませんが言葉遊びみたいです。厳密な意味ではLRVになるでしょう。LRTがウキペディアによると輸送力が軽量級な旅客鉄道とあったので地方ローカル線も広い意味でのLRTになることに。このことが地方ローカル線の問題解決の糸口になればと思いますが。ところで近頃のガソリン代の値上がりは困ったものです。公共交通が整備されているところは良いのですが・・・