2015年 西方見聞録 ルーマニア鉄路の旅 Part17 CFF Moldovița (モルドヴィツァ森林鉄道) 後編

DSC_4962_164▲ 13:44 昼下がりの山里、もう授業が終わったのか家路につく小学生のお嬢ちゃんたち、にっこり笑顔で挨拶をしていかれました。昔ながらの光景が広がる中に明るい姿が印象的でした。

第8日目 2月18日 その2

DSC_486750▲ 12:36 機関士たちがポイントに詰まった土を掻き出している間、目一杯に干し草を積んで馬車がやってきました。中国東北でもトウモロコシの長い茎を満載した車を見ますが、バイクやトラクターで牽引していました。こちらは昔ながらの馬の牽引です。

DSC_4898_100DSC_4901_100▲ 農家の鶏小屋、2階から降り台をつたって鶏さんたちが降りてきました。
2階に寝床があるのは、野犬や野獣に襲われないための工夫なのでしょうか。その前の陽だまりには可愛い猫ちゃんが番猫としてこちらを睨んでいました。
これで右手を上げてくれると招き猫になるのですが・・。

DSC_4906_100DSC_490556▲ 12:58 ポイントが何とか切り替わったようで我々が乗る客車列車は無事にポイントを渡り終えました。貨物列車も後に続きます。乗り込んで出発です。

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DSC_4914_200▲ 13:12 撮影地⑪ Google座標; 47.737940, 25.520325
皆さんよりも随分と遅れて、凍った急坂を何度も滑りながら登りました。息を切らせながらの俯瞰撮影です。老体の限界を感じました。

DSC_493457▲ 13:14 こちらは貨物列車、気温が上がってきたのか白煙が直ぐに消えていきます。

DSC_4943_100▲ 13:26 撮影地⑫ Google座標; 47.752524, 25.502948
山に入り力走します。だんだんと森林鉄道らしくなってきました。

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▲ 13:34 撮影地⑬ Google座標; 47.754507, 25.498649
一山登って休憩です。看板は駅名かと思いましたが直訳すると「家の狩猟 Rascov」です。これから入るレストランの案内看板なのかも・・。DSC_495762▲ 続行する貨物列車も集落を抜けてきました。到着を待ってお昼の休憩です。

DSCN911176▲ 13:51 遅い昼食ですが、ドカンと出ました本格的なルーマニア料理です。美味しくいただきました。

右下はリーダーのtanago社ミッシェルさん、これも飲まないかと薦めてくださいましたが美味しかったのはこちらの「UNIREA」というブルーベリーアフィナタです。
いつもの手作りでなく、こちらは一般に売られているお酒です。

しばしのランチタイム後は撮影に戻ります。

DSC_497402▲ 14:50 撮影地⑭ Google座標; 47.755720, 25.495722
列車はなおも山を登ります。これこそ森林鉄道です。

DSC_500603DSC_503204▲ 撮影地⑮ Google座標; 47.758997, 25.492500
森林地帯の中を上って行きます。

DSC_505605▲ 撮影地⑯ Google座標; 47.760566, 25.486757
林を抜けて進みます。木陰からも狙ってみました。

DSC_506806▲ 撮影地⑰ Google座標; 47.729533, 25.522250

しばらくしますと視界が開けて農家の点在する山里に出ました。

DSC_509707DSC_510108▲ 15:34 撮影地⑱ Google座標; 47.759180, 25.480823

放牧地の中の小さな鉄橋を渡り進みます。

乗車している客車列車の最後部車両では終始ブレーキマンがブレーキハンドルを回してスピード調整をされていました。特に機関士からの連絡はなく、あーうんの作業です。

 

DSC_511509▲ 15:48 撮影地⑲ Google座標; 47.761131, 25.470800
山里の光景は続かず、また山間へと入ります。このパターンの連続が続いています。

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▲ 15:52 撮影地⑳  Google座標; 47.761444, 25.469153
ようやく起点駅から12.5キロの終点、Argel-Zigreva駅に到着です。標高は773m、起点駅からの標高差は195m、平均勾配は約15.8‰、それほどの急勾配はなかったので意外でした。

DSC_514815 DSCN912435DSCN912234▲ 15:56 直ぐに2本の列車の機関車は折返しのために機回しを始めました。

気温は+1℃。

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▲ 手際よく機回しは進められました。機関車2両は連結されてテンダーファーストながら重連です。客車の後に貨物編成が連結され混合列車となりました。これで起点駅まで戻るようです。

DSC_515419▲ Argel-Zigreva駅から先はと見ますと、線路は途切れています。枕木付きのレールが積んでありましたのでこれから延伸復活も考慮されているのかも・・。

重連の混合列車は発車しましたが聞くとこのまま起点駅までノンストップで戻るそうです。テンダーファーストですが折角の重連です。まだ夕日は沈んでいないので、日差しが当たっている場所で撮りたいとオーダーを入れました。

DSC_517320DSC_5161_100▲ 16:50 撮影地21 Google座標; 47.746014, 25.511035
下山途中で開けた場所を見つけましたのでストップを申し出て撮影です。丁度、長い間伐材を積んでの馬車がきましたのでツーショットです。

続いて、空車で来られたおじさんにも友情出演をお願いしました。

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DSC_520523▲ 斜光を浴びての走行ですが、もう少し後方から編成を入れたかったのですが・・。場所もあったのですが通り過ぎていました。
これが今日、最後のカットで、17:25 起点駅に戻りました。

17:43チャーター車に乗ってVişeu de Sus へと戻りますが途中に世界遺産に登録されている五つの修道院の1つ「モルドヴィツァ修道院」(Mănăstirea Moldoviţa)があると言うので立ち寄りました。
Google座標; 47.657104, 25.571325

03_入場券▲ モルドヴィツァ修道院は1532年に建造されました。
内部は聖人や天使たちを描いた壁画が天井にもありました。
外壁にフレスコ画が描かれていますが、ここは626年のペルシャ軍襲来の戦闘場面を描いた壁画が1部に描かれています。こういった壁画は他の修道院とは違っているところだそうです。入場料は5Lei(約155円)でした。

Vişeu de Sus へ戻った時はすっかりと宵闇に包まれていました。明日からはまだ2日間CFF Vişeu de Sus の撮影です。もう撮りつくした感がありますが、どんな趣向が用意されているのか楽しみでもありました。 番外編に続く

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