2015年 西方見聞録 ルーマニア鉄路の旅 Part10 ブカレストから ビシェウ・デ・ジョス(Viseu de Jos)へ IR1642からRE4135への乗継

【 動き始めた列車から飛び降りる 】
ブカレスト北駅
から心地良く揺られての熟睡でした。5時過ぎにもう直ぐに乗継駅のBeclean pe Somesに着くだろうと起き上がり荷物をまとめて降りる支度です。列車乗務員の女性も預けた切符を持ってやってきました。まだ到着までは十分な時間があります。昨夜から見ているTV映画の続きを見ていましたら、暗闇の中で停車しました。窓から見ますが駅のホームらしきものが見えませんので単なる運転停車かなと思って部屋でゆっくりとしていましたら、突然ドアが開いて「あなた降りないの!もう発車するよ。」と、大きな声で申されます。えっ!着いているの?!状態です。

慌てて荷物を持って降車ドアへと向かいますが、列車は既に動き出しています。下を見るとホームは無く、凸凹としたコンクリート板が並べられているだけで降りるには結構な高さがあります。問題は履いては重い耐寒用(-30℃対応)のソレル製の靴です。ガッチリと作られていますので普通の運動靴のような機動性がありません。おまけに背中にはカメラ3台を入れた重いリックを背負って自由が効きません。それでもスピードも出ていないので大丈夫だろうと覚悟を決めて、エイヤーと飛びましたが着地は上手くいかず一回転してしまいました。重いキャリアーケースは私が転げ落ちたのを確かめて、乗務員がドアから落としてくれました。

こんなわけで朝からしくじりました。幸いケガは膝を少し擦りむいた程度の軽傷で済みましたが、もう少し遅ければ、列車のスピードが出ていたら、降りるのは無理だったでしょうね。

DSCN860006DSCN860207▲ 5:50 着いたBeclean pe Somes です。飛び降りたホームは右側の3番線で、ご覧の通りームと呼べる高さがありません。よく軽傷程度で降りられたものでした。’
夜行列車が止まる乗換駅なので普通の高さがあるホームだと思いこんでいました。まさか無いに等しいホームとは・・、大失敗の災難の朝でした。


第4日目 2月14日 その1

① ブカレスト北駅 21:05(IR1641)⇒5:45 ベクレアン・サムス(Beclean pe Somes)

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DSCN860509 1番線ホームはまだきちんとした凸凹が少ないホームです。駅舎もあります。列車の中からは反対側を見ていました。部屋のドアを開けておけば到着したのが分かったでしょう。今後は気を付けなければと肝に銘じました。

明かりの点いた売店が見えましたので行ってみました。
DSCN860610▲ この駅は深夜・早朝でも数本の発着があります。そんな客のために一晩中店を開けているのでしょうか。ブカレスト北駅の売店同様に一応何でもあります。コーヒーを頼むとインスタントではなくドリップを入れてくれました。

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▲ 平屋建ての駅舎正面です。
駅前通りはありますが、商店や食堂は見渡らず閑散としています。
2011年度調査の人口は10,628人と典型的な田舎町です。
Google地図で見ても高い建物は教会ぐらいです。
Google座標;47.176964, 24.182292
DSCN861312_1 DSCN861413_1▲ 待合室に入って見ました。 私と同じ列車に乗り継ぐのでしょうか、結構待合客がおられましたが、すすり寄ってきてタバコをせがみます。どうやら地元の浮浪者のようですが1本渡してやると離れていきました。
待合室にはブカレスト北駅でご紹介したコーヒーの自動販売機が置いてありました。
ipadを取り出して、Yahooニュースを見ながら待合時間を過ごします。ipadは街歩きにも役立ちました。持ってきて大正解です。

▲ 7時を過ぎると、ようやく明るくなってきました。待合室はもう1つあって、先ほどのは切符売場兼用だったようです。

② Beclean pe Somes 7:31(R4135)⇒9:32 Viseu de Jos

DSCN865625DSCN866127▲ 7:30 定刻より8分遅れでR4135が到着しました。ローカル列車ですので、DCかと思っていましたが以外です。
2号車の1等車に乗り込みましたがガラガラです。
DSCN865926▲ コンパート式の1等車の車内は、3人掛けシートが向かい合っています。一方の2等車は4人掛けになっていて、シート幅が広いだけの違いです。これだけ空いていますと何も1等車にする事はなかったのですが、出発前にネットでルーマニア鉄道に乗った旅行者のプログを見ましたら治安が悪く、1等車に乗車する事を薦める記事がありました。しかし、そんな心配は不要と思いました。出発前の飲み会では海外乗り鉄のプロ、千住のやすべえさんもいらぬ心配で2等車でも問題ないよと言っておられました。よって今回以降は2等車にすることにしました。その方が一般の現地の方とのコミュニケーションも取れて旅の楽しみが増します。
勿論、今日の1等車では一人独占での利用です。
DSCN866328乗降ドアは開けっぱなしです。

▼ 途中の駅は平屋建てが多くこざっぱりとした造りです。
どの駅も駅長さんがおられて発車の際は緑の丸印のついた板棒を上げて合図を出されています。

DSCN870031▲ 列車は山間区間に入ってきました。山で採れる豊富な木材で造られた家は屋根も板張りが多く見られます。

DSCN8706_10002_▲ 9:32 定刻よりも少し早くのViseu de Jos到着です。ガッチリとした造りの駅舎です。
以前はこの駅から最終目的地のViseu de Susまで約8キロ、接続する旅客列車が運行されていたそうですが今はもう運行されていません。駅にはTaxiがあるとO氏は言っておられましたが、そんなものはいません。どうしようかなと思っていましたら後から「Tanagoツアーの方ですか?」と、声がかかりました。聞いていなかったのですが、迎えの車が待っていました。列車からはもう一人降りられた方がおられました。どうやらこの方のためだったかも・・、ご一緒させていただくことにしました。

01_走行Map_100 ▲ ブカレスト北駅からビシェウ・デ・ジョスへの走行軌跡地図です。549キロの移動と、いつもの数1,000キロにも及ぶ中国鉄路の旅と比べると、ほんのわずかです。   Part11に続く

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