2015年 西方見聞録 ルーマニア鉄路の旅 Part19 CFF Vişeu de Sus(ヴァッサー渓谷森林鉄道) 最終日

DSC_597642▲ 11:46 ヴァッサー渓谷森林鉄道の冬季随一の撮影ポイント、ツララの滝横を走るコッペルMĂRIUŢA号。今日は最後の撮影ですが快晴とはならずの曇天です。しかし、この渓谷を走る列車を撮るには日差しがあると逆光になります。曇天の方が撮りやすいようです。

第10日目 2月20日

今日は、Vişeu de Sus に来てから7日目を迎え最終日となりました。ほぼ撮りつくした感がありますが今日はどの蒸気機関車が牽引してくるのだろうと楽しみにVişeu de Sus駅へと夜明け前から向かいました。

DSC_565401▲ 6:35 夜明け前の車庫に入りバルブ撮影です。3台が点検中でした。
【DATA】 ズーム28㎜ F7.1 8秒 ISO100 マニュアル露出補正-0.3段

DSC_566703▲ 奥に並ぶのは、左はIOANA号機、車体番号764-449、1955年 Resita製。右は右はCOZIA-1号機、車体番号764-408、1985年Reghin製です。初日と変わらずの位置です。
【DATA】 ズーム28㎜ F9 10秒 ISO200 マニュアル露出補正-0.3段

DSC_567104▲ 【DATA】 ズーム28㎜ F8 25秒 ISO100 マニュアル露出補正-0.3段

DSC_5659_100DSC_5729_100DSC_5731_100▲ 前に置かれているのはコッペルMĂRIUŢA号機、車両番号764-221、1910年O&K(Orenstein & Koppel OHG)製です。
【DATA】 ズーム28㎜ F7.1 30秒 ISO100 マニュアル露出補正-0.3段

DSC_567405▲ 6:55 ほのかに明るくなってきたヤードですが、あいにくと曇り空です。

DSC_567907DSC_567806▲ 7:00 撮っているのは我々だけかと思っていましたが、先日撮影中にすれ違ったイタリア人鉄ちゃんも来られました、
三脚は誰も持ってこられていない様子でまだ暗い中ですが手持ちで挑んでおられました。
私もいつもは三脚を持っては来ない主義ですが今回は夜撮もあるとの事と、新たにビデオも買い込みましたので三脚を持参しました。動画はまだ未編集ですが、編集が終わりましたら投稿させていただきます。
DSC_568609▲ 7:11 コッペルMĂRIUŢA号機が外に出されました。今日はこれが牽引機のようです。
【DATA】 ズーム52㎜ F9 4秒 ISO100 マニュアル露出補正-0.3段

DSC_571016DSC_5714_200▲ もう1つの車庫ではELVETIA号機、車両番号764-421、1954年Reşiţa製がいました。
【DATA】 ズーム28㎜ F3.5 1/10秒 ISO2200 オート露出補正-0.3段、手持ち撮影

DSC_570210▲ 7:32 手持ちでも何とか撮れるほどに夜が明けてきました。MĂRIUŢA号機が燃料を積込むために薪置き場に移動です。COZIA-1号機も出庫してきました。こちらも薪の積込みで、イタリア人のチャーター用ですね。
【DATA】 ズーム58㎜ F6.3 1/20秒 ISO400 オート露出補正-0.3段

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▲ これが木材を運ぶ台車です。ご覧のように台枠は台車上にしかなく台車と台車をつなぐのはロープのみです。こういった方式を何というのか知恵がなく申し訳ありませんが、初めてみました。ロープが切れたら、木材を左右で支えている棒が抜けたり折れたりしたら大変ですよね。運材車編成では数両に1両は手ブレーキ付きの台車が組み込まれていてブレーキマンが巧みに速度調整を行っていました。

DSC_570815▲ これは乗って運転して見たかった乗用車のグースです。ベースはロシアのGAZ(ニジニ・ノヴゴロド)の自動車メーカーが製造したВолга(Volga)です。VIP用に使用されたのでしょうか。

DSC_572019▲ レールカーやグースたちも留置されていましたが、同じ車両はありません。拘りなのでしょうね。

DSC_573923▲ 8:11 我々がチャーターしたコッペルMĂRIUŢA号の編成準備が終わったようです。乗車して撮影地へと向かいます。

撮影地、Google座標につきましては4回目となりますので説明は今回省略します。ご了解ください。
DSC_576324▲ 8:31 町はずれに近い木造教会をバックに行きます。

DSC_579125▲ 8:59 築堤の下からも狙ってみました。

DSC_579426DSC_580329▲ 9:06 揺れる吊り橋を渡って対岸からの撮影です。

DSC_581230▲ 9:55 トラックへの積替えは、爪の付いた特殊アームでの作業です。

DSC_581431▲ 10:00 再び吊り橋で対岸の集積積込場へと渡っての撮影を行います。

DSC_582432 DSC_583433DSC_583634▲ 10:10 作業光景を前景に撮っていましたらトラクターが伐採した木材を引っ張って上流から現れました。強引とも思える運送です。

DSC_584135 DSC_586236▲ コッペルを撮るのは前からよりも横からが好きです。客車はもう少し小さな短いのならもっと良いのですが・・。

DSC_590539▲ 毎度の場所ですが、今日は煙が茶色ぽくなっています。

DSC_590740▲ 10:57 いつもながらミニバングースは作業員輸送に大活躍です。こちらはFord製、”MN-01-NOVA”とプレートが付いていました。

DSC_598443▲ 11:54 こちらもFord製ミニバンベースですが”VASER-1″のプレートです。

DSC_599044▲ 11:55 VASER-1に続行しての今日初めての運材列車との交換、87-0032-0号機が長大編成を牽引します。

DSC_599845DSC_600046▲ 11:57 運材列車に続いて赤いミニバングース”RG-HOLZ-06”も続きます。トロッコ1両を牽引していました。

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▲ 12:17 Cozia駅にて折り返しです。MĂRIUŢA号の機回しが行われてテンダーファースト編成になりました。

▲ 12:20 客車内ではバイキング昼食が用意されましたが、今日はANAさんは乗車されていません。

DSC_602150▲ 12:25 COZIA-1号機牽引の列車との交換です。イタリア人グループのチャーター列車のようです。

DSC_6022_100▲ 13:59 このままノンストップで;Gara CFFまで戻りました。ヤードでは野放しの犬君たちがお迎えです。ルーマニアでは屋外に野放しされた犬が多く、犬嫌いの方には大変ですが人懐っこくて、悪さはしません。私は大の犬好きですので恐れません。撫でてやったり首を揉んでやると尻尾を振って喜んでくれます。

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▲ 14:11 MĂRIUŢA号機が切り離された後、IOANA号機が後部に正向き連結されました。機関車の交換でした。

DSC_607554DSC_6048_100▲ 短区間ですが、撮影場所は替えての撮影です。動ける蒸気機関車は全部見てもらいましょうとの配慮でした。

DSC_6113_100▲ 15:28 再びCozia駅に戻ってきました。車庫前には87-0032-0号機と、今日前半お世話になったMĂRIUŢA号機が休んでいます。

DSC_611755▲車庫奥にはBAVARIA号、車両番号764-435、Reşiţa 1954年製が整備中でした。
今回確認できた走行可能蒸気機関車はIOANA号機(車体番号764-449)、COZIA-1号機(車体番号764-408)、MĂRIUŢA号機(車両番号764-221)、BAVARIA号機(車両番号764-435)の4台と、そして修理中だったELVETIA号機(車両番号764-421)を合わせると5台です。

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DSC_612759▲ 一方のディーゼル機関車は、上の青色が87-0032-0号機、下の赤色が87-0015-5号機、他にまだ帰っていない緑色の87-0038-08号機が運材列車の運用についています。

今夜はtanagoツアーの最終日です。食堂車では打ち上げの宴会が開催されました。
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▲ 18:40 今回のツアーに参加された皆さんと一緒の楽しい宴です。今日は列車に乗車されなかったANAさんはこちらで準備をされていました。

明日は、それぞれ別行動となります。日本人グループはクルージ・ナポリ空港までチャーター車で向かい、S氏とK氏は帰国の途につかれます。私はO氏ご夫妻と一緒にクルージ・ナポリ空港からTaxiに乗換えて市内の宿泊するホテルへと向かいます。   Part20へ続く

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