▲ 今日の列車の車内には、可愛いルーマニア美人のお嬢さんが乗っておられました。お名前はANA(アンナ)さん。持っておられるのはこの地方の名物、地酒のブルーベリーアフィナタ。家庭でも作られるこのお酒はペンションでも出ました。これはワインと同じく水替わりで、この鉄道の撮影中は毎日飲んでいました。お嬢さんに入れていただくと一段と美味しくなるお酒です。
第7日目 2月17日
▲ Vişeu de Sus の地図です。GaraCFF駅は真ん中右の緑丸です。我々が泊まっていますペンションは黄色丸で加えました。ここの標高はこの地図では450mと記載されています。
8:39 今日はゆっくり、陽が昇ってからのの出発です。天候は良さそうです。
▲ 8:49 今日用意されたチャーター列車の牽引機はCOZIA-1号機、車体番号764-408、1985年Reghin製です。
朝の温度は-7℃、-30℃対応の装備をしていますので、寒さは全く感じられません。
▲ 9:14 撮影地①
Google座標;47.719523, 24.473935
今日の最初の撮影地は線路の両側に柵のある場所です。雪解け後は放牧地になるそうで、そのための柵です。
後方には木造のとんがり帽子の教会が見えるのですが、煙で隠れてしまいました。
▲ 9:29 撮影地② Google座標; 47.719696, 24.475168
珍しく踏切での撮影です。今日は風があって煙が流れますので正面からとしました。
▲ 直ぐに鉄橋を渡りますが、鉄骨に枕木を載せた簡素なものです。
▲ 9:38 撮影地③ Valea Scradei駅 Google座標; 47.721414, 24.479771
いつものように止まってのコーヒータイムです。今日はブランディなしのブラックにしました。
▲ 9:57 リクエストが出たのでしょうか、撮影地②に戻って裏山登りです。滑りそうで登れる自信がなかったので途中で止めて撮りましたが、木が邪魔です。もう少し上に行くと木も邪魔にならず教会を入れてバッチリ撮れたそうです。
▲ 10:28 撮影地④ Google座標; 47.734821, 24.501292
放牧地の丘に上がっての撮影です。渓谷で狭く、列車を横から撮る撮影ポイントがあまりありません。羊くんたちがいてくれると良い写真になるのでしょうね。
▲ 11:09 撮影地⑤ Google座標; 47.740481, 24.538301
一昨日は無風で煙が残りましたが、今日は少し風が吹くだけで煙が暴れます。
▲ 11:47 撮影地⑥ Google座標; 47.75624 24.555052
暴れる煙は、その都度方向を変えますので太陽を入れてに切り替えました。
正午に近づくと気温は+4℃へと上がってきました。
▲ 12:16 撮影地⑦ Google座標; 47.770567, 24.575518
冬季ならではの撮影ポイントですが今日は暴れる煙が前方に流れて後方を隠します。
▲ 12:49 撮影地⑧ Cozia駅 Google座標; 47.772456, 24.583029
交換設備のあるCozia駅に着きましたが本線上には山から自力で下りてきた運材車6両編成が停車中で進めません。右側車線に移動した後、今度はディーゼル機関車87-0032-0号機が長大運材編成を牽引して下りてきました。どうするのかと思っていましたら運材編成を一旦切り離してチャーター列車が止まっている車線に入り、チャーター列車に後方へと下がってもらってから6両編成の運材車の頭につきました。その後、長大編成に組み込まれました。
▲ 13:14 車内ではバイキング形式のランチがANAさんによって用意をされていました。
メニュは昨日と変わりませんが、ANAさんが並べると美味しく感じます。
ANAさんは車内を回って、みなさんにブルーベリーアフィナタを注いでくれます。さらに美味しくなります。
▲ 13:44 撮影地⑨ Paltin駅 Google座標; 47.780480, 24.605944
路線の中間にあるPaltin駅に到着しました。シーズンではこの駅の屋外で食事や飲み物の提供がされるそうです。
▲ 14:15 撮影地⑨ Google座標; 47.772189, 24.581506
今日2回目となる長大運材列車との交換がありました。牽引機は、87-0038-8号機です。客車の次にトラクター、最後後にはタンク車が連結されていました。
▲ 14:37 撮影地⑩ Bardau駅
Google座標;47.791762, 24.626625
ベンツ製のミニバン改造のグース、樵の人員輸送に使われています。
グースも多種多様です。
残されていた満載運材車はチャーター列車に連結されました。
▲ こちらは車体の製造メーカーが分かりませんが、”8 MI”のナンバープレートを付けたミニバン改造のグース。
▲ 14:40 今日最後の正向きでのシーンです。これよりは折返しでGara CFFへと戻ります。
▲ 16:28 Cozia駅付近で下りを撮りましたが、逆向きはやはり横からしか好きになれません。
▲ 17:37 復路は1回だけの撮影で帰ってきました。ヤードの中の改造グースと「ROSSIA 2」とプレートが付いたDC。
▲ ペンションに戻る道横に建設中の家ですが、ご覧のようにこの地方独特の屋根まで木造建築です。
▲ 19:30 夜は夜間撮影をするというので夕食後に車庫まできましたが我々の他には誰もおられません。蒸気機関車も並べられておらずガッカリでした。翌日聞くと、列車を下りてから待っての撮影だったようです。
明日は車で約3時間の所にあるもう1つのナロー鉄道「CFT Moldovita」へと日帰りで参ります。さてどんなロコが走っているのか楽しみの就寝でした。 Part16に続く