市役所前の電停でまたお会いしたお姉さん、2度ある事は3度あると申しますが3度目の出会いがありました。今度は愛犬2匹とのお散歩中です。これだけ偶然の出会いが重なると運命的なものさえ感じてしまいます。場所は、各種演劇が開催されるアラドの代表的なクラックシアター ”Ioan Slavici”に隣接した公園広場です。もう少し私が若ければ、シアター内のドラマ同様に、これからの進展が演じられるのでしょうが・・。今は鉄ちゃんで、こちらに夢中です。
第17日目 2月27日 その4
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14:18 市役所前で降りて、お姉さんとの2度目の劇的な再会の後は、撮影も再開です。
撮影地⑦~⑩はかつて馬車鉄道が初めて走った中世時代の建造物が多く残り、走るトラムも多く撮影には絶好のエリアです。ここでは、形式・車両番号についての記載は省略しますのでよろしくお願い申し上げます。
▼ 14:17 撮影地⑧ アラド市役所前 北側、アラド駅前方向を見ての撮影
▲ 上の4点のTatra T4型は、1974~1981年にかけてアラドに100両が投入されています。旧社会主義国家の各都市にはT4型の様々なタイプが入りました。ルーマニアでもブライラ(Brăila)に10両、ブカレスト(Bucharest)に131両、ガラツ(Galați)に10両、ヤシ(Iaşi)に70両と大量配置されています。
▼ 撮影地⑧ 同じ場所から振り返って、Piata Romana方面を見ての撮影
▲ Aradで生まれ教育者・政治家として多大な貢献のあったVasile Goldiș像の横を行きます。
通りにあったマクドでしばしのコーヒータイムです。コーヒーは7.2Lei(約234円)と、結構しますが、昼過ぎでも店内は一杯でした。
▲ 公園内の路線を行くトラムたち、新緑の時はいっそうトラムも映える光景でしょうね。
▲ 撮影地⑧~⑨
アラド期待の星、2014年10月に登場した低床車”IMPERIO”がやってきました。まだラッピング広告がない美しいスタイルです。しばらくはこのままでいて欲しいですね。
▲ 38号連接車。ラッピング広告はなく車体中央にはアラドの市章が付けられています。
▲ 撮影地⑨ Primarie電停、。街の中心部とあって上下線の電停には多くの乗降客が見られます。
▲ 冒頭でご紹介しましたクラックシアター ”Ioan Slavici”の表側正面です。
▲ 15:59 撮影地⑨~⑩ 先へと進みました。ここでお会いしたのが冒頭のお姉さんです。
▲ 撮影地⑩ Piata Podgoria ここで殆どのトラムは広場を囲むループ線を回って折り返します。
16:24 私も乗車して折返して撮影地⑦ A.Muresanu電停へと向かいます。
▲ 16:38 A.Muresanu電停着。アラド駅前方面へと撮影です。
▲ 17:08 Piata Podgoria まで撮りながら歩きました。郊外線には行けませんでしたが、アラドに走っている各種トラムは撮れたと思いますので満足です。ボチボチ、ティミシュアラへと戻る列車の時刻が近づいてきました。これで切り上げる事にしました。
▲ 17:11 トラムに乗って、アラド駅前に戻りました。
▲ 17:20 アラド駅のコンコースですがご覧のようにリニューアル工事中です。
ホームへは一旦2階に上がってから各ホームに下りるようです。今まで見てきたルーマニア国鉄駅は、線路を横断する渡り通路が多かったのですが、違ってのスタイル、橋上駅?になりそうです。
左は到着時刻表です。68本が記載されています。
▲ 左はティミシュアラへ往路、右は復路の切符です。同じ路線の往復ですが、往路で乗車したのは”IR”、日本で言うと特急でした。復路は鈍行の”Local”です。所要時間は特急の50分に対して1時間16分と26分遅い代わりに運賃は、特急の18.5Lei(約574円)に対して7.5Lei(約233円)と格安です。
▲ コンコースには国鉄駅定番のコーヒー自動販売機がありました。買って待合室に入りしばしゆっくりとしました。ホームには古い石造りの洗面台が置かれていましたが貴重な鉄道遺産です。修理して欲しいですね。
17:35 ホームに3両編成の列車が入線して乗客が降りられました。私が乗車するのはこれの折り返しです。往路乗車した特急とは違って自由席です。最後部のコンパートメントに席を取りましたが、ティミシュアラまで独占でした。
▲ 19:08 ティミシュアラの到着。気動車が揃う各線です。
明日はいよいよ最後の訪問地であり帰国への飛行機が出るハンガリーのブダベストへと向かいます。どんなトラム、メトロが待っているのかと期待の就寝でした。 Part43に続く