絶景の台湾鉄路 2015年夏の旅 Part2 高雄の貨物線を撮る

第2日目 6月4日 その1

今日は高雄站から鉄道工場までの貨物線と開業待ち遠しいLRTを撮影します。
ただ貨物線に並行する道路と周辺は昨年8月1日深夜に大規模なガス爆発事故が発生し、尊い32名の命が失われ、131名もの方々が重軽傷等の被害に遭われています。亡くなられた方々のご冥福、また被害に遭われた方々の1日も早い復興をお祈り申し上げます。

LRT_201506被害地域は人口密集地の街中なのに何と石油化学コンビナートへのパイプラインガス管が埋設されていたと言うより、逆にパイプラインがある場所に街が形成されたというから驚きです。
地下の爆発事故により道路は大きく抉られるように陥没し、周囲の住居等の建造物の多くが破壊されました。隣接する鉄道工場や貨物線には直接の被害はなかったようですが、鉄道工場と本線を結ぶ貨物線は事故の余波によって運行を停止したとの噂がありました。今はどうなっているのかと旅立つ前日に事故発生の10日前現地へご一緒させていただき、今年1月にも来られておられるデカンショまつり号さんにメールを入れて聞いてみますと、直ぐに返信が参りました。

「ご質問の件ですが、1月に訪台した時には動いてました。ただ、通勤車は姿を消し、工場の出入の列車でした。現地で購入した2014年9-10月鉄道情報221号では、気爆事件以降、工場出入を兼ねた貨物が運転されているとのことでした。
時刻は、貨列7220A次 高雄09:05⇒前鎮09:21、貨列8786次 前鎮10:30⇒高雄10:45、貨列7220次 前鎮11:02⇒高雄11:17です。」
と、いう事で昨年とはダイヤ変更がありますが運行はされているようです。以前と比べて運行時刻は遅くになりホテルで朝食を食べてから自転車で向かっても十分な時間があります。ところがです・・・。

【 2日続けての大失態 】
朝、目覚めると部屋は十二分に明るくなっています。さすが南国の朝日は強烈だなあと悠長に起き出して時計を見ますと、一瞬にして青ざめました。何と9時半を回っています。今日の朝の撮影は高雄9:05発の貨列からですが、出発した後でもう間に合いません。
昨夜は11時前には眠りについたのですが途中起きる事もなく爆睡してしまっていました。老体になってくると朝起きは早く、目覚ましも必要ではありませんので油断していました。念のためのモーニングコールを頼むのを忘れていました。昨日のバスの乗り間違いに続いての大失態で、旅の基本の反省は出来ていませんでした。デカンショまつり号さん、折角教えていただきましたのに大失態で申し訳ございません。

今からでは工場からの折り返しを撮る以外に方法はありません。直ぐにシャワーを浴びて眠気を飛ばしてから荷物を整理してチェックアウトです。ホテルに荷物を預け、レンタル自転車を借りて高雄鉄道工場へ向けて走ります。
01_高雄貨物線DSC_9104003▲ 10:22 高雄站裏のホテルからのC32地点までの距離は約2.5㌔、途中鉄道をオーバークロスする登り坂高架橋もあって約20分を要して建國一路との踏切に到着しました。
まずは踏切番のおじさんにご挨拶と自己紹介をして通過時刻をお聞きします。親切なおじさんは「日本からよく来たね」と、フレンドリーな対応です。今回は確認を忘れてはいけません。毎日記載されておられる運行日誌を見せていただきました。
今日の工場行きは通過していますので運行は間違いありませんが、復路時刻は毎日微妙に違っています。ここにおれば列車の接近が分かりますので、復路1番列車はここで待つ事にしました。おじさんはこれに座って待ちなさいと椅子を貸してくださいました。
台湾の日差しは強烈で既にTシャツから出た手は痛いほど熱くなっています。長袖のTシャツを用意しては来ましたが朝起きに失敗して着用するのを忘れていました。3度目の失敗です。
踏切小屋の軒下に入って日差しを避けて待ちます。

DSC_9108004▲ 待っていますと小屋におられたもう一人のお兄さんがわざわざ紙に10:55発と書いて渡してくれました。
工場出発の時刻が確定したようです。

11:02 撮影地①
Google座標; 22.630010, 120.321493
遮断機が降りました。おじさんが手旗を振る向こうからゆっくりとDLが向かってきます。
DSC_9121005▲ 11:03 撮影地① R42号機が2両の客車と車掌車を牽引して踏切を通過して行きました。撮影後は踏切番のおじさん、お兄さんにお礼を言って工場方向へと向かいます。

DSC_9126007 DSC_9127008

▲ 11:15 同慶路との踏切です。ここでも真っ直ぐに鉄路は続いています。

線路に沿っての木立の中に散策路が設置されていました。強烈な日差しを避けて走ります。

DSC_9129009▲ 11:22 三多二路との踏切。この辺りは爆発事故が大きかったのか道路との壁はなくなり道路も新しく舗装されて以前の面影はありません。電柱、信号機も新しいタイプに替わっています。

DSC_9130010▲ 11:24 踏切小屋はありませんが踏切番はいます。機廠站手前の武昌路-英祥路との踏切に出ました。機廠站はこの先の木立の中、そこから右にカーブしていきます。
ボチボチ次の列車が来る様子ですので自転車を降りて撮影体制に入ります。

DSC_9139011▲ 11:27 撮影地② 青色塗装のR40号機が有蓋貨車と客車を牽引してやってきました。列車通過後は踏切番さんは引き揚げられました。

DSC_9142_1▲ 11:30 もう使われる事はなくなったと思える機廠站。一応ホームはあります。
Google座標; 22.616233, 120.32708

DSC_914701402_DSC_9152015▲ ここから先はLRT路線の探索です。鉄道工場前は爆発事故前にあった建物はなくなって整地更地化されていました。通りに面した並びの建物も養生シートが設置されて復旧改修中でした。

※ 前回2014年7月21日の訪問記事はこちらです。
この踏切交差点を後ろに振り返るとLRT車庫です。数編成のトラムが留置されています。
Part3に続く

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