▲ 9:45 Dosoi~Tuzlaのハイライト、現役蒸気機関車と現役腕木式信号機のコラボです。
Class 33型(DR 52)大型蒸気機関車は、約6,000両も製造された名機です。門デフの元祖ヴィッテ式デフレクターを装着していますが、こちらはドームを包むようにカーブしています。この列車、前から撮っていますので分かりませんが33-504号機+33-503号機の重連です。
第5日目 10月20日 その1
6:55 ホテルを出発、今日は今までと違って国道に出ると左折して西方向へと向かいます。
▲ 7:18 撮影地① Google座標;44.546074, 18.516284
着いたのはヤードが拡がるLukavac駅、駅舎内には懐かしいサラエボからのボスニア鉄道本線時刻表が掲示されていました。
▲ 同じく掲示してあったダイヤグラム、”13”がLukavac駅を経由するドボイ(Dosoj)~トゥズラ(Tuzla)です。1日約60本が発着しています。
▲ 8:34 何処からか現れた親子、どうやら列車を待っているようです。
Dosoi~Tuzlaのこの路線には1日上下各2本の旅客列車の朝夕運用があります。
▲ 8:41 煙が見えて列車が入線してきましたが、33-504号機牽引の回送運炭列車でした。
▲ 8:45 Dosoi始発Tuzla行きの6603列車、DC2連(814-039+813-039)が到着です。元はどの国のDCだったのでしょうか、フランスorドイツ?
Dosoi 7:28⇒9:00 Tuzla、57.6㌔、所要時間は1時間32分です。
▲ 8:46 駅長から運転手が何やら通行票を受取っての出発でした。
▲ 8:55 33-504号機牽引の回送運炭列車が発車して行きました。ダイヤにはない運用です。
9:28 Dosoi寄りに移動です。この区間は石炭満載セキの上に乗った地元民が良質な石炭を選んで線路に投げ落とす、とても危険な場所です。
▲ 撮影地② 線路ぎわから地元のおばさんがやってきて投げ落とされた石炭を集めて入れたズタ袋に座って、運び出しをお待ちになられました。後から息子さんでも取りに来られるのでしょうね。
▲ 9:45 撮影地・Google座標; 44.552899, 18.506738
33-504号機+33-503号機の重連がRudnik Šikulje炭鉱で積込んだ石炭を満載した運炭列車を牽引してやってきました。前回もそうでしたがセキに乗った地元民が石炭の大きな塊を線路に投げ落としています。これに当たるとただではすみません、皆さん撮りながら石炭を避けての命がけでの撮影です。
蒸気機関車も現役ですが、腕木式信号機も現役で使用されています。
▲ 9:55 Lukavac駅に戻って、先ほどの列車の撮影です。機関車もデカいですが、機関士・助手のお兄さんたちも頑丈な体つきです。
▲ ここで本務機と補機の入替機回しです。2両目にいた33-503号機が退き、先頭にいた33-504号機が再連結されて、本務機として単機で牽引する事になりました。
▲ 10:13 Dosoi方向から小さな作業車がやってきました。
▲ 10:25 信号所より発車合図が出ました。
空セキ編成を連結した33-503号機がDosoi方向のRudnik Šikulje炭鉱に向けて発車して行きます。
▲ ポイント付近は脱線が多い箇所です。念入りの目測でのレール幅確認作業が行われています。
▲ 10:43 Tuzlaで折り返したDosoi行きの6602列車、先ほどと同じ編成です。乗降客は少しですがありました。
▲ 10:55 Tuzla方面にある発電所に向け、満載の運炭列車を牽引して33-504号機が発車です。
これでLukavac駅付近での撮影は終了です。追っかけての撮影となりました。 Part8へ続く