鹿児島市電500型、600型

路面電車はなんでも人気がある、と思っていましたが、やはり人気者と不人気者があるようで、阪堺電車より加越能のほうに多くの書き込みがあったのには驚いております。折しも梅小路公園には京都市電の展示が始まり、路面電車に話題が集まりそうです。

今回は最南端の市電、鹿児島市電です。
関三平先生によると、市電のデザインには“大阪顔”と“東京顔”があるそうです。
私個人は“京都顔”が一番だと思います。
鹿児島市電500型600型_NEW 鹿児島市電500型600型(文)_NEW

万葉線の話題

北陸新幹線を約一年後に控えた今年1014年3月29日 高岡ステーションビル完成に伴い 万葉線はそのビルの一階まで延伸する予定です。昔の風情ある電停も今は無く仮駅での営業となっています。その先の線路も完成しているようで説明によりますと2線での営業となるようです。当日より駅名も「高岡駅前」から「高岡駅」に変更になるようです。3月6日~7日に訪問した時は ビルはほぼ完成していましたが駅前ロータリーあたりは急ピッチでの工事中でした。pict-高岡夜景1005
2014年3月6日の夜の仮駅に停車するMLRV1000形1005号です。雪が残り寒い夜でした。2両分の長さがあり 右方向に新駅への線路が伸びています。通常は1両しか停車しませんが朝の時間帯2両停車することがありますので 新駅は2線となっているようです。

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2014年 遥かなる東欧の旅 Part14 ボスニア・ヘルツェゴビナの現役蒸気機関車 その2 Class 33を撮る

第8日目 2月22日

31朝起きて気にかかるのは天気です。
昨夕からの雨は止まず降り続いています。撮影意欲は萎んでしまいますが、あらゆる状況下でも何とかするのがカメラを持つ者の腕の見せ所と思い直して出かけます。

ここのレストランの朝食もバイキングではなく簡単なプレートは運ばれてきました。コーヒーがブラックを選べないのが不満です。

8時前 撮影地① 標高195m
バスに乗って最初に案内されたのは、昨日最後に撮ったポイントです。日本人グループは、昨日車上からの石炭投げ捨ての洗礼に会いましたので汽笛が聞こえても線路際に行く気がしません。またこちらに向かってくる石炭搭載列車はバック運転ですので尚更です。1部のドイツ人が線路上で撮るのを遠くから見ていました。

02▲ 8:12 ところが来た蒸気機関車は正向きでした。しまったと気が付いても線路際に行くには時間がありません。選ぶは、流し撮りだけでした。

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いい加減な電車の原型の今

45465 「いい加減な電車の原型」の現在の状況をお伝えします。デ7000形の1期車はすでに無く 2期車はデ7012~7023の内7014を除く11両が活躍しています。記事にある写真のデ7013はグリーン系の広告電車で冷房車となり活躍しています。(2014年2月19日)
pict-富山DSC_2628

デ7000形の仲間のうちデ7022は今年1月27日より「レトロ電車」として運行されています。きれいな外装と共に木材を使った床や椅子テーブル、つり輪など乗ってビックリ 手間のかかったきれいな車内です。(2014年2月19日)
pict-富山DSC_2781

「レトロ電車」に改装される前のデ7022の写真です。左はデ7019でともに標準色です。デ7000形は全面広告の電車は少なくほとんどこの色です。
(2012年5月12日)

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京都から 市バス・市電の話題ふたつ

地元ネタですが、今日は京都市電・市バスに関するイベント・展示場へ行ってきました。

syP1030339 syIMG京都市バスでは、本日、3月22日から新運転計画が実施されている。交通局では“大快革”と称し、三十数年ぶりの車両の大量増備を行ない、主要系統の増便、直行系統・急行系統の新設、夜間・深夜便の充実、均一運賃区間の拡大などを行なった。またサービス充実の一環として、“分かりやすさの向上”を挙げ、京都駅前を中心とした案内サインのデザイン一新、ラインカラーの導入を行なっている。余談ながら、上の写真の右端の6291号車は、1995年製。もう20年近く走り続けている、日本の公営バスの最古参車、今回の改正では車両増備があったものの、増発・増便がそれを上回り、結局、20世紀生まれのバスもまだ活躍することになった。

syP1030328本日、京都駅前では、京都駅前バスのりばリニューアル記念式典が行なわれた。舞妓はんの背後が、新しくなった総合案内モニター。挨拶した京都市長は、「全国で公営バスが衰退して行くなか、京都市バスだけは、より便利に積極的に打って出る」とブチ上げた。式典では、局の要職に就かれた会員のKさんと会って話す機会があった。Kさんは、駅前のサイン・デザインのリニューアルを担当されたそうだ。一晩で、京都の街の表情が変わってしまうほどの作業はさぞたいへんだったろう。

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残しておきたかった機関車DD10

相変わらず マイナーなDLを作っていて、また1両試運転を終えました。その名はDD10です。鉄道省、新潟鉄工所、芝浦製作所、川崎車輛、三菱電機、日立製作所の共同設計で 製作は川崎車輛が担当し 昭和11年3月に竣工した電気式DLです。8気筒600PSのディーゼルエンジンで発電機を回し、100KWモーター4個を駆動したそうです。運転整備重量が71Tonもあり 軸重軽減のためA1A-A1Aという軸配置で この台車(HT62)は後年 ED18用台車の原形になったそうです。性能的には蒸機の2120型と同等だったようですが、燃料事情が悪くなる一方の世情には勝てず 試作1両に終わりました。殆ど活躍することもなく戦時を生き延び 昭和22年9月に廃車されました。陽の目を見ることなく消えていった機関車ですので、残された写真も少なく 細部はわからなかったのですが なんとか完成しました。

完成したDD10

完成したDD10

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窓から写した駅・列車 -4-

中国地方の交換駅

中国地方での窓から写した列車、続きます。なんせハーフサイズのネガを、さらに大幅トリミング拡大、その仕上がりにはご容赦を。

IMG_0014昭和39年に家族旅行で、山陰・山陽地方を旅行した時だ。6月の豪雨災害で、山陰本線は各所で寸断され、2ヵ月近く不通になり、ようやく開通したばかりだった。ダイヤはまだ混乱していて、乗車予定の宇野発博多行き準急「しんじ」も、途中の石見大田からの特発となった。準急「しんじ」は、宇野から伯備線・山陰本線・山口線経由の博多行き、という当時ならではの経由の準急だった。出雲市から石見大田まで普通列車を乗り継いで、ようやく「しんじ」に乗って山口線に入った。途中の日原駅で交換したのが、写真の小郡発石見益田行き527レを牽いていたD606〔津〕、独特の大型の集煙装置を着けていた。津和野区に配置されたD60は、山口線の客貨列車を牽いていた。本州で客車列車を牽くD60の活躍が見られたのは、山口線と磐越東線だった(昭和39年8月)。IMG_0005山陽本線は、最後の電化区間として、小郡~広島が昭和39年10月に電化が完成している。山口線で小郡に出て、広島まで普通列車に乗った。牽引は、EF60の500番台で、この区間の電化工事が完了していたが、貨物列車は、まだD52の天下だった。島田駅で長時間の停車、その間、上り特急「かもめ」が追い越して行く。普通列車に冷房など皆無の時代、窓を開け放っても、熱気は全く収まらない。うだるような暑さのなか、それをさらに暑くするように、D52372〔柳〕が、ワキを連ねた急行貨物を牽いて通過して行った。山陽本線の貨物を牽くD52の写真は、この一枚だけ残った(昭和39年8月)。

いい加減な電車の原型

タイトルからどんないい加減さであったか、この電車の原型をお目にかける。最初の7013号は2期車デ7012~7023(1960、1961、1970年・日車本店製)の第一陣のものであるが、これをええ加減に作ったのが加越能に入線したのである。この2期車は1期車7001~7011(欠番7004)と比べると乗り心地の良いものであった。なんでも1期車の台車は都電8000型の軽量タイプの設計をそのままに採用したところ、縦横ともに揺れがひどいものとなった最悪のボギー車であった。老人も最初、びっくりしたのであった。写真2枚目は台車構造が少し見える1期車の写真としたので、構造の一端を知ることが出来ると思う。加越能に来たのは2期タイプで、窓配置はええ加減でも、乗り心地はええ塩梅であった。

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どですかでん氏の話に出てくる庄川ダム建設工事で活躍後、富山と福井に引き取られた電気機関車4両はザリガニ型で、80馬力4個の出力であった。

信楽高原鉄道点検運行始まる

img311昨年9月の台風の影響により橋脚が流されるなど大きな被害の出た信楽高原鉄道は、廃止の危機にさらされましたたが、昨年末に事業費の目処がつき、2月下旬より本格的な復旧工事に入っています。昨日から点検用工事車両が運行し、まずは被害のなかった信楽駅近くで点検作業がが始まりました。貴生川駅近くの橋脚の流された部分の復旧に時間がかかりますが、12月からの営業再開を目指しているとのことで、まずは順調に工事が進んでいるものと思われます。

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2014年 遥かなる東欧の旅 Part13 ボスニア・ヘルツェゴビナの現役蒸気機関車 その1 Durdevik炭坑線を撮る

第7日目 2月21日

8:22 昨夜ホテル手前で乗り換えた小型バス2台に分乗して最初の撮影地、Zivinice駅に着きました。今日の午前中は、Durdevik炭坑から国鉄Zivinice駅までの約5キロを走る路線で、現役の蒸気機関車を撮ります。
お天気ですが、ご覧のとおり今にも雨が降りそうで良くありません。しかし、そんなことは仕方がないと蒸気機関車がやってくるのを待ちます。
01028:55 最初にやって来たのは、DL275号機が牽引する約40両ものセキを牽引した石炭列車です。
石炭搭載はなく空車回送で、Durdevik炭坑の積込場へと向かいます。

039:10 DL石炭列車が発車していった後、採炭場からC形タンク機62-111号機が白煙を吐きながら単機でやってきました。駅ヤードに留め置かれている空車を牽引して積込場に向かうようです。
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「窓から写した駅・列車-3-」に寄せて

特派員氏ならではの このシリーズを楽しく拝見しています。その3で呉線風早駅での交換風景が紹介されました。キハ17系とC6216牽く客レの交換です。撮影は昭和43年3月ということですので、現在の風早駅はどうなっているだろうかと 46年後の様子を見に行ってきました。

H26-3-19 呉線風早駅

H26-3-19 呉線風早駅  駅名標の位置は変わっている?

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「いい加減な電車」の写真があったやちゃ。よかったら越ノ潟へ行ってこられ。

 「なんだこりゃ?窓の配置」電車が走っていた加越能鉄道高岡軌道線は万葉線株式会社となり、路線も通称万葉線となった。ところで、万葉線の万葉とは万葉集からきたもので、その万葉集には越中国守として現在の伏木にあった国府に赴任していた万葉歌人である大伴家持の歌が17巻から19巻に載っている。そして「越中万葉」と呼ばれているものが家持以外の歌も含めて337首ある。まんざら、越中は万葉集とは無縁ではないのである。

 さて、本題の「いい加減な電車」の写真であるが家持と同じように奈良から越中に単身赴任をしているときに万葉線を訪れて撮ったものである。撮影した車両は7053号で、2003年3月9日に越ノ潟駅で撮っている。

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2014年 遥かなる東欧の旅 Part12  Sargan8 ナロー山岳鉄道( シャルガンスカ・オスミツァ)その5  もう1つのナロー600㎜ゲージ

第6日目 2月20日 その3

13:23 シャルガン・ビタシ(Sargan-Vitasi)駅から山を下りる途中で立ち寄ったのは、ナロー600㎜ゲージで活躍した車両たちが保存展示されていました。どうやら各地から集められた森林鉄道の車両たちのようです。駅に停車しているC型タンク機はWebサイトには走行している写真もありました。シーズンには新たに敷設された約1.1キロの路線で走行していると思われますが、今はシーズンオフですので静かに休んでいました。

12[googlemap lat=”43.7951485060724″ lng=”19.52471673488617″ align=”left” width=”300px” height=”150px” zoom=”16″ type=”G_HYBRID_MAP”]43.795149,19.524717[/googlemap]
▲ 760㎜ゲージ鉄道の№50_トンネル手前下からに沿うように敷設された路線があります。

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2014年 遥かなる東欧の旅 Part11  Sargan8 ナロー山岳鉄道( シャルガンスカ・オスミツァ)その4 ナローの車両たち

第6日目 2月20日 その2

12:38 8字形の大ループ線のフォトランを終えて、終点のシャルガン・ビタシ(Sargan-Vitasi)に到着しました。構内は大変広く、かつて活躍した車両たちが留置されていました。

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構内の車庫にはもう1台の83型蒸気機関車173号機が留置されていました。こちらも動態保存だそうです。2台あるのなら重連走行も出来ますね。
いつの日にか、かつて長大編成の混合列車を牽引していた時の再現をしてもらいたいと願いました。

それでは、構内に留置されていた車両たちを紹介させていただきます。

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2014年 遥かなる東欧の旅 Part10  Sargan8 ナロー山岳鉄道( シャルガンスカ・オスミツァ)その3  8字形の大ループ線を撮る

第6日目 2月20日 その1

5:00  昨夜は早めに就寝しましたので5時前には目覚めてしまいました。直ぐの用意をして三脚を持って、朝撮に出かける事にしました。

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▲ 絞り、シャッタースピード、露出補正、ホワイトバランスを替えては何カットも試しますが、良かったのはこれでした。特にナトリウム灯の照明でしたのでホワイトバランスを電球モードにしたので黄色がかなり抑えられました。
【DATA】 ズーム48㎜ F5.6 20秒 ISO200 露出補正+1.0段 ホワイトバランス;電球

02▲ 5:20 機関士が投炭作業を開始しますと、白煙が立ち上がり空に漂ってきました。後方に見えるのが我々が宿泊しているホテルです。
【DATA】 ズーム32㎜ F8 30秒 ISO320 露出補正+1.0段 ホワイトバランス;電球

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2014年 遥かなる東欧の旅 Part9  Sargan8 ナロー山岳鉄道( シャルガンスカ・オスミツァ)その2 83-052号機を撮る

第5日目 2月19日 その2

10:05 ヴィシェグラード(Visegrad)を発車しました。これから、モクラ・ゴラ(Mokura gora)までの約27.6キロをフォトランしながら戻ります。

路線図02-1(圧縮)▲ 青数字は、今日のフォトランで撮った撮影場所です。
01[googlemap lat=”43.78156737531768″ lng=”19.3179988861084″ align=”left” width=”300px” height=”180px” zoom=”13″ type=”G_NORMAL_MAP”]43.78197,19.316669[/googlemap]
▲ 10:16 撮影地①
最初の撮影地はヴィシェグラードの街並みを抜けて直ぐの丘でした。標高は約340m、一旦バ  ックした列車は期待に応えて登り坂を駆け上がってきます。

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現役DRFC号は高き目標に向かって走行中です!

2014年も早2か月と少しが過ぎました。皆様はいかがお過ごしでしょうか。

さて、現役鉄道同好会では1月に新体制が発足いたしました。なんといっても今回の注目すべきは、DRFC史上初の女性会長が誕生したことでしょう(内山会長(新 経済3))。専門分野は駅スタンプ押し。「“の”の字を描くように力を入れるときれいにスタンプが押せますよ。」とのアドバイスは今も私の心に残っています。たかが駅スタンプと思ったら大間違いで、なかなか奥深い分野なのです。

さて、新会長が駅スタンプ好きという縁もあり、この度、同志社大学鉄道同好会はモバイル鉄道スタンプラリーekiShさまとコラボ企画を行うことになりました。ekiShとはモバイル用アプリで、GPS機能付きのケータイ・スマートフォンを携え、駅に赴き位置情報を送ると、その駅のスタンプをモバイル上で集められるという仕組みになっています。ekiSh・コラボ企画の内容について、詳しくは以下のホームページをご覧ください。
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雪融けを待つ木次線

国鉄時代には考えられなかった冬季運休路線にJR木次線があります。北海道の深名線など あまりの積雪で除雪ができず、何日間か やむを得ず運休するという話はままありましたが、冬は運休するのが常態化しているのは 現在の地方閑散線区の置かれた環境を示しているように思います。スイッチバックで有名な出雲坂根をサミットとする備後落合-出雲横田間は昨年末から冬季運休していましたが、雪融けを待って3月22日から運行再開するそうです。

平成26年3月13日 中国新聞朝刊

平成26年3月13日 中国新聞朝刊

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