2014年 一畑電車・北近畿タンゴ鉄道撮り鉄旅 Part6  北近畿タンゴ鉄道ロケハン&l撮り鉄

第6日目 3月31日

今日は桜満開には撮りに来たいと準備のためのロケハンです。宿泊し木津温泉駅には、ようやく雨もあがって朝日が差し込んできました。
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▲ 7:37 開花はまだまだの2分咲きに近いホームの桜です。豊岡行きの615Dが入線してきました。各停ながらタンゴディスカバリー運用です。

近くのコンビニでサンドイッチとコーヒーを買っての朝食後順光で撮れる海が見える撮影地へと移動です。

02▲ 8:44 木津温泉~丹後神野豊岡行き217D。ど派手なラッピングの709号車です。

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ワンコイン桜撮り鉄

つい先日桜の開花状況を聞いたと思ったらもう葉桜の時期。今年は金なし、暇なしで片道ならワンコインで行ける近場の桜に照準を合わせた。

4月1日より路線愛称名が東武Urban Park Lineとなった東武野田線藤の牛島の橋梁を行く8000系大宮行き。60000系の入線で徐々に姿を消しつつある。2014.3.31撮影▼s-14.3.31牛島8460大宮行き

同じ場所での新鋭60000系66607大宮行き。強風吹き荒れる悪天候で川面は波立っていたが、桜は満開真近であったため散ることはなかった。藤の牛島は春日部乗り換えでやや遠いためワンコインをオーバー。2014.3.31撮影▼ 続きを読む

井笠鉄道記念館 リニューワルオープン

井笠鉄道新山駅舎をそのまま利用した記念館が改修されたそうです。昭和46年の廃線から43年を経て 地元の熱意と行政の理解でこうして保存されているのは 理想的な形態だと思います。保存車両は 西武山口線でも走った コッペル製の1号機、ダブルルーフのホハ1、ボギーのホワフ1の3両で、いずれも大正2年開業時に揃えられた白寿を超えた超高齢車両ばかりです。クルマであれば良いのですが、少々アクセスが不便な場所なので もし訪問してみたい方がおられましたらご一報下さい。近隣の井笠保存車両巡りも併せてご案内いたします。

平成26年4月11日 中国新聞朝刊

平成26年4月11日 中国新聞朝刊

2014年 一畑電車・北近畿タンゴ鉄道撮り鉄旅 Part5  北近畿タンゴ鉄道のロケハン

第5日目 3月30日

昨日昼から降り出した雨は止みません。8時過ぎに千住のヤスベーさんにご挨拶してから朝の山陰道を東に戻りました。バイパス、無料高速と順調に思えましたが鳥取近くになると信号もないのに渋滞に巻き込まれました。今日は日曜日で、雨とはいえ行楽シーズンです。家族連れで行楽地に向かわれる車が多く、鳥取を抜けるのに時間を要しました。
それでも市内を過ぎると、快調に走れました。目的地の豊岡までは海岸べりルートと山中ルートを選びますが、今回は走りやすい山中ルートを選択しました。

01▲ 13:00 米子~豊岡の走行距離は約175キロ、所要時間は約4時間30分強で豊岡駅前に到着しました。今日は14:01に豊岡を発車する「あかまつ2号」に乗ってのロケハンです。
ただ、豊岡駅に無料の駐車場がありませんので、2駅宮津寄りのKTR久美浜駅に車を置く事にしました。

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札幌市電A830型

大昔、札幌でディーゼルの市電?があると聞いて写真を撮りに行ったことがありました。
なにやらブンブン音ばかり大きな市電だったように思いますが、この市電は覚えがありません。でも、神戸市電に色が似ていたように思います。
札幌市電A830型_NEW 札幌市電A830型(文)_NEW

本の紹介

この度、トンボ出版(大阪市中央区森ノ宮中央2-3-1)より「阪神国道電車」(神戸鉄道大好き会)編著が発行された。阪神間は昔から国鉄、阪急、阪神の高速列車が熾烈な競争を繰り広げてきたことで有名であるが、国道電車となるとその存在すら知られておらず、地味な存在であったといえよう。ところが、今回の発行されたこの本は高速列車に見られない路面電車特有の懐かしい風景が随所に展開されており、心を癒してくれる。地味だと失礼なことを申し上げたが、金魚鉢といわれた超大窓の電車は有名であり、この本の主役でもある。

この本の発行にあたり、当会の運営に精力的に活動されている総本家青信号特派員さんが編集を担当された。総本家さんはこれまでも数多くの鉄道書籍の発行に携われ、編集は御手の物であるが、この本でも数々の秀作を発表されている。また、デジタル元祖青信号に山陽電車、大井川鉄道、東北の蒸機、加太越え等の投稿でご活躍のTsurukameさんが国道電車の沿線育ちということもあり、この本の充実により寄与している。

内容は国道電車の歴史、路線図、車両紹介、全停留所の標識と国道線・甲子園線・北大阪線をメインに、阪神本線の支線である武庫川線・尼崎海岸線まで豊富な写真で網羅されている。大都市間の路面電車であったため、桜や菜の花畑、雪景色等所謂自然的な風景写真はないが、六甲山系、芦屋川・夙川界隈の洒落たムード、酒蔵、神社の鳥居、球児あこがれの地甲子園球場、松並木と武庫大橋、尼崎や大阪等の工場群、生活のにおいのする商店街等々、それに阪急神戸線・今津線、阪神本線、国鉄尼崎港線等との出会い、今風にいうとツーショット等独特のシーンが魅力である。加えて雨の夜景、夕景、女子学生、おばちゃん、おっさん等が出てくるし、一部新旧対比写真もある。とにかく見所多く、見て楽しい。また、途中には適宜沿線在住の神戸鉄道大好き会の皆さんの思い出話が挿入されている。西宮戎神社前では毎年本戎の前後に原健三郎元衆議院議長が奉納演説をしていたとか、阪神タイガース虎風荘で素振りをする選手に声をかけたら、掛布雅之選手であったとか、地元ならではの話が面白い。中でもTsurukameさんは超ベテランの部類に属するのか1945年の神戸大空襲の焼夷弾で自宅が全焼されたこと、近くには野坂昭如氏が住んでおられたことなどを披露されている。高齢者の方はご存じの阪神パークレオポンの話も懐かしい。

本の後半部は国道電車廃止直前の写真レポートや79号保存活動で締めくくられている。最近、書店に行くとこれでもかこれでもかと新しい鉄道書籍やビデオが山積みされているが、懐かしい昭和の車両や風景は一服の清涼剤である。若い人にも、今に続く一昔前のを偲ぶことができるこの一冊である。是非、書店に足を運んでいただきたい。

s-国道表

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祝 クローバー会会員 坂田文保氏にフィンランド獅子勲章騎士一級章の授与!

ちょっと遅くになりましたが、DRFC-OBクローバー会の会員であります ’69年度生の坂田文保君がこのほど、日本とフィンランドの関係強化と相互理解の促進に功績された貢献としてフィンランドのサウリ・ニーニスト大統領より栄えある「フィンランド獅子勲章騎士一級章」を授与されたことを報告させていただきます。

カミングディ等の懇親会や総会に出席されてスピーチを披露しておられるのを覚えておられる会員の皆様も多いと思います。彼は、大学時代に単身フィンランドに渡られました。仕事を見つけたいと、無謀にも3つ星レストラン?に押しかけて、料理は得意だとありもしないプロフィールを並びあげて居候を決めこみ修行、そして免許皆伝となったのは彼の得意とする有名な話でした。そんな彼がこの度、大変に名誉ある章を授与されたのは、彼の話以上に苦労があってのことだと感服しております。
今度のクローバー会懇親旅行には出席したいとは聞いておりますが、授与の影響で忙しくなっているようです。お会いする機会もあろうかと思いますので、その際はこの栄えある章の授与をお祝いしたいと思っております。
記事につきましては、フィンランド大使館のニュースをご覧ください。こちらです。

北近畿タンゴ鉄道応援 あかまつ・あおまつに乗りに行こう 4月6日現在の最新情報

     DRFC-OB(クローバー会)の会員の皆様へのお知らせ

2014年のクローバー会懇親旅行 「北近畿タンゴ(KTR)鉄道応援 あかまつ・あおまつに乗りに行こう」 まで、1ケ月近くになりました。現在15名の参加申込者となっておりますが、引き続き直前申込みを受け付けております。4月6日現在の実施案をご覧ください。
3月15日にJR西日本またKTRのダイヤ改正がありました。第1日目にあかまつ号豊岡折り返し列車の撮影を予定しておりましたが、先行列車廃止の為にできなくなり行程の変更が生じました。代わってKTR本社にてKTR職員の方々との”これからのKTRを考える会(仮称)” の開催を予定しております。直接にお話出来る機会ですので、鉄道ファンならではの率直的なご意見をお聞かせいただきたいと思っております。また、都合により宿泊地の変更が生じました。
実施要項をご覧いただき、会員の皆様方の追加参加をお待ち申し上げております。よろしくお願いします。

尚、現在申込参加者名については、別途個人メールアドレスに発信連絡させていただきます。ご確認ください。また追加参加をご希望される方はお手数ですが、発信メールから折り返しの返信をお願い申し上げます。引き続きの検討中でもOKです。

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実施要項(4月6日現在 暫定案)

1、 実施日 平成26年5月10日(土)~11日(日)1泊2

2、 参加費 15,000円
(含む;1日目の車内昼食・お茶代、宿泊代・宴会での飲食代、2日目の朝食、あかまつ号指定席料金、チャーターバス料金)
昼食は丹後名物のちらし駅弁とお茶を用意します。あかまつ号車内でご飲食ください。
ビール・お酒・コーヒーは、車内販売がありますので、個人負担でご利用ください。

 3、 集合場所・集合時間 10時05分 北近畿タンゴ鉄道(KTR) 西舞鶴駅改札口
(但し、途中からの合流・解散も受け付けます。予めお知らせください。)

4、行程・内容
第1日目
西舞鶴10:15(あかまつ1号)→12:51豊岡 1日フリー切符;1,200円(乗車前に別途、お買い求めください)
豊岡14:01(あかまつ2号・自由席)→15:39宮津
KTR本社会議室にて、”これからのKTRを考える会(仮称)”(15:45~17:15)開催
宮津17:28(243D)→18:31久美浜  到着後、送迎バスで宿泊ホテルへ。
19:00 夕食懇親会

5、宿泊地;リゾーピア久美浜 http://reserve.resort.co.jp/hotels../smc/kumi/index.html
第2日目
ホテル8:20→9:00 旧加悦駅見学9:30→9:40 SL广場見学11:30→11:50野田川駅
ホテルから中型観光バスをチャーターしています。
野田川12:05(悠遊2号)→12:14天橋立12:55(あおまつ4号)→14:11福知山 現地解散
希望者は、福知山鉄道館(ポッポランド)見学
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①    往路;京都方面から来られる方
京都 6:37(普通)→8:24綾部8:53→9:14西舞鶴 運賃1,660円
8:36(特急まいづる1号)→10:03西舞鶴 運賃 2,630円(特急自由席)
京都駅(烏丸口) 8:00(高速バス)→10:02西舞鶴駅前 2,100円

②    往路;大阪・神戸方面から来られる方
大阪 5:55(JR普通)→8:20福知山8:29→9:14西舞鶴 運賃2,590円
湊町バスターミナル7:30(高速バス)→9:22西舞鶴駅前 運賃2,250円
大阪 7:21(JR 410円)→7:48三ノ宮8:00(高速バス 2,000円→9:42西舞鶴駅前

運賃・料金は格安きっぷもありますので、各自ご確認ください。

主催;DRFC –OB クローバー会  実施担当;’67年度生 小西啓文

可部線延伸 動き出す

JR可部線延伸に向けての動きがありました。たった1.6Kmを延伸して電車が走り出すのに2年も必要で、2016年の春になるのですが まずは古いレールの撤去から始まります。今日の中国新聞朝刊の記事をご紹介します。

平成26年4月5日 中国新聞朝刊

平成26年4月5日 中国新聞朝刊

2014年 一畑電車・北近畿タンゴ鉄道撮り鉄旅 Part4  一畑電車を撮る その2  山陰本線も撮る

第4日目 3月29日 

昨夜気持ちよく飲みすぎたのか大津の86さんに起こしてもらうまで熟睡でした。良く寝られましたので身体は快調です。今日は皆さんが帰られますが、大津の86さんは朝の高速バスで京都に戻られました。残った5人で一畑電車の撮影に挑みます。
撮影地1~302▲ 8:04 撮影地① 松江しんじ湖温泉~イングリシュガーデン前
最初の撮影地は松江しんじ湖温泉を出てすぐの交差する道路橋にしました。皆さんは、橋の上に行かれましたが私は出遅れて下からの撮影です。シャッターを切りましたが、突然の準特急さんの友情出演がありました。

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2014年 一畑電車・北近畿タンゴ鉄道撮り鉄旅 Part3  一畑電車を撮る その1

第3日目 3月28日 その2

JR境線のちょっとだけ撮影を終えて、松江から来た道を戻りました。

2411:50 丁度、昼食時間です。
東横インの駐車場にぶんしゅう7号を置いて、昨夜大津の86さんと宴をやりました”海鮮問屋 博多”に皆さんをお連れしました。
米子や松江では昼食を食べるのに格安豪華なお店が多くあります。ここは松江に営業に来るたびに探した美味しくて安い店の1つで、お奨めのお店です。
これで1,000円!(税別)は、他では味会えません。松江を訪れる方は一度立ち寄って食してみてください。東横インの一筋宍道湖寄りにあります。

地図04_1▲ 今日と明日の撮影地は、団長さんにお任せです。ダイヤグラムは平日及び休日用を自作されて、運用車両も調べられてこられています。おかげで、私は運転するのみで楽勝でした。ありがとうございました。
地図上の番号は、今回の撮影地です。2日分を掲載しております。
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交通科学博物館で時空散歩

 今月の6日で閉館する交通科学博物館へ行って、展示物の写真を撮ってきた。展示物のなかで以前に見た自転車を撮りたかったのであるが、今回は残念ながら展示していなかった。それでも写真を撮りながらじっくりと見てみるとなかなか面白く、しだいに忘れていたものが思い出してくる。博物館を見ることの意味の一つとしてこういう点もあったと考えさせられる。

 訪れたのは3月28日(金曜日)でちょうど春休み中であることもあって賑わっていた。今回はまもなく閉館するとあって、年配男子がいつになく多く来ていた。そういう私もその中に含まれるのであるが。館内はそんなに展示物が見られないほどの混雑ではなく、いつもの休日に家族連れが少し多い程度でいい雰囲気であった。

交通科学博物館館内

 撮影をしながら見ていくと「あっ、あの時こんなんあったんや」とか「へ~、こんなぐあいになってたんか」というのがある。そういうものを少しばかり。

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2014年 一畑電車・北近畿タンゴ鉄道撮り鉄旅 Part2   JR境線を撮る

第3日目 3月28日 その1

6:00 起床後見るのは空模様です。11階から見る外は真っ白で、霧が一面に立ち込めていました。外へ出ても近くの松江駅が見えません。
今日は東京からクモハ73106東ウラ団長さん率いる本隊4名が10:20に米子空港に着かれます。着かれて直ぐに大山をバックに境線を撮りたいと望まれていますが、今日の朝の光景では難しそうです。

8:30 朝食後、米子空港付近のロケハンが必要ですのでぶんしゅう7号に乗って向かいました。
地図02_1▲ 松江駅前から米子空港へは米子市内を経由すると遠回りになります。中海の中の大根島を渡る縦断ルート(約28キロ)が最短コースです。
中海には汽水湖を横断する埋め立て道路があり、大根島から米子空港のある弓ヶ浜半島へは、TVCMで有名になった「ベタ踏み坂」の江島大橋で結ばれています。
中海の松江側は湖上に霧が立ち込めていましたが、大根島に渡るとスッキリと晴れて江島大橋(長さ;1.7キロ、高さ44.7m)からの眺望を見ながら走行できました。

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2014年 一畑電車・北近畿タンゴ鉄道撮り鉄旅 Part1   一畑電車 その1

”2014年 遥かなる東欧の旅”を掲載中ですが、先日一畑電鉄北近畿タンゴ鉄道に行って参りました。これから桜シーズンにもなります。撮影地ガイドの最新情報となると思いますので、先に掲載させていただきます。

第1日目 3月26日
① 自宅14:08→18:48道の駅 神話の里白うさぎ

1月の台湾撮影に同行させていただきましたクモハ73106東ウラさんより一畑電車を撮りに行こうかと計画しています。一緒に行かないかとのありがたいお誘いが入りました。一畑電車米っ子時代によく撮影に行った所ですが、2008年以降はご無沙汰しています。久しぶりに会いに行って見るかと参加を申し込みました。

今回の参加者は、台湾メンバーだった準特急さん、大津の86さん、千住のヤスベーさんとT崎さんの合計6名です。丁度ぶんしゅう7号に乗車できますので、京都から回送することにしました。
東京からの4名は成田空港からのスカイマークで米子空港に2月28日に着かれます。遠回りにはなりますが、5月のクローバー会北近畿タンゴ鉄道ツアーがありますので立ち寄ってから一畑電車に向かう事にしていました。ところが降り出していた春の雨は止まず、延期に次ぐ延期でこれ以上は出発を待てない2月26日の昼過ぎとなりました。もう往路での北近畿タンゴ鉄道の訪問はできません。復路訪問に切り替えました。
05▲ 自宅からは京都循環自動車道、以西は国道9号線と降りしきる雨の中を走りました。
18:48 自宅からの走行距離は約210キロ、運転時間約4時間半「道の駅 神話の里 白うさぎに到着。近くのコンビニ内で夕食を食した後、近くの温泉を聞きますと、吉岡温泉が近いかなと教えていただきました。
町営共同浴場の吉岡温泉館でゆっくり運転疲れを取ってからビールを飲んでの就寝となりました。

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元祖馬面電車より物申す

原産地「小倉」では馬面と命名したようであるが、花巻及び京津の地から本家本元として斯様なお名前拝借は威厳に関わるとして、「箱河豚」を常用とされたい。この電車は1956(昭和31)年東洋工機製造であるが、製造所は電気機器メーカーの東洋電機の子会社で、バス車体構造の鉄道車両などの製造は無理ではないかと思われる。ひょっとしてナニワ工機が車体のみ下請け製作したのかもしれない。呉市電1000型はナニワ工機製でバス車体構造とされており、つい先日まで四国松山で3両が健在であったが、今では1両が故郷に里帰りを果たしたと伝えられている。東洋工機の下請け車体製作を関西で知られているのは、和歌山電軌の連接車2000型連接車2編成で、老人がDRFC現役時代、ナニワ工機に御邪魔した際に鋼体製作中であった。それが翌1960年初夏に和歌山で発見、奥野師匠に口止めされた思い出をもつ。

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「箱河豚」は1980年西鉄北方線廃止に伴い土佐電鉄に1両が買われ301号と命名された。土佐電鉄は1971年2月廃線となった下関・山陽電軌のワンマン改造済の軽量車700、800型を購入しており、その前年から土佐電もワンマン改造を国の補助を得て施工中であったが、たまたま「箱河豚」購入年に事業完了、事業継続を一両のために煩雑な申請手続きを要するため諦め、ツーマンカーとして残された。その際、幼稚園通園、下園電車を始めとする貸し切り電車として活用された。それを各社で導入され始めた「カラオケ、ビール電車」に改造することになり1985年夏に竣工した。従来の床に諸設備の配線を、床をかさ上げ、座席は胡坐を掻いても支障ない高さとなった。最初は扇風機搭載であったが後に冷房化された。窓はベネシャンブラインド取り付け、酒の澗とおでん温め装置、カラオケセット、ビール瓶立て等が設備された。

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2007年301号は廃車になり、西鉄沿線の「かしいかえん」に引き取られ保存されている。301号の後継車は607号が引き継いでいるが、本格的な「カラオケ・ビール電車」とはなっていないように思われる。

都電7000形、8000形

7051 47-8-19
7051と7052の行違い/(47-8-19) 竪川通~大島三丁目

関 三平氏の「昭和の電車」は、地下鉄が3回続いた後、路面電車シリーズになったようである。
次の加越能鉄道デ7050形、鹿児島市電500形に繋がる都電7000形、8000形の解説を試みた。

7000形
昭和28年から31年にかけて93両新製され、年度によりスタイルが多少異なる。
スタイルは正面2枚窓、前中扉と従来の車両とは大きく異なり、中扉の下半分のガラスが近代的感覚を感じさせた。
全車庫に分散配置され、8系統(中目黒~築地)を除く全系統で使用されたため都内各地で見ることができた。
現在も新製車体に載せ替えられた19両が荒川線で活躍している。

土佐電鉄600形、鹿児島市電500形は7000形をモデルに作られた。

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よみがえった大阪顔をした電車の写真

 阪堺電車に鹿児島の市電など大阪顔の原型ともいえる3001型のカラーポジ写真が以前に家を片付けている時に見つかった写真の中にありました。大阪顔の電車の話がでてきたのでデジタル化をしてみることにしました。しかし、ほかの写真(以前公開した加古川線、南海の緑の電車など)もでしたが保管が悪く、カビカビで赤く変色している部分があります。以前と同じように 何とか見入ることが出来るように画像処理ソフトを使用して修復を行いました。修復作業は根気よく、しかも時間をかけてじっくりしなければなりません。この作業はあまり長い時間を続けてすると目が疲れます。よって少しずつしかできません。今回はカビの被害が少なかったので何とか短い期間で2枚の写真が公開できるようになりました。ひどいものを修復するときは1か月以上もかかります。南海電車の写真はとにかくひどいもので苦労しました。

 修復した写真をよく調べてみるとどうも守口で撮ったようです。

大阪市電3001形-1

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三山電鉄の不思議

先日、山形交通三山線の昭和34年9月訪問記を投稿したところ、後追いで廃線になるまでを哲夫君が紹介してくれ感謝している。これで一件落着の筈が、紹介した以外の三山電鉄があったらしいので頭を悩ましている。それは1996年10月に鉄道資料保存会から配本された【日車の車両史:写真集-創業から昭和20年代まで-】に掲載された一葉の写真(下に掲載)とキャプッションなのである。曰く【三山鉄道 大正15年11月 1~3 おとなしいスタイルの路面電車 後の山形交通モハ100形】とある。

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これからすれば、全く異なる電車を見て撮影(再度掲載)してきたことになるので悩んでいるのだ。まして鉄道資料保存会にはクローバー会メンバーが2人いらっしゃる。なにかあれば老人の耳に入ってきそうなものだが、今に至るまで沈黙を守ったままである。

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事の発端は【おとなしいスタイルの路面電車】の窓下に画かれた○の中に山三つがあるようだが、これが基で日本車両鉄道同好部の方がどこかで、ボタンの掛け違いをなさったようである。そこで大正15年11月製の【おとなしいスタイルの路面電車】を、和久田康雄氏の調査資料中心に探してみたのだが、今のところ行き当たらない。何処にあるのだろうか、真相はどうなのでしょうか、デジ青ファンで電車好きでお気づきのお方さま、悩める老人にお教え下さるようにお願いします。

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2014年 遥かなる東欧の旅 Part15 ボスニア・ヘルツェゴビナの現役蒸気機関車 その3 Rangierenの19-12号機を撮る

第9日目 2月23日 

今日は、2月18日の現地集合からの5泊6日のツアー最終日です。午前中は、Banovici駅構内でのヤード作業を撮った後、サラエボ空港に向かい現地解散地となります。
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8:08 ホテルからのバスは、いつもの小型バスとは違って大型車がきましたが途中の橋は重量オーバーで渡るのは危険です。

全員、橋の前で降ろされて運転手だけとなったバスはゆっくりとスピードを落として渡りました。
地図01_1▲ ホテルからBanovici駅までは、約10キロ弱、約30分で到着しました。

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