9月24日 第1日目 その2
① 成田12:15(JL407)→17:20フランクフルト
② フランクフルト空港(Sバーン)→フランクフルト中央駅
シベリア上空を約12時間飛び到着したフランクフルトは、日本との時間差マイナス7時間。現地時間では17:20ですが、日本時間では翌日の0:20です。
機内食は搭乗2時間後の14:00と9時間半後の到着前の2回ありました。
エコノミークラスとしてはまずまずです。
【分かりにくい自動券売機】
フランクフルト空港には、無事に着きましたが、市内への移動に手間取ってしまいました。まず到着したのが第2ターミナルで、地下鉄の発着する第1ターミナルへは移動が必要でした。案内サインを見ながらたどり着くと、次はSバーンの自動券売機の取扱方法が分りません。ドイツでは地下鉄や一般の鉄道駅には改札口がなく、乗車前に切符を購入しておかないと、時々検札にくる乗務員に切符なし乗車が見つかると、高額の罰金が科せられるそうです。買っておかなければなりません。
自動券売機には行先駅がずらりと表示されていますが、ドイツ語なのでさっぱり分りません。宿泊するホテルは初めてのドイツですので分かりやすいように駅前のインターシティホテルをインターネット予約してありました。空港駅からSバーン(近郊電車)に乗車してわずか3駅と近いフランクフルト中央駅までですが鉄ちゃんとしては恥ずかしながら区間切符が買えません。有人窓口はありませんので困りました。他の外国人に聞いてみますが、彼らも苦慮していて教えてもらえません。
仕方なく買っている人達の様子を何度も見ながら、何とか購入することに成功しましたが、約30分以上を費やしました。路線図を表示させて駅名を分りやすくしてもらわないと、初心者が使うのは難しい自動券売機でした。せめて案内人でも立たせて欲しいと切望しますが、取扱方法は、旅支度でマスターしておかなければならなかったようです。
▲ フランクフルト空港地下駅ホームです。ホームにも自動券売機が1台ありました。自転車を持ち込めるのにはびっくりしました。
【和みの感じるフランクフルト中央駅】
ホテルにチェックイン後、1888年に建築された駅コンコースをゆっくりと散策しました。5連のドームに覆われた地上駅は、24番線もある一日乗降客約35万人を誇るドイツ最大の駅です。国際列車や夕刻とあって通勤客を乗せた近郊列車が発着していきます。照明は柔らかく、案内表示板もドイツらしく整然と調和が取れたホーム・コンコースはじっとしていても和みました。
込み合う改札口がない開放されたスタイルは、人込みばかりが気になる日本の鉄道駅とは違った落ち着いた雰囲気を感じさせられました。
▲ 駅コンコースには、ずらりと売店、飲食店や本屋が並んでいました。オープンレストラン横のスタンドでは、ビールを飲みながら、色々な食材を挟んだサンドイッチやバーガーを食べておられる方がたくさんおられました。私たちも美味しそうなクレープで巻いたチーズと野菜ミックスを注文して雰囲気を味わいました。
▲ 本屋では鉄道雑誌を探しましたらご覧のように数多くが並んでいました。これはごく一部で全体は4倍はありました。片っ端から立ち読みしました。どれも買いたい本ばかりでしたが、まだ旅は始まったばかりです。エリトリア鉄道が掲載している雑誌を見つけて一冊だけの購入にしました。 Part3 へ続く
ごめん、キップの自動販売機の扱い方を言うのを忘れていた。老人も1980年、初めてフランクフルト地下駅でキップを買う時、独和辞典持参を忘れ戸惑いました。同年代より年上のオッサンに「プリーズ ティーチミー ハウバイ チケット」とやり、手のひらに硬貨を並べたら、笑いながら一日乗車券を購入してくれた思い出がある。こうした場合はパントマイムも必要。所間違えねばこうしたことも海外旅行には必要。台湾では漢字並べて会話したことあり。実践あるのみである。
須磨のおじんも、何度どころでなく自販機で失敗も戸惑いもしている。ドイツ語、フランス語、イタリア語など皆目分らず、英語でも半分分ればいい方。近くの誰かに聞くと大方はやってくれるので、余計覚えない。下の娘がイタリアで結婚式を挙げた時の帰路、ローマ中央駅から空港まで、自販機を何度やっても云う事を聞きくさらん。それでも何度目かに、やっと切符を吐き出しよった。キャンセラーにかける暇がなく飛び乗った。車掌が検札に来た。じろり一瞥して荷物を見、乗車券の裏にボールペンで何やら書きつけ、サインも。この人品人柄卑しからぬ東洋人夫婦はキャンセラーを通してはいないが、大丈夫である、との車掌の保証らしい。
大きな駅は有人窓口があるが、行列も長い。前に婆様がいたりすると5分10分ぐらいですまず、地団駄ふんだ記憶も何度かある。
かなりの駅でも有人窓口が午後しか開かないところがあり、乗車券販売機も複雑怪異というか、凄い経路の券まで作り出しよるが、操作はさっぱり分らん。しかもどこやらをどうかすると、連絡時間のメモまで出てくるし、当然カードが使える。これも上品な紳士がやってくれたので、操作は分らないまま。この人がいなかったら、車掌次第だがコトになっていたかもしれない。
なおぶんしゅう氏が驚いた自転車は、ヨーロッパでは日常茶飯事で、一部に自転車立てスペースがある客車や電車もあり、駅のプラットホームを自転車を押して通る(それも何十人もが束になって)のも珍しくない。空港でも荷物と一緒に自転車を預ける人が少なくなく、自転車を納めるダンボールを出してくれる。預ける側は、ハンドルを90度回転させ、ペダルを外して嵩を減らす義務がある。そのための専用アーミーナイフや工具も持参している。イタリアに結婚式に出かけた我々一行のうち、新郎の父は日本から自転車を持参し、イタリア国鉄特急にも持ち込んだ。1人で(同行のヨメさんと新郎の弟をおっぽり出して)1週間ばかりサイクルツアーをした。
話変わるが、日本の乗車券自販機も、外国人にはそう使い勝手がいいとは思われないが。そういえば、韓国の地下鉄のそれには、英語は記入されたんかいな。20何年か前ではハングルしかなくて諦めた記憶があるが。
ご大老様
コメントをいただきましてありがとうございました。
切符の自動券販機は、初心者には辛いものがありました。帰路のミュンヘン空港から市内までも悪戦苦闘でした。これは慣れないと難しいですね。他にもいろいろと問題発生がありました。紀行記で詳しく掲載させていただきます。
問題発生の1つとして、携帯電話が盗難にあいましたので、現在携帯がつながりません。連絡がありましたら自宅までお願いいたいます。
湯口大先輩様
欧州旅行での自動券販機は、取り扱い方を熟知しなければならないことがよく分かりました。中国の地下鉄や新幹線は初心者でも扱いやすくなっていましたので、もう少し考慮してもらいたいものです。
自転車は近郊列車では、車内にスペースが設置されているのが確認できました。数台なら問題ありませんが、十数台以上となると車内は自転車だらけになりますね。こんな場合はどうするのでしょうか。ロスでは、よく見かけましたが、数台程度でした。
いろいろなエピソードをお聞かせ願いましてありがとうございます。
エリトリアでは、面白い車両がたくさんいました。頑張って紀行記を掲載させていただきますのでよろしくお願いします。