微笑みの国、タイ王国鉄道の旅 Part11 ART(エアポート・レール・リンク)と、SRT(タイ国鉄)の撮影

第10日目 12月11日
① ラーチャプラロップ11:50(ARL)→13:04バンタップチャーン

② バンタップチャーン13:28(SRT)→ヨムマラート
③ ファランボーン駅近く17:05(トゥクトゥク)→ホテル
④ ホテル(BTS)→CalyPso(トゥクトゥク)→ホテル

38_鳥37_鳥▲ Y崎さんと撮影に励んでいますと、線路脇からお兄さんが綺麗な白い鳥を手に止まらせて我々の方に来られました。手乗り文鳥やインコ等はよく聞きますが、これほどの大きさの鳥を見るのは初めてでした。いったい何という鳥なのでしょうか?
お兄さんは、犬のように後ろを付いていく様子も紹介してくださいました。手乗り鳥マニアには、応えきれないでしょうね。

00_▲ 駅というより停車場で、下校帰りの列車を待っていた女学生のお嬢さんたち。カメラを向けると、元気な笑顔のピースサインで答えてくれました。
00-0▲ こちらの女学生のお嬢さんは、列車のデッキからの微笑みをいただきました。純粋な笑顔がとっても素敵に感じました。
タイ鉄道の旅では、お会いした皆さんからたくさんの微笑みをいただきました。おかげでとても楽しい毎日をおくれました。微笑みに会える事が一番幸せをも感じられる時だと分かりました。ありがとうございました。

高層ホテルのスイートルームで快適な朝を迎えました。今日の予定は、ARLを撮りたいとのY崎さんの希望と、バンコク市内を走るタイ国鉄線(SRT)を撮りたい私の希望も入れて、両方を回ることにしました。出発は、ARL乗車券が安くなる11時と決まりました。さすが、JTBで海外経験豊富なY崎さん、バンコク情報は精通されておられ、細かい所にも抜かりはありません。頼もしい限りです。それまでは、ゆっくりと部屋からの撮影にしました。
01_朝の国鉄とARL線▲ 7:32、部屋のの窓からは、バンコク市内が一望できます。眼下のSRT線ARL線では、丁度両方の列車のツーショットが見られました。SRTの列車は、5両編成の通勤列車、ARLは、空港直行の4両編成です。
02_ARL各駅電車▲ 7:52、ARLの各駅停車3両編成がきました。何とHISのラッピング電車です。直ぐに「広告料金はいくらかなあ?」と、思いました。と、いいますのも私の現職時代は、鉄道広告を扱う会社に勤めていました。ラッピング製作にかかる費用は莫大で、年間広告料金を含めると日本では、数千万も必要です。日本と比べると、タイでは安いでしょうが、広告出稿については即効果を狙うHISが、イメージ的な広告をするとは意外に思えました。広告対象は、日本から来る観光客はすでに予定を決めていますので、タイで暮らす人々です。現地での営業意欲は相当に強いのでしょうね。
04_ARL▲ 10:00、ようやく高層ビルの影がなくなり遠方も見渡せるようになりました。小さくてお分かりにくいでしょうが、これもラッピング電車です。ARLは、今後この先のチャオプラヤー川を超えて延伸されるそうです。

05_ARl06_SRT_4031▲ 11:00、ぼちぼち出かけようかと思っていましたら、またSRTとARLのツーショットが撮れました。今度は、12両編成のコンテナ列車で、牽引するのは、1964年GE製の4031号機です。
この写真はズーム105㎜でとらえた画像ですが、300㎜で別途このカットの前で撮った画像を拡大してみますと、部屋の窓ガラス越しの条件にも関わらず車両番号を読み取れました。DATAは、F5.6、1/640と絞り解放に近くとも、恐るべき解像力でした。

<4D6963726F736F667420576F7264202D20836F83938352834E82CC8E7393E08▲ 今日動きますバンコクの市内交通マップです。これで位置関係がお分かりと思います。
07_ラーチャプラロップ

▲ 11:50、ホテルに隣接したARLラーチャプラロップ駅で、切符の購入です。どうやら9月30日~12月31日の11:00~14:00は、期間時間限定の20バーツ(約55円)の特別割引運賃になっているようでした。昼間割引といったところですね。
08_ラーチャプラロップ

11:55、早速、ホーム上で撮影開始です。空港方面からの各駅停車3両編成が来ると、
Y崎さんは小走りでホーム端へと向かわれました。

09_ラーチャプラロップ▲ 12:01、我々のホームに空港直通4両編成が入線してきましたが、手前のバタヤイからはノンストップで走行しますので、止まりません。ホーム上には、整理人が笛を吹いて、待っている人が、線路に近づかないように注意を促します。
12:05、各駅停車が入線した際も笛を吹いて、停車するまで近づかないように注意です。
今まで乗降したSRTでは、ホーム上に整理のための駅員がいませんでしたが、ここではうるさいぐらいに笛を吹いて静止命令を出します。我々が、撮影のためにホーム端に行っても同様で、笛を鳴らして戻るように促されましや。
10_マッカサン▲ 女性駅員だから余計にうるさいのかな、また無停車で高速で通過する電車が来るので安全のために、ホーム上に駅員を配置しているのかと思い、次の電車で1駅空港よりの駅、マッカサンへ移動しました。
しかし、ここにも駅員はいます。また今度は男性でしたので、大丈夫と思いましたが、一緒でした。

11_マッカサンARL開業は、2010年8月23日とごく最近です。ここまで用心するならどうして、ホームドアを設置しなかったのでしょうか。停車と無停車の電車があるので、タイ人は慣れていなく、また観光客は混乱するので、当初からの設備が必要だったと思われます。

12_バンタップチャーンARLに乗られる乗客は多いようです。そして、スーツケースを持って明らかに空港に向かわれる乗客は、空港直行を待つことなく各駅停車に乗られます。
空港直行はクロスシート4両編成、各駅停車はロングシート3両編成と快適さが違っていますが、所要時間は約15分と約25分の違いです。しかし運賃は、150バーツ(約400円)と40バーツ(約110円)と4倍近い差があります。わずか10分程度の違いなのに高い運賃を知っている人は、まず各停を選択するでしょうね。

ちなみに遠くからでも分かるように、空港直行は前照灯を両側に、各停は片側のみの点灯にしていました

▲ 13:00、撮影するのに光線具合もよくないので、また移動して、バーンタップチャーン(Ban Thap Chang)駅にまいりましたが、順光にはなりません。ここもまた駅員がうるさいので、うざくなってきました。駅を出て隣接するSRT撮影に切り替えました。

13_バンタップチャーン

バンコク バーンタップチャー
▲ 13:04、丁度、1985年新潟鉄工所製の1253型を先頭にしたチャチューンサ行きの389列車が発車していきました。

このSRTのバーンタップチャーン(Ban Thap Chang)駅は、SRT東本線の駅でファランボーンから20.87キロの距離にあります。
14_バンタップチャーン▲ 熱心な仏教信者が多いタイですが、イスラム教徒もおられます。ヒジャブを着用した国民も見受けられました。それにしても大きな案内駅名板ですね。
15_バンタップチャーン_時刻表▲ バーンタップチャーン駅に掲示してあった時刻表です。ローカル駅ですので全部タイ語です。ウドンターニ駅で同じような時刻表は見ていましたので、説明書き程度は分かりましたが行先まではさっぱり分かりません。
18_切符368▲ 直ぐに列車がありますので、駅舎の切符売り場に行って購入しました。バンコクまで、わずか5バーツ(約14円)です。ARLと比べると格安ですね。そして、ふと窓口の横を見ますと、束になった切符が積み重ねてありました。見ますと、こちらの方は0バーツ、つまり無料乗車券です。発券は、発車の約1時間前、地域住民へのサービスなのでしょうかね。記念にしたいと1枚いただきました。
16_バンタップチャーン▲ 13:25、作業事業車の面白い混合列車が通過していきました。ARLの最新型電車を見て来たばかりですので、こんな編成が見れると楽しくなりますね。牽引するのは、1964年GE製の4014号機です。
17_バンタップチャーン▲ 13:27、直ぐに切符を買ったバンコク行きの368列車がきました。これも面白い客車が連結された凸凹7両編成です。牽引機は、1983年Alsthom製の4301号機です。乗り込みました。
19_車内▲ 乗車してからは座る車両選びです。上左右は、両開きのセミクロスの通勤車に改造された車両です。下左は、ビニール張りの3等車。下右は、レトロな木張りの3等車です。どれも結構混んでいて、ゆったり座れる席がありません。
20_車内▲ ようやく6両目で空いているボックス席をゲットできました。オハ61のSRTバージョンです。日本製の車両のようですが、車両番号がタイ語しか撮れていませんので確認できません。
タイの車両には、両デッキの仕切りドア上に車両番号が記載されています。一方はタイ語、もう一方は英数字です。撮る方を間違えました。車両番号が分かれば、製造年と製造会社を確認できるのですが、しくじりました。すみません。

22_社葬▲ 駅前は住宅地でしたが、駅間では農地が広がっていました。水田用の牛も放牧されています。21_▲ 13:41、次のフアマーク(Hua Mak)駅にて、バンコクから254.50キロにあるカンボジア国境のアランヤプラテート(Aranyaprathet)へと向かう、DC4両編成の279列車と交換しました。先頭車両は1985年富士重工製の1225型です。

23_マッカサン

マッカサン駅

▲ 14:08、列車は市内中心部へと入り、市内の道路交通渋滞の原因ともなっている平面交差の踏切を通過しました。
次のマッカサン駅も出発して、とある停留所(ウルポン停車場?)に到着しました。歩道兼のプラットホームでは、買い付けてきた食材等々を窓から降ろす元気なおばちゃまたちの姿が見られました。タイのおばちゃまは、生活力にあふれていてたくましく見えます。

24_ヨムマラート駅▲ 左上は、ホームの小屋ではありません、れっきとした住居です。この辺りは、こんな住居が続いていて、お昼寝をされておられる住民の皆さんを見かけます。
やがて、東本線は左に大きくカーブして東北本線と合流しました。合流場所は、デルタ線になっています。
00_地図(縮小)
14:13、バンコクファランボーン駅の1つ手前のヨムマラート駅に到着しました。
ここで我々は降りて撮影開始です。この駅には、SRTの4大幹線(東北本線、北本線、南線、東本線)と、ファランボーン駅を発着する列車のすべてが通ります。
25-3_ヨムマラート駅▲ 14:20、最初に来たのは、北本線ピッサヌローク(Phitsanulok)からのローカル202列車。1980年Alsthom製の4227号機で、客車6両編成でした。
26_ヨムマラート駅▲ 同時刻には、ファランボーンを出発した列車の到着です。5両編成のローカル列車と思えますが、行先表示板は、202列車と被ってしまったために読み取れずでした。牽引機は、1974年Alsthom製の4110号機です。
27_▲ 14:32、ファランボーン駅から逆方向に少し歩くと、ヨムマラート停車場がありました。停車していたのは、東北本線・南線の終点ウボンラーチャターニー(Ubon Ratchathani)へ向かうローカル145列車の回送車です。ボンラーチャターニーは、タイ最東端の駅です。8両編成を1985年Alsthom製の4404号機が牽引していました。

※ この後、ヨムマラート停車場から起点駅ファランボーン駅へ向かいながら撮影を続行しました。さすが4大幹線が集中する区間ですので、回送列車を含めると、数分おきに発着通過します。列車の走行区間や列車番号を時刻表から確認しておりますが、遅延する列車が多く確認に手間取り、投稿作業が遅れるばかりですので、以降は牽引DL番号にとどめさせていただきます。また、撮りました全列車を掲載するのは長文になりますので、1部にさせていただきます。
28_ヨムマラート停車場▲ 東本線で乗った同じローカル列車8両編成で、牽引機は、1993年日立製作所製の4507号機です。
40_ヨムマラート駅_兄弟▲ 後ろを振り返ると、下校途中なのか家へと向かう仲良し兄弟の後ろ姿がありました。太っちょのお兄さんは、弟に今日学校であったことでも話をしているのでしょうかね。
29_ヨムマラート駅▲ 寝台車と食堂車も連結した13両長編成の回送列車で、牽引機は1974年Alsthom製の4137号機です。
39_ヨムマラート駅▲ こちらも夜行寝台列車の回送ですが、荷物車を先頭に食堂車を真ん中に挟んだ10両編成です。牽引機は、1993年日立製作所製の4507号機です。
30_ヨムマラート駅▲ ウドンターニから乗車したのと同じ2等車を真ん中に挟んだ5両編成DCです。先頭車は、1985年日本車両製の1233型です。
31_ヨムマラート駅▲ 線路際の屋台では、肉を焼くお兄さんも見受けられました。美味しそうな匂いが辺りに漂っていました。後方に見える列車の牽引機は、1974年Alsthom製の4137号機です。車両についてご紹介します。
39-0_ヨムマラート駅▲ 列車は、ウボンラーチャターニー(Ubon Ratchathani)行きの夜行ローカルの145列車で、9両編成。終着駅には、AM3:35の到着です。見たところ寝台車の連結はありませんでした。
39-1_ヨムマラート駅▲ 製造年は特定できませんが、川崎車両製の2・3等合造車です。現在同タイプは10両程度しか残っていません。
39-3_ヨムマラート駅▲ 車両№1007は、1971年川崎重工製の改造食堂車です。
39-5_ヨムマラート駅▲ 車両№72は、1955年近畿車両製の荷物・3等の合造車です。このタイプは1両のみかも・・。
この編成だけでも日本国内では見られることができなくなった面白客車がまだ現役で走行しています。客車ファンの鉄ちゃんも多いと思います。これだけ見るだけでもタイ鉄道を見に来られるだけの価値は十分あると思います。
41_ハットヤイ行き▲ 南本線ハートヤイ方面行きの列車です。何とタイで見た列車で最長の13両編成でした。牽引機は、1980年Alsthom製の4227号機です。行先表示板は、13両目の非冷房の2等寝台車を撮りましたもので、この時刻に終着ハートヤイに向かう列車はありませんので、途中ハートヤイで切り離すのではないかと推測します。
41_2ハットヤイ行き▲ この編成の2両目に面白客車が連結されていました。車両番号は№1024です。マッカサン工場製の荷物車と推測します。

この後、ファランボーン駅方面へと移動しました。35_ヨムマラート駅▲ これも長い編成の回送客車でした。ファランボーン駅に向かっています。
36_ヨムマラート駅34_ヨムマラート駅▲ ファランボーン駅を出発して直ぐの沿線光景です。3線とも列車は走行していますが、付近の住民は線路上にイスや机を並べてくつろいでおられます。こんな光景はタイの鉄道開通以来続いているのでしょうね。日本では絶対に見られない風情でもあります。鉄ちゃんにとっては、うらやましい限りですね。
上は、1993年日立製作所製の4520号機牽引のローカル5両編成。下は、1983年Alsthom製の4301号機牽引の通勤列車です。

まだまだ、ご紹介したい列車編成もありますが、これくらいにさせていただきます。
42_ファランボーン▲ 16:55、夜の予定があります。ぼちぼち、いったんホテルへと引き上げる事にしました。道路橋から見たファランボーン駅です。夜に各地へ向けて出発する夜行列車軍団が勢ぞろいをしていました。次回に訪れる時は、今回行けなかった路線の終着駅に向けて、また新たな微笑みを探しに乗り鉄旅を楽しみたいと思いました。

43_カリブソ▲ 今日は、Y崎さんと過ごすタイで最後の夜です。以前にタイに来た時、ニューハーフショーに行ったが中々良かったよと聞いていましたので、見に行ってみる事にして予約を入れておきました。
しかし、このお店は以前あった場所から移動していて、行くまでに迷走しましたが、何とか聞きまくって無事に到着できました。場所は、新しくできたテーマパークの中にあって、船に乗っていきました。
44_カリブソ▲ 予約時間には遅れましたが、次の公演にずらしていただけました。初めて見るニューハーフのショーは思っていたよりも本格的で、パロディもあり堪能できました。何といっても100名近くのダンサーが入れ替わり踊るのですから、見ごたえがありました。

初めてのタイでの鉄道撮影の旅でしたが、いよいよ明日が最終日です。Y崎さんは午後の便で東京へ、私は深夜便で関空への帰国となります。夜更けまで鉄ちゃん談義で語り続けました。  Part12へ続く

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