上毛電鉄「新春イベント2010」

総本家・青信号特派員さんが1月10日から14日にかけて6回に亘り「新春から鉄道写真三昧」のタイトルで正月期間中の活動報告をされた。私は年末の28日に「銚子電鉄」、29日に「ひたちなか海浜鉄道」に出かけたこともあって、元旦と2日は自宅でおとなしくして、3日に「上毛電鉄」を訪れた。当日、上毛電鉄は「新春イベント2010」が開催され、群馬県近代化遺産に登録されているデハ101の臨電の運転、昨年東急から入線したデキ3021が大胡電車庫内での運転が実施された。

 上毛電鉄の前に伊勢崎の華蔵寺遊園地に保存されているC6120を見学した。年末に高崎での仕事帰りに行ったのであるが、閉園間際で夜景しか撮れなかったためである。

高崎駅で両毛線小山行(441M)に乗換待ちの間に、信越線横川行(127M)クモハ107-110+クハ106-110を撮影し、これが今年の撮り初めとなった。伊勢崎到着後急ぎ足で華蔵寺遊園地へ。駅から約3キロあるため30分かかり、9時30分開園直後に到着した。既に10人位の人が撮影しており、その後も続々と撮影者が来園してきた。20分程で見学と撮影を切上げ、前橋までバックして上毛電鉄の中央前橋駅へ。JRの前橋駅から約1キロ離れており、レトロ調のシャトルバスが運賃100円で結んでいる。乗車予定の電車まで少し時間があるので駅の直ぐ横の踏切で到着電車の撮影をしたが、既に三脚が数台並んでいた。撮影後、電車に乗り4つ目の上泉で下車して桐生寄りの踏切でデハ101を撮影した。次の電車で大胡に行くと、車庫内ではパンタを上げたデキ3021と、デハ104が停車していた。暫くすると前橋方面からデハ101が戻ってきて3両並びとなった。その他にも元銚子電鉄デハ101が履いていた雨宮製の台車、東武伊勢崎線の急行に使用されていた行先板等が展示され充実した内容であった。

今年の撮り初め クモハ107-110+クハ106-110

 

華蔵寺遊園地のC6120

12月の初めの地元の新聞には1月8日搬出と書かれていたが、実際には1月19日に搬出された。12月16日から1月4日まではキャブ内が一般公開された。

 デキ3021+元東武鉄道テ241

 

昨年10月に東急から入線後、整備が続けられて自走できるまでになった。貨車は昭和3年日本車輌製で、野田線七光台検修区の非常用機材倉庫として使用されていた。

 デハ101

開業時に昭和3年川崎車輌で新製された車両で、現役の営業車としては最も古いと云われている。)この日は、臨時電車として大胡→西桐生→中央前橋→大胡と営業運転された。1往復9万円で貸切運転ができるため、結構走っているようである。

 

上泉~赤坂間(真横から狙えばバックに赤城山が綺麗に入るが、人が多かったため踏切から撮影した。

デハ104

 

平成9年に廃車されたが解体されずに残されている。デハ101が1両しかなく多人数の団体に対応できないため、復活を期待したいところである。電装品が老朽化して復活が難しければ、クハ化してデハ101とMT編成を組んでも良いと思う。

 デハ711+クハ721

 

上は中央前橋駅直ぐ横の踏切から手軽に撮影できるので、時間の無い時におススメである。下は大胡

東武鉄道で使用されていたヘッドマーク

 

ヘッドマークからも判る通り、浅草~中央前橋間を直通運転していた時期があった

台車

 

銚子電鉄デハ101が履いていた台車で、762mmから1067mmに改造した痕跡がはっきり残っていた。

 

東武鉄道クハ701が履いていたKS105

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