2020年冬 上越鉄路見聞録 Part1 新潟へ向かう

前回は東北鉄路の紅葉を撮りに参りましたが、今回は海外ツアーでお世話になっています神谷氏のお誘いで上越のかつての軽便鉄路「くびき野レールパーク」とコンプレッサーによる圧縮空気駆動ながら復活なったD51827号機撮影会に参りましたのでこのご報告をさせていただきます。
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 やっぱり蒸機が好き! 《九州》列車・線区編・4 ~室木線

寄稿文を再録する「列車・線区編」、つぎは室木線です。鹿児島本線遠賀川から南へ分岐し、筑豊本線とほぼ並行しながら走り、終点の室木に至る11.2kmが室木線でした。訪れた昭和40年代は、全列車が若松区8620の牽く客車列車、または混合列車でした。昭和49年に蒸機の活躍は終わったものの、牽引がDE10に代わっただけで客車列車はそのままでしたが、第一次特定地方交通線に指定され、昭和60年4月に廃止されています。いかにも筑豊らしい雰囲気が好きで、とくに終点の室木は、折返し列車の撮影も可能で、昭和40年代には何度も訪れたものでした。以下の原稿のもとになったのは、社会人となった直後の昭和47年11月、「桜島」に乗って、4時40分、真っ暗な折尾に着いた時から始まります。 駅長の発車合図とともに、朝靄を突いて列車は出発して行った。室木 824レ

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「エトセトラ」と「銀河」

コロナは収束どころか拡大一方で、GoToトラベルの是非に注目が集まるなか、JR西の観光特急「WEST EXPRESS銀河」が走り始めました。11月下旬から何度か試運転を目にしていましたが、12月12日から営業運転に入りました。

下りの「銀河」は福山に13:16に到着し、14:02の発車まで46分間停車します。その停車時間に地元の特産品をPRしようと、福山市は力を入れているようです。 続きを読む

 昔も今も 紅葉は叡電で ④

最初で最後の紅葉を

結局、今年の秋も遠出はもちろん、近場へもほとんど行けずに終わり、紅葉撮影は、叡電の一日だけで終わってしまいました。前回掲載の723号以外の写真を見ていただきます。いつものコース、三宅八幡から、線路沿いの道路をブラブラ歩いて、八瀬比叡山口までの約1時間の撮影でした。

三宅八幡近くの3号踏切から八瀬比叡山口方面を見ると、全山が紅葉した比叡山をバックに、出町柳行きの電車をアウトカーブからとらえられる。この722号は、昨年に車体がリニーアルされて、“沿線の社寺仏閣をイメージした”朱色の濃淡のカラーリングにとなり、車内設備も一新された。

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 昔も今も 紅葉は叡電で ③ 

リューアルされた723を初めて撮る

紅葉の季節も終わってしまいましたが、叡電紅葉シリーズの残りを続けます。叡電700系と呼ばれるデオ710、720、730形は、在来車の下回りを流用して1987年から造られましたが、その後、台車・駆動装置を京阪の廃車発生部品などを流用して一新され、空気バネ台車、カルダン駆動に改造されましたが、建造後30年以上が経過したため、車体そのものもリニューアルされています。その代表が、観光電車の「ひえい」723であり、ほかにも、722号が“沿線の神社仏閣をイメージした”赤系統のカラーリングとなり、車内設備も一新されました。このたび、沿線の“水が豊かで山紫水明の地である洛北の自然を表現した”青系統のカラーリングに塗られて、リニューアルした723号が走り始めています。

10月18日から走り始めたリニューアル723号、「ひえい」のようなインパクトは無いが、落ち着いた京都に相応しい改造車となった。三宅八幡~八瀬比叡山口 

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昭和の電車 改訂版(130)ー札幌市電A830型ー

最近の「昭和の電車」は人気が今ひとつで悩みます。
今回は札幌の連接市電・830型です。前回の投稿時にも反応がありませんでしたが、だれも撮っていなかったのでしょうか?写真でもあれば、と思っています。

 

 やっぱり蒸機が好き!   《九州》列車・線区編・3

前夜に門司港を出た1121レが大畑のループで朝を迎える。煙をまとった編成が朝の光線に浮かび上がった。鹿児島本線、肥薩線、吉都線と九州を横断する1121レ最高の舞台だった(昭和46年12月)。

肥薩線が人吉から進路を南に向けると、そこには熊本・宮崎・鹿児島3県境にまたがる九州山地の山塊が待ち受けていた。明治時代、鉄道技術者は、長大トンネル、ループ線、スイッチバックで難所に挑んだ。明治42年に最後の矢岳第一トンネルの完成を待って全通、この時、日本を縦貫する幹線鉄道網ができた。肥薩線は、昭和2年の鹿児島本線の全通まで、九州を縦貫する幹線の一部だった。

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雑誌「ならら」の今月は鉄道のまち王寺を特集

龍田古道を特集した11月号を取り寄せてもらうつもりで本屋に行ったら12月号があり、王寺駅開業130周年の特集でこれも買いました。

ならら12月号

龍田古道についても連載2回目でルートとして古代の道と近代の鉄道のルートが同じであることが興味深く思いました。そして、今の王寺駅の写真はというと

王寺駅を発車した奈良行

奈良駅より乗降客が多い駅で、今でも交通の要所です。

通信機能付き携帯電子計算機での投稿は意外とお手軽にできるようです。