デジ青投稿をちょっと留守にしている間に、JR北海道の危機的な事態が現実のものとなって来ました。最悪の175億円の赤字決算になる見通しのJR北海道は、過日、「単独では維持困難な路線」として、10路線13区間のリストを公表しました。営業距離にして1200キロ余り、実に同社の全路線の約半分に相当します。リストのなかには、宗谷線、石北線、根室線(一部)という、特急も走っている本線クラスの路線も含まれて、JR北海道の深刻な現状を伺い知ることができます。また札沼線の北海道医療大学~新十津川、根室線の富良野~新得、留萌線の深川~留萌の3区間は、廃止を前提に沿線自治体と協議する方向で検討中だと言います。かねてから、「維持困難な路線」は取沙汰されていましたが、留萌線の留萌~増毛が、明後日には廃止されるタイミングでの公式発表となりました。
▲「維持困難な路線」の代表、札沼線の終点、新十津川に到着の“朝の最終列車”