▲ これは昨年4月3日、千住のヤスベーさんと不銹鋼號さんと一緒に最後の三江線を撮影した後、山陰路の桜を追っかけて京都丹後鉄道の岩滝口を訪問した時の一枚のカットです。超満開の桜に晴天にも恵まれて大満足の写真が撮れました。
総本家様もこれを見られて気に入られ是非に行って見たい、連れて行って欲しいとのご希望をいただいていましたので天気予報と開花状況を京都丹後鉄道や城崎温泉協会に毎日問い合わせをしながら待ち続けました。しかし、今年は桜満開が遅く中々吉報を受け取れません。
4月5日、現地に連絡しますと「お待ちどうさま、暖かい天気が続いたので、ほぼ満開になってきましたよ」との返答を受けましたので総本家さんに天気も良さそうなので明日行きましょうと申し上げました。
4月6日 7:00、いつもの相棒ぶんしゅう8号に乗って同じ市内に住まれる総本家さんの自宅に伺い出発です。昨年まではぶんしゅう7号でしたが年末に新車に乗り換えました。7号の車検はまだ1年あったのですが、昨年中央高速を走っている時に一瞬意識が飛んでトンネル内の縁石に接触してタイヤが裂けてパンクする事故を起こしました。疲れてきたので次のSAで休憩しようと思っていた矢先で、よく大事故にならなかった、他の車を巻き込まなくて良かったと安堵すると共に免許返納、車歴20年を経過したて老朽化したぶんしゅう7号の手放しも考慮しなければいけないのかと思いました。
還暦を迎えてからは、どうするかの決断が迫られてきたのですがもう少し鉄ちゃんは続けたい気持ちも強く、そのためには自動ブレーキや蛇行警告装置等を完備したレベル2のより安全な車に乗り換えないといけないと考えるようになりました。自動車ディラーを回り試乗を重ねた結果、スズキのソリオに決めました。
ぶんしゅう7号のようにいつでもどこでも屋根をボブアップすれば寝られるスペースができるキャンピング仕様車ではありませんがシートを倒せば何とか寝る事も可能です。
今回運転してみましたがアダプティブクルーズコントロール(ACC)機能は高速道路や郊外の道路を走行する時はアクセルから足を離せてハンドルワークだけに集中できてストレスを生まず安全運転ができました。蛇行運転や車線ラインを走ると警告音が鳴ってくれます。これなら前回のような事故にはなりません。高齢者にはなくてはならない安全装置だと思いました。早く、もっと進化した自動運転レベル3の車が国産車にも出てもらいたいものです。
8:45 長岡京I.Cから京都縦貫自動車道に入り北上約110㌔、約1時間30分で京都丹後鉄道の岩滝口に到着です。
▲ ところが桜の開花が7分咲き程度でもう一つ、光線も良くありません。今日は暖かくなりそうで順光になる頃には一気に満開になる気配はしますが、今ではありません。順光になる昼過ぎが良さそうと諦めて反対の宮津側に行く事にしました。
▲ 9:24 宮津寄りのしだれ桜を前景に撮ることにしました。最初に来たのは西舞鶴始発与謝野行きの323D、KRT801号です。
▲ こちら側から見ると桜はほぼ満開に見えます。出発していく323Dです。大きく球体に広がった満開の桜が見事です。
▲ 9:35 福知山始発網野行の特急たんごリレー1号が通過です。向こう側から撮りたかったのですがこれが来るとはノーチェックでした。
▲ 9:56 豊岡始発京都行の特急はしだて2号がやって来ました。KTR8000形気動車「タンゴ・ディスカバリー」を水戸岡鋭治氏の手によりリニューアルした「丹後の海」です。
▲ 10:07 与謝野始発西舞鶴行きの322D、KRT801号、先ほどの折り返しです。
▲ 11:29 夕陽ケ浦木津温泉に入線して来た豊岡始発西舞鶴行きの226D、KRT704号です。
▲ 桜が満開で綺麗でしたのでもうワンカット、毎年来ますが絵になる駅ですね。
▲ 11:52 桜が覆いかぶさるように素晴らしい駅、かぶと山にご案内しましたが、来てびっくり桜の枝は切り取られています。多分車両の屋根にに被るようになったので切られたのでしょうね。がっかりです。
▲ 12:17 仕方がないので久美浜発車が撮れる東山公園上の金毘羅宮へご案内しました。ピンク色のツツジで有名なのですが満開になるのは約2週間後です。今日は山の上からの俯瞰撮影にしました。豊岡始発西舞鶴行きの228D、KRT802号です。
▲ 13:34 京丹後大宮~与謝野 一気に与謝野で撮ろうと宮津方面に向かいましたが思ったよりも時間がかかって途中での撮影になりました。残念ながら桜や菜のの春の雰囲気はありませんでした。来たのは西舞鶴始発豊岡行きの233D、コミューター車両703号です。
▲ 14:13 ようやく岩滝口に戻っての撮影再開です。朝に見た時よりは桜が満開近しになってきたようですが、それでも総本家さんから「ぶんしゅうさんが撮られたのと違って桜の木の勢いがないなあ、もっと樹勢が強かったと思う。それに駅の向こうにピンク色の花桃のような木があったがない。」とのご意見です。
冒頭の写真と比べてみてください。確かに樹勢が弱いようです。駅後方の花桃もありません。樹勢が弱いのはまだ満開に至っていないからなのでしょうか、反対側は満開でしたのでこちらは遅いのかもしれません。
列車は、豊岡始発西舞鶴行きの230D、「丹後ゆめ列車」ラッピングのKRT701号の後追い撮影です。
▲ 14:26 続いて西舞鶴始発豊岡行きの235D、KRT801号の発車です。
▲ 14:37 京都始発豊岡行きの特急はしだて5号の通過です。
近所のお母さんから左側の桜の木のライトアップがあるよと教えてもらいました。それなら夕暮れのライトブルーになってから撮ってみたいなあと総本家さんとの意見一致です。まだ時間が十分ありますので由良川鉄橋の桜のご案内に向かうことにしました。
▲ 15:44 もう一つ桜の名所があります。四所駅前のしだれ桜の大木です。残念ながらホームは山影になってしまいましたが桜は満開でした。西舞鶴始発豊岡行きの239Dの発車です。
▲ 引きつけて斜光が当たる中、KRT802号が上り勾配を上がってきました。
▲ 15:58 由良川河口に咲く6本の桜の木を見るように鉄橋を渡る西舞鶴始発豊岡行きの239D、KRT802号です。ここの桜はまだまだでした。
▲ 16:08 観光車両「臨時あかまつ4号」KRT702号は、天橋立始発西舞鶴行きで祝日を除く水・木以外は運行されています。ゆっくりと徐行しながら由良川鉄橋を渡っていきました。
▲ 16:36 栗田~丹後由良 大雲川土手に桜並木があります。完全逆光になるが撮ってみたいとの総本家さんからのご提案で私も挑んでみました。広角ズーム16~22㎜を装着して挑戦しましたが上手くはいきませんでした。来た車両はコミューター車両KTR703号です。
▲ 宮津~粟田 宮津運動公園周辺には桜の木が点在します。何とか桜の木を入れて撮りたいと意見が一致してアングルを捜しましたがこちら側に電柱が立ち並び難しい条件でした。
▲ 17:47 日暮れがやってきました。これからが腕の見せ所と岩滝口に戻っての撮影開始です。豊岡始発西舞鶴行きの238D、KTR801号がやって来ました。
▲ 後追いの撮影です。駅手前のメタセコイヤのような高い大木がアクセントになりそうです。
【DATA】NikonD800E 24~72㎜ズームF2.8、65㎜、F4、1/500秒、ISO400
▲ 照会が遅れましたが岩滝口駅です。1925年(大正14年)7月31日 – 国鉄の宮津~ 丹後山田(現;与謝野駅)延伸時に開業しています。3セクに移管後の1992年(平成4年)3月 に現駅舎に改築されています。
駅舎を見た後、昨年は咲いていた花桃の木を捜しに行きましたが無残に切断された木株が残っていました。綺麗でしたのに残念です。
▲ 18:00 豊岡始発京都行きの特急はしだて8号の通過です。
▲ 18:28 西舞鶴始発豊岡行きの243D、KRT701号が発車してきました。期待した左側の桜の木のライトアップは3基のランプが設置される程度でボヤっと明るくなる程度でした。これではバルブにしないと撮れません。
【DATA】NikonD800E 24~72㎜ズームF2.8、40㎜、F2.8、1/200秒、ISO1600
▲ 243Dを見送ってから今日の撮影は切り上げることにしました。
帰路も京都縦貫道に乗り快走、20時には長岡京に戻りました。高速ができるまでは3時間近くかかり、シーズンは渋滞の連続で5時間はみておかないといけない丹後路でしたが飛躍的に近くになりました。次回は紅葉の頃に訪れたいと総本家さんと相談しながら次の桜追っかけは樽見鉄道へと行こうと話しがまとまりました。続けて投稿させていただきますのでご覧ください。 2019年桜前線追っかけ旅 樽見鉄道の春へ続く