尾道の話題

1月6日の新聞記事からご紹介します。

平成29年1月6日 中国新聞朝刊

まず「瑞風」ですが、運行開始が6月17日ということはすでに発表されていますが、それ以降の運転日など詳しい予定がまだわかりません。この新聞記事では「山陽コース」は9月までに6月27日など5回のようです。呉線広で折り返して午前8時台に尾道に到着ということのようです。今後の詳しい情報を待つことにしましょう。

尾道駅舎の建替えについてもすでに発表済ですが、一旦現駅舎の東側に仮駅舎を建ててから、現駅舎の取壊しと新築という手筈です。気になるのは 地下道の北口への階段を覆っている上屋が旧尾道鉄道時代のものなのですが、地下道がなくなって今はやりの橋上駅スタイルになってこの小さな上屋も撤去されて、北口もがらっと姿が変わるかどうかです。跨線橋が無く、下りホームから上りホーム越しに山手の風景が見えるのが尾道駅の良さですが、果たしてどのような改築となるのか見ものです。

3番目の目玉とされているのが、「ラ・マル・しまなみ」です。もともと瀬戸大橋線、宇野線用の観光列車として「ラ・マル・ド・ボア」という(フランス語で旅行かばんの意)名前をつけてもらった電車です。213系は本来Mc+T+Tcの3両が基本ですが、T車を抜いたMc+Tcのクモハ213-4+クハ212-4をグリーン車扱いの観光列車仕様に改造され(岡山向き)クモロ213-7004+クロ212-7004(宇野・高松・尾道向き)となったものです。新聞記事には触れられていませんが、自転車を積み込めるのが特徴です。パンフレットを添付します。

ラ・マル・ド・ボアのパンフレット

裏面

自転車で渡れるしまなみ海道はサイクリストに好評で海外からのサイクリストも急増しています。岡山駅5番ホームに自転車組立てや積み込み設備が設けられていて この列車は5番線からの発着になります。岡山ー尾道間の料金は乗車券1320円+グリーン券980円=2300円です。ただ海側向きの座席は良いのですが岡山・尾道間で海が見える区間は東尾道を過ぎて尾道水道が見え始めて尾道大橋の下をくぐるあたりだけであとは尾道市街を見下ろす数分間だけが見どころです。しかし下車準備でバタバタして 最高の景色をゆっくり楽しむ人がどれだけいるだろうと余計な心配をしています。

尾道駅下り線は1番線のみで、待避線がありません。従って長時間停車はできないので、11:42尾道着ですが 11:46発の回9727Mとして糸崎まで走ります。実はこの尾道・糸崎間が山陽本線でも数少ないオーシャンビュー区間なのですが、そこは回送扱いという情けない設定です。糸崎着11:54、すぐに折り返し糸崎発12:13 回9726Mとして12:22尾道着で戻ります。尾道駅の上り線側には待避線がありますので、ここで15:47の発車まで留置されます。

以前にも書いたように思いますが、呉線の観光列車「瀬戸内マリンビュー」は三原着12:28です。三原の街で昼食を食べてもらう設定で 折り返し三原発13:30なのですが、尾道同様に三原駅に留置線が無いために、わざわざ回送列車として忠海まで1往復させて時間つぶしをしています。私なら「マリンビュー」を糸崎まで走らせて、岡山から来る「しまなみ」と接続させることを考えます。「しまなみ」も尾道行きではなく糸崎行きにします。糸崎駅には下り線が2面ありますし、「しまなみ」も「マリンビュー」も短い2両編成ですから、同線に2列車進入もやってできないことはないはずです。ただ糸崎駅も今は無人駅ですから、同線2列車進入には保安要員も必要でしょうが。ここでも岡山支社と広島支社のカベや各駅を全く自由度のない線路形態にしてしまった後遺症を感じざるを得ません。

と新年早々ボヤいても仕方ないので、ラ・マル・しまなみが走る今月14,15日には尾道・糸崎間で回送を撮ろうと思っています。この電車の外観はゴテゴテしていて好きではないのですが・・・。次のチャンスは2月11、12日です。

なお余談ながら 福塩線と芸備線の通学臨時列車の運行日をお知らせしておきます。福塩線は1/6、7、10、14、15、21、22、28、30、31、芸備線は1/6、20、22、26、28、30、31です。2月分はまだわかりません。

尾道の話題」への3件のフィードバック

  1. 西村様、
    最近はなんでもフランス語やイタリア語を付けたがるのが気に入らん。韓国語やスワヒリ語の列車がないのは白人至上主義、アジア人共通の劣等感の表れだろう。合成語の名前もフランスやイタリアの風味の味付けで鼻持ちならん。
    国鉄世代のボヤキでした。
    今年もよろしく!

    • 米手作市様
      国鉄世代のボヤキの続編です。新聞のテレビ番組欄を見て下さい。美しい日本語を守るべきNHKが 意味不明の言葉を平気で乱発して日本語を壊しているのが許せません。「シブ5時」とは何の意味なのか?「天テレ」「オトナヘノベル」・・・何のことか全くわからん番組名が一杯あります。横文字やカナ書きがダメとは言いませんが、マア馬鹿な会長のもとではこういうザマになるのだと情けないです。我々なら「天ナラ」「天カメ」「大ウメ」ならすぐわかりますが・・・・。

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