関西本線沿いの私鉄 近鉄北勢線
内部・八王子線に続いて、同じナローの北勢線を訪れています。ただ、沿線を訪ねることはなく、Tさんのクルマで終点の阿下喜に、少し寄っただけの初回訪問でした。いまでこそ、同じナローながら、両者は会社も違い、車両も異なりますが、当時は、同じ近鉄の一員で、車両の仕様も同じで、車両の移動も行われていました。
▲北勢線は、大正3年に北勢鉄道として西桑名(現)~楚原の762mm開業に始まり、昭和6年に阿下喜まで開通、同時に電化も完成し、北勢電鉄と改めた。昭和19年には三重交通として、付近の小鉄道が一元化されている。社名は三重電鉄を経て、昭和40年に近鉄に吸収されて、近鉄北勢線となった。私が北勢線で思い出すのは、訪れる少し前の昭和48年の「鉄道ピクトリアル」の写真コンクールで、終点の阿下喜で、乗客が寒そうにして、電車から降りて改札口に向かうシーンが推選に入った。そのことが頭にあり、阿下喜に着いて、真っ先に同じシーンを狙ってみた(以下、昭和49年4月)。






















