当初は予定していなかった青藏鉄路の撮影は満足出来ましたが肝心の茶卡盐湖(チャカ塩湖)に走るナロー鉄路撮影は惨敗に終わりました。今日からは車窓と街角散歩を楽しみながらのゆっくり旅です。次の目的地は3度目の訪問となる西安です。
上の地図は西安までの軌跡です。西宁から兰州までの乗車はK622次、平均速度78.2km/h、表定速度80.9km/hで走破します。兰州からはK2630次に乗り継ぎます。山岳路線を行きますので、平均速度61.8km/h、表定速度65.1km/hとなっています。
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月別アーカイブ: 2014年10月
2014年 天空の鏡 チャカ塩湖に走るナローへの旅 Part 8 茶卡盐湖(チャカ湖)から西宁へ、雪域新天路「拉日鉄路」開業
▲ チベット高原の青海湖畔で地面に穴を掘って住まいにしているオオスナネズミ君。
地面の穴の中は、安全であるだけでなく、冬は暖かく、夏は涼しいので、快適に暮らせるのだそうです。体調は手のひらぐらいで、とっても可愛いのですが繁殖力がおおせいで、放牧されている草原の羊や牛のえさの草木を食い荒らしますので、嫌われ者です。
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2014年 天空の鏡 チャカ塩湖に走るナローへの旅 Part 7 青藏鉄路を撮る その2
青春18快適区間
2014年10月5日デジ青投稿の[青春18忍耐区間]では熱海~浜松間を我慢の乗車区間として紹介した。それでは忍耐の反対の不忍耐区間はどこか。大阪(神戸でもよい)~名古屋間を挙げてみたい。不忍耐という言葉は恐らくないので我慢しなくてよいというよりももう少し積極的に楽しく乗車できるという意味で快適乗車区間とした。その理由は同区間は
①列車速度が速い。特に大阪~米原間は前回紹介した通り特別に速く快適である。
②クロスシート車両で旅の楽しみが倍増される。
③車窓からは多くの歴史的名所旧跡が見られる。例えば安土城址、彦根城、佐和山城址、稲葉山城、名古屋城、山崎天王山古戦場、関ヶ原古戦場等々。
④自然豊かな景色が展開される。例えば河川で言えば淀川、桂川、鴨川、瀬田川、揖斐川、長良川、木曽川等がそれで、山で言えば東山、比叡山、比良山、伊吹山、養老山系等が該当する。それに日本一の琵琶湖。
さらに個人的には
⑤車両基地が頻繁に見られ全く飽きることが無い。吹田、高槻、向日町、京都(梅小路)、野洲、米原、大垣、稲沢と車両を眺めるのに忙しいくらいで、とても本を読んだり、ゲームをする気にならない。
⑥私鉄との併走区間が比較的長く続いたり、複々線での追い抜き等の楽しみが多い。
⑦かつて撮影した場所を車窓から眺めその当時を思い起こすことができる。例えば、高槻~山崎~神足(現長岡京)、山科、瀬田川の鉄橋、近江長岡~柏原~関ヶ原等々。これは大阪~名古屋間に限ったことではないが「あのあたりで撮ったなー」と一瞬当時を思い出すことができる。
大阪~名古屋間は4~5時間かかったC59(小学生で機関車種別を認識できる能力はなかったが先達の記録からC59でまちがいない)の客車列車や電化して到達時間が半分近くに短縮された80系、153系の準急「比叡」等をよく利用した区間で強いて言うと当時は湖東平野が忍耐区間であった。そこで本題から少し脱線するが、快適区間で特に快適に感じた場所を紹介したい。
大阪を出た列車は淀川を渡りしばらく走ると進行左手に吹田操車場が見える。大操車場にはハンプという人工的につくった丘を利用した貨車の行く先別仕分けの施設がありキューロクあたりが貨車を押し上げている風景が見られた。広い操車場なので蒸機の煙も至る所で見られた。