梅小路公園で京都市電を偲ぶ 〈1〉

今年は、京都市電が全廃されてから40年に当たる。昭和53年9月30日最終日の一日だけ走った「さよなら京都市電」のヘッドマークを再現した「廃止40周年」の装飾が、梅小路公園の市電ひろばの1605号に取り付けられた。

今年は明治150年にも当たり、京都市の梅小路公園では、市電・市バスに関するイベント「京都の交通事始め」が、本日10月6日から開かれています。日ごろ、京都市電に深い愛着を持って、保存・顕彰活動をされている4団体が企画・協力して、さまざまなイベントが展開されています。私も企画に賛同して協力した一人として、初日、さっそく訪れてみました。

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2018年夏、酷暑の旅 Part10 筑豊電鉄に乗る、撮る①

第3日目 8月29日(水) その3

16:30 JR直方駅に降り立ちましたが次に乗り換える筑豊電鉄筑豊直方駅は、約1㌔離れたところにあります。私の他に乗り継がれる方もあるだろう、付いていけば分るかと思っていましたが、誰もおられません。
タブレットで地図を見ながら線路沿いを北上しながら歩いて
約15分もかかってしまいました。天気の悪い時は大変でしょうね。▲ 16:46 着いた筑豊電鉄筑豊直方駅です。ご覧の通りの高架駅で、この先は寸断された外観になっています。
筑豊電鉄は1956年(昭和31年)3月21日、貞元(現;熊西)~筑豊中間が開業。その後1959年(昭和34年)9月18日に 熊西~ 筑豊直方が延伸されて16.0kmが全通しました。将来は福岡まで延伸する予定で筑豊本線をオーバークロスすることを考慮して高架駅として建設されましたが、最盛期の1974年(昭和49年)には年間2100万人あった利用者が、近年は500万人に程度にまで落ち込み、延伸計画は頓挫し現在に至っています。しかし、利用者にとってはJRの直方駅までの徒歩でのアクセスが遠く不便そのものです。このため直方市では市が2014年度(平成26年)に需要予測調査をしたところ、一定の経済効果が見込めることが判明、可能性の検討に向けて、運行形態や延伸ルート等の技術的な課題について調査・研究するため、2015年(平成27年)8月18日に筑豊電気鉄道延伸計画技術検討委員会の設置が公示されて、延伸計画が進みだしています。 ※ 詳細はこちらをご覧ください。
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 神戸電鉄 見学・乗車会 行われる

顔を揃えた神戸電鉄の代表車両。1928年の湊川~有馬温泉での開業以来、神戸電鉄は、ことし開業90周年を迎えた。これを記念して、さまざまなイベントが展開されている。メモリアルトレインとして戦後のスプリング・グリーン&シルバーグレー塗装に復刻された1000系(右)もその一環。

少し旧聞になりますが、9月29日(土)、台風24号接近のなか、「神戸電鉄鈴蘭台車庫見学、粟生線乗車と撮影の旅」が、一部予定を変更したうえで、無事開催されました。たいへんお世話になった神戸電鉄の皆さまから掲載の快諾をいただいたうえで、当日の様子を振り返って見ましょう。

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2018年夏、酷暑の旅 Part9 青春18きっぷで長崎から直方へ

第3日目 8月29日(水) その2

① 長崎(区間快速シーサイドライナー)⇒11:40早岐
② 早岐 12:41⇒14:14 鳥栖 14:17(快速)⇒14:45 博多
③ 博多 15:00(快速)⇒16:00 直方

9:36 今日はこれから青春18きっぷを利用して直方に向かい筑豊電鉄に乗り換えて目的地は黒崎駅前です。途中、筑豊直方で筑豊電鉄の撮り鉄予定です。
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 羽村さんが遺したアルバムから 〈6〉

京都市営バスのトレーラーバス、進駐軍が持ち込んだ大型車両をヒントにつくられ、戦後混乱期の大量輸送に、京都でも活躍した。昭和22~24年の短い時期につくられたが、取り回しがよくないため昭和30年前後には姿を消した(昭和26年3月)。

羽村さんは、京都市電撮影の合い間には、バスも撮っていました。多くは、近くの銀閣寺前付近で撮られています。戦後5年が経過すると、京都見物に繰り出す余裕も出て来て、銀閣寺付近には、遊覧バスや貸切バスが集まって来ました。この時代、市電の撮影者は見られたものの、バスの撮影はたいへん少なく、貴重な記録です。そう言えば、乙訓老人も、地方私鉄へ行った際には、駅前でバスを写してから、カメラを仕舞ったと述懐されています。ちょうど、京都市バス事業は,昭和3年5月に出町柳から植物園を結ぶ2.5kmの路線で開業して以来、今年で90周年を迎え、今月にはさまざまなイベントが実施されます。

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山陽本線全通と広電カープ電車

カープがセ・リーグ3連覇を達成し、今年も広電の花電車が走ることになりました。豪雨災害から86日ぶりとなる9月30日に山陽本線が全通し、新幹線や代行バスに頼らずに三原から広島に電車で行けるようになりました。大きな被害を受けた区間の復旧具合を確かめるのも兼ねて、10月2日 広電カープ電車を撮りに行くことにしました。

山陽本線は全通したとは言え、災害前のダイヤに戻っているのではなく、特別ダイヤで運行されています。各駅で配られている時刻表を確かめておく必要があります。私は本郷駅から広島に向かうことにしました。本郷発8:49の7335Mは運良くJRのカープ電車でした。

岡山発岩国行き7335Mはカープラッピング電車でした。L-05編成 先頭はクハ115-2007

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2018年夏、酷暑の旅 Part8 長崎市電を撮る その7 

第3日目 8月29日(水) その1

今日は10時の列車で筑豊直方へ向かい筑豊電鉄に初乗車しますます。早朝起き上がりそれまで長崎市電の今回最後の撮影です。
▲ 6:22 長崎駅前に1系統崇福寺行きの始発電車1500形1506号が到着しました。私の今日の撮影もスタートです。新幹線開業による長崎駅前再開発が進められると3ホーム化されますので2ホーム時代のシーンは押さえておきたいと撮り始めました。 続きを読む

 羽村さんが遺したアルバムから 〈5〉

百万遍の停留場で多くの乗客を乗せる800形のトップナンバー車、ポール集電の800形は、この年に新製が始まったバリバリの新車だった(昭和25年1月)。

今回は、羽村さんにとって、いちばん身近だった京都市電です。京都大学の近くにお住まいだった羽村さんにとっては、京都市電は趣味活動の原点でもあったでしょう。例の細密な系統図を描かれた「青信号」の記事“京都市電雑感”にも、冒頭で「京都に生まれ京都に育った小生にとって、京都市電は何と云ってもなじみの深い電車である(原文ママ)」と述べられています。これらの写真を撮られたのは、昭和25、26年であり、全盛時代の到達までには、まだ少し時代をさかのぼる終戦直後の空気が残っていました。

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垣間見た西オーストラリアの鉄道(下)

州都パースはイギリス統治時代の古い建造物が点在する近代的な都市で、パース中央駅から放射状に5方向に近郊電車が走っています。自由時間の少ないツアーだったので駆け足で体験乗車しました。

Transperthと呼ばれる鉄道網  鉄道だけではなくバスとフェリーがシステム化されている

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たつの市で開催される鉄道展について

過日、広島県立歴史博物館でこんなチラシを見つけました。兵庫県たつの市で10月20日から約1ケ月開催される展示会のチラシです。岡山近辺の鉄道遺産に詳しい小西伸彦氏による現地見学会や播電の展示など大変興味深い内容だと思います。ご参考まで。なお2会場の休館日が異なっていますのでご注意を。

おもて面

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全線開通した山陽本線

7月の豪雨災害で寸断されたJR山陽本線は、当初見通しより繰り上がり、9月30日に全線復旧、開通しました。被災以来86日ぶりとなります。その間復旧に向けて日夜尽力されたJR関係者はもちろん、代行輸送など陰で支えてこられた関係者の皆様に敬意を表したいと思います。

H30-9-29 中国新聞朝刊

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垣間見た西オーストラリアの鉄道(中)

この地図は鉄鉱石および石炭輸送の貨物鉄道を示します。赤が鉄鉱石、緑が石炭です。石炭輸送は主に東部、鉄鉱石が北部、西部となっています。

オーストラリア地図(その2) この地図で見るとPerthからPerenjoriまで近そうに見えますが直線距離で300Kmはあります。

古いホッパー車が保存されていたのがPerenjori駅前ですが、ここから港町のGeraldton(ジェラルトン)まで現在も鉄鉱石輸送が行われていました。ただそのPerenjori駅は鉱山駅という雰囲気ではありません。

Perenjori駅  長い待避線がある単なる交換駅

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「楽」の次の日

INUBUSE氏より先週の「楽」の次の日を書く要請があり投稿とします。実は「楽」の次の日も京都に行くことになり叡電にしようとなっていました。ところが当日の朝、丹波橋からの京阪電車の車内放送で「市原~鞍馬間が不通」であることを突然知りました。まだ台風の影響が残っていたとは予想外でした。結局「宝ヶ池」まで行くことにして、以前故澤村氏に教えてもらっていた比叡山を望む場所となりました。この日も多少くもっており、やはり比叡山に直接陽のあたる夕方近くがいいですね。出町柳に戻り、澤村氏のお墓参りを済ませ、「松本」にも顔を出し嵐電としました。

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 早回り ヨーロッパのトラムめぐり 〈2〉

ベルン(Bern) スイス
スイスのほぼ中心に位置するベルンは、スイス連邦の首都です。と言っても人口は、13万人程度、中世の街並みを残す旧市街は、ユネスコ世界遺産に登録され、シンボルである時計塔や、古いアーケード、点在する数多くの博物館・美術館などがあります。こんな、こぢんまりとした古い都にも、トラムが走っています。
ベルンの中心、旧市街地のメインストリート、シンボルの時計塔が見えるマルクト通り(Markt-gasse)を行く、ベルン交通局の真っ赤なトラムとバス。

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垣間見た西オーストラリアの鉄道(上)

先日レポートしました銚子電鉄訪問のあと、成田を飛び立って向かった先は西オーストラリアのパースです。パースを起点とした、鉄分とは縁の無い「花を見て回るツアー」につきあいました。オーストラリアへの観光客は東のシドニーやメルボルンを目指すのが通例のようで、西オーストラリアへの訪問者は少ないようです。オーストラリアは7つの州から成り立っていますが、西オーストラリア州は全土の1/3を占める広大な州で、その州都がパースです。西オーストラリア州の人口は250万人ですが、その90%はパースを中心とした南西部に集中していて、州の大半は広大な無人地帯です。

オーストラリア地図(その1)

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 早回り ヨーロッパのトラムめぐり 〈1〉

少し前ですが、ヨーロッパへ行って来ました。もちろんツアー旅行でしたが、時間を見つけては、各国で路面電車も撮りました。どうも私は、海外の鉄道になかなか興味が持てないのですが、いざ現地を訪れると、街並みに溶け込んだ優れたデザインのトラムがあり、限られた時間のなかでも、その魅力に触れることができました。乙訓老人からも、彼の地の魅力について何度も刷り込まれていましたが、その気持ちがやっと分かった次第です。では、チラリと見た、ヨーロッパのトラムの魅力を。
早朝、ストラスブール(Strasbourg)中央駅前を発車した、ストラスブール交通会社(CTS)のトラム(右)、左のイラストが描かれたドームが中央駅、パリとはTGVで2時間20分で結ばれる。

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大阪電軌デボ1000

近鉄は、いろんな私鉄を糾合して出来た大鉄道です。
子供の頃に父親が『ダイキに乗って・・・』と言うのを聞いて、ダイキとはなんだろう?と思っていたが、後に『近鉄』のことだと知って驚いたおぼえがあります。

でも、こんな面白い出で立ちの電車だったら楽しかったでしょうね!

大軌デボ1000

 羽村さんが遺したアルバムから 〈4〉

今回のアルバム、羽村さんが最も好きだった阪急京都線を採り上げます。以前、tsurukameさんからの寄稿でも、羽村さん撮影の阪急京都線について、詳細されています(2017年11月27日90622号)。今回は、スキャンしていて新たに発掘できた写真です。
前稿で乙訓老人の思い出にも書かれていますが、羽村さんが好きだったのは“阪急京都線”であり、“阪急”ではありませんでした。京阪電鉄を分離し、新制・京阪神急行電鉄として創立してから、まだ1年しか経っていない昭和25年からの撮影で、京都線は、“新京阪”の面影を十二分に伝えていました。
最初の撮影は、西京極駅で撮られたデイ100形2両の京都行き普通電車をとらえている。周囲の光景は、郊外の様相だが、右手には、西京極野球場(現・わかさスタジアム京都)が見える。この球場は、昭和7年、昭和天皇の成婚を記念して建てられたもの。また電車左手には、現在でも見られる、未成線として残った貨物線の分岐部がわずかに見えている(昭和25年11月)。

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同志社大学鉄道同好会 60周年企画近鉄「楽」乗車会に参加して

2018年9月23日(日)に、現役生が企画した、近鉄「楽」の乗車会に参加してきました。同志社大学鉄道同好会60周年企画として、現役生OBを合わせると約100名と盛況でした。当日 9:10 京都駅八条西口広場集合し、9:58 発車、一路宇治山田へ。車内ではサロンカーへいって展望を楽しんだり、また仲間達と歓談、そして配られたお弁当を美味しくいただきました。   ↑ 京都駅に入線する「楽」3番線には貸切の表示 続きを読む

古い包装紙

お久しぶりの、鉄鈍器(てつのろじい)です。 こんな物が出てきました。

大きさの比較に時刻表を置きました。

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