ふた旅 めぐる旅 東北編 ⑦

奥津軽いまべつ

このテーマの最終回として、北海道新幹線の奥津軽いまべつ駅のことを採り上げました。3年前の新幹線開業時にできた駅であり、“ふた旅”ではなく、初見参の駅でしたが、その複雑な歴史や駅構造、隣接する津軽二股駅のことにも触れてみることにします。

奥津軽いまべつ駅は、今でこそ、北海道新幹線の駅ですが、この駅ができたのは、1988年に津軽海峡線が開業した時であり、当時は「津軽今別」と称していました。多くの特急列車や長大な貨物列車が通るため、対向式のホーム長のある駅でした。

現在の奥津軽いまべつに到着する「はやぶさ」。一日の発着本数は上下14本、一日平均の乗降人数は66人で、新幹線駅のなかでは最も少ない。3年経っても、見物目当ての客のほうがが多く、私もみどりの窓口で収集目的で観光入場券を買うと、駅員から“もうすぐ列車が来ますから、見ていったらどうですか”と勧められ、ホームに入場した。本州にある、唯一のJR北海道の駅で、すべて北海道仕様の駅だった。

続きを読む

昭和の電車 改訂版(18)ー奈良電クハボ600型ー

パッと見たとき、東急の電車と見間違えました。私が知ってる“奈良電”は、田舎電車でした。でも、ときどき走る京阪の車輌は扉の開閉が手動なのに対して木彫柱のある“奈良電”はドアエンジンが付いていて自動開閉、奈良電が京阪より大きな私鉄に思えました。

客車廃車体訪問記 内地編31 静岡県-3

【富士市 入山瀬公園】 2017年11月23日撮影 35.188772, 138.646449
・オハ35 441
入山瀬公園は身延線入山瀬駅そばにあり、「でごいち文庫」という子ども図書館として利用されている。隣にD51 943が保存されていて、身延線の電車からも見える。撮影の為樹木の葉のない時季に行ったが、見るのなら当然緑に囲まれた季節のほうが落ち着く。
◆スハ35180(1941年新製 日車)→(1941年改番)オハ35 441→1954年更新修繕-Ⅰ 長野工→1977年廃車
続きを読む

 ふた旅 めぐる旅 東北編 ⑥

秋田

五能線で18きっぷ乗車を楽しみ、東能代から乗り換えて、秋田まで来ました。あとは、夕方の伊丹便までの数時間を使って、秋田駅の今昔対比と、男鹿線の初乗車をすることにしました。新幹線開業後の秋田駅で、乗り換えたことはあるものの、駅の内外をゆっくりするのは初めてのことでした。駅舎は橋上駅になり、裏手にあった機関区もすべて無くなり、一見して大きく変貌したように見えますが、新幹線は、高架の新設駅ではなく、在来線ホームの半分を使って発着していますから、構内の配線だけは以前と変わらず、50年前に見たシーンがそのまま残っていました。

撮影した昭和43年9月は、まだ秋田まで電化が到達しておらず、列車もほとんどが蒸機牽引で、DLは少数だった。2番ホームから、酒田発男鹿行き1137レが発車するところ。この列車は、秋田をスルーして羽越本線から男鹿線に入る珍しい列車。秋田まではD51牽引だが、男鹿線に入線できないので、C11 144〔秋〕に交替するが、切り欠き式のホームのため、有効長が足らず、C11は半分がホームからハミ出している。

続きを読む

客車廃車体訪問記 内地編30 岐阜県-1

【谷汲口駅】 2014年4月9日(1-3位側)、2013年12月30日撮影(2-4位側) 35.527560, 136.642170
オハフ33 1527(樽見鉄道オハフ502)
樽見鉄道谷汲口駅構内には数多くのソメイヨシノが植わっている。ここは特段観光地でもなく、近くには西国第三十三番満願霊場 谷汲山華厳寺があるのに、桜の見頃の時季にはわざわざ立ち寄って小休止していく観光バスもある。
◆オハ35 1042(1947年新製 日立)→(1964年改造 高砂工)オハフ33 1527→1984年廃車→樽見鉄道オハフ502
続きを読む

 ふた旅 めぐる旅 東北編 ⑤

五能線を旅する

五所川原を7:58発の3524Dに乗って、東能代まで約3時間の18きっぷの旅に出ました。空は快晴、岩木山も秀麗を見せ、まもなく日本海に沿って走ります。五能線は、そのものがメジャーな観光地になっていて、観光用のリゾート列車も賑わっていると聞きます。さすがに普通列車までには及ばず、車内は、地元の乗客、高校生でちょうど埋まる具合、と思っていたら、途中の千畳敷や鰺ヶ沢から、観光客がどんどん乗り込んできて、数駅だけ乗っては下車して行きます。どうやらバスツアーで、数駅だけ五能線に体験乗車し、先回りしたバスに乗車というコースのようです。
途中で首尾良く、キハ40系特有の二人掛けの座席を確保、個室感覚で、誰に気兼ねもなく、窓を全開して、ナマの風を入れて、要所では身を乗り出して、撮影を楽しみます。普通列車の一人旅の良さをしみじみ感じる時でした。 五能線は何度か乗車しているが、天候には恵まれず、今回、初めて青空のもとを走った。いまや窓を全開して、走り去る車窓を思い切り写せる車両も貴重になった(追良瀬~広戸)。

続きを読む

客車廃車体訪問記 内地編29 大分県-1

 

【日田天領水の里  元氣の駅(鉄道公園)】 33.311566, 130.922324 2018年10月27日撮影
オロネ15 3005、スハネフ14 5
日田は大分県であるが、久大本線の福岡県寄りに位置するので、大阪から行くには新幹線の久留米経由が便利で、特急「ゆふいんの森」を利用した。日田駅のホームに日田杉の馬鹿でかい下駄が置いてあった。
三隈川(いつの間にか筑後川に変わる)が市街地の南を流れていて、日田天領水の里  元氣の駅(鉄道公園)はその中州にある食品会社の敷地内の公園である。
続きを読む

高槻駅に新型配備?!

河 昭一郎さんからこんなメールを頂きました。

先日、鉄道関係の写真を整理していたところ貼付のような1枚が出て来ました。
これは、この年の夏に京都へ行った時、想い出の高槻も訪問したのですが、その時高槻駅で見付けホームから撮ったものです。
この電車らしき物は高槻駅の橋上駅舎と思われる建物の中に有って、なんとなくチャチな模型に見えました。
一見ベニヤ板で出来ているような感じもあるのですが、イベント?の展示品でもなさそうで、引き戸式のドアが開いている所を見ると、物置等何かに使用している様子もあります。
何のつもりで、何のために存在していたのかがミステリーで、更に言えば塗色も国鉄やJRには有り得ない派手派手色です。
と言う事で、物知り揃いのDRFC会員の方に教えて頂きたいのですが、これを『デジ青』上で、ご教示いただく訳にはいかないでしょうか?
漫才の『地下鉄の電車は何処から入れたんでしょうネ?』では有りませんが、『夜も眠れません!』(笑)

と、いうわけで問題の写真をご覧下さい。

 ふた旅 めぐる旅 東北編 ④

五所川原

野辺地からは、青森→三厩→津軽二股→津軽中里→五所川原とJR津軽線、路線バス、津軽鉄道を乗り継いで五所川原まで来ました。五能線の五所川原も思い出深いところです。最近も、津軽鉄道と絡めたり、観光旅行の途次に、何度か訪れています。数年前の冬に行った時は、保存したデジカメデータが、ハードディスクのトラブルに巻き込まれ飛んでしまい、すべて消えてしまうアクシデントもありました。やはり、思い出に残るのは、まだ8620が走っていた50年前の五所川原です。今とは違う、熱気、賑わいが感じられる時でした。
昭和47年2月、訪れた五所川原には、雪が降り続いていた。向こうの島式ホームで列車を待つ乗客の姿も、視界が定かでなくなってきた。間に置かれた植木鉢に積もる雪がアクセントになった。

続きを読む

「大津歴博だより」No.116より

クローバー会々員諸氏には、先に事務局貝塚殿からご案内メールが配信されているかと思いますが、来る10月1日から12月1日までの2ケ月間にわたって大津市歴史博物館で開催されるミニ企画展「江若鉄道 ~思い出の品々~」に総本家青信号特派員氏、貝塚氏と私が協力させて頂くことになっています。この度 8月31日発行の「大津歴博だより No.116」が送られてきました。その中で、いつも大変お世話になっています木津勝学芸員殿が 過去3回同館で開催された江若鉄道関連の展示の振り返りとともに、4回目となる10月からのミニ企画展について記事を掲載され、我がクローバー会についても言及して頂いていますので、ご紹介しておきます。

続きを読む