2014年 天空の鏡 チャカ塩湖に走るナローへの旅 Part 8 茶卡盐湖(チャカ湖)から西宁へ、雪域新天路「拉日鉄路」開業

DSC_771011▲ チベット高原の青海湖畔で地面に穴を掘って住まいにしているオオスナネズミ君。
地面の穴の中は、安全であるだけでなく、冬は暖かく、夏は涼しいので、快適に暮らせるのだそうです。体調は手のひらぐらいで、とっても可愛いのですが繁殖力がおおせいで、放牧されている草原の羊や牛のえさの草木を食い荒らしますので、嫌われ者です。

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2014年 天空の鏡 チャカ塩湖に走るナローへの旅 Part 7 青藏鉄路を撮る その2

DSC_754127▲ 青藏鉄路撮影中に見かけたチベット羊の数100頭の群れ。お尻に塗られた赤い印(しるし)は持ち主が誰かを示すものだそうです。中学生らしき少女が一人で羊飼いをしていました。

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青春18快適区間

2014年10月5日デジ青投稿の[青春18忍耐区間]では熱海~浜松間を我慢の乗車区間として紹介した。それでは忍耐の反対の不忍耐区間はどこか。大阪(神戸でもよい)~名古屋間を挙げてみたい。不忍耐という言葉は恐らくないので我慢しなくてよいというよりももう少し積極的に楽しく乗車できるという意味で快適乗車区間とした。その理由は同区間は

①列車速度が速い。特に大阪~米原間は前回紹介した通り特別に速く快適である。

②クロスシート車両で旅の楽しみが倍増される。

③車窓からは多くの歴史的名所旧跡が見られる。例えば安土城址、彦根城、佐和山城址、稲葉山城、名古屋城、山崎天王山古戦場、関ヶ原古戦場等々。

④自然豊かな景色が展開される。例えば河川で言えば淀川、桂川、鴨川、瀬田川、揖斐川、長良川、木曽川等がそれで、山で言えば東山、比叡山、比良山、伊吹山、養老山系等が該当する。それに日本一の琵琶湖。

さらに個人的には

⑤車両基地が頻繁に見られ全く飽きることが無い。吹田、高槻、向日町、京都(梅小路)、野洲、米原、大垣、稲沢と車両を眺めるのに忙しいくらいで、とても本を読んだり、ゲームをする気にならない。

⑥私鉄との併走区間が比較的長く続いたり、複々線での追い抜き等の楽しみが多い。

⑦かつて撮影した場所を車窓から眺めその当時を思い起こすことができる。例えば、高槻~山崎~神足(現長岡京)、山科、瀬田川の鉄橋、近江長岡~柏原~関ヶ原等々。これは大阪~名古屋間に限ったことではないが「あのあたりで撮ったなー」と一瞬当時を思い出すことができる。

大阪~名古屋間は4~5時間かかったC59(小学生で機関車種別を認識できる能力はなかったが先達の記録からC59でまちがいない)の客車列車や電化して到達時間が半分近くに短縮された80系、153系の準急「比叡」等をよく利用した区間で強いて言うと当時は湖東平野が忍耐区間であった。そこで本題から少し脱線するが、快適区間で特に快適に感じた場所を紹介したい。

 

大阪を出た列車は淀川を渡りしばらく走ると進行左手に吹田操車場が見える。大操車場にはハンプという人工的につくった丘を利用した貨車の行く先別仕分けの施設がありキューロクあたりが貨車を押し上げている風景が見られた。広い操車場なので蒸機の煙も至る所で見られた。

1964.5.21 岸辺駅 ドームに戦時スタイルを残すD51841[竜華] ▼s-64.5.21岸辺D51841竜華

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小田急1700系

小田急は関西からは遠い存在です。
思い出は、昭和33年の中学時代の修学旅行だけです。
未舗装の国道を富士急観光バスで走っていると、傍らの石垣の上に関西では見つけないスマートな電車が止まっていました。それが小田急の急行でした。貫通扉に手すりのようなものが出ていて、変わったイメージがありました。小田急1700系_NEW 小田急1700系(文)_NEW

2014年 天空の鏡 チャカ塩湖に走るナローへの旅 Part 6 茶卡盐湖(チャカ塩湖)ナロー鉄路

DSC_7229_123▲ 湖面の海抜が3,059mの茶卡盐湖(チャカ塩湖)。静寂の湖面に映る碧い空と白い雲、これが天空の鏡と称される由縁なのでしょうか。
16:20 青藏鉄路の撮影を終えて、ようやく茶卡盐湖にたどり着きました。

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パナソニック:乾電池で走る電車公開…11月に走行実験

毎日新聞 2014年10月14日 20時36分

 パナソニックは14日、11月に秋田で走行実験する、乾電池「エボルタ」で動く電車を公開した。単1形を99本搭載。約10人を乗せて約8キロの走破を目指す。

車両は特殊強化段ボール製で、高さ約257センチ、長さは約405センチ。重さは約500キロある。約10人が乗車すれば走行時の総重量は約1トンとなる。

11月2日は秋田県大館市で、2009年に廃止された小坂鉄道の線路を走る。地元の小学生らを乗せ、鉄橋やトンネルも通過する計画だ。

パナソニックは昨年、単3形のエボルタ1本でタカラトミーの鉄道玩具「プラレール」を約5・6キロ走らせ、ギネス世界記録に認定された。(共同)

2014年 天空の鏡 チャカ塩湖に走るナローへの旅 Part 5 青藏鉄路を撮る 西宁から茶卡盐湖(チャカ塩湖)へ

DSC_7201_100▲ 16:14 撮影地 Google座標; 37.056087, 98.878856
長大編成の貨物を牽引、いくつものループを越えて進むHXD1C0780HXD1C0781重連。海抜は3,434m、周囲の山々は4,000mを越えます。青藏鉄路ではまだまだ序盤の地ですが、急勾配が続いていました。
HXD1C型は、2009年にドイツシーメンス社からの技術導入を得て開発されました。国産化率90%強の高地対応型電気機関車です。軸配置Co+Co、出力7200kw、最高速度120km/h、ここ青藏鉄路に大量投入されています。

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広島中古車センターに朗報

来年3月に実に32年ぶりに新型車両が投入されます。旧型車を見たり、乗ったりしたければ広島地区へ行けと揶揄されるほどお古を大切に使ってきた広島地区ですが、ようやく広島地区用に新設計の227系の登場です。最終的にはMc+M+Tcを64編成、Mc+Tcを42編成の計276両が投入されるそうです。とりあえず2014年度は43両のようです(3×11+2×5か?)。あと半年、窓ガラスをビリビリ、ガタガタ揺らしてセノハチを登る115系に乗ったり、撮ったりすることに致しましょう。

2014-10-7 中国新聞朝刊

2014-10-7 中国新聞朝刊

 

青春18忍耐区間

少し、時期外れな話題であるが、今夏台湾好きのブギウギさんが上京され私の準ホームグラウンド高尾~相模湖間で撮影をされた。その時に「今日は青春18きっぷで帰るが熱海と浜松の間が時間的に長く、短い編成のロングシート車でよく混み合いうんざりする」というようなことを言われた。全く同感である。熱海~浜松間では富士山を眺めることができ、富士川、大井川、天竜川を渡り景色も悪くはないが、長時間のロングシート車乗車が東海道本線の忍耐乗車区間になっているのは否めない。私のよく利用する東京6時34分発でみると大阪までの556.4kmを9時間11分かけて15時45分に到着するので表定速度は60.6km/hである。参考に1964年10月の交通公社時刻表によると東京8時30分発の急行「六甲」は7時間30分かけて大阪に16時に到着し、表定速度は74.2km/hである。翌年11月の時刻表の急行「第1なにわ」東京9時30分発大阪17時30分着では8時間かけて表定速度は69.6km/hである。いろいろな見方があるが、過去の153系急行電車に比べ青春18切符の東海道の旅は5回の乗り換えがあるにしては善戦しているように思える。この善戦も米原~大阪の新快速の激走が寄与している。因みに東京6時34分発を利用した時の6乗車区間のそれぞれの表定速度は東京~熱海59.2km/h、熱海~浜松61.4km/h、浜松~豊橋64.4km/h、豊橋~大垣新快速70.5km/h、大垣~米原61.5km/h、米原~大阪新快速78.0km/hである。熱海~浜松間がロングシートで乗車時間も長く、それほどスピードが速くないこともあり忍耐区間になるようだ。大阪からの上り利用もほぼ同じことが言える。何れにしても格安切符であるので忍耐区間は忍耐せざるを得ない。他にも各地に忍耐乗車区間(個人的には大宮~高崎間)があるが、各人の感じ方もそれぞれあると思う。

<参考写真>

忍耐乗車区間の始まり熱海駅                                       2014.9.9 右737M熱海止めクハE231-8058と左島田行きクモハ211-6009 ▼

s-14.9.9熱海

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2014年 天空の鏡 チャカ塩湖に走るナローへの旅 Part 4 ぶらっと夏都、西寧

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管理人殿へ

いつも大変お世話になり 感謝いたしております。質問です。記事に対する少し長めのコメントを記入し、送信しようとすると最初は下に表示されていた名前記入欄や「コメント送信」ボタンが出てこなくなり、送信できません。コメントの行数、文字数に制限でもあるのでしょうか?あるいはやり方がマズイのでしょうか。ご教授願います。鈍くさい会員より。

山の上から見下ろすと(続報)

9月29日にM重工三原の試運転線をご紹介しましたが、10月2日に正式に完成式が行われ、報道陣にも公開されたようです。昨日のNHK広島のローカルニュースでも流れ、今朝の中国新聞にも記事が載りました。たまたま先日私が山から眺めたのは このお披露目のための試走だったようです。

10月3日 中国新聞朝刊

10月3日 中国新聞朝刊

試運転線は1067mmと1435mmのデュアルゲージです。またこの新聞記事では試運転線のことより 同時に発表された高速型のゴムタイヤ式車両を優先的に写真入りで紹介しています。この車両も先日 山から写していましたので ご紹介しておきます。

H26-9-29撮影

H26-9-29撮影

2014年 天空の鏡 チャカ塩湖に走るナローへの旅 Part 3 T151次に乗って西宁(西寧)へ その2

中国鉄路線T151中国鉄路線▲ 乗車していますT151次の走行軌跡です。ご覧の通り、北京から南下して鄭州手前で西に進路を変えてシルクロードを行きます。
北京西⇒西宁西、約2,104キロを23時間39分をかけて走破します。
平均速度は88.96km/h、表定速度は95.4km/hと、中国鉄路の長距離列車としては平均的なスピードです。

走行している車内では、iPadからFaceTime を利用して自宅へのテレビ電話も出来ました。国際電話になりますが、こちらは無料です。便利な世の中になったものです。

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「びわこ号」復活運転

今朝の読売新聞に「びわこ号」復活運転の記事が載っていました。総合でなく滋賀版に載っていたので紹介させて頂きました。

記事にあるように残念ながら牽引されての走行だとのことですが、まずは完全復元に、向けての第一歩、更に自走に向けて計画が進んでいくことを期待します。

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写真展への反響

先日無事終了した「DRFC写真展」に来られた方から次のようなご連絡を頂きました。
転載してみな様にご覧いただきます。ご本人から公開のご承認を頂いております。

「はじめまして。 みやこ模型の山本 晃司と申します。 現在、松井山手の自宅で鉄道模型のネット販売を行っております。 また、鉄道模型の雑誌『とれいん』で「おとなの工作談義」や「子連れ鉄日記」 に出演(執筆)しております。 同志社大学には1988年に法学部に入学し、92年の春に卒業しました。 先日開催された写真展を拝見いたしました。 鉄道同好会に在籍したことはありませんでしたが、そうそうたる先輩諸氏の写真 に層の厚さを感じました。また、一度は活動停止したにもかかわらず復活したと いうことでうれしい限りです。 とりとめのないお話で失礼いたしました。 また、芳名録に記帳しようと思いましたが、昨今の事情もございますので、メー ルを送信いたしました。ご理解頂ければ幸いです。」

早速お礼と、是非とも会員になっていただきたいとのお願いをしたところ、これまた快諾いただきましたので併せてご報告いたします。写真展が新しい仲間を連れてきてくれた、うれしいことではありませんか!

2014年 天空の鏡 チャカ塩湖に走るナローへの旅 Part 2 北京の朝、T151次に乗って西宁(西寧)へ その1 

DSCN3446_112▲ 12:54 鉄ちゃん旅に出かけるには最新時刻表は必需です。しかし、中国鉄路の時刻表は売っている所を見つけるのはとても厄介です。日本のように駅や本屋に行けば売っている事は稀で、今回も天津站北京南站で探しましたがありませんでした。今まで間違いなく買えたのは北京站のみでした。

ホテルをチェックアウトして荷物をクロークに預けて北京站に向かいました。到着後、駅前の売店等を探して售票処(切符売場)に行きますと、入口にある案内所に時刻表はありました。値段は30元(約495円)、前回来た時に買った2013年5月の時刻表は20元(約330円)でしたので150%アップになっています。
ちなみに2012年3月は15元(約250円)です。中国の物価と同じく年々高くなってきています。しかし中身をパラパラみて唖然、前回復活して喜んでいた営業距離表示が消えています。鉄ちゃんには便利だったのですが・・、残念です。
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撮影地今昔-大船渡線-

1966年1月と12月、二度大船渡線、矢越-折壁間を訪れていました。岩手県東磐井郡室根村、現在は岩手県一関市、震災の被害が少なかった地です。すぐ隣は宮城県気仙沼市、甚大な被害を蒙ったところで、気仙沼から先、今も鉄道は復旧していない様です。

震災前、その気仙沼在住の見ず知らずの人から、Mailが届き、「ネットで大船渡線の写真を見た。できれば自分のHPに写真を貸してくれないか。今昔比較をしたい」。筆者は勿論即OKで当人のHPに掲載された。筆者もデジ青に投稿をと、用意したのが2011年3月10日。そして翌日あの大震災。気仙沼の人は、大被害に遭われた。本人一家は無事なれど、祖父母を失われ、住宅は跡形もなしとか。当然この記事はお蔵入り、3年半過ぎ、頃は良しと本日投稿。

▼矢越駅に近づく、貨378レ機C58 1966.01.03 午後3時30分頃、正月で補機なし。

1C2421 続きを読む