レシタ北駅の待合室で「一緒に写真を撮ってください。」と、声をかけていただいたルーマニアの高校生。ファッション雑誌の中から出てきたような容姿には、しばしウットリとさせられました。ルーマニアは美人の多い国です。その中でも、お会いした中では1番の美少女でした。
この年頃の欧州の女性は本当にスタイルも良くて綺麗ですが、年をとってある年齢を過ぎると見事にマツコ嬢へと変身していきます。この落差は先天的な体質なのでしょうか。
第16日目 2月26日 その2
② オラビタ 11:31⇒13:06 ベルゾビア(Berzovia) 13:12⇒14:00 レシタ(Reșița)
11:31 オラデタを定刻に発車しました。直ぐに車掌が切符販売にやってきました。
▲ 切符はベルゾビア(Berzovia)で乗換をしますので車内発券された切符はロングシートの2枚になっていました。通しでの乗車距離は86㌔、運賃は合わせても12Lei(約372円)です。旧社会主義国家は運賃が安くて乗り鉄派には本当に助かります。
▲ ベルゾビア(Berzovia)で始発のR14507列車に乗換をしてレシタ(Reșița)へと向かいます。途中駅ですがVasiovaは珍しく駅員配置の現存されている綺麗な駅舎がありました。
タブレットでナビゲーションしながら現在位置を車窓と共に見ていますが山間部に入ってきました。
▲ 13:58 レシタ(Reșița)に到着です。駅名は、”Reșița Nord”ですね。駅舎は比較的新しい建造物でした。
レシタは、1872年にルーマニアで最初の蒸気機関車を製造しました。1959年までルーマニアで走った殆ど、16形式の蒸気機関車が誕生した蒸気機関車の故郷です。市章にも蒸気機関車が入れられています。
雨の中を鉄道公園目指して歩きますが、タブレットを見ていなかったために反対方向に向かっていました。単なる錯覚ですが、老いると思い込みが激しくなって大失敗です。
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14:48 引き返しましたが結構遠くて、歩くこと約40分を要して鉄道公園に到着しました。オープンな広場の中に蒸気機関車たちが綺麗に磨き上げられて展示してあります。入口は一応あり、入口横の小屋には係員がいますので「入場料は・・」と聞きますが、係員は手を横に振ってスマホに夢中です。
▲ 50-025号機は、オラビタ駅ヤードの留置展示されていた065号機と同じです。
何か知りたいことが記載されているかと説明板を読みます。
【 大まかな訳 】
50型蒸気機関車は、CRF車両の機関車の中で最も一般的で、数多く製造されています。
本線及び支線の両方で貨物列車を引くために、50.000系機関車は以下が装備されていた。(Heusinger distribution、ウェスティングハウスのブレーキ、シュミット蒸気過熱システムと燃料油石炭混合燃焼) これらは1919~1980年の間、ルーマニア鉄道のいたるところすべてに提供されました。
と、いう事で日本のような履歴・性能等は記載されていないようです。
▼ レシア鉄道公園で展示されていました蒸気機関車たちです。説明板はルーマニア語と英語で記載されていますのでクリックしてお読みください。
※ 全写真はクリックするとボアアップします。元に戻る時は左上の ”×印” をクリックしてください。
▲ 15:04 雨が激しくなってきたので早々に撮影は切り上げて駅に戻る事にしました。丁度鉄道員らしき人が前を歩いていたので帰路は一緒に付いて線路際の近道を行きます。
▲ 15:32 着いたレシオ北駅は今まで見られたルーマニア鉄道の駅とは違って楕円形の広いホールに待合室・切符売場がありました。
▲ 15:35 窓口で購入した切符はティミシュアラまで1枚になっていました。乗換があった場合は2枚です。
要するに乗車する列車ごとに1枚が発券されるのですね。恥ずかしながら、ここに来て初めて分かった次第です。
乗車距離は95㌔と印字されていますが、実際は94.7㌔です。切り上げですね。
所要時間は2時間28分、オラビタからとほぼ同じです。運賃は13.5Lei(約420円)、距離が長い分、少し高くになります。
▲ 久しぶりに見た手書きの大きな時刻表です。1日29本の列車が発着しています。
撮っていますと「一緒に写真を撮らせてください。」と、声がかかりました。振り向くと輝くスラリとしたスタイル、長い髪にキラリと輝く美女がにっこりと笑ってカメラを出していました。まさに一生千金です。
よく見れば友達4人と一緒ですが、即答OK出しでみんなで並んで撮りました。
▲ 仲良し4人組です。今まで田舎回りであまり若い人たちには会ってはいなかったので新鮮な気分になりました。ありがとうございました。
③ レシタ(Reșița) 16:22⇒18:50 ティミシュアラ
▲ この路線に乗ってこれほど多くの乗客がいたのは初めてです。それも若い人が多く、華やかな車内になりました。
▲ 17:48 この路線で分岐する駅のもう1つ、Gătaiaに到着しました。1日24本が発着する駅だけあってか珍しくホームには売店がありました。
▲ 18:54 ティミシュアラに到着。車体色は緑なのですがオレンジ色の照明では撮ると青色に変わってしまいます。別ホームに小型DCが見えましたので行ってみる事にしました。
▲ 初めてみます古典的レールバス79型気動車。1960~1977年にWaggon bau Gorlitzで製造されています。出力179PS、最高速度はそれぞれ90km/hです。Satu Mare.でも使用されています。2軸ボギー車です。
▲ これも古典的レールバス、Malaxa București製の77型気動車。0940+-0971+0920+0951の4連編成です。エンジンはVolvo Penta Tad720ve 120PS、最高速度70km/h、1935~1942年にかけて製造されました。右下の写真をクリックしてボアアップしていただければ2軸ボギー車である事が分かります。40両が在籍しているようですが稼動しているのは?
こういったレールバスを見ますと、また乗り鉄をしたくなりましたが明日はアラド(Arad)のトラムの乗り鉄・撮り鉄を決めていました。またぶらっと来る日を作れば良いと今回は諦める事にしました。 Part39み続く