客車廃車体訪問記 内地編43 埼玉県-1

【北斗星食堂車 グランシャリオ】 35.871090, 139.748288 2018年3月18日撮影
スシ24 504
武蔵野線東川口駅南東徒歩数分の、ピュアビレッジなぐらの郷にある、「北斗星食堂車 グランシャリオ」というレストランであった。現在は「ベーカリーレストラン グランシャリオ」という屋号に変わっているようだ。車内はできるだけ現役時のままにしてあるらしい。傍にあった軽トラックも同じイメージのブルーに塗装されていた。元々同じ敷地のレストランの駐車場だったが、そこにレールを敷き食堂車を搬入してレストランとして開業したものである。
◆サシ481-64(1973年新製 東急)→(1988年改造 新津工)スシ24 504→2016年廃車
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客車廃車体訪問記 内地編42 宮城県-3

【船岡駅前公園】 38.059004, 140.767093 2018年4月29日撮影
オハフ61 2527
山陰本線の船岡ではなく、沿線の桜並木が有名な東北本線船岡駅南側の公園に、ED71 37とともに保存されている。上りホームに石川啄木の歌碑があり、ホームからも大変よく見える。上屋はなく、状態は良いとはいえないのが気に掛かる。
◆ホハフ25700(1922年新製 日車)→(1928年改番)ナハフ24101→(1953年鋼体化改造 長野工)オハフ61 527→(1965年電暖追設 土崎工)オハフ61 2527→1984年廃車
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客車廃車体訪問記 内地編41 東京都-3

【アタゴール】 35.672355, 139.806163 2012年1月30日撮影
オロネ25 901
江東区の首都高速木場ランプすぐ北にあるフレンチレストランである。通常はこの客車を眺めながら食事をする。ここのオーナーシェフはオリエント急行のシェフを務めたことがあるらしい。訪問時は工事中であった。
◆オロネ25 901(1989年新製 日車)→2014年廃車
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客車廃車体訪問記 内地編40 福岡県-3

【福岡市  貝塚公園】 33.632279, 130.423940 2013年11月23日撮影
ナハネフ22 1007
西鉄貝塚駅の西側、西鉄と国道3号に挟まれた貝塚公園に49627と一緒に保存されている。ナハネフ22になる前はスハ32が保存されていた。ここには他にプロペラ飛行機も保存されている。貝塚交通公園ともいうらしい。
◆ナハネフ22 7(1965年新製 日車)→(1977年改造 幡生工)ナハネフ22 1007→1987年廃車
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客車廃車体訪問記 内地編39 愛知県-1

【蒲郡市博物館】 34.822476, 137.218831 2017年11月7日撮影
オハフ33 2424
駅前ロータリーに白いヨットがある蒲郡駅からぶらぶら歩いて蒲郡市博物館に行った。地味な蒸機(浜松工場生まれで梅小路のD51 200と兄弟分)と地味な客車であるが、良好に保存されているのはうれしい。
◆オハフ33 424(1947年新製 日車)→オハフ33 2424→1982年廃車
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客車廃車体訪問記 内地編38 和歌山県-1

【浦島ハーバーホテル】 33.478717, 135.787818 2013年1月2日撮影
オハフ50 66,211,218,240
串本の浦島ハーバーホテルでプールの更衣室や休憩所、食堂等として利用されていたようである。
銘板から、プール側の画面左はオハフ50 218、右はオハフ50 66と確認できたが、海側の残り2両は確認できなかった。車内には何か手掛かりがあったかもしれない。
浦島ハーバーホテルは2016年3月31日で閉館し、その後最近になって大江戸温泉物語が引き継いだ。現在でも存在しているだろうか。
◆オハフ50 66(1978年新製 新潟)→1991年廃車
◆オハフ50 211(1980年新製 新潟)→1991年廃車
◆オハフ50 218(1980年新製 富士)→1991年廃車
◆オハフ50 240(1980年新製 新潟)→1991年廃車
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客車廃車体訪問記 内地編37 福岡県-2

【関門海峡めかり駅前】 33.960724, 130.967006 2013年12月31日撮影
オハフ33 488
関門海峡の壇ノ浦古戦場跡を間近に望む九州の北の端、山陽新幹線の新関門トンネルのほぼ真上に位置する。松本清張「時間の習俗」に登場する和布刈神社が近い。天気が良く、本州が川の対岸のように見えた。
九州鉄道記念館-関門海峡めかり間は、平成筑豊鉄道が第2種鉄道事業者で、門司港レトロ観光線として営業している。保有している第3種鉄道事業者は北九州市である。暖かかったので、門司港駅まで歩いて戻った。
◆オハフ33 488(1948年新製 日車)→1978年廃車
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客車廃車体訪問記 内地編36 徳島県-2

【小松島ステーションパーク  SL記念広場】 34.011652, 134.585838 2010年11月20日撮影
オハフ50 272
小松島ステーションパークは、1985年に廃線になった旧小松島線の廃線跡で小松島駅より少し中田寄りにある。上屋付のホームがあるが、角度は旧小松島線に対して直角である。
◆オハフ50 272(1980年新製 富士)→1992年廃車
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客車廃車体訪問記 内地編35 高知県-2

【㈱技研製作所 記念の森】  33.549669, 133.727105  2019年7月15日撮影
オハフ50 189
㈱技研製作所の記念の森プロジェクトとして開発中の工事現場に仮置きのような感じで置いてある。
記念の森プロジェクト公式ブログ(http://gikenkinennomori.blog59.fc2.com/page-3.html)によれば、2008年7月15日(火)にスタートしている。奇しくも11年後のジャスト同日に訪問したことになる。しかし、ブログは約2ヶ月後の2008年9月25日を最後に途切れている。何か事情がありそうだ。11年経っても現場はブログの最初の画像(オハフ50も写っている)の状態から大きくは変化していないように見えた。
現地には完成予想図の看板もあり、近年オハフ50に屋根(金属パイプにビニール張りであるが)も付けたし、現場事務所もあって、祝日だったので少数だったが働いている人もいて、工事はなにかしらしているようである。
できれば近い将来に、記念の森が、化粧直ししたオハフ50をマスコットとしてオープンしてほしいと願う。
◆オハフ50 189(1979年新製 富士)→1990年廃車
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福塩線昭和37年3月15日時刻改正前後の時刻表

昭和37年3月号が見つかりましたので、お目にかけます。
↑150頁
↑151頁 内容は3月15日時刻改正前です。
昭和29年4月と比較して、府中-下川辺間電車運転廃止直前の福山発着の電車は各30本に増加していましたが、下川辺発着は各3本に減少していました。電車は3往復になりましたが、府中-三次間の列車は差引増加しました。
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客車廃車体訪問記 内地編34 岡山県-2

【岡山市東区沼 グリルアルプス跡】 34.703305, 134.033356 1997年10月25日撮影
オハ46 2043
スハフ42 2255
↑オハ46 2043  奥にスハフ42 2255の後位寄り妻面が少し見える。
現在の岡山市東区で、かつての国道2号(現250号)のドライブインだったが、訪問時には店は閉鎖、客車の両端と国道側(南側)は背の高いフェンスが張られて殆ど見えなくなっていた。北の田圃側からオハ46 2043と、スハフ42 2255の妻面が見えただけである。2010年に撤去されたそうで、現在は跡形もないと思う。
ここは在来線からは見えたが、新幹線からは沼城跡とトンネルの間の一瞬しか見えなかった。
◆オハ46 43(1955年新製 日立)→オハ46 2043→1986年廃車
◆スハフ42 255(1954年新製 日車)→(1961年電暖追設)スハフ42 2255→1986年廃車
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福塩線昭和29年4月10日時刻改正前後の時刻表

西村さんから福塩線下川辺駅のご報告がありましたので、それに関連して福塩線の昭和29年4月9日までと昭和29年4月10日からの時刻表をお目に掛けます。日本交通公社の『時刻表』昭和29年4月号と5月号です。
↑昭和29年4月号p.62
内容は4月10日の時刻改正前の時刻です。昔は、4月の時刻改正が4月号に掲載されないことがありました。
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客車廃車体訪問記 内地編33 岡山県-1

【柵原ふれあい鉱山公園】 34.943476, 134.081371 2018年4月19日撮影
オハ35 1227(片上鉄道ホハフ3002)
↑オハ35 1227(茶色の客車)
改札を入って、誰もいないと思って客車のあるホームへ行くと、ベンチでオッサンが寝ていたのて一瞬驚いた(わかりにくいが、上の写真の青いホハフ2004の前のベンチ)。ホームレスでもなさそうな様子であったが、一通り撮影を終えて帰る時もまだ寝ていた。
◆オハ35 1227(1947年新製 日車)→1955年更新修繕-Ⅰ 幡生工→1980年廃車→(1981年)片上鉄道ホハフ3002→1991年廃車
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客車廃車体訪問記 内地編32 香川県-1

【高松市 卸センター】 34.358880, 134.065782 2018年11月8日撮影
オハフ50 180
高松市朝日新町の宮脇書店総本店のすぐ近くに「卸センター」バス停があり、その約200m北の㈱Welleg(㈱菱屋から社名変更)本社敷地にオハフ50 180がいる。テニスコートが2面あり、その更衣室・用具置場として利用されていると思われる。サボは「中村-高松」である。
宮脇書店総本店には観覧車があるが、老朽化の為営業を終了した。
◆オハフ50 180(1979年新製 新潟)→1989年廃車
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客車廃車体訪問記 内地編31 静岡県-3

【富士市 入山瀬公園】 2017年11月23日撮影 35.188772, 138.646449
・オハ35 441
入山瀬公園は身延線入山瀬駅そばにあり、「でごいち文庫」という子ども図書館として利用されている。隣にD51 943が保存されていて、身延線の電車からも見える。撮影の為樹木の葉のない時季に行ったが、見るのなら当然緑に囲まれた季節のほうが落ち着く。
◆スハ35180(1941年新製 日車)→(1941年改番)オハ35 441→1954年更新修繕-Ⅰ 長野工→1977年廃車
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客車廃車体訪問記 内地編30 岐阜県-1

【谷汲口駅】 2014年4月9日(1-3位側)、2013年12月30日撮影(2-4位側) 35.527560, 136.642170
オハフ33 1527(樽見鉄道オハフ502)
樽見鉄道谷汲口駅構内には数多くのソメイヨシノが植わっている。ここは特段観光地でもなく、近くには西国第三十三番満願霊場 谷汲山華厳寺があるのに、桜の見頃の時季にはわざわざ立ち寄って小休止していく観光バスもある。
◆オハ35 1042(1947年3月新製 日立)→(1964年12月26日改造 高砂工)オハフ33 1527→1974年1月25日体質改善B3 高砂工→1984年廃車→樽見鉄道オハフ502→1990年廃車
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客車廃車体訪問記 内地編29 大分県-1

 

【日田天領水の里  元氣の駅(鉄道公園)】 33.311566, 130.922324 2018年10月27日撮影
オロネ15 3005、スハネフ14 5
日田は大分県であるが、久大本線の福岡県寄りに位置するので、大阪から行くには新幹線の久留米経由が便利で、特急「ゆふいんの森」を利用した。日田駅のホームに日田杉の馬鹿でかい下駄が置いてあった。
三隈川(いつの間にか筑後川に変わる)が市街地の南を流れていて、日田天領水の里  元氣の駅(鉄道公園)はその中州にある食品会社の敷地内の公園である。
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客車廃車体訪問記 内地編28 岩手県-3

【矢幅駅東方のスユニ50】 39.614835, 141.188488 2019年6月27日撮影
東北本線矢幅駅から東へ、北上川を渡ってすぐの所にスユニ50が置かれている。エアコンの室外機や郵便受け、プロパンガスボンベやTVアンテナが見えるので、事務所と思われる。腐食剥離が進んで痛々しい。番号がわかるものは外回りでは何も無い。車内に番号を特定する手掛かりがあるかもしれない。手入れをして末永く利用してほしいと願う。
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客車廃車体訪問記 内地編27 福井県-2

【やまぼうし高原】 2007年5月3日撮影
オハフ46 2029
ファミリー焼肉どん幸からオハフ46 2029とEF70 1005が移設された。場所を「やまぼうし高原」としたが、「金華山グリーンランドのキャンプ場」が正しかったかもしれない。㈱金華山サザンクロスが経営するキャンプ場であった。ここへ行ったのは北陸に詳しい友人の案内で連れて行ってもらったからで、しっかりメモしていなかったのである。とにかく山の中で、オハフ46 2029とEF70 1005がポツンポツンと置いてあった。EF70は屋根があったがオハフ46は荒れ放題であった。
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客車廃車体訪問記 内地編26 福井県-1

【焼肉どん幸】 36.143267, 136.087010 1991年7月13日撮影
オハフ45 2014、オハフ46 2029

会社の研修旅行で東尋坊方面へ行った時、観光バスの窓から確認し、特別に単独行動をして撮影し、宿泊先の旅館が越前海岸にあり路線バスの便が無い所だったのでタクシーで追いついた。
本件は焼肉屋で、オハフ45 2014の車内はシートピッチを拡大してその間に焼肉用コンロを埋めたテーブルを配していた。電機はEF70 1005という番号であるが実際はEF70 1003だそうである。大分のC55 53などと同様の事情か?
その後、電機とオハフ46 2029は「やまぼうし高原」(次回)へ移動し、オハフ45 2014だけが残ったがしばらくして解体された。
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