2014~2015年 凍える大地への旅 Part4 三道嶺 2日目

今日から3日間、終日三道嶺での撮影です。目的は新線の走行写真と花火ですが、新線は運行されなければ撮れません。花火は夕闇になる頃が勝負ですが、どの程度のスケールなのかさっぱり分かりません。見てからの楽しみとしました。

DSC_0133_109▲ 撮影地② 東露天鉱の高台から俯瞰撮影をしていましたが三道嶺の主、アイグリさんより北泉線にプッシュプルが運用準備中との情報が入りました。アイグリさんは回族で多くの友人を持っておられます。蒸気機関車運転手からの直接情報が瞬時に取れますので確実で信用できます。急いで向かいました。
10:45 空車とは言え
42両ものセキを牽引してゆっくりと上り勾配を上って行きます。噴きあがる白煙も見事で撮りながらも見入りました。

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2014~2015年 凍える大地への旅 Part3 三道嶺 1日目

DSC_9915_105DSC_9895_100三道嶺の主、アイグリさんから王さんに南站から北二鉱への列車がもうすぐ発車しますとの連絡が入りました。急いで東露天掘り鉱での撮影を切り上げて向かいます。

▲ 16:56 撮影地② Google座標; 43.125831, 92.726284
夕暮れが近づいた頃、南站を出発して北二鉱へとテンダーファーストで向かう運炭列車。今日は風もなく空高く煙を噴き上げてきました。ドレーンは撮影している私たちへの運転士からのサービスです。

三道嶺露天掘り炭鉱は、戦前からの撫順阜新と違って中華人民共和国が建国されてからの1960年に採炭が始まった新しい炭鉱です。そのためか今尚多くの蒸気機関車が活躍しています。
ここへは2011年2月に準特急先輩、クモハ73106さんに連れて行ってもらってから3回目の訪問です。飽きるほど大型蒸気機関車の建設型が見られ堪能していましたが、今回は新しく露天鉱が開鉱されて蒸気機関車が走る運炭新線が開業した。また花火列車が見られるとの情報もあって参加をすることにしました。

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2014~2015年 凍える大地への旅 Part2 Z69次に乗って哈密へ 蘭新高速鉄路開業!

DSC_9837_101[googlemap lat=”43.132453″ lng=”92.66877999999997″ align=”left” width=”300px” height=”200px” zoom=”15″ type=”G_HYBRID_MAP”]43.132453,92.66878[/googlemap]
▲ 15:39  撮影地① Google座標; 43.131671, 92.668308
夕日を浴びながら東露天鉱積込場から石炭を満載して地上へと上がってくる運炭列車。三道嶺お馴染みの場所ですが、西露天掘り鉱が閉鎖された今、正向き力行で撮れるのはここだけになりました。

 

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2014~2015年 凍える大地への旅 Part1 旅立ち、北京到着

新年好! 昨年はよく動きましたのでしばらく休養を取らせていただきましたが、年末年始は凍える大地の鉄路を求めての旅に行って参りました。驚く発見もありましたので、これより発表させていただきます。
製造67年も迎え老朽化が進み出しました老体ではございますが、身体が動ける元気な間は頑張って大好き鉄路を世界各地のどこまでも追い続けていきたいと思っております。今年もよろしくお願い申し上げます。

DSC_1241_3今年1番目のショットは火の粉を吹き上げながら向かってくる新疆ウィグル自治区の露天掘炭鉱「三道嶺」の運炭列車です。中国語では汽車を『火車』と書きますが、まさにその通りの火の玉列車です。海外鉄ちゃんの間では「花火」とも言い、インドネシアのシュガートレインが有名ですが、ナローゲージの小さな蒸気機関車です。こちらは標準軌の大型蒸気機関車ですのでスケールは比べようもなく、大輪です。
【DATA】NikonD800E、レンズ;VR28~300㎜ f/3.5-5.6G、焦点距離100㎜、AF-C、3Dトラッキング、手ブレ補正ON、露出; f5.3、シャッタースピード;1/25秒、露出モード;マニュアル、露出補正;-1.0段、ISO感度設定;6400、手持ち撮影

この驚きのシーンを動画撮影されておられた同行者がおられます。YouTuduにアップされましたので、是非にご覧ください。もっと、もっとすごいシーンが見られます。下記をクリックしてください。
http://youtu.be/ANFlnrZMoMA

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2014年 塩の海 復州湾の塩田ナローと瀋陽路面電車への旅 Part13 瀋陽⇒大連 瀋陽駅、中国高速鉄路

DSCN634304_1▲ 哈大高速鉄道開業に伴い大幅リニューアルされた沈阳站コンコースのエキナカにあった「招き猫」ショップ、中国語では「招財猫」というようだ。
招き猫の発祥は江戸時代の日本であったそうでWikipediaによると、由来については今戸神社豪徳寺自性院伏見稲荷大社と名乗りを上げてはいますが、何処なのかは定かではありません。ただ陶器としては愛知県常滑市が日本一だそうです。
右手を上げている猫は金運を招き、左手を上げている猫は人(客)を招くとされているそうな、他にも色によっても意味があるようです。
中国でも店屋や食堂でよく見かけますが、なぜにこの駅にこれほどのショップがあるのでしょうか、???です。

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2014年 天空の鏡 チャカ塩湖に走るナローへの旅 Part 2 北京の朝、T151次に乗って西宁(西寧)へ その1 

DSCN3446_112▲ 12:54 鉄ちゃん旅に出かけるには最新時刻表は必需です。しかし、中国鉄路の時刻表は売っている所を見つけるのはとても厄介です。日本のように駅や本屋に行けば売っている事は稀で、今回も天津站北京南站で探しましたがありませんでした。今まで間違いなく買えたのは北京站のみでした。

ホテルをチェックアウトして荷物をクロークに預けて北京站に向かいました。到着後、駅前の売店等を探して售票処(切符売場)に行きますと、入口にある案内所に時刻表はありました。値段は30元(約495円)、前回来た時に買った2013年5月の時刻表は20元(約330円)でしたので150%アップになっています。
ちなみに2012年3月は15元(約250円)です。中国の物価と同じく年々高くなってきています。しかし中身をパラパラみて唖然、前回復活して喜んでいた営業距離表示が消えています。鉄ちゃんには便利だったのですが・・、残念です。
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2014年 天空の鏡 チャカ塩湖に走るナローへの旅 Part 1 旅立ち 中国北京でSIMカード買う

昨年10月に初乗車、11月に撮影に挑んだ立山砂防軌道に連れて行っていただいた「一路順風!」さんよりお誘いを受けていました中国青海省チャカ塩湖(茶卡塩湖)に走るナローゲージ鉄路訪問の日程が決まったとの連絡を受けました。
チャカ塩湖04▲ チャカ塩湖はチベットへの玄関口の西宁(西寧)から約300キロ、バスでは約5時間もかかり、海抜は約3,100mの高地にある湖です。面積は約145㎡、サロマ湖(約150㎡)とほぼ同じ大きさです、日本最大の琵琶湖(約670㎡)の約1/4.6になります。水深は深い所でも19mの浅い湖で、約4mの厚さで塩が沈積しています。塩の推定埋蔵量は4.5億㌧と中国人の450年分の使用量に相当し、世界中の人間では75年分の使用量に相当するそうで、約3000年前から採掘ある塩湖です。ちなみに「チャカ」はモンゴル語で、”塩の海”という意味だそうです。

日本人中国鉄ちゃん多しといえど訪問した方はネットを探しても誰もおられません。初陣となると思います。一体どんなナローが走っているのか興味津々でご同行させていただく事にしました。今まで1年に数回訪中していましたが、最近は他の国に行く機会が増えて、何と1年3ケ月ぶりとなりました。高速鉄路の延伸が続き、めざましい発展を続けています中国鉄路です。2014年はどのように変わってきているのか、このレポートに含めてご紹介させていただきます。

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2013年 春の中国鉄路の旅 Part1 四川省広元の栄山鉄道へと向かう その1 上海

第1日目 5月1日
① 長岡京→大阪/梅田→なんば→関西空港
② 関西空港10:25(JL891)→11:55上海空港

ミャンマーから帰国してから1ケ月、今度は小竹直人先生からのお誘いを受けて中国へと向かうことになりました。当初は冬に行った興隆鎮森林鉄道の予定でしたが、都合で四川省广元市の有名な監獄鉄道(栄山鉄路)に変更になりました。昨年10月にO氏と行く予定でしたが島の問題発生で仕方なく訪問を断念した鉄路で、初めての訪問です。変更は大歓迎と喜んでの参加となりました。
行程は今年はまだ行っていない同じ四川省の芭石鉄道を先乗りして訪問する予定を組んでいました。丁度田植えの季節でいつもとは違った光景を撮って見たかったのですが、4月20日に芦山地震が発生しました。震源地は約100キロと近くで、成都から向かう高速道路は震災支援復旧輸送の専用道路となってしまいました。一般道は込み合いますので時間が読めません。直前で断念しましたが、集合場所の成都空港に直接行くのは乗り鉄魂が許さず、上海から運行が始まったZ列車(直通)で行く事にしました。

問題は列車の切符手配です。中国鉄路の残席情報を調べてみますと高い運賃の寝台専用列車だけあって当日でも購入できるほど空席があるのですが、乗車予定日の5月1日だけは中国の労働節休暇とあって満席です。いつものように鄭州鉄道日記さんに助けを求めますと、翌日なら平日同様に空席があります。地震の起こったこの時期に四川省に観光に行く人民は極めて少ないでしょう。乗車当日でも切符購入は大丈夫と思います。ただ切符を買って15時発の列車に乗車するのは、もしも飛行機が遅れたりすると無理があります。1日早く訪中されて前日に買って上海に宿泊してからをお奨めしますと教えられました。その通りです。これで出発日は決まりました。

01_ラウンジ上海は久しぶりの訪問です。関空のJGCラウンジは羽田や成田と比べるとしょぼいものでまともな朝食を食べられませんがいつものコンビニおにぎりに大阪もんブランドの「川上さん家の犬鳴豚のメンチカツサンド」が新たに加わっていました。JALの業績復調が原因か、LCCが増えだした関西空港での搭乗客略奪競争が始まったのが原因かどうかは分りませんが、少しでもサービスが向上されるのは大歓迎です。

02_機内食

機内食もグレードアップがされていました。わずか2時間半のフライトですので言うことはありませんが、私の好きな日本酒を乗せていないのは不満が残ります。

着いた上海はうららかな春晴れを迎えていました。こんなに晴れているのでしたら地下鉄に乗って行くのは勿体ないとリムジンバスで市内に向かいました。予約してあるホテルのある人民広場には近いというので乗車しましたが、降りてからたっぷりと30分を歩かされました。しかし良い事もあるものです。途中で鉄路切符の代理販売所がありました。昨夜予定をたてたばかりで最終決定ではありませんでしたが、迷っていても優柔不断の私には中々決められません。いつものように確保できたルートで参ろうと、小竹先生と一緒で決まっている分から買い求めました。

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2012年~2013年 極寒の中国鉄路の旅 Part1 北京空港鉄路切符売場、大連路面電車

第1・2日目 12月23日、24日

① 長岡天神5:09(阪急)→南茨木(モノレール)→大阪空港
② 伊丹7:06(JL102)→8:10羽田9:10(JL023)→12:20北京
③ 北京空港17:20(Bus)→18:40北京站20:27(Z79次)→翌日7:28大連

いつもと同じルートで北京空港に降り立ちました。そして今日は、いつもと違って空港内にあるという鉄路切符売場で、今晩乗車する大連への列車切符の購入しなければなりません。
切符売場は、2012年11月15日に設置されたのですが、インターネットで調べてもまだ行った人の記事はなく、私も分かりません。いったいどこにあるのかと調べていくと、国際線第3ターミナルの4階にあるらししとのニュース記事がありました。しかし、到着ロビーなら分かりますが、搭乗するための出発ロビーとは解せません。ダメなら駅で買えばいいやと探してみました。01_鉄道切符発売所▲ 4階出発ロビーの見取図です。情報ではL22カウンターにあるはずです。13:02、2階到着ロビーからEVで4階に上がり、L地区のカウンターに行きますと、直ぐに見つかりました。
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2012年 冬の中国鉄路の旅 総集編

ご尊敬させていただいております小竹直人先生との2度目の旅は、2人だけの5日間の旅でしたので直接に身近で、中国鉄路に撮り向かわれている姿を見せていただく事ができました。たくさんの勉強をさせていただきまして、ありがとうございました。
しかし、私のような気ままにぶらり旅をしながら、たまたま良いのが撮れたらいいよ程度とは違って、生活もかかっておられますので、撮るについての真剣度が全く違っていました。さすがプロとあってテーマについて追い求められる、集中したお姿は真似が出来ませんでしたが、貴重な経験をさせていただきました。ありがとうございました。

この回は、中国東北地方(旧満州)の北朝鮮とロシア国境沿い、そしてかつて盛況だった森林鉄道の復活SLのチャーターをいたしました。またいつもの一人旅とは違って、中国鉄路をこよやく愛されている中国鉄ちゃんの方々との楽しい撮影の旅となりました。お世話になりました皆様方、ありがとうございました。またご同行させていただく機会がありましたらよろしくお願い申し上げます。

 【2012年 冬の中国鉄路のルート】
東北MAP 続きを読む

2012年冬の中国鉄路の旅 Part11 天津地下鉄、帰国

第14・15日目  11月25日、26日

11月24日 哈尔滨 19:16(T244次)→翌日7:10 天津

11月25日 ① 天津 14:35(JL840)→18:20 名古屋
② 中部国際空港 18:36(名鉄ミュー)→19:05 名鉄名古屋
③ 名古屋 19:25(のぞみ)→20:01 京都 20:08→20:19 長岡京

切符7:10、無事に久しぶりの天津に到着しました。天津は開通が待ち望まれていた天津地鉄3号線が10月にようやく開通しました。これで天津駅から市内中央部へは、Taxiを使うことなくスムーズに行くことができるようになりました。
かつて住んでいた者にとっては画期的な出来事です。特にラッシュ時に市内中央から天津駅に行くのには道が混んで、何度もTaxi内でヤキモキさせられたので、時間が読めるようになったのはとても嬉しいことです。
01_P106098301_P1060981

【天津地鉄】
その歴史は中国では古く、北京に次いで2番目の地下鉄として1984年12月28日に開業しましたが、天津西站~新華路の7.4キロにすぎませんでした。東急車両で製造された3両編成が運行していましたが、ラッシュ時でも利用客はまばらでした。もう少し乗っても良さそうに思えましたが人民はもっと安いバスか自転車が交通手段でした。
天津の会社の社員に聞いてみても乗ったことがないと返答が来るほどで、人民に愛されない地下鉄でしたが、運行を停止しての5年間にも及ぶ大幅なリニューアルが実施され、2006年6月12日に25.2キロに延伸されてからは、利用客も増えだしました。市内一の繁華街の營口道で交差する3号線29.5キロが今回開通し、7月に開通していた(1部中間区間未開通)2号線とも天津站でつながったことでラッシュ時には積み残しも出るほどの利用客激増となっています。ようやく直轄都市としての交通網が出来上がってきたようです。
路線図は、ウィキペディアか、エクスプロア天津の路線図が分かりやすいでしょう。
02_P106096803_地鉄天津駅構内今日は、早朝着でしたのでまずは天津站がどうなっているのかと、視察することから始めました。
先日行った长春と同じくバカ広い地下通路と広場です。今後の発展を考えての策と思われますが、北京や上海でもこれほどのスペースをとっている地下駅はありません。しいて言えば上海虹桥站でしょうが、こちらは新幹線、空港、リニアも発着する駅で利用者数がケタ違いです。広すぎてまた迷走しました。もう少し乗り換えに便利なようにコンパクトにならないものでしょうか。
06_地鉄天津駅 続きを読む

2012年冬の中国鉄路の旅 Part10 綏棱森林鉄路(綏綾森林鉄道) その2

第13日目  11月24日

綏棱13:48(K7132次)→哈尔滨
哈尔滨19:16(T244次)→7:10天津

 03_P10608776時起床、がっちりと耐寒の身支度をして宿泊先の綏林賓館を出発しました。
7:09、零下19℃、凍てつく機関区に到着。牡丹江02、03号機が外にいるだけで静かです。予定では7時には、車庫から出ているはずでしたが・・・。
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06_1166車庫を覗いてみますとC2型蒸気機関車が、ゆっくりと体を温めていました。7:17の出場でした。聞きますと、昨日我々が帰った後に問題ある箇所が見つかったそうで、皆さんで深夜2時まで修復に時間がかかったそうです。一度火を落とすと、次回動かすのは、大変手間がかかるようです。
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2012年冬の中国鉄路の旅 Part9 綏棱(スイリン)森林鉄路 (綏綾森林鉄道) その1

第11・12日目  11月22日、23日

11月21日 鸡西21:00(K7038次) →翌日5:58哈尔滨
11月23日  哈尔滨7:40(K7131次)→10:58綏棱
(Microsoft Word - 225266217221 1)

▲ 夕陽が紅く染まる零下15℃の世界、我々二人だけのために長い眠りから覚めて息を吹き返したC2型蒸気機関車は、吹き上がるドレインの中で雲上にいるようにも見えました。この日は、明日走り出すためのリハビリに深夜2時まで作業が続いたそうです。

今回の綏棱森林鉄路訪問は、ンネットバス界の巨匠として知られる丸谷洋一からのお誘いを受けて同行させていただくことができました。丸谷氏は、ボンネットバスについてのみならずナローゲージにも、はまってしまわれたそうで、この綏棱も何回目かの訪問だそうです。
お知り合いになった切っ掛けは、今年4月に「デジタル青信号」に掲載させていただきました中国北台製鉄の記事でした。これをご覧になり、ご自身も行ってみたい撮りたいとバス仲間の当会員の藤本哲男先輩から紹介を受けられて連絡してこられたのが縁でした。

DRFC-OB会には、現在、準特急先輩の他には大津の86さんと私の3名ぐらいしか熱心な海外鉄ちゃんがおられません。最近では、 「デジタル青信号」を通じて、また旅先でお会いしてお付き合いさせていただいている方々が多くなりました。勤務していた頃は、長期の休暇を必要とする海外鉄は、業務また生活面からも中々行けませんでした。時間だけが融通が効くようになって一度はまってしまうと、今まで実際に見ることのなかった光景や体験は、国内とは比べようもない刺激性に富んでいて止められなくなってしまっています。また老いる共に訪れる認知症対策には、趣味と実益を兼ねての特効薬にもなりますので、老朽化を感じるようになられましたら、是非とも早くに飛び込んでこられるようにお奨めさせていただきます。

渡航費は、国内と比べると高くなりますが、最近はLCCも増えてきて安く行けるようになりました。滞在費用は、国内と比べるとぐんと安く、東南アジア方面だと国内の1/2~1/5程度で済みますので、国内よりもずっと安くつきます。何より、同業者で溢れる幻滅感はありませんので、ゆっくりとマイペースで乗り鉄、撮り鉄を楽しめるのは大きな魅力です。言葉の壁は、身振り手振りで、勇気一つあれば乗り越えられます。皆様方、身体の動ける間に思い切って海外へ出てみませんか。たくさんの発見は自分を見直すことにもつながります。
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2012年冬の中国鉄路の旅 Part8 鶏西鉱業集団鉄路

第9・10日目 11月20日、21日

綏芬河7:40(Bus)→9:50鶏西 

6:00、2日間宿泊した興合飯店(兴合饭馆)からTaxiに乗ってバスターミナルのある中国鉄路の綏芬河駅へと向かいましたが、途中で運転手が20元と言い出します。何の話しかと聞くと、日本人と韓国人は別料金と答えます。既に中間地点を過ぎていますので拒否して降りることも考えましたが、差額180円程度で、朝からチャンチャンやるのも気分が進みません。降りる時に10元渡せばいいだろうと思っていましたら、バスターミナル前の運転手が5~6人かたまっている場所で停車しました。こいつらグルです。こうやって集団で観光客からわずか180円ぽっちですが、倍以上の料金を請求しているんですね。これが〇〇の歩き方で掲載されていた悪徳Taxi集団と思われます。

中国では、たまにこういう情けない人民がいるのですよね。公安を呼んでもよかったのですが、相手にするだけバカらしいので、降りる際に20元札で渡さず、ずっしりと重いだけで処分に困っていた小銭数10枚で支払ってやりました。乞食にやったつもりでスッキリしました。皆さんご参考にしてください。
▲ ズラリと並ぶ長距離バスです。切符を買うのに国鉄駅のように並ばなくとも良いし、身分証も必要なく運賃も安く、目的地では任意の場所で止まってくれます。利用客はこちらに流れるのは当然ですね。
6:49、見たことのない不思議な空に朝日が上がってきました。

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2012年冬の中国鉄路の旅 Part7 国境の町、绥芬河(綏分河)へ  その2

第8日目 11月19日

今日は、旅に出てから8日目です。そろそろ疲れが溜ってくる頃です。ゆっくり起きて、ホテルで朝食を食べにレストランに行きますと、ロシア人ばかりです。子供を連れた家族連れが多く、ロシア人にとって綏芬河は、気楽な海外旅行のようです。そして、朝からビールを飲んでいます。アルコール度数100%近くにもなるウオッカを飲みなれているロシア人には、中国の薄いビールは水と一緒なのでしょうね

昼近くまで部屋でインターネット接続との格闘です。と、言いますのも、接続できたと思って使っていると、いつの間にか切断されています。昨夜から同じ状態が続きますので、フロントに苦情を言うと、強制的に接続できるIPアドレスを教えてくれました。中国のホテルでは、ホテル内の回線設備が悪く、いつも経験していますので、ここもそうなんだろうと、強制設定をしますが、それでも接続できなくなりました。お手上げです。部屋を代えてくれと申し出しますが、どの部屋も一緒と取り合ってくれません。
▲ 部屋で過ごすのを諦めて、国境に向かう午後の列車を撮りに街に出ることにしました。
零下の世界ですので、雪が降ってもほうきで掃けば飛ばせられます。町のあちこちで作業員がほうきでの作業をされておられました。
昨日のロケハンで、撮れる場所は国境に向かう道路橋しかありません。Taxiは結構走っていますので、捕まえて向かいました。町のはずれまででも6元(約80円)です。昨日と同様にロシアから輸入された原木運搬貨車のヤード作業が続いていました。

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2012年冬の中国鉄路の旅 Part6 国境の町、绥芬河(綏分河)へ  その1

第7日目 11月18日

长春19:46(2727次)→翌日9:10绥芬河

長春から乗車した2727次は、ロシアとの国境の町「绥芬河」までの794キロを13時間24分で走破します。丹東駅で切符購入の際に軟臥下鋪を要求しましたら、ありません。なぜかなと思っていましたら、この列車には軟臥車の連結そのものがありませんでした。
取れた切符は硬臥下鋪でしたが、運良く2階建て車両の2階席で見晴らしも良くて大変快適でした。また 同室者は牡丹江へ行くという若い女性3人です。日本人と話すのは初めてなので、日本の事を教えて欲しいと深夜まで質問の嵐を受けました。

▲ 6:45、浜綏線下城子駅にて日の出をむかえました。終着駅はもうすぐです。

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2012年冬の中国鉄路の旅 Part5 长春路面電車と軽軌

第6日目 11月17日

① 図们 前日20;30( K7368次)→5:45长春
② 长春19:46(2727次)→翌日9:10绥芬河

定刻に夜明け前の長春に到着しましたが、前回と同様に本站から離れた臨時站です。
少し歩かないと本站まで行けませんが、降った雪で思うように進めません。

途中で朝飯にしました。チェーン店のお粥屋ですが、中々でした。

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2012年冬の中国鉄路の旅 Part4 国境の橋Ⅲ 琿春(珲春)

第5日目 11月16日

① 図門(Taxi)→琿春(珲春)→図们
② 図们20:30(K7368次)→翌日5:45长春

今日は、昨日のTaxiを再チャーターして、図们から東方向(珲春)へと向かい約60キロ先の国境の橋を目指しました。
【不運の鉄路】
 1932年に「珲春鉄路」が設立され、1935年に満鉄北鮮線の訓戎~珲春(14.8キロ)が、762mmのナローゲージで開業しています。訓戎~水湾に架かる国境の橋はこの時に建設されました。
1938年には、「東満洲鉄道」に買収され、1939年には輸送力増強のために1435mmへと改軌されました。国境の橋も、この時点で付け替えられています。その後、珲春以降の延伸が続きましたが、1945年のソ連の突然の侵攻により鉄路は破壊され消滅したようです。わずか10年で消えた不運の鉄路です

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2012年冬の中国鉄路の旅 Part3 国境の橋Ⅱ 開山屯へ

第4日目 11月15日

① 丹東 前日14:42(K7378)→11:38龙井
② 龙井(Taxi)→開山屯→図们 

 丹东~龙井の1,066キロを約22時間かけて走るK7378次は東北地区のみを走る列車としては、走行距離の長い列車の一つです。
走行する和龙~白河は途切れた路線でしたが、 最近つながりこの列車が生まれました。使用される車両は旧型緑皮車で、暖房は車両ごとの石炭炊きのボイラーです。しかし、乗り鉄には応えられない車両です。
ただ、食堂車がないことが問題ですが、我々二人の主食はビールと白酒ですので、よく来る車内販売で十分でした。 続きを読む

2012年冬の中国鉄路の旅 Part2 国境の橋

第3日目 11月14日

① ホテル7:30(車)→9:01上河口駅→10:55长甸駅→丹東駅
② 丹東14:42(K7378)→翌日11:38龙井

 朝7時前に目覚めました。昨夕の新義州駅の列車が気になります。急いで屋上に上がって見ました。逆光の向こうに新義州駅があります。
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