北海道を走ったDD51
DD51は、北海道から九州まで全国に配置され、軸重14t、丙線入線可能な特性を生かして、D51が入れなかった線区にも入線しました。最終製造機が出揃い、最大の642両の配置となった昭和56年の車両配置表を見ますと、道内には、釧路、旭川、北見、小樽築港、岩見沢第一、滝川、鷲別、五稜郭の各区に配置があり、合計すると217両ものDD51が北海道で活躍していました。北海道にはDF50の配置がなかった分、DD51が爆発的に増えていった経緯が分かります。実に、DD51全両数の三分の一が道内配置でした。過酷な大地で、客貨を牽いて活躍したDD51は、文句なしに北の鉄路の功労者だと改めて称えてやりたい気持ちです。ここでは、昭和40年代のDD51の記録をまとめてみました。
▲室蘭本線静狩~小幌の大築堤を行く、DD51の牽く貨物列車(昭和46年3月)。


















