井笠鉄道 4題

井笠鉄道の保存車両の近況と井笠鉄道バスの路線縮小についてお知らせします。

(1)新市クラッシクゴルフクラブのコッペル3号機とホハ12

福塩線上戸手駅の北 約1.5Kmの高台にゴルフ場があり、その入口ゲート横に保存されています。

平成25年8月27日 撮影

平成25年8月27日 撮影

この2両は 井笠鉄道廃止後 JR山陽本線備後赤坂駅の北側にあった赤坂遊園という小さな遊園地に保存展示されていたのですが、遊園地が廃園になり、ここへ移ってきたものです。このゴルフ場は急な坂を登った高台にあって、トレーラーに積んでここまで持ってくるのは大変だったろうと思うような場所です。ゴルフ場と何の関係もなさそうですが、ゲート脇のフェンスの中に置かれています。芝生はさすがにきれいに管理されていますが、車両の方はかなり色あせています。

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三江線2題

毎度の新聞記事で恐縮です。21日、22日と2日連続で中国新聞に掲載されたのでご紹介します。21日は三江南線状態のため汚物処理施設のある浜田に車両をもってゆけず、キハのトイレが使えないという話。かつてのような「黄害」はなくなりましたが、こういう落とし穴には気づきませんでした。一体汚物処理施設はJR各社のどこにどれぐらい設置されているのか気になります。なお現在不通の江津・浜田間は25日に開通予定との記事もあります。22日の記事は三江線廃止を懸念する取り組みの話です。

平成25年9月21日 中国新聞朝刊より

平成25年9月21日 中国新聞朝刊より

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ラッピングお手伝い報告

先月吉田先輩からお誘いのあった京阪石坂線の「大津ジャズフェスティバル」ラッピング電車のラッピング作業に行ってまいりました。ぶんしゅう先輩、Tさんご夫妻も来ておられ、実行委員会のメンバー含め総勢約20名で作業を始めました。

シートは1両分、片面で9枚、ドア部分は左右とドア下の3枚が1組になっていて一両分全部で15枚で構成されます。CIMG2950k              ラッピングシートは長い巻物になっています。 続きを読む

京阪京津線の運休について

 

先日の台風18号による大雨では大津市内でも小さな川があちこちで氾濫し、人的被害は無かったものの中心部で広範囲に浸水の被害が出ました。鉄道でも琵琶湖線が膳所駅西側で築堤が崩れたため2日間運休、京阪大津線では御陵駅、追分駅の浸水、大谷から浜大津間の浸水と土砂の浸入で、16日から現在に至るまで不通になっています。今日現在水は引いて、地下三階部分が水没した御陵駅も昨夜復旧、地下鉄東西線は運転再開しました。唯一残っている大谷駅から上栄町にかけては、横を流れる吾妻川が氾濫して、逢坂1丁目の国道1号線と161号線の分岐するところから、161号線の踏み切り(旧上関寺駅)あたりまでが被害がひどく、まだ土砂で埋まったままです。この部分は洪水によって流れが変わってしまって土砂の流入が止まらず、まず河川の改修を先にやっているため開通が遅れています。現場は私の家から歩いて15分くらいのところなので、今日様子を見て来ました。 続きを読む

保存車両とその現役時代(協賛編)その5

毎度山陽路の話題で恐縮です。今回は片上鉄道DD13552です。1991年(平成3年)7月1日の営業廃止から22年が経ちました。柵原鉱山から片上港に硫化鉱を運ぶ鉱山鉄道として長大編成の貨物列車や朝夕の客車列車など独特の雰囲気の鉄道でした。廃止時には2両のDD13がいたのですがDD13551は終点の柵原のひとつ手前の旧吉ケ原駅跡で動態保存されています。柵原ふれあい鉱山公園として整備された吉ケ原駅に 片上鉄道保存会や地元美咲町所有の11両が大切に保存され、そのうち9両が動態という優等生の保存鉄道です。今回はこのDD13551の紹介ではなく もう1両のDD13552のご紹介です。JR赤穂線西片上駅の南西500mほどの海岸に旧片上駅跡があります。1面の旅客ホーム、機関区、数多くの留置線、そして貨物船に硫化鉱を積み込むためのホッパー設備などがある広大な駅でした。その片隅に今もDD13552が保存というより 保管?されています。まず直近の平成25年9月9日の状況をご紹介します。

平成25年9月9日撮影

平成25年9月9日撮影

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近鉄内部・八王子線存続へ

存続か廃止かと以前よりヤキモキしていた数少ない軽便鉄道の近鉄内部・八王子線の鉄道存続が四日市市と近鉄の間で合意されたと本日9月19日23時の朝日新聞デジタル版で報道されていました。報道によると車両と施設は近鉄から四日市市へ無償譲渡され、運行は近鉄の子会社が行うという「公有民営方式」を導入されたとあります。年間約1億3千万円の赤字については料金、人件費などの見直しを行い、四日市市と近鉄の両者で負担するということで合意したそうです。さらに詳細について協議を行っていくとの事です。昨年末に訪れた時も思っていたより利用者が多いので廃止になると利用者は不便になるのではないかと思っていましたが、存続が決まって何よりです。しかし、赤字には違いないので合理化をして新しい公共交通機関として生まれ変わることを望む次第です。下の写真は1973年11月に撮影したもので、この時より現在の方が乗客が増えているのではないかと思いましたが、勘違いでしょうか?沿線も畑や田んぼが住宅地に変わっているので利用者を増やす余地があると思うのですが。

近鉄内部線日永駅

広電 650型の話題

華やかな超低床車が続々投入される一方、旧型車が徐々に姿を消してゆく新旧交代は自然な流れです。ただ広電には「被爆電車」という特別な存在があり 650型は現在では数少ない被爆電車、歴史の生き証人として 大切に扱われている電車です。昭和17年木南車輛製の半鋼車で651から655の5両がいましたが、3両は廃車となり 現在では651,652の2両が71歳ながら現役で活躍しています。653は千田車庫内に留置、654は広島市交通科学館に保存、655の最期は存じません。654について中国新聞に記事が載ったので ご紹介します。平成25年9月8日朝刊です。

平成25年9月8日 中国新聞朝刊 

平成25年9月8日 中国新聞朝刊 

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山陰線・山口線の復旧について

「しまかぜ」イベントは大盛況だったようで何よりです。今後一層現役生との交流が活発になることを期待します。ところで 毎度の新聞切り抜きで失礼します。平成25年9月7日の中国新聞朝刊からです。

平成25年9月7日 中国新聞朝刊

平成25年9月7日 中国新聞朝刊

両線あわせて150ケ所にのぼる被害からの復旧は容易ではないでしょうから 年内復旧を目標というのは無理からぬことでしょう。SLやまぐち号の部分運行はこれから検討のようですが、仮に新山口-地福間の運転としても、津和野以外にはターンテーブルはなかったと思いますから、片道はバック運転となります。しかしながら当節 連結解放、機回しはもとより長距離のバック運転なぞするはずはなく、後部にDD51をつないだプッシュプル運転での復活となることが予想されます。ともあれSL山口号はあとまわしにしても 生活路線としての1日でも早い復旧が望まれます。なお三江線のことに言及されていないのは気になるところです。

写真展「鉄路輝く」 公開中!

クローバー会が過去に行いました第1回から第4回までの写真展の全作品が、ホームページ上にアップされています。

トップページ「クローバー会」「リンク」「クローバー会写真展鉄路輝く」で見ることが出来ます。Tsurukameさんの寝食を忘れた作業のお蔭で、このたび、すべての写真をアップできました。ぜひご覧になって、写真展の感動に浸っていただければと思います。

こうしてみますと“壮観”の一語です。よくぞ、これだけ撮ったものと感心します。

われわれが“しまかぜ”で楽しんでいる間にも、作業を進めていただいたTsurukameさんには、改めて御礼を申し上げる次第です。

103_0492P1020156写真展の感動をぜひホームページで。 2006年第1回(上)と2009年第2回写真展

マルーンさん乗車の「伊勢志摩ライナー」

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大阪難波行き「伊勢志摩ライナー」、6編成すべてが、18年ぶりのリニーアルを行い、うち3編成は、写真の“赤”塗装になった。

“しまかぜ”関連の話題をもうひとつ。

私のところに来たメールによると、かのマルーンさんは、伊勢神宮に参られたあと、宇治山田15時41分の「伊勢志摩ライナー」に乗って帰還されたと言います。列車が宮川鉄橋を渡るとき、撮影する鉄道同好会の一群を発見、手を振って、エールを送ったとのコメントがありました。

これがその、マルーンさんの乗られた「伊勢志摩ライナー」です。残念ながら、仔細に見ても、手を振るお顔は認めることができませんが、撮影の一群は、現役、OBともども、鉄道写真の話題で盛り上がりながら、楽しく撮影を終えました。

なお、宮川鉄橋は、小俣駅下車、徒歩5分で到着できます。午後は、バリ順となり、手すりが多少目障りですが、背景もよい撮影好適地です。

 

創会55周年記念行事、大盛況で終わる

近鉄うじ

↑近鉄宇治山田駅にて(現役生が撮影) 大阪難波行き“しまかぜ”

9月1日(日)の伊勢ツアーへ参加の皆様、大変お疲れ様でした。しまかぜ乗車、OB・現役生との交流、オプションツアーと盛り沢山の内容でしたがいかがでしたか。
しかし、当日は大いに盛り上がりましたね。鉄道を同じく好むもの同士の集まり、いやぁ、やっぱり良いものです。改めてDRFCへの入会が誇りだと思いました。乙訓の老人様が昨年、(懇談の機会をもったときに)「同志社大学鉄道同好会は鉄道趣味界のNo.1」と言われたの覚えています。もちろん私自身入会前からそれは思っていたのですが、今回の企画を通じて再確認できました。今後も交流の機会を作っていきたいですね。当日の皆さんの笑顔、今でも印象に残っています。
なお、今回の企画立案・実行に至る苦労話は今年の青信号70号に記載予定です。発刊の際はぜひご一読ください。また、今回は大仏鉄道研究会様からの寄稿も掲載予定です。質・量どちらも充実した青信号70号、よろしくお願いします。

さて、6月2日(日)の方へお申込みをされていて今回お越しになれなかった方々に申し訳ない気持ちで一杯です。ぜひ、今後の現役企画を楽しみにお待ちください。5年後には60周年記念行事が待っています。また、“しまかぜ”乗りにいきましょうか。その頃には京都駅から乗車できるかもしれません。
さいごに、本企画立案から多大なるご尽力を頂いた総本家青信号特派員様はじめ、OB会幹部の皆様に現役生を代表して改めて感謝申し上げます。

55周年記念ロゴマーク(現役生作成)

55周年記念ロゴマーク(現役生作成)

 

リバイバル 急行ちどり 

毎度 新聞切り抜きで失礼します。芸備線広島・三次間に今週と来週の計4回走ります。「ちどり」あるいは「夜行ちどり」と言えば 木次線のスイッチバックを越えてゆく陰陽連絡のイメージが強く、三次止まりでは道半ばで もの足りませんが、結構な人気だったようです。車両は山口線用のキハ484と481004を国鉄色に塗り直し ヘッドマークを付けてキハ58時代を演出したようです。昨今のゴテゴテしたラッピング車に比べると 国鉄急行色の方が格段に上品に見えるのは私だけでしょうか。

平成25年9月1日 中国新聞朝刊

平成25年9月1日 中国新聞朝刊

京都市電の移送完了

出張から帰ってきて、予約の歯医者へ行くため山陰線の高架下にさしかかったとき、金網にしがみついて写真を撮る不思議な男を見つけた。そこは永いこと下水工事をしていた旧山陰線線路跡で、現在は市電が7台保存された小屋がある。見たら、なんとトレーラーに乗せられた1600型と2000型が出発寸前ではないか!あわてて携帯を取りだしたが心許ない。
現場で撮影していたテッチャンに聞くと、新聞に竹田車庫へ移動して売店に改造するとでていたそうだ。以前報告した市電のたたき売りが始まったのだ。

すでに旧1型や500型、700型などは移動して、最後の二台だそうだ。ビューゲルは外されていたが、2000型の方向幕には、「ワンマンカー」「烏丸今出川」と往年の表示がくっきり。

以前、交通局へ乗り込んで、局長さんに直談判したときの話では、交通局に金がないばかりに建設局の予算で運搬他、全てを依存しているため、10年間は公園で売店勤め公開するしかない。しかし、シートなど部品は交通局がしっかり保存するので安心してくれ、とのことだったが10年後には立派に復旧してもらいたい。そのためにも交通局が黒字化してほしいと思った。

来春には梅小路公園内に電池式のN電と、ハンバーガーやポップコーンを売る700型や500型が並ぶでしょう。

市電移動

水島臨海鉄道の近況

JR東日本からキハ30など6両が入線したのが本年7月10日。猛暑続きだったため様子を見に行くのをためらっていたのですが、昨日(8月27日)久しぶりに水島に出向きました。もうひとつの目的は東水島線で貨物列車を撮ることでした。丁度12:00頃に西岡山からの3093レが水島から東水島線に入ってくるので 少し早めにロケハンしていると東水島からDD501の単機回送がやってきて、あわてて撮影。早朝に東水島に着いた3091レの機関車の回送なのか、試運転なのかは不明です。

DD501単機回送 東水島-水島間にて

DD501単機回送 東水島-水島間にて
 2人がデッキから身を乗り出したまま走り去った 

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1962吉田耕司です。

DRFC有志各位酷暑が続いていますが、皆さんお変わりありませんか。
小生、退職後ヒョンなことから「大津ジャズフェスティバル」に関わっています。
今年で5回目になるのですが、本年は10月19日(土)20日(日)の2日間、浜大津界隈の湖畔や屋外やストリート、またびわ湖ホールのような屋内など延べ34会場で各種ジャズのコンサートを開催いたします。(全会場入場無料、毎年5月3~4日にある「高槻ジャズストリート」と同じようなやり方です)

その広報活動の一環として、一昨年より京阪電車の協力を得て、石坂線の600型のラッピング電車を約1カ月間、大津の街中を走らせています。
(ご参考までに昨年度バージョンを添付いたします)
但し、貼り付け作業を外注するカネがないため、そのラッピング作業を我々「大津ジャズフェスティバル実行委員会」のメンバーでやらんとあかんのんです。

その作業を9月21日(土)、午前9時頃より石坂線錦織車庫にて行ないます。
(最寄駅:京阪石坂線「近江神宮前」)
プリントした120X90cmくらいのビニールシートを、継ぎ目を上手く合わしながら
何枚も何枚も貼り合わせていく作業で、特に技術や危険を伴うものではありませんが、 実行委員だけでは手が足りませんので、現在ボランティアを募集しています。
滅多に体験できることではありませんし、「ラッピング車両ってこうやるのか!」
を知るいい機会だと思いますので、もしお手すきの方はお助けいただけると非常にありがたい次第です。(但し 交通費自弁、謝礼なしです。すんまへん)朝9時頃から行ないますが、遅れて来られても全然問題ありません。車庫の一番奥で作業することになると思いますが、非常におおらかな車庫ですので、誰にことわることなく、いつでも誰でもどこまででも入ってこられます。
Gパン等の作業着、軍手、(暑いので)タオルやお茶、おにぎりなどのランチ
(近くにはコンビニもメシ屋もない)くらいを持ってお越しください。作業に要する時間は早ければ4時間くらい、遅くなれば7時間くらいです。(人足次第。人手は欲しいですが、得体の知れん「鉄」にまでは声をかけないでください)
保険の関係がありますので、行ってやろうという方(冷やかしも歓迎)は私にまでメール(yo-koji@maia.eonet.ne.jp)等でご連絡願います。
(なお、小雨なら決行しますが、荒天は順延です。ややこしい天侯の場合は私の携帯にご連絡を)
以上、よろしゅうに・・・!
(興味のある方はHPをご覧ください http://otsu-jazz.com/index.html

2012ラッピング電車

この記事は吉田耕司様からの命令で米手作市が投稿を代行いたしました。

風前の灯 三江線(続報)

私の思いが通じたのか 今朝の中国新聞も大きく扱ってくれていました。
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JR西日本は「山陰線の被害が大きく 三江線に手が回らない」とのコメントのようです。まさか「これ幸いとお荷物の切り捨てに走る腹では?」 は私の深読みが過ぎますか。