投稿者「米手作市」のアーカイブ
昭和の電車 改訂版(87)ー淡路交通モハニ2007ー
乙訓の長老様が撮られた写真の中に、モハニ2007と2008がありましたので掲載致します。ただし、関先生の記事にもあるように、三扉→二扉、2008は貫通扉を付けた最後の形に改造後です。撮影は昭和35年11月4日となっています。
それにしてもこんな地方の小私鉄が“気動車→電車”にしたり“貫通扉を付けたり、三扉→二扉”にしたりする大工事を自力でしていた事の方が驚きです。
アロハ特急385へのご質問にお答えする・関三平先生より
先日の「アロハ特急」に関して、皆様からご質問が来ておりましたので、関先生へ回答をお願いしていましたところ、お手紙にてご連絡頂きました。
前回投稿文
全文書き写してご覧頂きます。
『阪急のアロハ塗装につきまして。
阪急は、昭和23年に京都線用(実質支線専用)の700型+750型MTc編成5本、701+751~705+755を新造。続く24年に神戸線用として同じく700型+750型MTc編成5本700+750~704+754を製造。当時はまだ(現・京阪電鉄を含む)大阪急の時代でしたが、近鉄などと違って車番のダブりなどは気にしていなかったようです。(京阪本線にも700型が存在したわけだし・・)
さて、大阪急が京阪電鉄との合併を解消する際、新京阪線は阪急に残留(乗っ取られたとの説も・・)、新京阪線と京阪線はライバルの関係になります。「元新京阪線は(今や)阪急の物である」とアピールするために、解消直前に京都・神戸直通の特急運転が始まり、これに当てられたのが神戸線の702+752、703+753の二編成でした。
完全複電圧、二個モーターのMM編成に改造され、1500Vの京都線では神戸線の750/600倍のパワーに上がるわけで、120㎞/hを越える高速運転となり、時間が余りすぎて困った、とも言われています。
そして昭和25年に西宮北口で「アメリカ博覧会」が催され、その宣伝のためにアロハ塗装をされたもので、京都線の700系と紛らわしいと言うわけで、この機に800+850~804+854と改番されました。(この時期、京都線系の500→1500、550→1550、300→1300等の改番も実施されています。それでも、まだダブり番号は残りました)
かくて、802+852、803+853の二編成は「アロハ特急」として語り伝えられる存在となりましたが、実は他にも「アメリカ博」塗装をされた車が四両ありました。その一両が今回写真を載せられた宝塚線の385号です。そして京都線用には、戦後阪急唯一のクロスシート車となっていた、元フキ(貴賓車)の1500号が選ばれ、この二両は全く同じ黄色と茶色塗り分けで、端部塗り分けデザインも同じでした。
そして、あと二両が神戸線用の801+851の編成。使う色は802号などと同じですが、全くの逆配色になっていました。即ち、薄いブルー基調で、帯などが黄色というもので、802等に比べるとおとなしいというか、淋しい感じを与えるものでした。
この二両は「アメリカ博」の会場横を通り抜ける今津線に専ら使われたようで、梅田や神戸にはあまり顔を見せなかったようです。こちらは従来通りの600V専用車のままでした。梅田などに姿を見せなかったせいか、あまり存在を知られておらず、現在阪急の語り部の第一人者とも言うべき篠原丞さんも存在を半信半疑で、私に証言を求められたぐらいです。
以上の八両が「アメリカ博」がらみの特装車ですが、その室内について一寸書き加えますと・・・。
マスコミ等へのアピールのためか、852号(?)がベッドみたいに寝そべることの出来るデラックスなリクライニングシートや、ソファ、テーブル等を置いた豪華なインテリアとされた残されています。ただし本営業には使われなかったようで、私もみたことはありません。ただ内装壁面などにいかにも戦後派らしく、迷彩模様のようなベニヤ板張りで、阪急としては最低クラスのものでした。その点385号は戦前の阪急+川崎デザインの重厚な全鋼車内でしたし、1500号は私鉄界貴賓車の最高峰とも言われた造作の車内にクロスシートをつけたものでしたから、乗る側にとっては最高の車でした。
以上、ラフですが、取りあえずお返事まで。草々
関三平拝』
昭和の電車 改訂版(86)ー大阪市電801型ー
昭和の電車 改訂版(85)ー近鉄モ5805・5806ー
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昭和の電車 改訂版(82)ー東武モハ5310系ー
昭和の電車 改訂版(81)ー京成電鉄1500型ー
昭和の電車 改訂版(80)ー阪急電鉄802号+852号ー

この「アロハ特急」について前回は乙訓の長老から「小学校の遠足で乗ったけど写真はない」と書き込みがありました。
さらにマルーン会長からは阪急の機密情報を漏洩しての投稿がありましたので再度漏洩致します。
デービスさんのカラー写真を期待してお待ちします!
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昭和の電車 改訂版(79)ー南海電鉄モハ1556号ー
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昭和の電車 改訂版(75)ー相模鉄道キハ1000系ー
昭和の電車 改訂版(74)ー宮崎交通チハ101型ー

初回の投稿時(2012年9月)に“須磨の大老”こと湯口徹先輩から写真と詳しい解説文が寄稿されています。
読み返してみて、つくづく我々は偉大な先輩を持っているのだと感銘を受けます。あらてめて湯口先輩のご回復を神に願わずにはおられません(側聞しますと、徐々に回復の兆しありとのことです)。
前回のキハ44000型(キハユニ15、16)は久しぶりに盛り上がりました。やはり国鉄ものは人気があると感心します。でも、さすがに宮崎交通の「チハ」の写真を持っている方はいないでしょうから(案外デービス氏が撮っていたりして!)「二匹目のドジョウ」をねらって、キハ40000型(系)の写真をみせてください。国鉄での型式も多岐に亘りますし、私鉄への譲渡車、私鉄独自の派生車、改造車など思いもかけない珍品が存在するのではと思って待っています。
昭和の電車 改訂版(73)ー国鉄キハ44000型ー
昭和の電車 改訂版(72)ー南海クハ2801型ー
昭和の電車 改訂版(71)ー大阪市電751型ー
老いたるものに過ぎし日の思い出を・・
ありがたいことに客車の話で持ちきりとなっています。
過ぎ去ってしまった思い出に浸っておりましたが、血が騒ぎました!
古い写真をあさって、ここで話題になっている旧型客車を探し出しました。
酒の肴にしてさらに盛り上がれば、前立腺沿線の肥大前駅の団地にお住まいの方も参加してくださるでしょう。
解説は書きませんので皆様の思い出話を思う存分書き込んでください。


































