人間界が大騒ぎしている中でも季節は移ろっていく。水鏡もお開きになったらしいので、またまた東(あづま)の国から、話題性がない季節感だけの写真でありますが、「それでも走っている」写真を以てこの季節を終わりたいと思います。本当は客車急行が走っておればサイコーであるが(別に急行でなくてもええが)、仕方がありません。
実は、どですかでん氏のような鯉のぼりの写真を撮りたい、とうろついたのでありますが、この田舎の千葉県ですら?去年も今年も見当たらない。そこで、もっと鄙びたディープチバに行ってくる、と申告したら、「自粛っ!!」と叱られて遠征に行けず鯉のぼりを泳がす仕事がない薫風を写しにチョイ出することにしました。
先ずは、自宅から急いで3分。12時2分前に通過する鹿島貨物。自宅近所からは水鏡は見えないが季節感は味わえます。電機のモータ音が聞こえると木陰から貨物が飛び出してくる。踏切のカンカンが聞こえ、モータの唸りが聞こえて来たらカメラを構えます。この場所は秋も落花生の刈り入れがあってそれなりに風情があります。来たカマは原色(風)で、同じカマが鹿島からの帰りで17:12通過。帰りは線路の反対側で水鏡を狙おうと思います。
水鏡を、と思っていたが何と水が不足。おまけにコロナのせい?で荷がない。これでは水鏡をと期待(していないかもしれないけど)に応えられないので、自宅から6分位の土手を降りた水田から撮りなおしました。この日も原色(風)。帰りの便も撮ろう。なぜか帰りの便は同業者は見たことがありません。
また、老人パスを利用して物井にやって来ました。例のおにぎりと今日はゆで卵2つ、おやつソーセージを持ってきました。ここは水田が多く、水鏡にもってこいです。赤と白が水面に映えます。ボディーが故障し7000円で買った中古ボデイーの旧型ミラーレス、3コマ/秒で連写2コマしかできない私と同じような老カメラが活躍します。
(オマケ①)薫風はどこに?ということになったけど、薫風に誘われて赤ちゃんを卒業したての坊やと出会いました。そのうちの数コマの1枚。大きくなったら絶対鐡ちゃんになると思います。おとうさんのバケツにはザリガニが3匹ありました。「沢山獲れたでしょう」、「私も沢山撮れましたよ」。本日は風薫る日、頬をそよ風が撫でて行き気持ちが良い日です。
(オマケ②)かきつばた
以前にかきつばた(と思う)を見つけておいたので、水鏡とのコラボを狙います。獲物は乗客が殆どいないザシ通勤特急。佐倉の鹿島川鉄橋であるが、なぜか何回来てもここだけ波がある。撮り終えると工事のおっさんが来て、「土手嵩上げの工事するさかいに、立ち入り禁止になるで」。洪水対策やから致し方なし。とうとう水鏡撮れずに終わりそうです。釣り人を入れた写真も撮れなくなりますね。ちょっと残念です。