三江線 その後

全線廃止が平成30年3月末と当初の予想より延びたことで、変な安堵感が漂うのか、あるいはカープの優勝騒ぎの陰に隠れてしまったのかここのところ 少し関心が遠のいた感があります。最近の中国新聞記事からいくつかご紹介します。

平成28年10月14日 中国新聞朝刊

平成28年10月14日 中国新聞朝刊

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阪神電車尼崎駅 車両を使って通り抜け

去る日、阪神電車尼崎駅のホームで、車両を使ったホームとホーム間の通り抜けを眺めていました。その時の様子です。

▼尼崎駅の空撮画像です(Google Earth)。上が北、下が南。
左が三宮方向。右が梅田、難波方向。尼崎駅の壮大な線路、ポイントなど配線が判ります。
乗り換え等に伴うホーム間の移動は、②番線と⑤番線に停車中の車両を使った通り抜けで、平日・休日および時間帯の区別なく、常時行われます。
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 今日から 開催しています

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第46回 京都写真家協会展

◎10月18日(火)~23日(日)

◎京都府立文化芸術会館 一階展示室

また、以前クローバー会有志で応募しました、富士フィルム「30000万人の写真展」の鉄道のある風景部門で、「N氏の選んだ20選」にセレクトされ、三大鉄道博物館で展示中ですが、京都では以下のように展示されますので、あわせてご案内します。

◎10月29日(土)~11月6日(日)

◎京都鉄道博物館 本館3階ギャラリー

はにかみの国、ミャンマーの旅 2016年 Part18 微笑みの国から、はにかみの国へ、ヤンゴン空港でSIM購入

第13日目 8月14日 その1

今日は8月7日からご一緒させていただきました皆さんとはお別れです。皆さんは朝の日本行きの飛行機で帰国されますが私はお昼の飛行機でミャンマーに向かいます。
当初今年のインドネシアツアーのお話をいただいた時に昨年10月以降では久しぶりの海外になるのでついでに訪問したい国として発展著しいミャンマーを選びました。2013年以来の2度目の訪問となります。

前回訪問した時には通訳兼案内人からは、「昔は東南アジアでは最も進んだ国だったが、軍事政権が続いている間に最も遅れてしまった国になった。」と嘆かれました。その後2015年11月に実施されたミャンマー総選挙により開放民主化が進み出し、ようやく近代国家への一歩を踏み出しました。前回訪問してから3年間でどれほど違ってきたのか見てみたい、丁度今年1月に広島の路面電車ヤンゴンに贈られ、ミャンマー初めての電車運行されたとのニュースがあったのも選択した大きな要因でした。ただ飛行機やホテルの手配をした後で、突然の運行停止となったのは想定外でした。
01_map▲ バンコクからヤンゴンまでのフライト距離は597㌔、所要時間はわずか1時間20分のフライトです。航空券も片道約7,000円(AirAsia)と格安でした。3年前に訪問したミャンマー国内のヤンゴンからナムツ鉱山へと比べても時間・距離ともはるかに近くです。
① バンコク(DMK)12:05(FD255)⇒12:55ヤンゴン(RGN) 続きを読む

陰陽横断3日旅 (後編 倉吉線跡探訪)

そもそも倉吉線跡を訪ねることになったいきさつを振り返ってみましょう。2016-2-21に私が「行商列車を読んで」という一文を投稿したことがコトの始まりです。この本には倉吉線を舞台にした行商の話が出てくるのですが これが伏線です。私の投稿に対して どですかでん氏がすばやく反応して頂き、続いて湯口大先輩からも 1963年に倉吉線を訪ねられた際の貴重な写真が投稿されました。話はさらに米手作市様にも拡散し、1週間後の2016-2-28にはぶんしゅう氏の「ダメ押し 倉吉線訪問記 1973年夏」が投稿されます。このぶんしゅう氏の写真の中に打吹駅前で子供たちがラジオ体操している写真がありました。実に素晴らしい情景だと感激したのですが、このとき倉吉か打吹に記念館があることを何となく知っていましたので ぶんしゅう氏にこの写真を倉吉に送ればきっと喜ばれますよとけしかけました。そして私の提案に乗って頂いたぶんしゅう氏が倉吉とコンタクトされ、いろいろなやりとりの末に倉吉観光マイス協会の塩川修氏のご尽力があって 倉吉線鉄道記念館にクローバー会の特設コーナーが設けられ、会員各位から提供して頂いた倉吉線のなつかしい写真が常設展示される運びとなった訳です。9月1日付けの倉吉市の広報誌にも我々の写真展示で同館がリニューアルされたことが紹介されました。半年ちょっとの間にこのような展開になるとは夢にも思っていませんでしたが、クローバー会と倉吉市とのつながりができたことはうれしい出来事でした。そんないきさつ故 一度倉吉を訪ねて見学しなければと思って今回の旅の目玉としたわけです。なお9月11日には米手作市様が記念館の一番乗りを果たされています。前置きが長くなりましたが、10月11日の朝 倉吉観光マイス協会の塩川修氏と初めてお会いし、この日の旅が始まりました。

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 50年前の撮影地を歩く -11-

米原駅での交直接続のD50を見る
米原市での鉄道資料展の様子を寄稿をしたところ、準特急さんやマルーンさんからの思い出コメントをいただきました。米原、というところは皆さん思い出の詰まった駅のようです。
私も、米原の名を聞くだけで“遠くへ来た”という感慨に浸ります。今では京都から新快速に乗れば1時間足らずで到着ですが、その思いは変わりません。草津、近江八幡、彦根と、停車駅のアナウンスを聞いても眠気を誘うだけですが、「つぎは米原」のアナウンスを聞いた途端に高揚感に包まれます。それは、米原からの乗り換えを心配する緊張感も含まれるのでしょうが、きっと中京圏、北陸圏と合流することの空気感の違いを身体で認識するのでしょうか。米原~田村の交直接続区間に働いていたD50を求めて、よく訪れましたが、改めて50年前の米原駅の思い出を綴ってみることにします(昭和41年8月1日撮影)。

60908-001sy_edited-1朝の米原駅5番ホーム、米原発直江津行き233レ、D50201[米]、よく見ると駅弁売りも見える。右はD50200で、珍しい続き番号機。名鉄局らしく、ナンバープレートの地色はグリーンに塗られていた。

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(続々)カープ花電車を追いかけて

広電H.Pで公表されている花電車のダイヤを見ると、土曜日曜には横川駅前で休日運転のレトロ電車と花電車のツーショットが狙えそうだと判りました。丁度15日の土曜日 ヒヤヒヤでしたがカープが日本シリーズ進出を決めてくれました。興奮冷めやらぬ翌日曜日は花電車とレトロ電車のツーショットを狙うには絶好の機会と 勇んで広島に向かいました。花電車が広島駅前に入って来る10:40にはまだ時間があるので 広島駅前でカープがらみの光景を探してみました。こんなキャッチコピーがありました。

平成28年10月16日 広島駅ビルにて

平成28年10月16日 広島駅ビルにて

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微笑みの国、タイ王国鉄道の旅2016年 Part17 バンコクMTRのパープルライン視察

第12日目 8月13日 その3

トンブリー機関区から次に向かったのは1週間前の8月6日に開業したばかりのバンコクMTRのパープルライン線タオプーン駅です。
04_%e3%83%90%e3%83%b3%e3%82%b3%e3%82%af%e3%81%aemtr▲ バンコク市内にはすでに高架鉄道のグリーンラインと地下鉄道のブルーライン、そしてスワンナプーム国際空港と市内を結ぶ高架鉄道(2010年開業)のエアポートレールリンク(ARL)が運行されていますが、円借款を活用してバンコク北西郊外のノンタブリ県バンヤイとバンコク北部のバンスーを結ぶ高架鉄道のパープルラインが建設されました。バンコク初の日本製車両が走行することになりました。
※ 上の地図は朝日新聞デジタル版からの転載です。
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陰陽横断3日旅(前編 津山まなびの鉄道館)

青春18きっぷが最長5日間有効なのに対して、秋の乗り放題パスは2週間の中の連続3日間という制約はあるものの、うまく使えば乗り鉄には有難い切符なので あれこれと計画を立てました。プランの条件としては ①10月10日だけ走る「姫新線80周年記念号」乗車 ②倉吉線鉄道記念館訪問 ③木次鉄道部を訪ねて貸切列車についての情報収集 の3つでした。この旅を実現するには まず①の指定券を確保しなければなりません。1ケ月前の9月10日10:05頃に三原駅のみどりの窓口へ行き簡単に買えるものと思っていたら、「もう売切れです」との思わぬ返事に愕然。キハ47 2両の「みまさかノスタルジー」の座席定員は124名ですが、発売と同時に完売だったようです。イベント列車のことを甘くみていたことを反省しつつ、プランを一部変更することにしました。そこで 三原→岡山(岡山電軌撮影)→津山(機関区訪問と姫新線記念号駅撮り)→鳥取→倉吉(上記②)→木次(上記③)→江津→三次→広島→三原 というルートを2泊3日で回ることにしました。10月10日 ぶんしゅう氏と岡山で合流して 乗り鉄旅が始まりました。今回はその旅のうち 前編として「津山まなびの鉄道館」、後編として「倉吉線跡探訪」をご紹介します。まずは津山での約2時間の途中下車で訪問した「津山まなびの鉄道館」です。

平成28年10月10日 津山まなびの鉄道館

平成28年10月10日 津山まなびの鉄道館

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微笑みの国、タイ王国鉄道の旅2016年 Part16 トンブリー機関区で、C56も撮る

01_map_e100第12日目 8月13日 その2
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メークロン市場で撮影後は蒸気機関車が所属するトンブリー機関区へと向かいました。

11:30 Google座標; 13.760963, 100.480687
約2時間強を走り、トンブリー機関区に到着です。

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(続)カープ花電車を追いかけて

10月7日に広島市内を走る広電貨51号をINUBUSE氏と追いかけましたが、昨日はぶんしゅう氏と広島の街に出ました。まずは繁華街の紙屋町、本通り界隈で待ち受けることにしました。

平成28年10月12日 本通電停にて

平成28年10月12日 本通電停にて 広島港に向かう貨51号

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東海道の電車をたのしむ

古来、京都以外から京都に行くことを「京に上-のぼる-」と言っているが、東京から京都に行くことを「くだる」とは言わない。老人は1986年「てっちゃん」に復活して青春18キップを愛用するようになったが、通用期間外は止む無く普通キップ利用であった。ところが2003年にめでたくジパングクラブに入会することが出来た。息子や義弟などが関東圏に居住しており、入会後は18キップよりジパング利用の方が多いが、おりにふれ東海道筋の中小私鉄訪問を重ね、楽しく電車を追いかけている。

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微笑みの国、タイ王国鉄道の旅2016年 Part15 メークロン線の線路市場

第12日目 8月13日 その1

今日はタイ鉄道の名物の1つ、メークロン線の線路市場の中を走るDCの撮影です。前回来た時は列車の乗り継ぎも楽しみましたが、今回は直接に専用車で乗り付けます。04_%e3%83%a1%e3%83%bc%e3%82%af%e3%83%ad%e3%83%b3%e7%b7%9a 続きを読む

 18きっぷで東海道を巡る -5-

西村雅幸さんが初めて沖縄を訪問された記事を読みました。事情は少し違いますが、私は、日本一規模の近鉄のなかで、養老線(現・養老鉄道)だけ乗ったことがありませんasyp1120891でした。離れ小島的で行きにくいのと、沿線にも目ぼしい名所もなく、何となく避けていた嫌いがありました。縁あって近鉄の本の編集を進めるにあたって、取材も兼ねて18きっぷを使っての大垣行きとなりました。一日フリー切符を手に、大垣から揖斐へ往復し、待っていた桑名行きに乗り換えます。濃尾平野のど真ん中を走り、眠気を誘うような車窓が続きますが、中間の要衝駅、養老でやっと目を覚ましました。養老鉄道 養老駅

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微笑みの国、タイ王国鉄道の旅2016年 Part14 タイの蒸気機関車を撮る 

第11日目 8月12日

5:25 当初はトンボり機関区に行ってからファラボーン駅に向かう予定でしたが交渉の結果、難しくなりました。仕方なく諦めて専用車に乗ってファラボーン駅に向かいました。前回クモハ73106東ウラさん一行と来た時は6時半には列車が入線していましたので早めの到着でしたが、それでもすでに列車は入線していました。残念ながら、狙っていた入線光景は撮れません。dsc_6848 続きを読む

可部線延伸工事進む

来春開業予定の可部線延伸区間の工事は順調に進み、レール敷設が済んだようです。

平成28年10月8日 中国新聞朝刊

平成28年10月8日 中国新聞朝刊

距離は短いとは言え 新線開通となれば昔ならオヤ31おいらん車で車両限界、建築限界のチェックをしたり、重量のある機関車などで路盤を固めたりということをしたと思いますが、現在では電車しか走らない区間の開業前には どんな試験車両が乗り入れてくるのか興味があります。

一方 ほぼ同時期の来春山陽本線西条・八本松間で開業予定の寺家(じけ)駅の工事も進んでいます。西条・八本松間は6.0Kmと短いのですが、西条から2.2Km地点に建設中です。待避線はなく、上下線を挟む対向式のホームがすでに完成しています。事業費20億円は全額地元東広島市の負担だそうです。寺家地区は古墳や遺跡が多い地域でもありますが、宅地化が進み広島のベッドタウンとして駅の開設が望まれていた場所です。西条へ登ってゆく補機をホームから気楽に写せるポイントになるかもしれません。

静岡鉄道 2016年春

こんばんは。東京、埼玉は昨日からぐっと秋めいてきて、ジャケットを着ていても汗をかかない過ごしやすい気候となってきました。

前々回、前回と臨時列車が続いたので、今回は地元の静岡鉄道の話題をご紹介します。

なんと言っても最大の話題は、3月より運転を開始したA3000形です。大手私鉄顔負けの新機軸を多数詰め込んだ意欲作です。

なんと言っても最大の話題は、3月より運転を開始したA3000形です。大手私鉄顔負けの新機軸を多数詰め込んだ意欲作です。

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カープ優勝記念花電車を追いかけて

9月30日に出発式が行われ、10月1日から広島市内を走りだした貨51号をINUBUSE氏と追いかけました。広電ホームページに運行スケジュールが公表されていますので、なるべく多くの地点で走行写真を撮ろうと欲張った計画を立てました。INUBUSE氏とは銀山町で落ち合って撮影開始です。

10:34 胡町歩道橋にて 江波車庫を出て広島駅に向かう51号がやってきた

平成28年10月7日10:34 胡町歩道橋にて 江波車庫を出て広島駅に向かう貨51号がやってきました

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ある撮影(1)

4月の武庫之荘での小学校同窓会に続き9月に甲子園で高校の同窓会が開催された。終了後阪神電車の大石駅で撮影をしていたら新型電車5700系が現れた。どうってことのない平凡な写真であるが始めて見る車両であり少し気分が高揚した。間もなく消える車両はよく撮るが、出来立てホヤホヤの車両を撮ることも必要であると最近思うようになった。というのも例えば高性能電車と言われた昭和30年ごろ製造の電車のデビュー当時の写真を見ると台車や車体が光って見える。営業に使われると車体等が徐々に汚れていくのは仕方がないが、それ以上にその後改造されたりして晩年になると顔やスタイルまで変わってしまうのは人間と同じであり致し方ない。生まれたては貴重であるから試運転でも回送でも営業当初でもとりあえず撮っておくことをお勧めしたい。そういう意味ではデジ青2016年10月4日投稿のDRFC現役生[75864]「イベント案内」で発表された「四季島」の試運転の写真は特徴あるスタイルや色がよくとらえられていて貴重な記録になると思う。そういう私も「四季島」の回送を2度ほど撮ってきたが現役生と比べてお見せできるようなものではないので発表を差し控えさせていただく。元に戻ってこの阪神電車は昨年8月24日に営業運転を開始しているので出来立てホヤホヤではなくえらそうなことを言ってしまったが言いたかったことはデビュー当時の記録は大切だということである。なお、この電車は普通車5001形、5131形、5331形の置き換え用として登場し、2016年度のブルーリボン賞を授与された。通勤車はローレル賞と思っていたがローレル、ブルーリボンの選考基準がよくわからなくなってきた。

2016.9.17 大石駅 普通高速神戸行き 5702・5802・5801・5701

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