京阪・近鉄相互乗り入れ

表題の件につきまして丹波橋等での湯口様、西村様の車両撮影記録を拝見させていただきました。湖畔のヒマ人様の現場経験での話は毎回大変興味深いものがあります。有難うございました。私も相互乗り入れを撮影したことがあるとコメントを入れさせていただいたので、今回近鉄京都線の上鳥羽口-竹田間での京阪車両を報告します。撮影は1966年10月4日の秋晴れの日でした。

1001+1512+1008の京都行きで拙い写真であるが、当時の本線の中書島-淀-八幡町(現八幡市)間の様な広々とした場所がおわかりいただけるかと思う。▼

s-66.10.4上鳥羽口1001+1512+1008京都行

続きを読む

東京メトロ16000系地上区間(小田急多摩線)の姿

西村雅幸殿から山陽本線を東上する東京メトロの車両が度々紹介されており、これにコメントでお応えしたところ地上区間の姿を紹介するように言われたので報告する。東京メトロはJR常磐線緩行線の地上区間を走行しているが、今回の報告は西側で地上区間の始まる小田急線のうち新百合ヶ丘から分岐して唐木田(ここには車庫がある)に至る多摩線での姿等である。

まず16000系で黒川-栗平間を我孫子に向かう多摩急行16006 2015.5.14▼s-15.5.14黒川-栗平16006

続きを読む

河口湖行き優等車両使用快速列車

Tsurukame様の宿題です。新宿と富士急行の河口湖の間を往復するJRの優等列車利用の快速列車は「ホリデー快速富士山1・2号」と「山梨富士3・4号」です。前者は189系6連、後者も同様でありますが、一部千葉発もあり、E257系-500番台や485系ニューなのはな等が充当されることもあるようです。源流は東京・新宿ルートと小山ルートの二つがあるようです。撮影する中央線は地元でありますが、八王子市も市域面積が大きく、多摩市に近い拙宅から高尾方向は1時間近くかかります。逆に富士急行線は中央高速道路を利用するとそれほど遠くない印象です。また、これらの土・休日に運転される臨時快速列車は午前中に走行されるのでほぼ逆光線の状態になり、私の好きな順光ばっちりの状態にはなりませんので下手な写真がさらに下手になり申し訳ありません。場所も有名撮影地ばかりです。

東京・新宿ルートは2003年にそれまでの「ぶらり河口湖号」が「ホリデー快速河口湖号」となりましたがさらに2013年7月より富士山の世界遺産登録に伴い「ホリデー快速富士山号」と変更されました。

2011.1.16 豊田-八王子間浅川橋梁を行く風林火山装飾の下り8571M下り「ホリデー快速河口湖1号」189-507M50編成 ▼s-11.1.16豊田‐八王子H快速河口湖189‐507 続きを読む

今時の普通列車は結構速い

毎度あの話、この話で恐縮です。
本年1月末に厳冬の津軽海峡線の撮影(デジ青[68036]2016年2月4日「今冬の撮影」)で青森駅から行動を共にした逗子のTさんは「今日は朝一番の新幹線に乗り八戸で青い森鉄道に乗り換えて青森まで来た。青い森鉄道は速いなー。」と言っておられた。私も彼も古い人間で昔の客車列車と比べれば電車は速いはずと思いその場は聞き流した。後で念のため調べてみたらTさんご乗車の青い森鉄道八戸8時58分発快速は青森までの96kmを1時間26分で走破して10時24分に到着する。表定速度は67km/hである。青い森鉄道の同区間の普通列車でも大体1時間半前後で走り結構速い。新幹線開業により併行する在来線を第三セクター化する例が多くなり、青春18切符愛好者の行動範囲が徐々に狭められているが、第三セクタ-区間は優等列車の待避等もほとんどなくなりJR時代よりもスピードアップや増発して地域奉仕するのは当然と思われる。待避が少なくなったということは第三セクタ-化していない東海道本線も同様で、デジ青[52148]2014年10月6日「青春18忍耐区間」で青春切符利用の普通列車は153系時代の急行「六甲」や「いこま」より時間がかかるが何回も乗り換える割には健闘していることを述べた。関西、中京地区の新快速の寄与も大きい。

2015.11.14 青森駅 青い森鉄道572M八戸行き 青い森クハ700-3 ▼s-15.11.14青森572Mクハ700-3

続きを読む

福知山線道場界隈の記録

Tsurukame様のデジ青2016年1月31日[67822]「撮影地今昔-旧・福知山線・生瀬-道場間(6)」に関してコメントを差し上げたところ「お前もその辺で撮ってるならいっぺん出せよ」と言われ慌ててネガを探しました。劣悪な記録ですが、ここに報告致します。

撮影は全て1965年4月3日で、宝塚を7時35分発の423Dで道場に向かい武田尾側に気の向くままに歩いて撮影した。最初の上り728列車はC5736でピンボケの失敗。続く下り「まつかぜ」もどうってことはない凡作。

①最初はDF50[米子]牽引下り723列車大阪発福知山行き。Tsurukame様の地図では道場駅に近い第五武庫川橋梁と思われる。(8時45分頃)▼

s-65.3.5道場730レ

続きを読む

私も青色117撮りました!

和歌山方面の青色117思いがけずキャッチしたのでご報告まで。

2015.9.6 土砂降りの紀勢本線黒江駅出発の346M御坊発和歌山行きクハ117-12▼s-15.9.6黒江

2014.9.10 吉野口駅同時進入の473M王寺発五条行きクハ116-318と近鉄南大阪線急行吉野行き6201 473Mはどですかでんさんご紹介の王寺昼寝終了後の運用 ▼s-14.9.10吉野口116-318&6201

今冬の撮影

早いもので今日は立春。昨日は豆まきで鬼の役をやられた方もおられたのではなかろうか。今年は暖冬でスキー場がまいったようであるが、このところ雪不足も解消してきたようである。このような中、老骨に鞭を打って近くなくなる津軽海峡線の主に特急列車等を日帰りで撮影してきたので退屈しのぎに御覧いただければ幸いである。

2016.2.1 蟹田-中小国 4011M函館行き「Super白鳥11号」789系6連 ▼s-16.2.1蟹田1334

続きを読む

京王(帝都)電鉄6000系5扉車

京王6000系は京王初の20メートル車、ワンハンドル車、そして最後の鋼製車として1972年から1991年にかけて304両つくられた。5扉車は6000系としては最終新製となる1991年に5両編成4本(6000の21から24の4編成)計20両が製造され、今となっては異端車である。使用目的や運用などは概ね関先生の説明のとおりであるので私からは現役時代の姿を数枚紹介するが本来の目的の通勤時対策として10両編成の中間に使用された写真は撮っておらず邪魔者扱いされた晩年の姿であることをお許し願いたい。

 

<相模原線内各停用に6両化された6021の編成>

2006.3.21 若葉台~稲城間を行く各停調布行き6721 ▼ s-06.3.21若葉台~稲城6721

続きを読む

新刊本の紹介

3月14日に大津市歴史博物館で講演を行ったばかりの総本家青信号特派員さんが今度は京都市電の本を出版されました。当会では湯口徹さんが島秀雄記念優秀著作賞受賞のほか数々の著書を発表され、山科の人間国宝さん、乙訓の老人さん、田淵仁さんも出版されておりますが、今回の総本家さんもこれに続くものであり、当会にとっても嬉しいことであります。総本家さんはこれまで出版の手伝いや共著で数多くの本を発表されてきましたが、今回は単独出版であります。

さて、本の紹介ですが

題   : 「京都市電」 昭和を歩く -街と人と電車-

発行所: トンボ出版(大阪市中央区森ノ宮2-3-1 Tel 06-6768-2461)

発行日: 2015年4月10日

です。         本の表紙 ▼s-福田さん京都市電表紙
続きを読む

南海こうや号特別仕様別掲

和歌山・ふるさと通信員さんの3月29日[57536]「こうや号特別仕様」に関連して紀ノ川橋梁で横撮りした私の写真も発表させていただく。3月13日紀伊清水~橋本間を行く特急「こうや8号」難波行きで左の難波よりから30001・30100・30101・30002で16時14分の通過。この橋梁は①単線で、②足回りもよく見え、③橋脚もレンガ調で撮影向きである。こういう橋梁は最近少なくなったように思う。難を言えば橋の向こうに見える民家が多少目障りであるが、午前中を含め角度を変えたり、レンズを交換したりすればそれなりの結果が得られる。この橋梁手前には大きなカーブがあり、太陽光線にはいろいろと対応ができるが、意外に難しい部分もある。▼s-15.3.13橋本30001
この日はまあまあの天気。日没までにもう一仕事。こうや号撮影の後しばらくして橋の向こう側に出て、日没のシルエットを狙う。日没寸前には太陽が大きくなることは皆さん経験済みであるが、それを望遠レンズでさらに誇張する手もある。しかし、この時は50ミリレンズとした。問題は日没時の太陽の沈むスピードの速いこと速いこと。通過電車とのタイミングが難しい。今回は車体の向こうに太陽とした。これもいろいろとやってみるしかない。17時35分通過の高野山行き2300系ローカル電車▼s-15.3.13橋本2300

阪急2300別掲

3月14日雨天の桂車庫留置の2372~2313 ▼

15.3.14桂2372

15.3.14桂2300清掃

続きを読む

ダイヤモンド富士

世界遺産に登録された影響か最近の富士山は人気があるようで富士急の株も急上昇した。ところで富士山の頂上に太陽が沈むところを写真に撮るのが流行っているようでダイヤモンド富士というらしい。私もその真似事を自宅近くの京王相模原線南大沢~京王堀之内間で試みた。もともとカメラの知識に乏しく腕も悪いので失敗となったがその時の結果を御笑覧下され。

2015.2.17日経新聞▼s-IMG_edited-2

続きを読む

保存蒸機とその現役時代(34)

保存機久し振りの投稿でC11とする。

只見線会津柳津駅前保存のC11244

1943年5月 日本車両 製番1172  新製後大館、秋田、青森を経て最終配属は会津若松。生涯を東北一筋で過ごし1973年に廃車された。 撮影2013年9月22日▼s-13.9.22柳津C11244

続きを読む

元京王電軌23型生き残りの記録

米手作市様のデジ青[55094]「京王電軌23型」に関して保存されていた函館市電405号の写真を探していたら出てきたので発表する。京王電軌23型44両のうち函館に譲渡された元京王54号(大正11年)の函館市405号は1961年の廃車後1970年まで駒場車庫に保存展示されていた。写真は1969年3月19日の撮影。尚、函館市電は東京都(都電ならびに都営新宿線)、玉電(東急世田谷線)、京王線と同じ1372ミリゲージである。▼s-69.3.19函館405(1)

 

東武東上線8000系10連Final-Run

東武鉄道8000系は1963年から1983年までの20年間に712両という私鉄界最大両数で製作された車両である。発電ブレーキを持たず経済車というイメージが強いが、台車はミンデンドイツ空気バネFS356で当時よく乗車した阪急の新型車のFS345と似た台車であったがどういう訳か阪急は空気バネではなく、このことがよく話題になった。なお、8000系の後期の車両はS形ミンデンである。関東地区では現在、ステンレスやアルミ車が全盛で鋼製車である京王6000系、小田急5000形などは消え、京成3300形も風前の灯である。このような状況下東武8000系も今回の東上線池袋~小川町間からの撤退により、伊勢崎線系統も含め支線、ローカル線の運行が中心になるものと思われる。

最近の東武鉄道では8000系のリバイバルカラーや6050系改造の展望車スカイツリートレインが話題を提供しているが、1月11日に行われたリバイバルカラーの併結運転を期日を間違えてしまい、やむ無く17日の10連のFinal-Runを撮影したので、過去の8000系の写真とともに報告させていただく。

2015.1.17 霞ヶ関~鶴ヶ島 小川町行き臨時列車8606  JRのイベントと異なりホームに撮影者がいる程度で私の撮影場所は私以外は一人しかいなかった。 ただ、このイベント列車は早期に満杯となった様である。 ▼s-15.1.17鶴ヶ島8606 続きを読む

上越線の重連列車

2014年10月30日付デジ青[52792]「秋は気ままに一人旅ー4ー」で深夜の水上駅で電気機関車重連の急行列車を撮影したことがあるとコメントしたところ、投稿者の総本家青信号特派員さんよりその写真を見せよと言われた。身震いするような写真ではないが、ここに昼間の重連列車とともに掲載させていただく。2枚共に逗子の旦那と一緒に撮影をした。

1980年1月18日金曜日の水上駅に23時41分着47分発の急行801列車上越線・羽越本線経由秋田行き「鳥海」が到着。本務機EF5887[高崎第二]の前に補機EF1630[水上]がつく。清水トンネルの中で日付がかわり、次の停車駅は長岡であるが、石内で補機解放のため運転停車する。▼s-80.1.18EF1630+EF5887鳥海

 

続いて1980年1月6日日曜日の日中走行上り重連列車。メモに列車名がないが1980年10月号時刻表では急行9702列車「佐渡54号」の時間帯の列車。本務機EF58135[高崎第二]+前補機EF1623[水上]で土樽を通過し清水トンネルに向かうところ。尚、この頃のスキー臨時列車にはEF58単機牽引も見られた。▼83.1.6土樽(2)

 

サルに遭遇

今日は北海道は猛吹雪だそうである。先日、紅葉狩りを兼ねて秩父鉄道に出向いた折にサル軍団に出会った。影森~浦山口の武甲山採石場への引き込み線の近くで定番の撮影地である。餌でも探しに来たのかサルの軍団が人目を警戒しつつ線路を越えて民家の庭先に入り込んできた。しばらくして毎度のことなのか住民が自転車に乗ってサルを追い払っていた。撮り鉄猛者の諸兄はサルなどしょっちゅう見ておられることとは思うが、こちら小心者で一瞬びっくりしたので報告した次第である。以前、伯備線の岡山・鳥取の県境近くでも見かけたことがあり、他にも碓氷峠の国道や東海道本線の撮影名所早川~根府川のみかん山でも見かけた。日本国中に居るのかもしれない。ところでサルは人間を襲うことはないと思うが、熊はそうはいかない。最近は餌がないのか人里に下りてきて老人が襲われたというニュースをよく耳にする。秩父でも今年になって西武の横瀬駅から武甲山にかけて熊が出没しており、警戒を呼びかける注意書きを見た。北海道では知床や日高は当然であるが札幌や小樽にも現れており、陸続きである限りどこも安心はできない。熊は臆病なので音の出る鈴などで近寄らせないようにとよく言われる。私などは音をたてるとかえって気づかれるのでないかと思いどうも鈴の準備には信憑性がないと思ってしまう。熊やイノシシやサルに比べまず襲ってこないのが私の大の苦手の爬虫類。こちらは最近はほとんど見かけなくなったがどうなったのだろうか。どの動物も普段は出会うことがないのでたまたま見ると驚くがよく考えてみると人間よりは怖くはないのかもしれない。 続きを読む

置き換え進行中の南武線

9月7日デジ青[51006]「私の撮った南武線過去車両」の中で10月からのE233系8000番台の登場について触れた。総本家青信号特派員さんが、11月4日デジ青[53101]「秋は気ままな一人旅-5-」で上越線EF64牽引の甲種輸送列車新津製作所製造の南武線E233系8000番台をご披露いただいたこともあり、新旧南武線車両の近況を発表させていただく。E233系は10月に投入されたが見た感じでは11月中旬で20%くらいが置き換わった。横浜線の例では凡そ半年で置き換わっているので南武線205系、209系を記録されたい方はお早めに。

2014.11.4 府中本町~南多摩 10月から投入されたE233系8000番台 川崎行きクハE233-8004 後方にあるのは武蔵野貨物線▼s-14.11.4南多摩233-8004

続きを読む

保存蒸機とその現役時代(33)

11月11日米手作市様より広島の保存蒸機C11189についてお問い合わせの投稿があり、そう言えば最近保存機今昔が途絶えているので久しぶりにデジ青へ投稿させていただく。11月9日のホームカミングデイには現役生を交えてOB会クローバー会の総会・大宴会が開催され盛況のうちに終了したが、その翌日、宝塚市にある雲雀ケ丘学園に保存されているC56111を訪ねてみた。この機関車は当時の当会恒例行事である冬季狂化合宿に参加するため飯山線列車に乗車した際に途中駅で撮影したものである。併せて狂化合宿の一端もこの場を借りてご報告したい。

C56111  1937年 三菱 製番211

新製後、門司、木次に配属されたようであるが、1955年飯山機関区に配属されてからは雪深い飯山線で活躍し、1973年に九州吉松機関区に転属し翌1974年に廃車された。

説明板には当学園の創立25周年(昭和50年)を記念し宝塚市と国鉄のご好意で永久保存するとあり、僚機がタイ、マレーに90両送られたこと、大半を長野県下で過ごしたこと、宮崎植樹祭でお召予備機になったこと等適切に書かれている。また、貴重な文化遺産であるから大事に保存したい旨書かれており、保存状態は極めて良好であった。

雲雀ケ丘学園に保存されているC56111 2014.11.10 ▼s-14.11.10雲雀ケ丘C56111-1

続きを読む

提携先のカラー電車

 表題だけでは何のことかよく分からないが要するに最近相互PRと称して連携や提携する相手先車両の色を相互に採用して話題となっている電車のことである。デジ青2014年6月18日[48069]で京急の西武色黄色電車Happy Trainを紹介したが、今回は西武の京急色赤色電車Lucky Trainおよび同じ様な趣旨の提携先カラー電車を紹介したい。

2014.10.21六郷土手駅を通過する快速特急三崎口行きHappy Train 1057▼

s-14.10.21六郷土手

続きを読む