先日 加悦から大江山を越えて福知山へ抜ける国道176号線を走っていたところ いきなり阪急2861に出くわし ビックリしました。帰って調べてみると3扉化されてはいるものの、2800系として最後まで残り、平成7年に嵐山線でさよなら運転をした1編成のうちのTcのようです。屋外放置ですが、傷みは少ないようでした。個人の敷地内なので道路からの撮影にとどめましたが、ここまで運んでくるのも大変でしょうから、よほど2800がお好きな人がおられるのでしょう。マルーン会長殿、何かいきさつをご存じですか?
2年後に三江線廃止?
今朝の中国新聞1面トップは三江線廃止のニュースでした。2年後の2017年度に廃止の方針のようです。2006年7月に豪雨により不通となり、この時点で廃止の声も聞かれましたが、約1年後の2007年6月に運転を再開し なんとか生き延びました。沿線にこれと言った観光地もなく、陰陽連絡の役にも立たず、いくら活性化、利用促進を叫んでみても 1日の利用客が50人では成り立つ筈もありません。三江線の次は木次線でしょうか。因美線でしょうか。陰陽連絡の高速道路が次々と開通するなか、過疎化には歯止めがかからず 中国山地の山あいをクルマで走ると人よりイノシシ、鹿、猿に出会う方が多い昨今です。
2010年 大井川鉄道詣では 終焉を迎えた筈が
1994年GW、就職した息子が配置された上尾に始めての訪問は、その帰途が2度目の大井川鉄道訪問となった。この年の5月下旬、所属していた海外鉄道研究会20周年行事が大井川鉄道中心に挙行されるにあたり、関西支部幹事の一員として下見を兼ねて立ち寄った。本心は白井さんに京阪特急の運転予定日を聞くことであったが、来年の「もみじシーズンには間に合わせたい」との返事を得た。この日は新金谷駅留置線で先に紹介した改造前の京阪特急を撮り、千頭往復を終えたSL急行が新金谷から回送され、C11を外したところをキャッチした。アンパンマン列車が走ったのは1998年で、2000年のJR四国より大井川の方が2年早い。
2015年 西方見聞録 トルコ鉄路の旅 Part12 SL撮影ツアー 開始からつまずく
2015年 西方見聞録 トルコ鉄路の旅 Part11 カッパドキアの観光
▲ 20:18 カイセリ市の中心部メイダン公園を発車していくトラム、ジャーミィと英雄像を入れてのカットです。夕食後、トラムの夜撮も中々良いですよと案内して撮りましたが、料理撮影のために広角ズームレンズ(11~16㎜)を付けていましたので、夜撮には不向きでした。
今日は折角、世界遺産の近くに来ておりますので皆さんとご一緒にカッパドキア観光です。故に鉄分はこのカットのみです。ご了解の上、ご覧ください。
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2015年 西方見聞録 トルコ鉄路の旅 Part10 カイセリのトラムに乗る、撮る
カイセリは中央アナトリアのカイセリ県の県都で2014年現在の人口は約90万人、かつてはカッパドキア王国の首都マザカでした。
住みやすい町作りを目指して交通アクセスの見直しが行われ、エスキシェヒルやブラサと同様に新たにトラムが採用されました。2009年8月1日にOraganize Sanayi ~Dogu Terminali (17.5 km)が開業、延伸が続けられて現在の総路線長は、34.4㌔・2路線となっています。今後も延伸が予定されています。
使用されている車両は、イタリアのアンサルドブレーダ (AnsaldoBreda S.p.A. )製の100%低床車5両連節車、シリオ(Sirio Kayseri)です。両運転台、両側に乗降ドアがあるタイプで、全長32,350㎜、車幅2,650㎜、床面高さ350㎜、定員270名、出力106kw×4、最高速度75km/h、ゲージ1,435㎜、DC750V。運行は1ユニット5両連節車を2ユニット連結で行われていて圧巻です。
この企業は2015年に日立製作所に買収されています。
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秋を愛でる
KAWANAKAです。
夏を休んでいたので久し振りの投稿です。夏の風物は色々あるのですが、そもそもロケする気力も体力もオマケに今年は脚力もないので予定とおりパスして秋に移りたいと思います。それで、秋を迎えるくらいにしようかと思ったのですが、彼岸花はきつくて群生していると列車が負けるとか勝手な理屈をつけてイヨイヨ秋という時点から秋を投稿しようと思います。例によってニュース性も話題性もまったくありません、がこれで季節を愛で(←「めで」です。字足らずであいして、ではありません)鉄道の醸し出す季節の雰囲気を感じることができれば、この国の四季はええなあ、となります。そうなれば成功。
という訳で、秋が秋らしくなるのは先ずコスモスが咲いてくる頃、になると思います。その後だんだん秋の色が深くなってススキになり紅葉、雪を迎えることになっていきます。夕暮れの景色もロマンチックやないでしょうかね。1回目はそのコスモスです。コスモスは列車の前面にワーッと咲いていてその向こうを列車がいると言うのが定番です。難点は季節が進むと同じ向きに茎が傾いて行き気が付けば野分のようにみえること、風が思わぬ方向から吹くと花の位置が変わってしまうということでしょうかね。例によって、小生軸重制限痛んでおりますので今年は出場できていません。それで昨年までのを中心にUPします。場所は拙宅の近所xαです。
神戸市電500型
日本鉄道賞に広電
そんな賞があったことを知りませんでしたが、中国放送と広電が企画した「被爆電車特別運行プロジェクト」が日本鉄道賞特別賞を受賞したそうです。
しつこく JFEスチール福山専用線
またかという声が聞こえそうですがご容赦を。天気予報では好天のようなので早起きして東福山に向かいました。JFE専用線の列車の少し前に西岡山ターミナル発東福山行き 2753レがDE10に牽かれて到着するので、これも狙おうと7:30頃に待ち受けました。1900生様からもう少し東の池の横はとアドバイスを頂いていましたが、ロケハンする余裕もなく、またJFEが来る時刻が接近しているため、またしてもイージーにお決まりの歩道橋で待ちました。7:44頃結構長いコキを従えてDE10が現われました。
佐竹保雄さん写真展「山科の鉄道」 7日から開催
佐竹保雄さんの写真展「山科の鉄道」が、下記のように、10月7日から開催されます。
佐竹保雄写真展「山科の鉄道」
会期/10月7日(水)~14日(水)
会場/京都市 山科図書館(京阪・地下鉄・JR「山科」下車、外環状線沿いを南へ徒歩15分)
URL/http://www2.kyotocitylib.jp/?page_id=162
「200回近く山科へ行きました」とおっしゃる佐竹さん、蒸機の時代から、電機・電車特急の時代まで、克明に記録された写真は、質、量ともに、まさに圧倒的です。今回は、地元での開催にあたり、市民の方にも、60年以上の前の山科の鉄道の姿をぜひ見ていただきたいと、厳選に厳選を重ねた写真を展示されるとのこと。ぜひ、皆さんのご来場、お願いいたします。
なお、最終日には下記のように佐竹さんの講演会が催されます。
講演会「東海道線と山科の歴史」
日時/10月14日(水)18:00~19:00
会場/山科図書館内 絵本コーナー
▲山科の写真を見ながら説明される佐竹さん(2009年、交通科学博物館で開催の第2回クローバー会写真展で)。「徹夜で準備しました」とおっしゃりながらも、元気な声が電話口から聞こえてきた。
鉄道写真展「世界の線路端から」のご案内
いつもデジ青、また”ぶんしゅう旅日記”をご覧いただきましてありがとうございます。
私事で恐縮ですが、この度いつも中国鉄路の撮影にご同行させていただいております鉄道写真家小竹直人先生と中国鉄ちゃん仲間たちとの写真展に参加させていただく事になりました。開催日は明後日からです。開催日・時間、開催場所の詳細につきましては下記の案内をご覧ください。
お時間がございますれば、是非お立ち寄りいただければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。
また、8日は18:00より細やかながらレセプション(参加無料)を用意させていただいております。お知り合いの方々もおられるかと思います。お気楽にご参加下さい。当日、会場でお申込みいただいてもOKです。
尚、私は8日の午後と9日の午前中は会場に詰めておりますのでお声をかけてください。
写真展の案内は下記でも紹介しております。
シリウスHP http://www.photo-sirius.net/schedule/
CAPAカメラネット http://capacamera.net/exhibition/pickup/151008_sirius.html
鉄道ファン・フォトサロン 今月号9/20発売
2015年 西方見聞録 トルコ鉄路の旅 Part9 アンカラメトロ、アンカラからカイセリへ
「船場鉄道フェス」へ行ってきました
奈良の駅名研究家さんからも本掲示板に投稿がありました「船場鉄道フェスティバル」に、どですかでんさんとともに行ってきましたので、手短かですがレポートします。
今年で4回目となるこの催しは、船場地区全体で行なわれる「船場まつり」の一環として、関西の大学の鉄道系サークルが集まって、おもに模型運転会が行なわれるもので、今年は、わが同志社大学鉄道同好会のほか、大阪市立大、大阪産業大、関西大学、関西学院大学の5校が参加して、10月2日から4日まで開催されました。当会は、唯一、初回から欠かさず参加していることを現役の会長から聞かせてもらい、当会の存在力を感じさせました。
会場となったのは、船場センタービルの6号館の2階、普段は空き店舗が続いて人通りもほとんどないスペースが、この日ばかりは家族連れで大賑わいとなりました。私もサラリーマン時代の約30年余り、船場地区にあった会社へ通っていただけに、都心空洞化の進む船場で、休日のシャッター通りが、こんな大賑わいの変身を見せたのは、正直、驚きでした。現役生の皆さんの、日頃の活動の賜物と思いました。
▲会場正面のドカンと貼られた当会の表示、おなじみマイテ運転時のヘッドマークも飾られている。現役生にとっては、生まれるずっと前の伝説のヘッドマークに映るだろう。▲家族連れで大賑わいの会場、模型はNゲージにプラレール、と言うのが、この時代を象徴している。一角では「青信号」も販売中、最新号は校正ができたところで、冊子はホームカミングデーには出来上がっていとのこと。
2015年 西方見聞録 トルコ鉄路の旅 Part8 トルコ高速鉄道に初乗車 エスキシェヒルからアンカラへ
【 トルコ高速鉄道(略称;YHT) 】
首都アンカラとイスタンブール間(533㌔)を結ぶ鉄道として全線複線近代化する計画で始まりましたが、途中からは高速専用鉄道、最高速度250km/hに変更され建設が開始されました。2009年3月13日にアンカラ~エスキシェヒル(245㌔)が完成、トルコ鉄道初めての高速列車が走り始めました。それまでは約6~9時間の所要時間だったのが1時間20分前後に短縮されましたので超大幅な時間短縮でした。
次いで2011年にはアンカラ~コンヤ(309㌔・途中から分岐)が開業しました。こちらも約10時間の所要時間が1時間40分前後にが図られました。
そして2014年7月にはイスタンブール郊外のペンディック(506㌔)まで延伸されました。一昼夜かかっていた所要時間は4時間前後と大幅短縮になりましたが、中心部まではまだ工事中です。市内中心部までの交通アクセスが出来ていなく予想外に時間がかかり、途中まで開業しているメトロが延伸されますと飛躍的に利用は伸びると期待されています。今後も高速鉄道の延伸は続けられトルコの主要都市間を結ぶ計画ですが、完成は遅れがちです。
使用車両はスペインCAF製のHT65000形、全長27,350㎜、車幅2,825㎜、車高4,100㎜、6両編成の出力は4,800kw、最高運転速度250km/h、2ユニット連結可能です。増備車両としてドイツ・シーメンス製のICE3が入ってきていますのを今回確認しています。
2015年 西方見聞録 トルコ鉄路の旅 Part7 エスキシェヒルのトラムに乗る、撮る
【 エスキシェヒルのトラム 】
4,000年前に誕生したエスキシェヒルの人口は現在約70万人、アナトリアの標高約800mにある中核都市です。町の交通は住みやすい町作りをコンセプトに2004年12月24日に開業したトラムが一手に担います。路線長約16㌔の専用軌道、特に中心街は車をシャットアウトして、バリアフリーになった歩道内を走ります。使用されていますトラムは、EsTramと呼ばれる100%低床車トラムのみ、ボンバルディア製の “Flexity Outlook” (Cityrunner).です。
全長29.5m、車幅2.3m、車重34.2㌧、ゲージ1,000㎜、出力100kw×4、最高速度70km/h。
公式HPはこちらです。公式HPからの路線図はこちらですが、系統別になっています。全体についてはこちらが分かりやすいと思います。
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広電関連の小冊子刊行
広島を中心に活発に出版活動を続けておられる長船友則氏が被爆後の広電についての小冊子を刊行されたそうです。長船氏の山陽鉄道や宇品線、広電、呉市電などの充実した内容の多くの著書には大変お世話になっていますが、氏が今までに収集された多くの資料や書籍は広島県立文書館に寄贈されており、自由に閲覧することができます。とりわけ貴重な古写真の絵はがきコレクションは同館のホームページでも見ることができ 大変有難い情報になっています。個人が永年こつこつと蓄積してきた史料が出版されたり、公的な機関でしっかりと管理され、公開されるのは今後のあるべき姿のように思われます。
JFEスチール福山製鉄所専用線 再訪
去る9月8日に引き続いて、今朝再訪してみました。もともと不定期運行で日に1往復だけですから空振り覚悟で出かけました。この専用線は撮影場所が限られるので 今回は工場の門を出てくるところを俯瞰撮影しようと 山の上に立つ通信用の鉄塔に続く山道を登りました。撮影に適した場所は1ケ所だけでしたが、工場内のヤードや構内を出てトンネルに向かう築堤、鉄橋が一望でき まずまずのポイントでした。時計を見ると7:30。列車は大体8:00頃の出発の筈ですが、門も閉まっていて 車両の動きもありません。あと30分ぐらいは待ってみることにしました。双眼鏡で見ると、ヤードの向こうの建物の陰にDLが1両停まっているのが見えますが、これが今朝動くDLなのかはわかりません。7:42頃になるとこれとは別のDLがヤードに到着し停まりました。すると先に停まっていたDLが動きだし、空のチキ2両を留置線から出発線に押し出しました。どうも今日は走りそうな気配です。
2015年 西方見聞録 トルコ鉄路の旅 Part6 ブルサの朝のトラム、エスキシェヒルへのバス切符購入
2015年 西方見聞録 トルコ鉄路の旅 Part5 ブラサのトラムに乗る、撮るⅡ カイコ・トラム
【 カイコ・トラム 】
T1路線一周6.5㌔に運用されていますのはDurmazlar製のDurmaray、5車体連節の100%低床車です。ブラサが昔からそして現在もシルク産業が盛んである事から「İpekböceği Street Tram(カイコ・ストリート・トラム)」と呼ばれています。元々の車両デザインなのですが、前頭部が何となく蚕に似ていますね。日本だったらモスラ・トラムになったかな・・。
1部、台車カバーを外してある車両がありましたので、すかさず撮りましたが・・。う~ん、低床車にするためには独立懸架にしたり駆動部分を縦に納めたりとメーカー各社は工夫しているようですが・・、生で低床車の台車を見たのは初めてです。真ん中にあるのは駆動部分なのでしょうね。普段はカバーしてあるので見えませんが、かなりグロテスクです。
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