
向日町に憩う583系


昨日、博多から快速・普通列車を乗り継いで向かいました。所要約2時間半、満員かと思いましたが普段と同じくらいの乗車率でした。
駅から数日前に全線運行再開の路面電車で中心街へ。くずれたお城を見るとなんとも言えない気持ちになりました。社会人になって6年、熊本勤務でしたので今回の地震はこたえました。とにかく街の様子を見たくて出かけた次第です。市民生活はまだまだ厳しい状況ですが一歩づつ前進しているようです。
駅の中のトイレはすべて閉鎖中、ホームの端に設置された簡易トイレに行きました。まさか駅のホームで簡易トイレに入るとは・・・
熊本駅の駅舎は大きな損傷はなかったようです。熊本勤務時代には2階の熊本鉄道管理局に はやぶさ、みずほの盆、正月の寝台券をもらいによく通いました。
今日から新幹線は博多~熊本間 運転再開されました。復興に向けて明るい話題です。私自身はGW期間中にふたたび被災地を訪ねます。ほんの僅かですができることをやれればと思っています。
70408「三江線余話」で4月21日に期成同盟会の中間報告が予定されているとの新聞記事を紹介しましたが、21日に開催された会議での報告内容が今朝の中国新聞に載りました。
手を引きたがっているJRと高額な負担には耐えられない地元自治体とのあいだでいくら議論を重ねても 前向きな結論が出てくるとは残念ながら思えません。特段の観光スポットもなく、通学生からも見限られた現状では、鉄道存続にこだわらず 沿線の高齢者の生活をどのように支えてゆくかという視点で現実的な手段を議論するしかないように思えます。
さてこの記事に並んでもう一つ鉄道関連記事がありました。伯備線のフリーゲージ化の話です。
鳥取県の思いは判らなくはないし、乗り換えなしで直行できる便利さは否定しないものの、巨額な投資をしてまで利便性を追求する時代とはそろそろさよならすべきだと思うのですが・・・。
なお以上とは全く関係ありませんが、福塩北線の昼間の臨時列車は沿線の高校が午前中で授業を終える日に走ることが判ったのですが、20日発売の時刻表5月号をチェックしたところ、5月は予想以上に多くの日に運転されることが判りました。8726D,8727Dの5月の運転日は5/7、8、14、15、17~20、24~28です。また同様に芸備線の8354D,8357Dは5/7、14、21、22、24~27に運転されます。福塩北線、芸備線三次・備後落合間はまだ通学列車のニーズがあることの証左でしょうか。先般の福塩線訪問でわかったのですが 高校生だけではなく中学生も通学に利用しているから こうなるのでしょう。福塩線に乗ってみようと計画されている方は 昼間に通り抜けられる日がありますのでご参考まで。
2016年4月21日(木)朝日新聞・阪神版から引用しました。
JR西日本の私有地で立ち入り禁止、通行・歩行禁止にも関わらず、旧福知山線廃線跡はハイキングコースとして絶大な人気があります。武田尾駅側の一部は宝塚市の正式なコースですが、生瀬駅側の西宮市のコースは、コースとして認められていません。しかし、真っ暗な7つものトンネルを懐中電灯片手に歩いたり、足元に濁流渦巻く鉄橋を渡る恐怖感は、枕木むき出し歩道の珍しさと共に人気です。また、新緑や紅葉のシーズンは、武庫川の荒々しい渓谷美をも鑑賞できて大変混雑します。
あまりの人気に、、JR西も西宮市も禁止や注意の立て看板では制止が及ばなくなったか、遂に正式に一般開放することになりました。それには安全対策工事が必要となり、この5月16日から完全閉鎖し、10月に再開されるそうです。どんな工事が施されるかも気になるところです。危険個所の整備ならいいのですが、トンネルは、レンガ積みの天井や側壁はそのまま残し、内部に照明をつけたりしないで欲しいし、枕木もそのままにして欲しい。わずかに残る赤錆た見張り台などは放置しないでしょうが、きちんと保存して欲しいものです。
一方、生瀬駅から生瀬側の進入路に行き着く道路の整備も望むところです。国道176号沿いの歩道は狭く、極端なところでは、人ひとりの対面通行ができません。そして廃線跡への進入口近くでは信号機も無くて176号線を横断せねばなりません。入り口も判りづらい所です。この辺の整備も是非考えて欲しく思います。
DRFCの諸氏も訪れたいと述べられていましたが、それならゴールデンウィーク中迄が最後の期間ですし、逃せば秋まで待たねばなりません。また、撮影地今昔-旧福知山線廃線跡シリーズの記事がgoogle検索でtopに配置され、デジタル青信号と共に人気記事となっていることも特筆です。

京都鉄道博物館の開業まで、あと一週間余りとなりました。テレビ、新聞でも連日コマーシャルも流れて期待感が広がっています。米手作市さんから“まだ秘密やでぇ~”と見せてもらった構想図の段階から数年が経ち、あっという間の開館となりました。
梅小路蒸気機関車庫も含めた保存車両数は53両と、日本最大級の鉄道博物館が京都に誕生するのは、地元の鉄道ファンとしても格別な思いがあります。館では連日、内覧会が開かれていますが、私もひと足早く見学することができました。
普段なら鉄道のことには関心を寄せないであろう、背広姿のビジネスマンが同僚と鉄道の思い出話をしたり、スーツでビシッと決めたキャリアウーマンがスマホで写真を撮ったりと、そこかしこに微笑ましい光景が展開されていました。車両以外の展示も充実していて、平易な解説とともに、趣味者でなくても、鉄道への理解・関心が進むことでしょう。ただ大宮や名古屋と比べると、親会社にも似て、たいへん真面目な印象を受けました。もう少し遊び心があってもいいし、広くて明るい展示はいいのですが、もっと強弱、陰影があってもいいように思いました。 ともあれ、“京都”という、世界一の観光都市のブランドを背負って、近隣の施設とともに、目の離せない鉄道博物館となるでしょう。
▲本館のエントランスには「JR西日本を代表する車両」として、489系のほか、583系、500系新幹線の3形式が選ばれた。きれいに整備されたその姿を上からジオラマモードで見ると、まるで模型の世界だった。
4月14日21時26分に発生した熊本地震は、28時間後の4月16日1時25分頃には最大震度6強の本震発生となり、現在判明しているだけでも尊い44名もの命を奪いました。予期せぬ災害に会われた方々のご冥福をお祈り申し上げます。
全貌詳細はハッキリしていない中、余震も収まりません。被害は拡大する気配を続け、避難者は約20万人にも及んでいます。救援物資も十分に届かない中、現地で住まいする皆さんの不安感は想像を絶するものだと思います。今は震災に負けず頑張ってくださいとしか言えませんが、何としても耐えてください。お見舞い申し上げます。
私も1995年(平成7年)1月17日に発生した阪神・淡路大震災の際は現役で神戸勤務でしたので震災後の復旧には大変な苦労・思いをしました。余震はいずれ収まるだろうと思いますので、復旧に向けての気持ちだけはしっかりとお持ちください。
地震災害が続いていますのに、無事に過ごせている私の状況を投稿するのは気が引けますが、今年68歳を迎える老人にとっては元気ぐらいしか送れません。今回は4月29日グランドオープンに迫った「京都鉄道博物館」へ行ってきましたので訪問記を掲載させていただきます。
ぶんしゅう殿の三江線旅日記も佳境に入ってきました。今朝もまずデジ青を開いてPart5を拝見したあと やおら中国新聞の朝刊を開いてビックリ! 第13面が全面三江線特集になっていて 潮のお立ち台からのカットなどが載っているではありませんか。全面記事をいくつかに分割してご紹介します。A4サイズに入りきらない大きな写真をつなぎ合わせる画像処理がヘタクソで恐縮ですが、ご容赦を。まずは潮から。
先の三江線ツアーの行きがけのついでに立ち寄った福塩線だったのですが、三江線と同様 数少ない列車ゆえにかえって写欲をそそられ 桜は済んだのですが あれ以来早起きして出かけています。
朝7:20頃の備後矢野駅です。左手に停車中の列車は1723D三次行きキハ120320です。入線してくるのが1722D府中行きキハ120324です。少し早く7時過ぎに駅に着いたので缶コーヒーを飲みながら待っていると親がマイカーで次々と中学生、高校生を駅へ送って来ます。自転車でやってくる子もいます。1723Dは早く着いて10分ほど交換待ちです。新学期が始まってすぐなので、列車通学に慣れていない中1生もいて寒いので半開きにしてあるキハの折り戸をどうして開ければ良いのか勝手のわからない子もいます。1723Dには三々五々乗り込んでいて満席です。1723Dに乗り込む子は上下、塩町、三次に通学するのでしょう。ホームで待っている子は1722Dで府中へ向かうのでしょう。通学区域も分水嶺のようです。下校時用に変則的な臨時列車が走るのもうなずける風景でした。
1dayパスを利用して、主要路線の前面かぶりつきを実施しました。

阪急阪神1dayバス (①~⑧が乗車順序)
コースは、① 河原町→梅田(京都線)、② 梅田→新開地(神戸線)、③ 新開地→梅田(阪神)、④ 梅田→宝塚(宝塚線)、⑤ 宝塚→西宮北口(今津線)、⑥ 夙川→甲陽園(甲陽園線)、⑦ 塚口→伊丹(伊丹線)、⑧ 天神橋筋六丁目→北千里(千里線)の8路線です。
おはようございます。京都鉄道博物館 内覧会の招待券を入手しました。
4月19・20のいずれか 10:00~15:00 おひとりさま です。0419 0420
上記の 0419 0420 のところを開いていただければ詳細、ご覧いただけます。
何分1名様ということで 先着順にさせていただきます。送付先などを下記メアド宛お送りいただけますか。toshihiko.otome@club-t.com です。宜しくお願い申し上げます。
乙咩 壽彦(おとめ としひこ) 78年度生 2016年4月1日
4月1日・・・ほんまですよ!
旧塗装に生まれ変わった653号が 今年も広電とRCC中国放送のジョイント企画「被爆電車特別運行プロジェクト」として4月、8月、11月に広島市内を走ることになっています。まず4月分の乗車申し込み受付が始まっています。運行日は4月23、24、29、30日の4日間 日に2便です。経路は 広電前→皆実町6丁目→比治山線→広島駅と回送され、広島駅前発10:30→西広島折り返し→原爆ドーム前(乗客下車)→紙屋町→広電前へ回送。午後 同様に広島駅へ回送後広島駅前発14:00で1往復の予定です。なお回送ルートは私の予想です。8月、11月の運行日はまだ発表されていません。653号は普段は千田車庫で昼寝の毎日ですから、広島の街を走る姿はこれらの日だけに限られますので お知らせしておきます。詳しくは広電やRCCのホームページをご覧下さい。なお昨年8月22日の写真を添付しておきます。比治山線の回送電車です。
長期に亘って産経新聞大阪版夕刊に連載されている「昭和の電車」の作者で、迷図作家の関三平先生にお目にかかってご高説をお聞かせ頂きたいとのご希望がありましたが、私がご連絡を取る役柄で有りながら私用があり、なかなか実現できませんでした。先生への連絡はメールはされないと言うことで郵便になるため、パッパッと行きません。やっとご都合を合わせて頂いて、急遽25日18時阪急南方でとなりました。そんなわけでご希望を頂いていた乙訓の長老様はじめ一部の方達とだけの顔合わせとなりましたことを最初にお断りさせて頂きます。
先生は京都工芸繊維大学のご出身で大変な電車通でおられることは、連載している作品を見てもおわかり頂けると思います。毎回はじめに線画を描いて、それに色鉛筆やマーカーなどを使って色を付ける、その間5日ほどかかるので掲載を隔週にして貰った、などの裏話や、いつも話題に上る「バックはどこの風景やろか?」については「適当に書いています」とのことでした。しかし、元になる写真や色などには大変なご苦労と記憶力を駆使されている由、全員感心して聞き入っていました。会場となった居酒屋は、2時間厳守だったのですが、3時間以上も粘って9時過ぎにお開きとなりました。しかし、まだ聞き足りない様子で久我会長が「ホームカミングデーにお出で頂き、今日来られなかった会員にも聞かせてやって頂けないか?」と厚顔破廉恥にも切り出したのです。先生は「夜型の生活ですから体調を整えなければなりません。早くなければ行けないことも無いのですが・・・」とやや困惑のご様子でしたが、阪急電車好きの先生にP6を運転した事を武器に取り入った久我会長でした。その後、銘々が持参した先生の出版作品集にサインを頂き帰途につきました。
先日、JR西日本線が乗り放題の「おとなびパス」が一日分余ったため、近郊の特急に乗ってきました。京都から外国人で満員の「はるか」に乗って新大阪へ、折り返し「しなの9号」に乗って京都へ戻り、「スーパーはくと」の先頭車の展望席を確保し、初めて智頭急行線に乗って倉吉まで向かいました。「しなの」は標準6両編成ですが、この日は
10両編成。2両、4両の付属編成で弾力的な増結が可能となりましたが、まだ名残り乗車には日があるため、自由席の乗車効率は10%程度。いつも見慣れた車窓風景も、よく空いた特急の車内から眺めると、また違った光景に映りました。新大阪から京都まで、わずか20分あまりの乗車が、最初で最後の「大阪しなの」の乗車となりました。▲最後部10号車クモハ383-13の車内、右側に乗客が寄っているのは、単に陽射しを避けたいため ▲京都駅0番ホームの電光表示
▲そして本日、3月24日、最終日の1日前となる「(ワイドビュー)しなの9号」、おなじみ京都駅2番ホームから入線をとらえる。クロ383-7先頭の10両編成。
今年のJRダイヤ改正が近づいてきました。ひと足早く「はまなす」「カシオペア」、はたまた「特別なトワイライトエクスプレス」は運転を終え、テレビを見ると、例によって孫子のような世代が「長い間、感動をありがとう」などと泣き叫んでいます。こちら関西でも、まもなく運転を終える特急があります。大阪~長野の特急「(ワイドビュー)しなの」1往復、通称「大阪しなの」は名古屋~大阪の運転を取り止めます。
この列車に対しては「在来線の最長距離昼行特急」とか「唯一のJR3社直通昼行特急」と評されているが、大阪、京都では、「(ワイドビュー)ひだ」とともに見られるJR東海の車両であり、同時に大垣まで乗り入れているJR西日本の普通電車、朝夕の3往復も取り止めとなり、「ひだ」を除いて、JR東海・西日本相互の乗り入れがなくなる。もともと関西から長野へは、経済的な繋がりは少なく、もっぱら観光客がおもな乗客だった。ただ新幹線+「名古屋しなの」と比べると、所要時間はもちろん、料金においても、新幹線乗継料金だと4660円(のぞみ指定)で、「しなの」直通の3430円(指定)と1000円ほどの差でしかなく、在来線を乗り通す意味はなく
なった。「時間が掛かっても直通」を選好する層より「乗り換えを要してでも時間短縮」を望む最近の趨勢が、他社乗り入れを嫌うJR各社の思惑とも一致した形だ。加えて北陸新幹線の開業もあって長野方面への選択肢は広がった。そろそろ潮時なのだろう。