今日は昨夜悩んだ末、朝1番の列車でルーマニア最古の鉄道路線が残るOraviţa(オラビタ)へと向かう事にしました。
邪魔な荷物はホテルに預けて、翌日には戻ってくる1泊2日の行程です。カメラバックだけの身軽な恰好にして、夜明け前にホテルを出発しました。
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投稿者「ぶんしゅう旅日記」のアーカイブ
2015年 西方見聞録 ルーマニア鉄路の旅 Part32 Timişoara(ティミシュアラ)のトラム その4
城壁で囲まれた城内には数多くの由緒ある建造物が残り、今尚現役で使われています。これら中世時代の建造物に囲まれたティミシュアラ最古の広場、リベルタ広場(Piaţa Libertăţii)を走るトラム。設置されているのは聖マリアの像、聖ヨハネネポムク( Monumentul Sf. Maria şi a Sf. Nepomuk )です。
ただ広場の軌道はリニューアルが行われていて良いアングルでは撮れるポイントが少なく苦慮しました。観光案内についての案内はこちらをご覧ください。ルーマニア語ですが、ティミシュアラ観光案内の詳細が見れます。
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2015年 西方見聞録 ルーマニア鉄路の旅 Part31 Timişoara(ティミシュアラ)のトラム その3
2015年 西方見聞録 ルーマニア鉄路の旅 Part30 Timişoara(ティミシュアラ)のトラム その2
2015年 西方見聞録 ルーマニア鉄路の旅 Part29 Timişoara(ティミシュアラ)のトラム その1
ティミシュアラも教会の多い町で、トラム沿線の車窓からは常に目に入ってきます。ローマカトリック教会Iosefinをバックに交差点を渡るのは、2系統GT4d型の3511号編成。
GT4d型は1973年にWegmannで製造されて、ドイツのベルリンブレーメンで走っていました。その内の10編成が2002年から2007年にかけてティミシュアラへとやって来ました。
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2015年 西方見聞録 ルーマニア鉄路の旅 Part28 Timişoara(ティミシュアラ)へ ティミシュアラ北駅
▲ 15:31 オラデア駅ホームで撮影していますと駅員さんから日本人は珍しいから写真を一緒に撮ってとせがまれました。ルーマニアを旅していますといつもの事で、気軽に応じました。ツーショットを撮ってからお返しにお二人も撮られせていただきました。この女性駅員さんは「どこまで行くんだい、ティミシュアラなら次に入る列車に乗れば良いよ、ここで待ってなさいよ。」と、やさしく案内もしてくださいました。
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2015年 西方見聞録 ルーマニア鉄路の旅 Part27 Oradea(オラデアのトラム) その3
▲ オラデアトラムOTL(Oradea Transport Local)は1435㎜ゲージ、DC550V(現在は600V)で1906年に電化開業、旅客扱いが開始されました。シーメンスの電装機器を装着した2軸ボギー車のトラムの他、電気機関車牽引の貨物列車も走りました。ボロボロになっていた凸型電気機関車を復元して8月23日公園(Parcul 23 August)前のT字形トラム交差点中央に展示されていました。
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2015年 西方見聞録 ルーマニア鉄路の旅 Part26 Oradea(オラデアのトラム) その1 超低床車
▲ オラデアのトラム、OTL(Oradea Transport Local)のご自慢は、ウィーンでも採用されていますシーメンス(Siemens)製の100%超低床車ULF (A1)型トラムです。
一般に言われる低床式トラムの床面高さは300~350㎜ですが、このトラムは180㎜と世界一の低床を誇ります。動力装置は床下に置かずご覧のように床上の車体側面に収納されています。屋根にも電気機器を置くといった徹底ぶりです。車輪の車軸はなく乗用車に見られる左右独立車輪式台車が採用されました。これらによって路面や低い電停ホームからのバリアフリーが可能となり車椅子でも容易に乗降できます。車体長24,200mm、幅2,400mm、車重30㌧、出力52kw×6=312kw、最高速度70km/h。OTLではこの超低床車10編成が2008年4月より運用についています。シーメンス社のパンフはこちらへ。
2015年 西方見聞録 ルーマニア鉄路の旅 Part25 Stație Oradea(オラデア駅)
▲ オラデア(Oradea)駅の留置線で静態保存されていた142-044号蒸気機関車。動輪は4軸の1D2軸配置、最高速度110km/h、長距離の高速旅客用としてブカレストのN.Malaxaで36台、RESITAでは43台が1937~1940年に製造されています。設計はオーストリアで、オーストリア連邦鉄道(BBO)Class214をコピーしたものです。煙突横に付けられた長いデフレクターが印象的です。前照灯にも車両番号が取り付けられているのは初めて見ました。屋外とは言え綺麗に保存され、いつでも走れる(?)ように留置線に置かれているのも良いですね。
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2015年 西方見聞録 ルーマニア鉄路の旅 Part24 Cluj-Napoca(クルージ・ナポカのトラム)、夜のクルージ・ナポカ駅
▲ 夕闇迫った中世時代から続く街並みを行くトラム。この路線にはかつて、煙を噴き上げながら蒸気トラムが走りました。今日は重い靴にもめげずに鉄路・トラム沿線を歩いての撮り鉄でした。
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2015年 西方見聞録 ルーマニア鉄路の旅 Part23 Stație Cluj-Napoca(クルージ・ナポカ駅)と列車
2015年 西方見聞録 ルーマニア鉄路の旅 Part22 Cluj-Napoca(クルージ・ナポカ)のトラム
2015年 西方見聞録 ルーマニア鉄路の旅 Part21 Cluj-Napoca(クルージ・ナポカ)の鉄道駅とトラム
2015年 西方見聞録 ルーマニア鉄路の旅 Part20 Cluj-Napoca(クルージ・ナポカ)へ
2015年 西方見聞録 ルーマニア鉄路の旅 Part18 CFF Vişeu de Sus(ヴァッサー渓谷森林鉄道) 古典的ディーゼルカーに乗って
▲ 撮影途中でお会いしたおばあさん。出発する際には「行ってらっしゃい、頑張ってね」と手を振ってのお見送りをしていただきました。にっこりと送り出す笑顔がこの地の優しさを感じました。
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2015年 西方見聞録 ルーマニア鉄路の旅 番外編 ヴァセル渓谷森林鉄道からヴァッサー渓谷森林鉄道への愛称変更について
【 このナロー鉄道の愛称日本語名の変更について 】
今回のこのナロー森林鉄道訪問記事を投稿するにあたり表題(愛称)の日本語については当初悩みました。過去に訪問されたネット記事を参考にと検索しましたがヒットする訪問記はなく、購入していた地球の歩き方(ブルガリア/ルーマニア 2013~2014年版 270頁)で名付けられています「ヴァセル渓谷森林鉄道」が一般的なのかと思いこれにしましたが、投稿後に地元で呼ばれている名前(愛称名)とは違っているとのご意見をいただき、改めて調べ直すことにしました。▲ CFF Vişeu de Sus 公式HP のトップページです。
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2015年 西方見聞録 ルーマニア鉄路の旅 Part17 CFF Moldovița (モルドヴィツァ森林鉄道) 後編
▲ 13:44 昼下がりの山里、もう授業が終わったのか家路につく小学生のお嬢ちゃんたち、にっこり笑顔で挨拶をしていかれました。昔ながらの光景が広がる中に明るい姿が印象的でした。
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2015年 西方見聞録 ルーマニア鉄路の旅 Part16 CFF Moldovița (モルドヴィツァ森林鉄道) 前編
▲ 11:48 村はずれの坂道を上るBUCOVINA号機が牽引する客車列車。
CFF Vişeu de Sus では、渓谷を走る森林鉄道でしたが、CFF Moldovița は、同じ森林鉄道でも集落や放牧地の中を走ります。北に向かっていますので残念ながら順光とはならず、後方からの逆光で正面は真っ黒になってしまう事が多かったのですが、煙は綺麗に撮れました。
今日は天候に恵まれて、小刻みにチャーター列車2本を動かしながらの撮影を楽しみます。
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2015年 西方見聞録 ルーマニア鉄路の旅 Part15 CFF Vişeu de Sus(ヴァッサー渓谷森林鉄道)その5 再び山へ
▲ 今日の列車の車内には、可愛いルーマニア美人のお嬢さんが乗っておられました。お名前はANA(アンナ)さん。持っておられるのはこの地方の名物、地酒のブルーベリーアフィナタ。家庭でも作られるこのお酒はペンションでも出ました。これはワインと同じく水替わりで、この鉄道の撮影中は毎日飲んでいました。お嬢さんに入れていただくと一段と美味しくなるお酒です。
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2015年 西方見聞録 ルーマニア鉄路の旅 Part14 CFF Vişeu de Sus(ヴァッサー渓谷森林鉄道) その4 奥地から下山
▲ CFF Vişeu de Susで働く仲の良い樵(きこり)さんご夫婦。斧も背負ってはおられますが木を切るのは今はチェーンソーです。殆どの樵さんたちは、毎週月曜日から金曜日まで山に上がって働かれますが、私たちのような観光客のためにこちらで住まわれているご家族もおられます。奥さんは我々の食事の支度もされていました。
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